PCが壊れて起きたわらしべ長者的できごと

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右側のかごの中にHDが入っていました。XPS8300のHDは
ネジで固定されてましたがその後のはもっと取り出しやすそうです。
意外とかんたんに外せたのはXPSが拡張前提のPCだからか。


10月22日
午後、PCの電源ボタンを何度押しても電源が入らなくなった。
今年一年のデータのバックアップは全く取っていない。焦るわたくし。
現在執筆中の本の原稿をもう一度書けるとは思えないし、
何よりも今年一年分の写真が失われるのがチョー痛い。虫とか農家とか牛とか。

出張用のSurface3で「電源ボタンを押しても電源が入らない」で検索すると、
電源ユニットかマザーボードの故障であることがわかった。HDDは無事のようだ。
Dellのサポートに問い合わせメールしてSurface3で仕事。

10月23日
問い合わせメールに返事がなかったのでDellのサポートに電話。
中国人っぽいおねえさんに「電源ユニットかマザーボードの故障、
修理見積もりを送るのでご検討ください」と言われた。HDDは無事そうである。

「電源の入らないPCからHDDのデータを取り出す」で検索し
HDDを物理的に取り出してSATAケーブルで別のPCに繋げば、
古いHD内のデータを救出できることを知りAmazonでケーブルを注文。

Dellのサイトで新しいPCを物色。即納&10万円以内のタワー型PCは
一台しかなく、選択肢は全くないことがわかった。

10月24日
朝イチでDellの購入サポートにチャットで相談。
XPS8920(即納モデル)とナントカという即納できないモデルでは
ナントカのほうが性能がいいが納入に2週間くらいかかると言われる。

金額の差は4,000円。即納じゃないけど搭載メモリは16ギガだし、
SDD+HDDだし高性能だし、それにしますと返事してチャットを終了したが、
Surface3のふかふかしたキーボードを2週間以上メインで使うのムリ、
と急にSurface3に飽き飽きしてやっぱりXPS8920を注文。

午後、SATAケーブルが届いたがSurface3のHDは容量が小さいので
新PCが来るのを待ってデータを救出することにした。

10月25日
午前中に商品発送メールが来て午後に新PCが届くことがわかる。Dell早っ!!
7時にPCが届いたがセットアップすると頭が熱くなるのでやめといた。
後日やめといてよかったことが判明。

10月26日
岡山県新見市に出張。出張中に修理見積もりメールが来たが30,000円だった。
新しいのを買ったので修理しないとおねえさんにお返事。
そう言えば最初の問い合わせメールの返事が来ないけどどうなったのかしら。

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HDを取り出してSATAケーブルに繋いでみた。商品名は
SATA-USB3.0変換ケーブル(サンワサプライ)3,000円程度。
接続部分に電源スイッチが入ってるのがよくてこれを選択。



10月27日
新見市日帰りのせいかシュタイナー先生がおっしゃる「アストラル体」が
東京に帰ってきていないらしく、午前中は何もできずひたすらぼんやりする。
午後になりアストラル体帰還。元気が出たのでセットアップしようと
ディスプレイにつなごうとしたらPC側の端子がVGAでないことを発見。

「ディスプレイ ケーブル」で検索したらXPS8920の端子はデジタル信号を送る
DVI-DでアナログのVGAはつながらないことがわかった。ひいいいー。
もしかしたらアダプタがあるかもと、近所の家電量販店に探しに行く。

DVI-IならあるけどDはデジタルだから信号の変換器がないと映らないし、
そのアダプタは売ってない、しかも高いと売り場にいたSONYのお兄さんに言われる。
どちらにしても今のディスプレイは使えないことがわかった。

余計な出費にやさぐれた気持ちになり一階のスーパーでビールを買う。

ビールを何本買おうかと考えつつDellの購入サポートとチャットしたら
今日発注しても最速で届くのは10月30日になると言われる。
ディスプレイを買いに再び2階へ。
このあとの作業を鑑み、ビールは飲んだくれない程度に2本購入。

ディスプレイ売り場でDVI-D対応表示を見ていたらJ-COMのお兄さんに声をかけられた。
「21ワイド型が欲しいがどれがいいかわからない」というと在庫を見てきてくれたが、
結局在庫はひとつしかなくて、PC同様選択肢はなかったことが判明。

予定外の出費に心が折れていたせいか「J-COM加入者にオトクなauの携帯契約」
の営業をされるため、なぜかauのカウンターに連れて行かれる。ううううう。
docomo一筋18年のわたくしがなぜこんな話を聞いているのかなどと思っていたら
明日か明後日契約すると電話料金が半額になり無料でXperiaがもらえると言われた。

「明日来てくださいね!!!」 気の良さそうなauのお兄さんには申し訳ないが、
「どうせこないけどな!」と思いつつ愛想をふりまきディスプレイを持ち帰る。
パッケージを開いてみると付属のケーブルがVGAケーブルで、DVI-Dではなかった。

うううううう ちゃらり~鼻からぎゅ~にゅ~(号泣)

ガックシと肩を落としてDVI-DケーブルをAmazonで注文。
何もかもどうでも良くなり飲んだくれることにした。

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つないでしばらくするとPCがフツーにHDを認識するので開きます。
ちょっと時間がかかってメッセージが出るけど気にせずOKを押します。
しかしアドビやOfficeはアンインストールしなくても再ダウンロード可能なのに、
ATOK2015はそういうのいっさいできず2017を買えとのこと。二度と買わん。



10月28日
昼前に到着したDVI-DケーブルでディスプレイとPCとつないでようやくセットアップ。
一通り終わったら心が落ち着き、auのお兄さんの言葉を思い出す。

携帯料金が半額になるって言ってたなー。新しいXperiaちょっとだけ欲しいかも。
っつか月4,000円安くなれば電話料金一年分でディスプレイ代が出て
お釣りが来るのでわ? んで新しいXperiaってめっちゃオトクなのでわ!!!
↑ 我に返った瞬間。

お店に行くと昨日見積もりを出してくれたお兄さんは接客中で、
彼の成績にならないのでは申し訳ないと思ったがそういうのは関係ないらしい。
違うお兄さんに対応してもらい無事契約を終了した。

やったあ!! バイバイ! アホほど高い電話料金!!

さらにキャンペーンだとかで「GOOGLE HOME」が無料でもらえ、
さらにさらによくわからないが4000ポイントくれるとかで、
ちょうど特売中だったNespressoのコーヒーマシンを半額で購入。

とりあえずあぶく銭は使わないとな!!!

予定外(号泣)のディスプレイを買ったらなぜかいろんなモノをもらえ
まるでわらしべ長者のようだったなー、これも日々の精進のたまものかしら。 
などと思いつつお家に帰ってオオクニヌシノミコトにお礼を言いました。

10月30日
古いPCのHDをビクつきながら取り外し、SATAケーブルで慎重に繋いだところ
きちんと認識して必要なデータがすべて取り出せた。ひゃっほう!!
しかしiTunesの音楽が何ひとつ取り出せず、悲しいわたくし。
Appleどうよ。PC(Windows)が壊れたときのことを考えといてよねもー。

つーことで、PCが壊れたあと10日間のできごとを書いてみました。
いろいろ勉強になることが多かったです。

今回の教訓
1.作業中のものはクラウドに保存する
2.ひと月に一度外付けのHDDにデータを保存する
3.携帯の電話帳は定期的にSDカードにエクスポートする
4.メールアドレスはできるところからすべてGmailに一本化する
5.Atokは二度と購入しない


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さよなら、大地を守る会

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農家のおじさまたちと過ごした時間は宝石のようにキラキラしていました。
産地担当になれてほんとうによかったです。
農家の方々みんなにありがとうございましたと言いたいです。



9月30日、わたくしが18年間勤務していた大地を守る会がなくなり
10月1日からオイシックスドット大地になった。

大地宅配というブランドは残るため「消滅」ではないが
そのうちどんどん変わるだろう。でもまあそれでいいのだ。
結果として取り扱う野菜の量が増えて有機の畑が増えればいいのだ。

わたくしは、大地を守る会で、PCの操作、デザイン、文章力、編集、
交渉力、マネジメントなどに加え、イベント運営やその手法など
さまざまなスキル及び知識を身につけることができた。

これらはすべて今の仕事のベースになっており、
まさに「大地を守る会あってのわたくし」である。
藤田さん、入社させてくださってほんとうにありがとうございました。

さて、わたくしの入社は1992年6月である。

ちょうど「食の安全」に興味を持つ人がどんどん増えてきたところで、
手狭な調布から市川塩浜に事務所を移したところだった。

それまでは人・金・時間など余裕がなくて思うとおりにできなかった運動を、
これからやっていきましょう! とかで、原発反対、牛乳パック・低温殺菌牛乳、
学校給食、米、ごみ問題などのさまざまな活動を始めたところでもあった。

わたくしが配属された広報室には「運動局」という部署ができ
市民運動方面で著名な方が専任で配属されたばかりでもあった。

そしてさまざまな「体育」ではない「運動」が目の前で繰り広げられ
運動なんてヤダヤダヤダヤダヤダと思いつつ、広報という仕事柄関わりが深く
いつの間にか体の芯までしみ込んでいたことに気づくのは退職後である。

1990年代は有機農業及び環境関係でさまざまなことが大きく変わった10年で、
入社して数年後には「なんちゃって有機農産物」排除のための
「有機農産物ガイドライン」が制定された。

もんじゅが稼働するとかでフランスから日本にプルトニウムが運ばれてきたり、
士幌農協で放射線照射ジャガイモがつくられはじめたり、
六ケ所村に放射性廃棄物処理施設ができたりと原発関係も賑やかであった。

そして1997年からは遺伝子組み換え作物反対運動が始まった。

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大地を守る会の落葉果樹生産者は地域の名士、その作物の先生などと
言われる人がとても多くて、畑で話を聞いてるだけですげー勉強になりました。
その知識があるのとないのとでは聞ける話が違ってくるので、
今でもとても助かっています。



大地を守る会はこれらすべてに反対し、問題提起し、いろいろな形で関わり、
わたくしは広報(その後制作)として関わり経緯を見つめることになった。

2000年、反対運動も虚しく有機JAS法が施行され、
わたくしは制作から生産部門に異動し
産地担当として有機JASの取得を勧めることになった。

反対してたのになんで推奨するんだっけ? とちらりと思ったが、
反対の理由すらよくわかっていなかったので粛々と進めた。
今ではちゃんと説明できるので当時のわたくしに説明してやりたい。

わたくしは全国の落葉果樹産地を一括で担当し、
2002年の無登録農薬事件の際には思い切り振り回された。
この事件のあと、農業関係の法律がゴソッと変わり
手のひらを返すような農水省の対応に唖然とした。

まず農薬取締法が、その後食品衛生法の残留農薬基準値が変わり、
「すももとさくらんぼにまける農薬がなくなるじゃんか!!」とか
「暫定農薬の申請を県にしてください早くして早く早く!!」とか産地に要請し、
地元のJAとか全然対応してないよー(泣)と言われてチョー焦ったりした。

ポジティブリスト制でデフォルト数値が0.01 ppmになると聞いたときには、
そんな基準じゃ市販の野菜や果物は売るものが無くなるよねとか思ったが、
とくに問題ないようであった。おかしいなー、0.01ppm だぞ。

2001年にはBSE問題が起こり、他では全くそんな対応をしていないのに、
大地を守る会はバカ正直に牛の流通を止めてニュースに出たりした。
わたくしはそのとき初めて「大地ってエライなー」と誇らしく思った。

それ以前に大地を守る会のことを誇らしく思ったことがなかったのは
わたくしが「広報」という部署でふわふわと働いていたからだ。

広報の仕事は中空に浮いている概念や思念を画像や言葉にして人に伝える
というもので、見たままを自分の言葉で創作するけど「リアル」ではない。
ものを動かすことはできないし金銭も発生しないし交渉もしない。
ひたすら美しい物語は書けるが中身がないとも言える。

産地担当は農家のおじさま方とリアルで生臭い話をする。
彼らの家族の生活を成り立たせる「お金」の話をし、作物の価値について考え、
作物を通じて消費者の、また、農家の生活に対しても責任を持たなくてはならない。

宙に浮いていたわたくしは地面に降り立つ必要があった。というか、
おじさまたちと飲んだくれているうちに地面に足がついたって感じで
ある日気がついたらわたくしは自分の足でしっかり立っていた。

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「女の産地担当なんか信用できない」とか「夜叉」とかあだ名されましたが、
あとでずいぶんかわいがってもらえたのは、わたくしがニブいからでありましょう。
鈍くてよかったなー



仕事には世のため人のため、地域のためにすべきこと「しごと」と
自分の日々の生活のためにお金を稼ぐ「稼ぎ」の2種類がある。
わたくしは今「自分のしごと」をしているのだと思った。

作物を仕入れてどんどん売ることで有機の畑が増えれば地域が変わる。
農薬の使用量は減り環境は破壊されず今よりも良い世界になるはずだ。
売って売って売りまくるのだ! 野菜を売って世界を変えるのだ!

2006年に産地担当から編集に、いやいや異動してすぐに、
大好きだったりんご農家がお亡くなりになった。

この農家は今の日本で栽培されている着色系のふじを最初に見つけた人であり、
りんご栽培に多大な貢献をした人でもあるがその実績をあまり知られていない。
わたくしはそのことを知っていたのにきちんと伝えられなかったことを悔やんだ。
そして情報発信部署に「部署長」として異動したのには意味があると考えた。

地に足の着いた情報を発信するのだ。リアルな情報、浮わついていない情報を。

わたくしのなかに「核」ができたのはこのときである。
それ以来ときどき揺らいではいるけれどあまり本質は変わらない。
足はまだ地面にべったりついている。

大地を守る会は無くなっても、わたくしの「核」はそのままで、
そこにはすでに失われた大地を守る会らしさが脈々と息づいている。

辞めた同僚のなかにもこれらはさまざまな形で残っているはずだ。
だからすこーしだけさみしい気がするけどとくに問題ない。
同じ時間を過ごした人たちとはまだつながっている。
目には見えないけどきっと何かが。

長い間ありがとう。そしてさよなら、大地を守る会。


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テロワールと地理的表示の可能性について考えてみた

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京都のブランドたけのこ「シロコ」とか登録されてないかなーと思ったけど、
されてませんでした。というか、高齢化で品質が一定しないので、
大量に販売するのむずかしいって記事を見つけました。悲しい(泣)


先日、日本農業新聞に「地理的表示制度」の登録数が
35品目になりましたよね、という記事が掲載されていた。

記事の主旨は「家族経営の農家が地理的表示登録品目を守ってきた。
小規模な家族経営の農業者を大切にしなくては」的なものだった。
でも地理的表示制度(以降GI制度)ってそもそもそういう性格よね。

さて、GI制度とは、EUをはじめとする世界100カ国以上で導入されており、
簡単に言うと「地域ブランドの保護」が目的である。

基本的には国内での保護が主だが、GI制度がすでにある国と条約を結べば、
その国でも日本の登録品目が保護されることになる。

商標登録によく似ているが、商標権は個人が申請する私権であり、
管理や侵害された場合の訴訟等も個人がしなくてはならない。が、
GI制度は国のお墨付きのため、そういった介入は国が行う。
介入どころか監視もしてくれるのだ。すげーなGI制度。

また、GI制度の登録は生産工程管理を含めて行うため
品質についても一定以上のレベルが担保される。
商標では品質のレベルや生産工程管理は保持は登録上とくに関係ない。
ブランドの質と中身が違うということだ。

大きく違うのは、GI制度は「地理的」表示というその名の通り
「地域との結びつきが強固なものに対して与えられる」のであり、
なんか最近あのへんでいちごつくってるし人気あるから
地名つけて売っちゃおう、みたいなものは登録できない。

登録品目35品を見てみればそれは一目瞭然なのだった。
ちなみに神戸ビーフ、但馬牛、黒崎茶豆、鳥取砂丘らっきょう、市田柿など、
「あら、ウチの名産が」的なものがたくさんあるので楽しいです。

GI制度は基本国内に適用なのだが条約を締結すれば海外でも保護される。
現在決まっているのは、タイとベトナムの2国のみだが、
進行中のEUとのFTA交渉では、EU側の関心事項として
テーブルに上がっているからそのうち締結されるだろう。

また、GI相互保護はTPPでも検討されていたが米国が乗り気でなかった。
TPPで締結されれば一気にGI制度に登録した商品が保護されるから、
日本の知的財産権の保護につながっただろう。

とっかの国の「偽物神戸ビーフ」「偽物さくらんぼ」などで
ブランドを傷つけられることもなくなるのだがしょうがないのだった。

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GI制度登録商品の写真で唯一持っていたもの「東根さくらんぼ」。
「山形さくらんぼ」ブランドは、生産量よりも多く出回ってるとか
よく言われますが、GIで保護されるとそういうのできなくなります。



んで、テロワールである。

テロワール(Terroir)

「土地」を意味するフランス語terreから派生した言葉である。
もともとはワイン、コーヒー、茶などの品種における、生育地の地理、
地勢、気候による特徴をさすフランス語である。
同じ地域の農地は土壌、気候、地形、農業技術が共通するため、
作物にその土地特有の性格を与える[1]。(Wikipedia)

これはワインに限った話ではなくその他のもの、たとえば
コーヒー(ブルーマウンテン)や紅茶(ダージリン)などにもあてはまる。
どちらもその地域の気候や土質、製造方法などが関連するからだ。

というか実はこれ、黒埼茶豆にも鳥取砂丘らっきょうにもあてはまるのだ。

日本にはその土地の気候や土質、地理上の特性を活かした農産物が多い。
登録はされていないがだだちゃ豆などがそうである。

よその地域で栽培しても同じ味にはならないし、
タネをもらって植えてみてもうまくつくれなかったりする。
これは土質や気候だけでなく、微生物やもしかしたら昆虫など
地域の環境全体が栽培や生産に必要ということだ。

ってことはこれもテロワールでしょう。

EUではGI登録商品は一般の商品よりも高値で取引されており、
日本では登録後後継者が増えた例(砂丘らっきょう)があるらしい。
(農水省の地理的表示法についての資料に書いてありました)
海外に広がるとさらにさらに可能性は広がる。

国内では、メジャーではなくても地域で連綿と消費されてきた、
地元ではあたりまえでも一般には全く知られていない特産品がまだある。
それらの知名度が上がると地域活性につながるかもしれないし、
経済的な効果が実際に上がるかもしれないのだった。

すげーおもしろい!!

消費者的には単に「おいしい」とか「めずらしい」だけでなく、
その「もの」が生まれるまでの物語を知ることが、地域の環境、
そして自分が住む日本という国の食や環境の多様性を感じる素材となる。
ついでにいうと、その作物が保護=環境も保護されるのではあるまいか。

つーことでわたくし的に現在「テロワール」に興味津々で、
そういうものつくる「場」を見に行きたいなーと思っております。


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対談で知った自分の偏りにビミョーにショックを受けた件

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対談当日は「黒・紺以外の服装で」と指定がありまして、基本的にわたくし
黒・グレー・紺というような色の服しか持っておらず、買いに行きました(泣)
これを機会に明るい色のお洋服を買おうと思いました。まる。



『クロワッサン』という雑誌が今年で刊行40周年なのらしい。

わたくしの母は創刊間もないころから愛読していて、
高校生のころ、わたくしもなんとなく読みはじめた。

大阪に4年間行って帰ってきてからも『クロワッサン』は家にあり
「男女別姓」とか「フェミニズム」とか「女性も自立すべき!」 
的な考え方はこの時期のクロワッサンで知った。

その後働くことになった大地を守る会のことも
実は『クロワッサン』の「安全な食材特集」で知ったのだった。
インタビューされていた戎谷徹也氏は入社後の上司である。

などという妙な縁。というか、『クロワッサンは』
ふわふわした、自我がまだ固まっていなかったわたくしに
良くも悪くも影響を与えた雑誌なのだった。

というようなことを今回しみじみと思い出したのは、
40周年の企画のひとつ「ふだん食べるものだからこそ
おいしさと安心を次の世代へ」という対談に参加させてもらったからだ。

対談ではふだん食べているものを紹介させていただいたが、
微妙に自らの偏りを明らかにしてしまっており、
話していくなかでわたくしはほかのお二人と自分の違いをしみじみ知った。

以前お友だちに「食材原理主義者」と呼ばれたことがあったが、
確かに「食べものは何でつくられてるかが一番大事」とか思っており、
(人さまには押し付けないが)自分はここんとこ絶対譲りませんから!!!
的なかたくなさがある。あとおいしくないものがキライだ。

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日々使っている調味料やお豆腐など3人分のリストが掲載されてます。
それぞれ味見してみていろいろ発見があって楽しかったです。
しかしエシレバターってなんであんなに高いんだ。



メディアで安くておいしいとか紹介されてても別に食べたくない。
食べものの価格を抑えるためには原料価格を抑えなくてはならず、
劣悪な原料からおいしいものなどできないと想像できるからである。
加工品をもれなくおいしくするたんぱく加水分解物の味もキライだ。

そもそも食品添加物とか入ってるのは全く眼中にない、というか
そういうことより、食品をつくってる人を知ってるのが大事! とか、
有機だからって輸入オーガニックどうなの? 
それは日本の農業のためになるわけ? みたいな
さらにかたくななものさしで食べものの価値をはかっており、
書いててあまりのかたくなさに現在身震いしているわたくしです。

でもさあ。そんな氏とか素性とかどうでもよくて、
単純に「おいしい」でいいんじゃないの? 
なんちてお二人を見ていてちらりと思ってしまったわけです。

反省。でもたぶんいまさら変われないううううう。

というような偏ったわたくしを選んでいただいてありがとう
と『クロワッサン』の編集の方にはお礼を言わなくてはならない。
ありがとうございました。

その偏ったわたくしが何をオススメしているか、
ぜひ誌面でご確認ください。あ、あとひとつだけ。
なかに3人とも絶賛した食品がひとつだけありました。
それが埼玉県本庄市のもぎ豆腐のつくる三ノ助豆腐でした。

さすがです、もぎ豆腐。やっぱ原料大豆が違うからでしょう。
あっ、また食材原理主義的発言が。まあいいか。

ということでメディアに露出しましたというご報告でした。
紹介した商品が売れるといいなー。



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60歳になったら半狩猟採集農耕半Xってのはどうだ

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農作業と言えば長袖長ズボン農家のオバチャン帽子に
顔手ぬぐいです。ワンピースとエプロンなんてあり得ません(偏見)。



半農半Xってしばらく前に話題になっていたでしょう。
わたくしこれについてかなり否定的な気持ちを抱いておりました。

当時わたくしは大地を守る会で働いておりまして、
有機農業の畑を増やすことを自分の使命だと考えておりました。

当時の仕事は情報制作でしたが、わたくしの発信する情報によって
消費者会員が増えて野菜が売れる→契約農家の作付けが増える
→取り引き農家も増える→有機農業の畑が増える
→環境負荷が減って虫や小動物喜ぶ→なんかわかんないけどみんなハッピー、
なんて思っていたわけです。

そういう勝手な使命に燃えまくって仕事をしていたせいか、
同僚や部下、さらに取り引き農家からも「コワイ」と言われ、
「夜叉」とかあだなされたのかもしれません。いやはや、反省しています。

わたくしが会社をやめてしばらくして会ったほとんどの人が
「なんか顔が穏やかになったね」と言いました。
オニのような形相で仕事していたのか自分、と今さら反省しています。

ともかく、そのような使命に燃えまくっていたせいか、
移住して半分農業やって自給自足生活ナチュラルでステキみたいなのが
自分はいいかもしれないけど日本の農業の役には全く立たない! 
なんていう、非常に狭量な考えで半農半Xを否定しておりました。

「なんかスローライフしたい」くらいの感じで移住して当初は喜ばれたけど、
畑を草ぼうぼうにして近所の人とうまくいかずに撤退してしまい
これが原因でまじめに農業しようとして来た移住者が入りづらくなったりとか、
孤立したままそこに居続けやっぱり移住者が入りづらくなったとか
そういうウワサを聞くにつけますます否定的な気持ちは募っていきました。

半農半Xの人とは、コットンリネンのほわっとしたワンピースを来て
なぜか頭にターバンを巻いて化粧っ気がないすっぴんの女の人で、
パンとか焼いてナチュラルライフわーステキみたいな感じ(想像)ですが、
そんなカッコで農作業したら泥だらけになるしそもそもその長靴機能的にどうなの、
ターバンよりも日焼け防止は顔手ぬぐいと農家のオバチャン帽子でしょう! 
とか非常に狭量な感じの毒を吐いていた記憶がありますのですが、
その偏見力に現在のわたくしが驚いております。

しかししかし。人は老いるものです。

老いてなお怒り続ける人もいらっしゃるでしょうが、わたくし的には
「多様性のひとつ」と考えれば好き嫌いはともかく、許せない的な事象は
このところバンバン減り続けておりまして、半農半X別にいいじゃん、
自給自足も別にいいじゃん、などという境地に達することができました。

さて、猪瀬直樹氏がまだ東京都知事になる前、何かのインタビューで
「能力のある人は50歳で独立。その後20年その仕事を継続する。
50でやめれば後進のジャマをすることもなくていい」と言っていました。

なにしろヒトの能力が衰えるのは75歳以降です。
70までは働きたいではありませんか。
しかし50歳で独立できる能力のある人は限られそうです。

そこで農業というお仕事について考えてみます。

現役を引退したおじいさまやおばあさましかできない作業が
農業には存在します。

ばあさまはゴマの選果とか豆の収穫、じいさまは草取りとか木の誘引など、
バリバリやってる人にはできないけどしなくてはならない小さな作業を
息子世代に言われるまでもなくみなさん粛々とやっています。
年を取ったらする作業というのが決まっているのかもしれません。

農業とはいくつになってもできる仕事がある職業であります。
働く=誰かの役に立っていると実感も得ることができます。
日々体を動かす必要がありますから健康維持にも役立ちます。

つーことは、定年で退職して農業に新規参入っていいんじゃないの?
なんちてしばらく前から考えているわけです。

もちろん儲かってる大規模産地に素人が入る農地なんてありませんし、
ベンツと同じ値段する機械が必要な米とかに参入するのはムリですが、
耕作放棄地が増え続けている中山間地などに入るのは可能かもしれません。

自分の食べる分だけ耕作すればヒトの迷惑にはならないかもしれないし、
作り過ぎて直売所で売るとか小さな欲が出ればさらに長生きしそうです。

ということで我が身の来し方を振り返ってみて、そう言えば24歳くらいのころ
いつか自分のお家の前に5畝くらいの畑を持って野菜を栽培し、
庭にはりんごやゆずなどの果樹を植え、鶏とヤギを飼って自給自足して
自分のつくった野菜とヤギ乳のチーズでカレー屋さんをする、
なんていう激甘な夢を見ていたことを思い出しました。

大人になったわたくしはヤギ乳は飲めないしヤギ肉もキライなので
とくにヤギはいなくてもいいかもしれません。その代わり、と言ってはアレですが
わたくしは現在狩猟免許を持っており散弾銃も持っております。
そして今年、全日本ジビエ協会では特許出願中に画期的な罠を売り出します。

つーことで、半狩猟(鳥)採集(野草・きのこ)耕作(野菜・果樹)で自給自足し、
半X(あと6年でベストセラー書くとかジビエ協会の罠の行商するとか)で
もしかして60過ぎたら半狩猟採集農耕半Xでイケるのではないか!
なんてゆー妄想がどんどんふくらんでいる昨今のわたくしであります。

そしてそうなった場合のわたくしの衣装は
コットンリネンのワンピースと白髪かくしのターバンにすべきか、
迷彩柄のつなぎに目が潰れるほど鮮やかなオレンジ色の猟友会ベストにすべきか
どちらがステキに見えるでしょうかみなさま。

やっぱ猟友会ベストかな。目立つし。

そんなことを妄想し始めるとウキウキして夜も眠れませんよ。
あと6年、なんか東京でなくても日銭を稼げる仕事を見つけよう。


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新年に思う、某D社とOisixの経営統合の件

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あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。

年末に某D社とOisixの経営統合というすごいニュースが入ってきましたが、
よく考えてみたら自分的にはスゴイけど、世の中の人の多数には
そうでもないかもしれないなと思ったりする今日このごろですが、
みなさま、新年はどのようにお過ごしでしょうか。

あ、ちなみに某D社とはわたくしが18年ほど勤めておりました
(株)大地を守る会のことで、今年の秋にはこの社名はなくなるらしいです。
聞き及んだところでは、Oisixの社員の方は社名がなくなると聞き、
涙を流した方もいたとか。ううううう、なんてステキなんだ。

大地を守る会の社員にはおそらくそういう人はいなかったでしょう。
なぜなら入社して少しすると「宗教か!」とかお友だちに言われたりして、
大地を守る会って名前、ヤダなーと思う人が多いからです。

Oisixの社員の方は自社の(社名の)ことを愛しているのだなと
しみじみ感じ入ってしまいましたよ。

さて、Oisixの社長・高島さんという方をわたくしはよく知らないが、
2009年に行われたグリーンエキスポで講演を聞いたことがある。

いくつか感銘を受けた内容は以下のようなものであった。

1.Oisixは消費者が楽しい食卓を演出するためにある
2.生産者を評価するしくみを持っている
3.WEBのTOP画面には個人ごとに出て来る商品を変えている

まず1でわたくしは長年Oisixを誤解していたことに気がついた。

大地を守る会は生産者と非常に緊密なやり取りをしていて、
週に一度は絶対に電話するし、何かあればすぐ行く(当時は)。
農家の親子関係とか知らなくてもいいことまで知っていたりして
他社にはできない生産者との関係性を持っている会社だ。

こういう関係性に裏打ちされた生産者情報は大地を守る会のキモだが、
情報媒体は当時主に紙しかなかったため、出せる情報には限りがあった。
紙媒体は原稿締め切り→印刷という流れを踏むため、
情報を出すのに最短で1週間かかる。また限られた紙面には文字制限もある。

わたくしが産地担当をしていた当時、担当産地の数カ所がOisixと取引していたが、
2002年頃、大雨だか台風の被害が出たとき、わたくしは紙とWEBの違いを痛感した。
産地の状況を聞いても消費者にリアルタイムで伝えるすべがないわたくしは
Oisixのサイトでその生産者の被害状況がUPされているのを発見した。

「やられたー」と思ったのと同時に非常にうらやましくなった。
ああ、WEBという媒体のメリットってこういうことなんだ、と思った。

紙媒体ではないから文字数に制限なく情報は出し放題である。
そして、その情報の内容は愛にあふれていた。
あとで産地担当が書くのだと聞き、さもありなんと思った。

大地を守る会の一番いいところであるはずの情報を
Oisixが自由自在に扱っているのをまざまざと見せつけられ
大地を守る会のいいところを全部持っていかれたような気がした。

しかし生産者情報をバンバン出すから生産者のことを考えている、わけではなく
複数の生産者から「Oisixって大地みたいな作付契約はないのよね」とか
「急に今年はいらないって言われたのよね」とか聞いていた。

そういうのってどうなのか、それでいいのか!!! 
有機農業運動にどっぷり首まで浸かっていたわたくしは
Oisix許せん! と思った。

そして、大地を守る会を辞め高島さんの講演を聞いた2009年に、
その理由及び妥当性がわかった。わたくしはOisixを誤解していただけであった。

WEBに生産者情報を出すのは生産者のためではなく消費者のためである。
生産者情報がふんだんに出る=生産者のことを考えている、と
大地イズムでわたくしは勝手に勘違いしていたのだった。

何もかも「消費者の楽しい食卓のため」と考えると
すべてのことに筋が通っていた(2009年時点。その後はよく知らないの)。
それは2の「生産者評価のしくみ」にも通ずる。

「オレのトマトは世界一おいしくてよう!!」と自慢するトマト農家に
「他の人のトマトを食べたことあるか?」と聞くとだいたい「ない」と言う。
世界一おいしい(自称)トマトは基本的においしくないことが多いが、
そう指摘しても「おまえにわかるか」とかで聞く耳を持たない生産者は多い。

食味の評価は数値化がむずかしく客観的な評価がしづらいものだが、
Oisixでは「消費者の投票」という非常にわかりやすい評価軸を設定し、
さらに上位の人々を年に一度表彰するというイベントも行っていた。

上位生産者には翌年の作付が優先されるし、皆の前で表彰されれば
生産者のモチベーションは上がる。「おまえにわかるか」的な文句も出にくい。
「消費者」というツールを使って生産者を客観的に評価するしくみをつくるとは!

すげーなー!!! とわたくしは素直に感動した。

食味も品質も悪い大地を守る会の数名の農家の顔が頭に浮かび、
大地でなぜ思いつかなかったのか!!! と自分の頭のかたさを悔やんだ。
こういうのって簡単そうに見えてなかなかできない。
何もかも新しい考え方のようにわたくしには思えた。

大地を守る会は老舗であるぶん生産者とのつきあいが長く、
生産者に寄り添っているからこそできないことが多い。
しかし今は「有機農業」ではなく「オーガニック」な世の中である。

老舗の流通や生産者はまだ「オーガニック」に乗り切れておらず
有機農業運動的な頭でものごとを考えがちである。
生産者を評価するという一点だけでもじゅうぶんにやりきれてはいない。

それは「生産者に寄り添う流通が評価などもってのほか」的な
深層心理によるものだろう。消費者のメリットには全くならないのだが、
産地に寄り添いすぎてそのような判断ができなくなっているとも言える。

今回の経営統合は、消費者のためだけを考えているOisixと
生産者ありきの大地を守る会という真逆の方向を向いているふたつの流通が
一緒になるという、客観的に見てもどうなっちゃうわけ? 的な
不安をめちゃくちゃかきたてるものでもある。

しかし、設立以来40年有機農業界に君臨してきたのはいいが、
いろいろなところでサビつき、ほころびも見え少し加齢臭がする大地に、
新しく、非常にイキのいいOisixの風がびゅんびゅん吹きこめば、
考え方やしくみが柔らかくなり、刷新されるのではないか。

どちらにもそれぞれにないものがあり、いいところがある。
うまく合体できれば良いものになるはずだ。

さらに、大地を守る会にはOisixが持っていない素晴らしいものがある。
今までじゅうぶんに評価できず活用もできていないが、
「ほんとうにおいしいものをつくる個人農家」である。

消費者会員数の多い大地を守る会ではできなかった、この宝石のような
「おいしいものを作る人たち」限定の野菜やくだもの販売など、
WEBだからこそできるさまざまなことがあるはずだ。
もちろん情報の出し方も同じだ。

わたくしはふたつの真逆の成り立ちを持つ流通が合体して起こる化学反応を
今からとても楽しみにしているのだ。ワクワク。

そして大地を守る会はいいところをきちんと主張してOisixに飲み込まれないよう
社員の人々に今少しがんばってもらいたい気もしております。

あと今までおいしいものを作ってこなかった生産者の人たちは
少し危機感を持ったほうがいいかもしれません。
食味及び品質を、よりシビアに評価されることは間違いないと思う次第です。


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プロフィール

ほんたべ

Author:ほんたべ
手島奈緒
おいしい食べものをつくる人を紹介したり応援したりしております。ブログをまとめた著書『いでんしくみかえさくもつのないせいかつ』(雷鳥社)『まだまだあった! 知らずに食べてる体を壊す食品』(アスコム)『儲かる「西出式」農法』(さくら舎)など。現在ハンター修行中。

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