師匠(西出隆一さん)の本を書くことになった!

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北海道の農家のところを西出さんと回った時の写真。
現代農業等で使いまくられております。このときに西出さんの言うことが
ようやくわかるようになったって感じだったなー。



わたくしが師匠と仰ぐ西出隆一さんと初めて会ったのは
2006年3月、某D社の生産者会議「土づくり会議」で
西出さんを講師にお招きしたときのことだ。

「今回の講師どんな人?」
「んー、トマト農家。よく知らないんだよねー」と担当のY原くん。
どんな人なのかなー。名前聞いたこと無いぞ。

西出さんに講師を依頼した某取締役に聞くと「とにかくスゴイんだよ」と言った。
さらに「質問するとなんでもバシッと答えるんだよ。スゴイんだよ」と言った。
「スゴイんだよ」としか言ってないし全く返事になってないけど、
彼がそう言うのだから何かとてもスゴイのだろうと思った。

ということで、ウェブで「西出隆一」と検索してみたら
素人が作ったようなサイトがヒットした。
そのサイトにちんまりと西出さんの写真が出ていて、
理由も何も書いてなくて「師匠」と呼ばれていた。

「はぁ? なんなのよう、師匠って」

先生とか師匠とか呼ばれる人のことを信用しないナナメなわたくし。
かんべんしてよって感じだったのだが、
今では自分が「師匠」とか呼んでるのだった。どーなのよ自分。

ともあれ「師匠」と言われるだけのことはある方です。信じてください。

さて、土づくり会議での西出さんの講演というかお話は衝撃的であった。
わたくしのナナメの姿勢があっという間に前のめりになったほどである。
何が衝撃だったかというと、有機農業で起きるさまざまなことに
すべて原因と理由があると言われたことだった。

たとえば病害虫の発生。

正しいきゅうりの形
作物の姿形を見れば、正しい生育をしているかどうかがわかると師匠は言う。
このきゅうりは上から下まで葉の大きさが同じである。その他、新芽の太さ、
色合いなどからも、順調かどうかがわかるのだ。スゴイでしょ?



一般的な慣行栽培では農薬を散布する。
有機農業ではガマンする。
ガマンしない人は自家製資材を散布してみたりする。

自家製資材というのは酢と焼酎を組み合わせた忌避剤とかで
人それぞれいろいろなものを作っていて倉庫の隅っことかで
粛々と発酵してたりすることが多い。

中にはすごくよく効く(と農家が言う)ものもある。
その自家製資材のことを聞くたびに
わたくしはほんのりと疑問に思っていた。

農薬と自家製資材ってさ、出たらまくもんでしょ?
対症療法という意味ではおんなじなんじゃないの?
慣行では農薬、有機では自家製資材。役割としては同じだよね。

人間は病気になると薬を飲むが、健康的な食事とか適度な運動とか、
体質の改善や体力や免疫力を高めることで病気になるのを防ぐことができる。

農業には、作物には、そういうことができないのかな?
発生する前に何か対策が打てないのかな?
その方がずっと効率的だと思うんだけど。

西出さんはそのほんのりした疑問に答えをくれた。

「良い土」を作れば、つまり土づくりをすれば病害虫は劇的に減る。
自分のトマトハウスは数十年連作しているけど全く連作障害は出ないし、
農薬も使っていない。農薬を使う必要がないのだと西出さんは言った。
講演ではその具体的な対応策が次々に出てきた。

す、スゴイ! 
スゴイ!としか言えなかった某取締役の気持ちがよくわかった。

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最近の師匠。「能登里山里海マイスター」育成プログラム 特別講座
「西出隆一の農業者養成塾」のハウス前で。師匠の技術をみっちり学習できる
研修生を募集したけど、プロを目指す人の応募がなかったらしい。
プロを目指す若者が来てくれないかなーとおっしゃっておりました。



この技術がもっといろんな人に広まるといいのになー。
試行錯誤して農業やってる技術のない新規就農者なんかにはとくに。
すんごく役に立つだろうなー。もったいないなー。
わたしにできないかなー。やれるんじゃないかなー。やりたいなー。

ということで、その3年後に某D社を辞めた。
んでさらに5年経った今年、ようやく西出さんの本が書けることになった。
師匠は「好きなように書け」とおっしゃってくださっている。
がんばらなくては!!!

さてしかし、この本は農業技術本ではない。

だってわたくし研究者でもなんでもない農業が好きな素人だもの。
小難しい栽培技術のことをわかったようには書けないわ。
でも今までいろんなことをいろんな人に教わってきた。
そのことを伝えることはできるのだ。だってわたくしは媒体だもの。

そしてわたくしでなければ書けないこともきっとたくさんあるはずだ。

農家にも、農業をほとんど知らない人にもおもしろい本。
読むと自分でも野菜を作りたくなる本、そんなのがいいな。

で、お願いです。できたら買ってください。ペコリ。


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有機野菜セットがやってきた

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クールで届いた有機野菜セット。
有機JASシールが外側のビニールに貼られております。
開けた瞬間に驚いた、美しい荷姿。

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それぞれの野菜がきちんとパックされておりました。
トマトはかなり完熟間近な状態だけどつぶれもなく、きれいなまま。
じゃがいもとトマト一緒に入れるの難しいよね。丁寧な仕事です。



わたくしの監修している新規就農者支援のポータルサイト
新鮮野菜.netに、とうとう野菜セットが登録されたです。

高知県の有機農家Yaokiさんの有機野菜セット3,000円が届いたです。
ということで、レポートしてみた。

3,000円の野菜セット、入っていたのは以下の野菜である。

内容:じゃがいも5個、アンデスレッド7個、ミニトマト250g、
ミディトマト300g、トマト300g、スイスチャード1束、
ごぼう3本、人参2本、コールラビ1個、ズッキーニ3本、
きゅうり4本、生姜1個、にんにく3個
※アンデスレッドはじゃがいも、コールラビはカブみたいな野菜、
スイスチャードは不断草

んんん、お得な感じだ。1週間分の野菜はこのセットでじゅうぶんだろう。
いろんな野菜が少しずつ、ちょうどいい分量でうれしい感じ。それに、
自分ではめったに買わないごぼうが入ってた! 
さらに、生姜やにんにくなどの薬味系があるのも気が利いてる。

野菜セットの楽しみは、自分がふだん買わない野菜が入ってること。
人によって「それが苦手」って言う人もいるけれど、
こういうことを含めて楽しめる人にはとてもお得である。

そのあたりが「野菜セット」を選択するかしないかの分かれ目かも、
とか思ったりするわたくし。

さらに、農家ごとに「野菜セット」の内容に個性があるから、
買う人と農家の相性が合うか合わないかってのもけっこうあって、
Yaokiさんの野菜セットはわたくしにピッタリなのだった。
果菜類多いとね、やっぱり楽しいよねえ。

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高糖度トマト。この色合と大きさ、かなり期待して糖度を測りましたよ。
そしたら10度超えてたからビックリしたですよ。んで速効でサラダに。

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トマトがうまいとオリーブオイルと塩だけでじゅうぶんにおいしい
カプレーゼができるもんです。っつーことで、ほんたべ農園産のトマトでは
カプレーゼ作れませんよ(泣) 糖度6度だもん。くすんくすん。



内容的にすごく満足なわたくし。では味はどうかな?
トマトの糖度を測ってみた。

な、ななな、なんとびっくり! 10度と11度の間であった。

フツーの大玉トマトは6度あれば万々歳という糖度なので、
相当水を切って育ててるに違いない。そういう作り方をすると
トマトは甘くて小さくなり、収量が悪くなるのだ。

大丈夫なのかなーとか心配してしまうわたくし。
さらに。ミニトマトは8度、ミディトマトは10度であった。

サラダにしようとミニトマトをつまみ食いしていたら
止まらなくなって半分くらい食べてしまったわたくし。
べらぼうに甘いトマトは、おいしいトマトを買った時にしかしない
カプレーゼにしてみた。

コールラビはグラタンに、人参とごぼうはきんぴらに。
スイスチャードは煮びたしに、ズッキーニは素焼きにして
オリーブオイルと塩で食べてみた(写真全部撮り忘れ)。

どの野菜も素直においしく、新規就農者という甘えは一切ない感じ。
何よりも、この品目を全部有機JASで作っているということに
ビックリしてしまうわたくし。

糖度の高いトマトを有機JASで作るのは相当ハードル高いと思うし、
そんなにたくさん採れてないだろうと想像できるから、
Yaokiさんの経営は大丈夫なのだろうかと思ったりするわたくし。
よけいなお世話か。

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ちょうど夫ちゃんのお弁当を作ったのでズッキーニとミニトマトを入れてみた。
ミニトマト、自分では買わないのよね、なんかこう、どうやって食べればいいか
迷うから。でもおいしいからほとんどつまみ食いしちゃってなくなっちゃた。



ということで。

ご興味ありましたら「新鮮野菜.net」から、ぜひぜひ
Yaokiさんの有機野菜セットをご注文してみてください。
3,000円のセットと、2,000円のお試しセットがありますよ。

野菜セットに慣れていない人は「お試し」がオススメです。
これからの時期はナスやピーマンが入るそうです。

新鮮野菜.netでは登録料金をいただいておりませんから、
みなさまのご注文は、全て新規就農者の売上になります。
新規就農者の野菜を買って直接支援。すんばらしい!(自画自賛)

新規就農者の野菜セットをぜひ楽しんでみてくださいませ。
よろしくお願い致しますです(ペコリ


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60歳からのすんばらしいぶどう栽培

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昨年くらいからこの大粒のシャインマスカットが市場に出てきましたです。
その前はネオマスくらいの大きさのものが多かったのに、
樹が大きくなって玉張りがよくなったってことなのかなあ。
それに伴いマスカット香も出てきたんですなあ。果樹って不思議だよね。



毎年報告される「平成24年新規就農者調査の結果」(農水省)。
平成24年、新規就農者数は以下のとおりである。

39歳以下は15,030人で前年に比べ5.7%増加。40~59歳は12,090人、
60歳以上は29,380人で、それぞれ4.1%、6.1%の減少。
また、全体では5万6,480人と前年に比べ1,640人(2.8%)の減少らしい。

39歳以下が増えているのは補助金のおかげであろう。
年150万円の新規就農者助成金、効果アリって感じだ。

新規自営農業者就農者数(後継者)は44,980人で、前年に比べ4.5%減少。
そして、このうちの60歳以上は28,100人で、6.1%の減少だった。

60歳以上の就農者というのは、定年退職後の後継者である。
つまり兼業農家の後継ぎが会社をやめて農家になったって感じ。
全体の56,000人のうちの28,100人だから、約半数がこの人たちだ。

日本の農業はこの人たちの双肩にかかっていると言ってもいい。
なんてことを考えると、少し不安だね。
だから、若い新規参入者が貴重なのである。
売り先がなくて困ってる新規参入者の作物を積極的に買わなくちゃね。

さて、昨今の果樹栽培もこの定年退職後継者が主になりつつある。

山梨県の一部など果樹栽培でも儲かるところでは、
若い後継者が増えていたりもするが、どちらかと言うと、
60歳になって本格的に果樹栽培を始める人のほうが多い。

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山形県高畠町の五十嵐晴夫さん。わたくしが産地担当になったときには
五十嵐さんはおコメ担当の事務局でしたが、楽しい方でした。
定年退職したらぶどう栽培でやりたいことがあるとおっしゃってましたが、
スゴイこと考えてたんだなーって今回はじめて知りましたです。



会社がお休みのときなどに少しずつ作業を手伝っていたこの人たちは、
全くの素人ではないが、専業でもないから技術的には未熟な部分が多い。
そして彼らが就農後一番困るのが「剪定」である。

果樹の剪定ってすんごく難しいから、テキトーに切っちゃうと
翌年果実が上手にならない。どころか、そのヘタクソぶりが
翌年、翌々年に響いたりして大変なのである。

というようなこともあり、ぶどう業界では昨今、長梢剪定という
棚に枝をながーく這わせる昔ながらの剪定ではなく、
主枝から出てきた3節め、あるいは5節めでカット!
すごく簡単! そんでもって着果はジベレリンでタネなし!
という省力・効率化が図られている。

スーパーでタネありぶどうを見かけなくなっている理由は、
消費者が「食べやすい」という理由でタネなしを求めることと、
JA・市場が推進していることに加え、農家の技術の問題がある。

ほんとうはタネありぶどうの方がおいしいから、
「おいしいぶどうが作りたい」とタネありを頑張って作ってる農家もいる。
しかし消費者が「タネありの方がおいしい」ってことを知らないから、
タネなしぶどうが主流になって久しい。残念なことだよね。

まあでも、スチューベンやベリーAなどのタネのある黒いぶどうは売れないし、
巨峰やロザリオなどの大粒種でもタネなしぶどうの方が売れるから、
タネのある大粒種すらどんどん減りつつある。残ってるのはアレキくらいだ。

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ぶどう棚って農家の母ちゃんの背丈に合わせて作られてることが多く、
収穫時にはぶどうの重さで棚が下がってくるから背が高いと大変。
胸の高さで作業できたら楽でしょ? マンソン仕立てをアレンジして、
ぶどう一個につき葉っぱが何枚というのを目視できる仕立てを思いついたそう。
すげーよなー。最初っからこの棚ならあとで苦労しなくて済むんだもん。



そんなぶどう業界に久々のスター品種が登場した。
その名も「シャインマスカット」。
黄色く熟しちゃうとただの甘いぶどうだが、適度な熟度で収穫すると
マスカット香のする、ステキにおいしい甘いぶどうである。

ところでわたくし、マスカット香に大変弱い女で、
猫にマタタビ、わたくしにマスカット香というくらいで、
マスカット・オブ・アレキサンドリアとかルビーオクヤマに弱く、
昨年あたりから出てきたシャインマスカットにもへにょへにょなのだった。

以前食べたときにはそんなに感じなかったのに、
収穫適期とか、樹が大きくなったとかが関係あるんだろうなあ。
いまやシャインを食べるたび、へにょへにょになってしまうのだった。

さて、そのシャインマスカットはまだ栽培量が少なく、
巨峰のように値崩れするにはもう少し時間がかかりそうだ。
ということで定年退職後にシャインマスカット栽培を始めた
山形県高畠町のぶどう農家のところに行ってきた。

五十嵐晴夫さんは山形県の有機農家の団体の事務局をしていた。
定年後、ぶどう農家になった。なったというより戻ったというべきか。
もともとぶどう農家だったから、ぶどうについては素人ではない。
長梢剪定ももちろんできるのだ。

ぶどう専業になるにあたり、これからあと何年働きたいかなあと考え、
85歳まで農業をやりたいと思ったらしい。
しかし、85歳でぶどう栽培をするには作業性が問題だ。

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ちょっとわかりにくいけど、主枝から枝が出て一個ずつぶどうが
なってるのがわかるかな? その先の枝は棚に這わせてまっすぐ伸びてる。
ぶどうは胸の高さのところにつけるから、摘粒も収穫も全部胸の高さでできる。
産地周りで中腰でぶどう棚の下歩いて腰が痛くなった経験上、この高さが
すんばらしいことがわかるんだけど、理解してもらえないかなー。



ぶどうは棚栽培のため、年間の作業は全部上を向いて行われる。
若いうちはいいが、年をとると少し、というか、かなりしんどい。

剪定も全部自分でしなくてはならないから、大規模にはできない。
地域にはぶどうの休耕地がたくさんあり、耕作放棄地が増え続けている。
だから、作業が辛くてやめてしまう人でも働けるような場所を作りたい。

つまり、大規模栽培が可能な、誰にでも、パートさんにでも
作業ができるようなぶどう畑を作ればいいと考えた。

そうするにはパートのおばちゃんでもできる剪定、
背の低いおばちゃんたちが顔の前で作業できる高さの棚、
ジベレリン処理で作ることのできる品種、このみっつをクリアすればいい。

ぶどう畑というのは一度棚を作るとそれを修正するのは難しい。
五十嵐さんは最初から上記のビジョンを持って棚を作った。
このぶどう畑では、シャインマスカットが見たこともない棚で作られている。

60歳になって、今までのぶどう栽培の経験を元に、
ぶどうが抱えている問題をクリアする栽培方法を思いつき、
それを粛々と実践し、うまく行ったら増やしていくのだ。
そうすれば、雇用も増え、地域の休耕地は減り、皆が笑顔になる。

これさあ、すんごいことよね。

これこそが、会社勤めをし、問題解決力を身につけた大人の
定年退職後の農業のあり方ではないだろうか。
なんちて、めちゃくちゃ感心したわたくし。

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ちなみにこれが長梢剪定の棚。そしてこれがルビーオクヤマ。
今までこの品種のことを愛してやまなかったのに、シャインに心を奪われるなんて、
わたくしのバカバカバカ! って感じですんません。



五十嵐さんの畑で地域のおばちゃんが元気よく働き、
変わった棚のぶどう畑がどんどん広がっていくといい。

そのためにも、シャインマスカットはもう少しの間
値崩れしないで高値であっていて欲しいわたくし。
山梨でも山形でもめっちゃ作ってるから、あと10年くらいかなー。

その10年の間に、がんばれ! 五十嵐さん!


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師匠・西出隆一さんが、なんと研修生を募集するのだ!

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昨年の西出会総会での師匠のご様子。お元気なようで何よりです。

わたくしの師匠、西出隆一さんは、
科学的な農業を実践している数少ない農家の1人である。

全国に約200名いるプロの農家の方々を指導し、
彼らは西出さんの技術をきちんと再現して収益を上げている。

理論はすごくシンプルで、土壌分析診断により化学性を整え、
土壌三相分布を調べて物理性を整え、生物性を整えて、
日々作物を観察するというものである。

慣行栽培では虫や病気が出たら農薬で対応、
有機栽培でも虫や農薬がでたら自家製資材で対応という
対症療法ばかりを見聞きする農業の世界で、
「土を作る」という非常にシンプルな、そして根本的な対策で、
病虫害をなくすことができることを証明している人でもある。

彼のトマトハウスはここ数十年土壌消毒もせず連作を続けているが、
土壌病害は全く出ない。これは土の生物相が整っているからだと彼は言う。

「連作障害など無い」「農薬など必要無い」「おいしくないものはダメ」
おっしゃることはとても厳しいが、自分ができていることだからこそ、
厳しくもなるのだ。無農薬でトマトを栽培し、25段目の糖度が7度なんて
できる人はそれほどいない。しかし指導を受ければできるようになる。

全国に散らばる弟子たちがそれを実現している。

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先月佐賀の弟子の人々のところを訪問したです。いろいろすごかったのですが、
んまー、このミニトマトのんまいこと。トマトってアミノ酸の味がするんだなー、
スープの出汁になるんだなー、ミネストローネおいしいの当然だよなーって感じ。
甘いとか酸っぱいとかではなく、うまみのあるミニトマト。すごいです。



さてしかし。西出さんは研修生を取らない人である。
研修生を教える余裕などないというのが西出さんの弁である。

自分は農家で、いい作物を作るのが仕事だから、
研修生に教える暇などない。それに毎日全国の弟子たちから
ファックスで相談が届くのだ。それに返事するだけで大変なのである。

なんて言ってた西出さんだが、今回あるプロジェクトで指導を行うことになり、
西出さんの農法を実践するハウスの管理者を募集することになったらしい。

西出さんの指導を直接受けられるなんてすごいことなのである。

新規就農を考えていて、きちんとした技術を身につけたい人は、
この機会を逃さず応募してみてはいかがでしょう。
西出さんの技術は絶対に役に立つのだ。

西出さんの教える基礎知識が身につけば、どこでも再現できるのだ。
研修先から放り出されたとたん、何ひとつうまくできなくて途方にくれる
なんてことは絶対にない。科学的な農業=再現可能な農業だからである。

条件いろいろについては、ご担当者にご相談くださいませ。
この機会をお見逃しなく~。

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科学的な農業を保管するために必要な三種の神器。
「水分計」「EC計」「テンションメーター」の3つ。これを設置しないでどうやって
うまいものを作るんだ。カンじゃダメ、というのが西出さんの考え方。
シンプルでわかりやすくて、誰にでもできるのがいいっすよね。



金沢大学「能登里山里海マイスター」育成プログラム 特別講座
塾長 「西出隆一の農業者養成塾」研修生募集中


~研修用ハウスを管理しながら、西出先生の指導のもと、
“再現可能な”農業技術を身につけませんか?~

<研修のポイント>
・西出隆一氏の直接指導を受けることができます
ハウスは西出農園から車で10分!
毎日西出先生がハウスに立ち寄り状態を確認!
・研修費用 無料!
・野菜類の生産から販売までを研修として実施します
(販売収益を研修奨励金として支給予定)
・新規就農志望者歓迎、本気で農業を志す人、農業経験は問いません
・金沢大学里山里海プロジェクトのネットワークにより移住、就農もサポートします
・金沢大学里山里海プロジェクトが実施するさまざまなプログラムへの参加を通じて
能登や里山里海に関する知識と地域ネットワークを広げることができます

<研修概要>
研修内容:
本プログラムで運営する研修用ハウス(300平方メートル)での野菜栽培
*トマト、きゅうり、なす、ミニトマト、パプリカ等
*自分の作りたい作物を栽培することも可能
研修場所: 石川県鳳珠郡穴水町(能登半島)
研修期間: 5月~11月(期間は応相談、延長可)
募集人員: 1~2名
受講条件: 本気で農業を志す人、農業で生計を立てたい人、科学的農業を実践したい人
受講料 : 無料
研修手当: なし。ただし研修奨励金あり(作物の販売収益など)
*研修時間、休日は作物の生育状態に応じて調整
*宿舎は周辺の空家や空部屋、研修宿泊施設を紹介します(家賃10,000円/月~)

<事務局>
金沢大学里山里海プロジェクト
http://www.adm.kanazawa-u.ac.jp/satoyama/
「能登里山里海マイスター」育成プログラム
http://www.crc.kanazawa-u.ac.jp/meister/
「西出隆一の農業者養成塾」
http://www.crc.kanazawa-u.ac.jp/meister/post/3068/

<問合せ> 水口亜紀(研究員)
akimizu@staff.kanazawa-u.ac.jp
担当者ブログ
http://ameblo.jp/noto-activity/theme-10075626952.html


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がんばれー! 穂のぼの農園!

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穂のぼの農園、遠藤幸太郎、優里子夫妻。ふたりとも仕事がよくできて
就農すると聞いた時にはビックリしたです。その後西出会の仲間になって、
妙な縁だなーとしみじみ思ってるわたくしです。



長野県で農業を営んでいる「穂のぼの農園」の遠藤夫妻は、
某D社の後輩である。そして西出会の仲間でもある。

某D社時代、遠藤くんとわたくしは産地の新年会で会い、
そのご挨拶のそつの無さ、というか立派さに、
「あんな立派なことあの年では話せなかったよねー」と
同僚とぼそぼそとつぶやき合ったことを今でも覚えている。

お連れ合いの優里子さんもこれまた仕事がよくできて、
就農するから会社を辞めるといった時、わたくしの夫が
「辞められると困るんだよー」とマジで嘆いていた。

2人が就農し、長野県佐久穂町でトマトとプルーンの栽培を始め、
そのトマトが有機だと聞いたとき、産地担当だったわたくしは。
「すげーなー、トマトを有機で作るなんて」と思った。

何十回も農薬を散布しなくてはならないトマトを有機で作るには、
相当の技術か根性がいる。就農して3年の技術ではかなり難しいだろう。
だからふたりとも根性があるんだなーと思ったのだ。

しばらくして西出会の会報で、めったに人を褒めない西出さんが
2人をベタ褒めしているのを見つけた。
西出さんの指導を粛々と実現し、土づくりにかなりお金をかけて、
おいしいトマトを作っているという話だった。

時々夫が購入する彼らのトマトジュースはとてもおいしくて、
プルーンジャムは誰にプレゼントしても喜ばれる逸品である。

西出会の総会などで時折会うと、ふたりとも元気そうで、
「いつか取材に行こうっと」などと思っていた。

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西出隆一さんの指導通り、土壌分析を行い粗大有機物・資材を投入し、
何年もかけて土づくりをしてきたからこそ、トマトが有機でできるのです。
出荷間際の葉物類もとってもおいしそう。しかししかし。
この葉物は出荷することができませんでした。



さて、就農して7年。経営がようやく順調になりかけた今年の冬、
2月に降った未だかつて無い大雪で、彼らの栽培用のハウスが3棟倒壊した。
その他のハウスもビニールを切るなどで使い物にならなくなったらしい。

その話を聞いてみた。

遠藤夫妻の経営は、夏はプルーンとトマト、冬はほうれん草である。
栽培用のハウスは6棟、育苗と倉庫で3棟のハウスを建てている。
ちょうどほうれん草の出荷が始まったばかりの2月14日、
朝から雪が降り始めた。

その前週に降った雪では大きな被害はなかったが、雪が積もると
最悪の場合ハウスが潰れる。2人は出荷作業と並行し
その日一日、雪対策でハウス内にストーブを入れたり、雪を降ろしたりしていた。
夕飯を食べに家に戻った後、幸太郎さんが再び雪下ろしに出かけた。

優里子さんは後で出かける予定だった。

20時過ぎから積雪のスピードが上がったが、
雪で車が動かせず、優里子さんは家から出られなくなり、
雪下ろしは幸太郎さんだけですることになった。

ハウスの雪をひと通り降ろし、最初に雪を落としたハウスを見たら
すでに雪は山盛りに積もっていた。次々に雪は降り積もりやみそうにない。

そのうちハウスの間に雪がたまり、雪を降ろす場所がなくなってきて
23時半くらいに最初の一棟が潰れた。

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悲しいハウス倒壊のあと。この期パイプを切ったり使えるものを分類したりと
ハウスって、建てる時よりも倒壊後の片付けのほうが大変。
佐久でこれほどの雪が降るなど初めてのこと。誰も予測できなかったでしょう。

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出荷するはずだったほうれん草の切ない姿。これが冬の間、
トマトの出荷が始まるまでの収入源なのに。今年の経営は厳しくなるでしょう。
こういう時に買い支えてくれる消費者がいると、新規就農者は助かるのです。



「このままだとハウスが潰れるから中の野菜はあきらめよう」

雪の重みを逃すため、ハウスのビニールを切って雪をハウスの中に落とすことにした。
ハウスが潰れるよりはビニールと作物を犠牲にするほうが打撃が少ないからだ。

そして深夜3時頃、2棟目が潰れた。

一晩中雪をおろしていた幸太郎さんの衣類や靴は、汗と雪でびしょ濡れで
からだは芯から冷えており、朝6時頃には意識が朦朧としてきていたらしい。
「少し暖まらなくては」と思ったが、軽トラは雪に埋もれていて、
家に帰ることができない。

道路にはすでに腰上まで雪が積もり歩くのも一苦労だったが、
なんとか近所の農家までたどり着き、暖を取らせてもらった。

幸太郎さんはその時、「雪山で遭難するのってこんな感じかなあ」
と思っていたらしい。後でその話を聞いた優里子さんは
「生きててよかった」とゾーッとしたと言う。

その後は、駆け込んだご近所の方が一家総出で手伝ってくれた。
作業はずいぶん捗ったが、9時頃に3棟目が倒壊した。
ビニールを切ったことで、ハウスの倒壊は免れたが、
ハウスの中の野菜は全滅した。

一夜にして2人は、持っていたものをほぼ失ったのだった。

現在2人は生き残ったハウスの再建に忙しい。
同時に、新しい土地に建てていたハウス2棟で
とりあえずトマトの栽培を始める予定だ。

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ビニールを切って中に雪を落としたあと。ビニールだって高いんだけど、
ハウス倒壊よりは、という決断だと思うけど、どちらにしても切ないです。

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倒壊したハウスの材料をリサイクルして、新しいハウスを建設中。
土づくりがまだできていないけど、新しい土地でせざるを得ない理由もあり、
新規就農者ってほんとに大変。この話は次回に。



2年前に建てたハウス2棟の土づくりは今まで同様やってきてはいるが、
元々の土質が違うこともあり、初めての栽培でもあるため病気が心配だ。

「今までと同じようにトマト栽培ができるかどうか不安」と優里子さんは言う。

倒壊したハウスは、使える資材は使うがそれ以外は廃棄である。
ハウスの新設には1棟あたり100万円弱かかるが、片付けにもお金がかかる。
今年は経営が厳しくなることが予想されるから、
片付けはほぼ自分たちでやらなくてはならない。

わたくしも出かけて行ってハウスの片付けを手伝いたいが、
貧血のオバサンでは役に立たず足手まといになるだけである。

そこでわたくしが2人のためにできることは、
2人が作っている商品を販売することだと考えた。

穂のぼの農園のトマトジュースとプルーンジャムを売ることで、
彼らが農業を継続できるように応援することができるのだ。

ということで皆さん、トマトジュースプルーンジャム
ご購入をご検討いただければ幸いです。

わたくしが監修している新鮮野菜net
http://www.shinsen-yasai.net/
あるいは穂のぼの農園さんのWEBサイトでご購入できます。
http://tmr-net.co.jp/shop/

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夏になったら有機トマトの出荷が始まります。ぜひご注文を!
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店頭で見かけるプルーンは早採りしてる味の乗っていないもの。
穂のぼの農園のプルーンは産地直送だからできるだけ木においてます。
だからとってもおいしいのです。ジャムにしてもいいけど、生食がオススメです。



2人はこれからの日本の農業の未来を背負う新規就農者です。
農業を継続できるよう、今踏ん張らなくては! なのです。
ご購入のほど、よろしくお願い致します。

あ、あとひとつ。夏には新しいハウスでトマトが収穫できます。
また、甘くてすっぱくて栄養満点の生プルーンも出荷できます。

加工品のみならず、トマトとプルーンのご注文もお願い致します。


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糸島市の「晴耕雨読」さんを訪ねてきた

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晴耕雨読・山口章さん。ブログ読んでる間はなんとなく一重まぶたの色白な人を
想像してたわたくし。実際は全然違ってたわー。なんで一重まぶたと思ってたのか。
人間って不思議だねー。



ほんたべ日記を始めて、かれこれ4年である。

時折、新規就農者の方が見に来てくださっているらしく、
コメントをいただくことがある。
その後、なんとなくコメントのやりとりをしたりもする。

そういう時、自分はWEB上にある架空の「村」の住民なのだなと思う。
同じような興味を持っている人がゆるーくつながっている。
境界線はなく、住民もかなりの頻度で入れ替わる、
町ではない。あくまでも村である。

その村で知り合った住民に会いに行くこともある。
愛知県ののんのんファームさんや、北海道の大作農園さん、
熊本県の錦自然農園さんなどである。

会ってみると想像していた感じと必ず違っていておもしろい。
人って不思議だ。初めて会うのにそういう気もしないからおもしろい。
そして、わたくしはどう思われたのだろうと思ったりする。

さて今回、福岡県糸島市で農業を営んでいる晴耕雨読さんに行ってきた。

最初に晴耕雨読さんのブログを訪問したのは4年位前だった。
園主の山口章さんは今ではFacebookのお友だちである。

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きれいな人参ができておりました。今年は出来がいいらしいです。
しかしこの人参、びっくりですよ。包丁がすっと入って柔らかくて、
あまーくてポリポリといくらでも食べられちゃいますよ。
無肥料ってすげーなーと感動したですよ。とにかく包丁入れた時の感触が
全然違うんす。バリッともメリッとも言わず、すーっと入るんす。



ブログを読み始めたときは自然栽培をしてるっぽくて、
経営というか栽培的にはあまりうまく行ってなさそうであった。

311の後しばらく、関東の野菜を食べたくない人が
WEBで見つけた西日本の農家の野菜を買っていた時期があった。
この時、西日本の新規就農者に注文がかなりあったようで、
ブログを見てると山口さんの野菜も売れているようだった。

おお、良かったなあと思った記憶がある。
これを機会にバンバン売るのだ! と密かに応援していたわたくし。
聞いてみたら野菜セットを作ってなかったのでバンバン売れなかったらしい。

ううう。残念無念。

さて、糸島市は、博多から電車で40分程度のところにある。
海があり、山もあり、風景は日本海側っぽく、なんとなく鳥取に似ている。
住宅街から少し車を走らせると田園風景が広がる。
車でも電車でも博多まで余裕で通える便利なところである。

山口さんが農業に興味をもったのは、10年前のことだ。

埼玉県で舞台照明の仕事をしていた山口さんは、ある日、
この仕事で、このままでいいのだろうかと考え、自転車で日本一周に出かけた。
そのとき、農業は人の命をつなぐやりがいのある仕事だと考えた。

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人参を栽培している畑は砂地で、掘ると砂が出てくる。
新規就農者って条件のいい畑を借りるのはなかなか難しいんだよね。
借りられる畑がどんな畑かで、作りやすさや収量が全然変わってくるから、
基礎的な知識は絶対に持っておいたほうがいいのだ。
木材チップと廃菌床で腐植と微生物を増やそうと挑戦中。



そして自然農法の川口由一さんが開催している「赤目自然農塾」に通う。

赤目自然農塾の講習は家庭菜園向けのものだったため、
このやり方では食べていくのは難しいと考え、糸島で研修することになった。

糸島の研修先も自然農の農家だった。半年間の研修後、1.5反畑を借りて
自分も自然農をやってみた。しかし数年たっても生産性は上がらず、
「自然農で食べていくのは難しい」と気づく。

29歳で結婚し、33歳で本格的に農業を始めた。
現在は5反の畑を借りているが、稼働しているのは3反である。
今は人参と生姜を出荷している。

売り先は個人販売と、近所のめっちゃ売れてる「伊都菜彩」という直売所、
自然食レストランや自然食品店である。
農業だけではまだ食べていけないので時折アルバイトもしている。

「無施肥無農薬栽培や自然農では食べていけない」と山口さんは言う。
無施肥と言いながら米ぬかを与えるのは少し変だと思うから、
無施肥にこだわらないことにした。でも農薬はまきたくはないから、
無農薬で栽培することは決めている。

最近、粗大有機物を畑に入れて廃菌床を肥料代わりにする農法に出会い、
それを試してみた。今までになく人参の収量が良くなったため、
少しの間これを試してみようと思っている。

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生姜シロップも作って販売中。ひとり六次化、なんちて。
しかしこれもおいしかった。んー、なんでこんなにおいしいのだろうって感じ。
本人はそう言いたくないらしいけど、無肥料だからってことなのかしら。
ちょっとだけ無肥料を見なおしてみているわたくし。



おつれ合いはお仕事をされており、農業従事者は山口さんだけだ。
1人でやるのはいろいろと大変なのだろうなあと思ったが、
糸島市は新規就農者のネットワークがあるらしく、
この日、山口さんとともに何名かの就農者にお会いした。

廃菌床を使う農法を実践している人の勉強会に一緒に行ったり
畑の手伝いをしたりと仲間同士で助けあっている。
これがあるのと無いのとでは全然違うだろう。いいよねえ、こういうの。

自然農にあこがれて農業を目指す新規就農者は多い。
山口さんもそういう新規就農者の1人だった。

肥料分はほとんど入れていないから、山口さんの作る人参はおいしい。
甘くて素直な味がする。無肥料の野菜はおいしい、
わたくしは、これは事実だと思う。

しかし農業とはお仕事である。
いつも同じように人参ができなければ仕事としては成り立たない。

畑作では作物が持ち出す分は必ず入れてやる必要がある。
入れなくてもいいのは微生物がたくさんいる場合のみである。
慣行栽培をしていた畑には微生物はいないから、
いきなり無肥料で栽培しても失敗することのほうが多い。

自然農法は思想としては美しいし、誰もが一度は憧れる。
しかし、経営的に成り立たせるのは難しい。

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何人かの地元の仲間の方たちともお話させていただいたですよ。
なんか、元気のいい人が多いなあと思った糸島でしたよ。若いしね。
日本の農業はこういう人たちの双肩にかかってるのかもしれませんよ。



山口さんはこれから、土壌分析なども試してみたいと考えている。
粗大有機物と廃菌床を入れ続ければ、畑の土ができてくるはずだ。
そのときは、無肥料栽培が可能になるかもしれない。

何年か後、また糸島に行って山口さんの畑を見てみたいなあと思う。
彼がどんなふうに変わるのか、またどんな野菜を作るようになるのか。
新規就農者を訪問していると、そういう楽しみもあるのだった。

新鮮野菜netでは山口さんの人参と生姜を販売しております。
ぜひご注文くださいませ。そりゃもうおいしい人参ですよ。
山口さんのブログからもご注文が可能です。→晴耕雨読


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プロフィール

ほんたべ

Author:ほんたべ
手島奈緒
おいしい食べものをつくる人を紹介したり応援したりしております。ブログをまとめた著書『いでんしくみかえさくもつのないせいかつ』(雷鳥社)『まだまだあった! 知らずに食べてる体を壊す食品』(アスコム)『儲かる「西出式」農法』(さくら舎)など。現在ハンター修行中。

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