チッソ不足という人災

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どなたのサナギか存じ上げませんが、ピーマンの葉の上に正々堂々といらっしゃいました。
こんな目立つところでサナギになるなんてアホなやつ。鳥に食われるぞ~。



定植後10日経ち、さすがに活着しただろう苗たちを観察し、
ミョーに生育が悪いことに気づきました。

「なんか緑色が薄いんだよなあ。もしかしてチッソ不足?」

ナスなんかもっと新芽が真っ黒になっててもいいはずなんだけど。
いやいや、6kg入ってるはず。その前にカルス入れた時のも残ってるはず。
なぜ足りないんだ。あるのに吸えてないだけかも。

「おかしいな~」 

再度メモを見返して気づいた衝撃の事実。
1反あたりのチッソ量が、思いっ切り間違ってるではありませんか!!
思わず「うひゃおうぉおぅう」と奇声を発してしまいましたよ。

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いつまで経っても緑が薄いトマトちゃん。小さいながらも花は咲いて着果してるのが不思議だ。
しかし6kg入っててこんなに生育悪いんじゃ、無施肥栽培ってどんななんだろ。見たいなあ。
菜っ葉はできると思うけど、果菜類をどうやって作るのかなあ。知りたいなあ。


反当たり2kg入ってればいいと、何見てそう思ったのか。
全く覚えていないわたくし。

トマトは1反あたり1トン採るのにチッソ分が2.95kg必要なのでした。
で、元肥としては10kg必要なのですよ。全然足りないのですよ。
メモのどこにも2kgとか書いてないんですよ。あああああ、全然ダメ。

もしかして、夢? 夢を見てたのか、自分?

ってことで、チョーあわてて、追肥することにいたしました。

そこで思い出した悲しい記憶。

2009年に果菜類を作った際に、15平方メートルの区民農園の面積を、
何を勘違いしたのか10平方メートルと思いこんで施肥設計したため、
やっぱり初期のチッソが足りなくて、生育不良のきゅうりに病気が発生したのでした。

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さすが、お高いデルモンテの苗。一番生育がよく、きちんと第一花房第一果が着果しました。
自根の方が味がいいっていうけど、接木苗の方が育てやすいってのはほんとかも。
なんちて。チッソ不足を棚に上げてこんなこと言ってはいけませんね。ははは。


しかも面積間違いに気づいたのは、今年になってからでした。

「あっ、15平方メートルだったんか! そりゃあ、チッソが足りないはずだわ…」 
全体的に初期生育が悪く、追肥で盛り返すということを繰り返したのは
全部自分の思い込みのせいだったのでした。

今回もきゅうりが青息吐息になっており、着果はしたものの生育不良状態。
時折ウリハムシがたかってるのを見るにつけ、怒涛のような不安が押し寄せております。

まあ、某D社勤務時代からとりわけ算数に弱いことで有名だったからね。
数学じゃなくて算数だからね。もう小学生並みなのよ。でもね、
社会人的にはエクセル使えれば問題ないわけ。だから別に気にならなかったのね。

っていうか、今回は算数以前の問題で、メモ見間違えるなんて、
なんつーか、視力というか認知能力の末期的症状なんじゃないかしら。

よくこんなことで取材とか編集とか校正とか、請求書の起票とかやってたわよね。
ぶつくさぶつくさ…。

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硝酸態チッソ簡易測定キット。土を水で希釈して試験紙の色合いで硝酸態チッソが測れます。
2年前にもらったのを思い出し、あちこち探しまくって見つけて「やったあ!」と思ったのも束の間、
取扱説明書に希釈倍率が書いてないのでした(泣)。やっぱECメーターが必要か…。



移植ゴテ一杯ずつ追肥をしながら、『奇跡のりんご』の木村秋則さんのように
「頼むからチッソを吸っておくれ」とトマト、ナス、きゅうりたちに話しかけるわたくし。
誰も返事をしてくれませんでした。当たり前か。

こんなことになるなら大量に肥料入れとけばよかったかなあ…とか、
科学的な農業など、そもそも算数のできない自分は向いてないんじゃないか
などという疑念がわき上がり、現在失意のどん底。

でも本日、枝豆の種を買うついでに、きゅうりが枯れた時のために、
抜け目なく「四葉きゅうり」の種を購入しました。

今のきゅうりも愛してるけど、枯れたら新しいきゅうりを愛することにするわ。
だって今年は無農薬きゅうり祭りを楽しみにしてたんだもの。

愛しすぎる割に冷めるのは早いわたくし…すまん、シャキットきゅうりたちよ。

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トマトの脇芽が出てきたので取らなきゃいけないんだけど、晴れた日の朝がベスト。
なぜかというと、傷口が早く乾くから。植物も人間と同じで、傷ついたところから病気に感染するのでした。
ってことで、いつ取ろうか思案中。これを糖度計で測って、糖度が5度あれば正しい生育。



で、追肥をしたら梅雨入りしましたよ。

梅雨…病気となめくじの季節。日照不足で未消化のチッソが大量にたまり、
梅雨の間の晴れ間でアホほど暑くなると、病気がぐわっと広がる季節。
気圧の低下とともに血圧も下がり、一日中丸くなっていたい季節。

いや~、チッソ不足でこの梅雨を乗り切れるのかな~。

経験不足を知識で補おうとして、知識に裏切られた…っていうか、まあ、その、
全部自分の「うっかり」のせいなんですけどね。

心の底から、追肥が早急に効くことを祈っています。神様、お願い(すでに神頼み)。


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「有機農業」という暮らし方―埼玉県・金子美登さん

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さつまいもの苗採りを初めて見ました。種も苗も自給している霧里農場です。
踏床温床の上に土を入れ、モミガラ燻炭を乗せてあります。



埼玉県小川町。

昭和の時代、農家経営としては米麦養蚕が主だった中山間地ですが、
今この町は「有機の町」として知られています。

その牽引役となったのが、金子美登さん。

約40年前から有機農業に取り組み、現在は
全国有機推進連絡協議会の理事長も務めていらっしゃいます。

金子さんの農場、霧里農場でその「有機農業的暮らし」を見学してきました。

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地元の木材とガラスで作ったガラス温室。木材には柿渋が塗られていて、最低40年はもつとか。
2年で更新しなくてはならないビニールのことを考えると、環境負荷が低くていいですね。


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日本短角種の「みらい」ちゃん。牛乳も自給しています。
みらいちゃんは一日一升瓶2本くらい牛乳を出してくれるので、一本は子牛に、一本は人間に。
みらいちゃんの他に2頭の牛&子牛が1頭。子牛ちゃんは2年後に食べる予定。肉も自給なのでした。



昨今の有機JAS認証しか知らない人にはピンとこないかもしれませんが、
過去「有機農業」とは、自分の暮らし方や生き方含め「思想」と受け止められていました。

有機農業は実は「思想」なのですね。

循環、持続可能、環境保護…そういう視点なくては有機農業を語る資格はない的な、
ちょっと狭くて人を寄りつかせない感じの時代が、確かにあったのでした。

例えば、有機の野菜を食べながら合成洗剤を使ってはいけない的な感じ。
もちろん味の素やファストフードなども有機的には「ダメ」な品目。
化学調味料・添加物・化粧品など、それぞれにこだわりがありました。

わたくしは現在せっけん生活をしておりますが、それは某D社に入社して以来、
「有機的生活の思想」のシャワーを浴びたからに他なりません。

化学物質や環境汚染物質をできるだけ使わず、未来の子どもたちに
今のままの地球を残そう…こういう言葉、最近あまり聞かなくなりましたね。
もうそういった時代じゃないってことでしょうか。

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しいたけのホダ木かと思ったら薪ボイラーの燃料でした。自分の山から採って来ます。

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薪を燃やすボイラー。上部でお湯が沸いています。約60℃位でした。
母屋を建て替えた際にこういった自然エネルギーを使える形にしたそうです。
灰はカリ肥料になります。いいなあ、カリの自給。



さてしかし、金子さんの暮らしはまさに「有機農業的暮らし」でありました。

まず注目すべきはエネルギーの自給。ほぼ完遂できています。

電力は太陽光パネルから。
足りない場合は買うこともありますが、多い場合は売電もしています。

さらに、お湯を沸かすのは薪。薪は自分の山の間伐材を利用します。
このお湯は常時60度以上なので、冬は床暖房に。もちろんお風呂のお湯にも使います。

植物の残さ・牛や鳥の糞を発酵させて生まれるメタンガスは
家族5人分の台所の火の素になり、上澄み液は植物の液肥として利用します。

きわめつけがSVO(ストレート・ベジタブル・オイル)。
お豆腐屋さんで使った揚げ油の廃油でディーゼル燃料を作っているのです。

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まず大雑把に濾過というか固形物を取り除き、油をタンクに溜めます。

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遠心分離機でタンクに溜まった油を濾過します。約70時間ほどかかるそうです。
何が何だかわかんないでしょうが、濾過しているところの写真っす。
遠心分離機を稼働させてる電力は、太陽光発電から。家庭で使う電力と系統を分けています。


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左・お豆腐屋さんから来たばっかのナタネ油。右・濾過後の燃料となったナタネ油。
色がきれいになってますね~。ビンが汚れてるのできれいさが伝わりづらいですけど。



廃食油ディーゼル燃料と言えばVDF(ベジタブル・ディーゼル・フューエル)が有名ですが、
これは廃食油に化学薬品を調合して作る燃料。
以前私が霧里農場を訪問した際には金子さんはVDFを利用していました。

VDFも素晴らしい技術なのですが、車が故障したりうまく動かなかったりもして、
汎用性にいまいち欠けることと、製造過程で化学物質を利用することなどもあり、
金子さんは5年ほど前にSVOに切り替えました。

SVOは単に廃食油を時間をかけてろ過して燃料にするもの。

不純物がないせいか、車も農業器具も全く故障なし。
車に装置が乗っけられるかどうかがミソなのですが(最新鋭の日本車はちょっと難しい)
付けられれば、ガソリンを全く使わず、トラクター・コンバイン・自家用車が
廃食油で動くのでした。

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見る人が見ればわかるのでしょうか。乗用車メルセデスのエンジン部分。
SVOを使えるようにするための装置が搭載されています。オバハンには全くわかりません。
燃料があったまるまでに時間がかかるので、熱交換器が必要らしいです(その辺もさっぱり??)。



限りある資源である化石燃料を全く使わない新しい燃料。
自治体によって規制があるらしいのですが、今後注目されるんじゃないでしょうかしら。

混植の畑ではコンパニオンプランツやバンカープランツなどのIPMの技術が応用され、
化学物質を使う場面はほとんどありません。

牛がのんびり草を食み、鶏は畑の残さを食べ、それらの糞を肥料にし野菜を育てる。
循環型で自給自足の夢のような暮らし。日本では昔これを有畜複合農業と呼びました。

世間の荒波と現実にもまれ、すっかり忘れ去っていた20代のころの自分、
「こんな農場で自給自足で暮らしたいと思ってた若い娘」だった自分を思い出し、
胸がきゅんとなりつつも、今や40代後半のオバハンであるわたくし。
オバハンの目には、この生活を実現することの厳しさも同時に見えてしまいます。

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まるで家庭菜園のような作付けの農場。基本は少量多品目で混植栽培です。
こういう栽培方法って、いろんなものが植わってるので管理が大変。効率が悪いのです。
っていうのが、まっすぐにモノが見られないオバハンの感想でした。


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適地適作・自家採種、有機農業の基本です。小川町には在来の大豆があるそうで、
昨年のように大豆には最悪の条件の年でも、その「小川青山在来」だけは収量が変わらなかったとか。
地豆の強さを感じますねえ。本庄あたりでも「借金なし」と在来品種は収量が良かったそうです。

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金子美登さん。有機農業の牽引役としての威厳よりも「いい人だなあ」的な印象が強い方。
「米麦養蚕の時代に金子家では反物の織り手が二人いたから、すごく儲かった。
今ウチの周りに畑があるのは、祖父がその時代に近隣の畑を買ったから。
おかげで移動が少なくて便利なんだよ」 お祖父さまも先見の明があったのですねえ。



金子さんの農業の形は私の理想とする「高品質多収の有機農業」とは少し違います。
金子さんの野菜を食べている人は、金子さんの思想も一緒に食べているのでしょう。
それはでも、小川町を有機の町にした原動力でもあったのです。

金子さんの農場から巣立った新規就農者は、小川町で30組以上就農しています。
その結果、耕作放棄地が14ヘクタールに減りました。
まさに、有機農業が町を活性化したのでした。

単に食べものを作るだけじゃない有機農業の思想と役割、
そしてその広がりを感じることができる霧里農場。

有機農業に関わって20年のわたくしですが、娘時代の理想を思い出し、
なんかちょびっと感動してしまいましたです。


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みどりのゆび(Green Thumb)

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ナスの第一花が咲きました。チッソ的にはいい効き加減の色合いです。
めしべの伸び方はこれでいいんだっけ? 着果したかなあ。リン酸が効いてればいいんだけど。



小学校のころ、図書館に「みどりのゆび」という本がありました。
ファンタジー文学が大好きだったわたくしでしたが、この本だけはなぜか読みませんでした。

「みどりのゆび」ってなんかタイトルがイヤ。
妖怪人間ベム的な怖い話なんじゃないかとか思っていたんでしょう。
頭のなかに緑色の人間のコワ~イ絵柄が浮かび、一度も手に取ることなく卒業しました。

大人になり、緑の指ってのは妖怪の指ではなく、
園芸の才能に恵まれた人のことを言うのだと知りました。

小学校の頃、あの本を読んでたら自分も緑の指を持てたのかもしれないなあ…
今さら思っても時すでに遅し。わたくしは「緑の指」を持っていないのでございました。

どころか、水をやり過ぎてサボテンも枯らす「愛しすぎる女」であるわたくし。
基本的に植物を育てるのに向いていない気がします。

種をまけば芽が出るという人を見るとうらやましくてしょうがないのでした。

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へなちょこな感じのオクラの芽。でも、2009年よりも発芽率がいいんだよなあ。
どういうことだろう? ひょっとして緑の指度が上がったのかも。


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種まきにちょびっと飽きてテキトーにまいたバジルが、わさわさわさっと発芽してました。
うれしい。この後あちこちに移植して、今年の夏は自家製のバジルペーストをアホほど作ります。

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雑な感じで発芽しているモロヘイヤ。ふた株もあればひと夏分のモロヘイヤは確保できます。
しかし欠株も多いモロヘイヤ。これは種のまき方がなってないという証拠でありましょう。



種の発芽には緑の指の他に、種が要求する条件を満たしてやる技術が必要です。
お日様(光)、水、空気。この3つの条件が適度なときに、種は芽を出してくれます。

割と有名なのは、人参や大葉、バジルなどの「好光性種子」。
光が好きなので深くまくと全く芽が出てきません。
だからと言ってテキトーに土をかぶせると、それはそれで乾いたりして出てきません。

また、豆類はひとつずつまくよりも、二つか三つ同じ位置にまいてやると、
生育が良くなることが知られています。

こういう植物の生理をよく知っていて、なおかつ条件を満たしてやれる人が、
「緑の指」をもつ人たち。まあ、行ってみればプロ農家ってことでしょう。
天性の緑の指をもっている人は、植物の神様に愛されているのでしょうね、きっと。

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チッソ分が正しく効いている軸の形のピーマンの花でございます。
花のついてる軸が長すぎるとチッソが多く、短すぎるとチッソ不足。
株はこじんまりでも花や着果はちゃんとしている状態…リン酸が効いてるってことなのでしょうね。



さて、種まき後1週間経ったほんたべ農園。

本日水やりに行ってみると、小さな芽があちこちから出ておりました。
しかしまあ、想像通り、それなりに欠株になっております。
これがみどりのゆびをもっていないことの証明なのでしょう。ううう。

ほとんどの2年物の種が発芽していましたが、唯一大葉だけ出ていません。

大葉はそういう植物なのか、それともまき方が悪かったのか、
雑な種まきしかできないので、はっきりわかんないところが自分的にいまいち。
とりあえず、欠株分と大葉は種を買うことにいたしました。

明日の東京は雨降りです。明日種をまこう。

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チッソが不足しているきゅうりのまきひげ。水をやらなかったのでチッソ分が吸えなかったのかも。
ってことで、水やりしました。気相が高い畑なので、ちゃんと水やりすべきだったのかもしれません。
うーん、いろいろ勉強になるなあ…、おもしろい。

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お隣のおじさまのきゅうりのまきひげ。まっすぐにピンと出ているのは、チッソがうまく効いてる形。
これがぐりんぐりんに巻いてるとチッソ過剰。葉っぱもでかくウドンコ病とかにかかりやすくなります。



そしてそして。

大変ものすごく腹立たしいことに、枝豆が鳥に食われておりました。
圃場周りに張り巡らせた木綿糸が、知らない間に切れていたのでございます。

まあね。横着して木綿糸使ったときからダメじゃないかと思ってたよ。
テグス買いに行くのがめんどくさかったんだよ。
でも3カ所も切れなくてもいいじゃんか。
鳥め! 許さん! 

などと心の中で罵詈雑言をこねくり回すわたくし。

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こういう感じでぽつぽつと、双葉っていうか鳥が豆を食ったあとが残っているのです。
ううう…腹立たしいぜ。これを見ると相当ぐったりします。
一気に10歳ほど老けた気がして肩が落ち、脳細胞が100個位死んでる気がします(大げさか)。



こういうのを「転ばぬ先の杖」って言うんだっけ? いや、違うなあ。
「大は小を兼ねる」でもなくってえ、、、ああ、「後悔先に立たず」だっけ…
等々枝豆をじっと見つめてぶつくさ言っていたら、
最近仲良くなったお隣の区画のおじさまが、余った枝豆の種をくださいました。

「残しててもまかないからね。使いなさい」
こういうの、「渡りに船」って言うんだっけ? あっ、違った「地獄で仏」だ。

さらに。
「テグスを張るかい?」と、テグスと支柱も貸してくださいましたのです。
テグス買いに行かなくてすんだ!!! あああ、ありがとうござります~。

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おじさまに貸していただいたもろもろのモノたち。ありがたや。
このちびっちゃい支柱もテグスも、買うとけっこうそれなりの金額するんですよね~。
枝豆が上手にできたら感謝の心をこめておすそわけしようと心に誓うわたくし。



水やりだけの予定だった本日ですが、
「鳥め!絶対来るな!」オーラを込めつつ、テグスを無事張り終えました。
これでいんげん豆の芽は守ることができそうです。

おじさま! 感謝!でございます。

しかし、雑な仕事をしては人様にご迷惑をかけるのも、そろそろ反省しないとなあ。
自分の雑さ加減と来し方行く末を考えてしまった、5月21日土曜日でございました。


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ほんたべ農園 定植と種まき終了

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2009年6月に購入し、その年の夏作に使って残った種。冷蔵庫で保管してました。
発芽率が悪いかもな~と思いつつ、これを種まき。出なかったら買いに行きます。
「はたして種の在庫は冷蔵保存で2年間可能かどうか」の実験でございます。



苗の購入5月2日。定植5月14日。

2週間もほったらかし。遅い、遅すぎる。

山菜採りだの受粉だのにかまけていたら雨降りが続き、思い切り定植が遅れました。
きゅうりの下葉に苦土欠の症状が出るに及んで、焦りまくったわたくし。

さらにナスが徒長気味で「ああ~、やっぱ小さい苗買って失敗した~」的な
「もうダメダメ」感が漂いつつ、定植が終了しました。

「雨がざあざあ降った翌々日」というのが定植の理想の日。

14日、理想そのままの日でしたが、何せ気相が高い畑ですから、
カランカランに乾いておりました。ちょびっと掘ってもいまいち湿ってる程度です。

ま、いっか。

うまいトマトができるさ、きっと! と希望と妄想で欲を膨らませて、
まじめに支柱立てもいたしました。生まれて初めて支柱がうまく立てられたです。

やればできるじゃん! 何もかも結果オーライ! 問題なし!!!
よしよし自分エライ! とか思いながら作業終了。4時間もかかりましたです。

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4時間のうちの30分は圃場周りに糸を張ることに費やされました。フツーの木綿糸です。
高さ40センチと15センチ、2カ所ぐるりと張りました。豆の種まきをしたので、鳥よけでございます。
地上40センチの高さに何か障害物があると、鳥は飛んできて着地することができません。
地面を歩いてくる鳥用には15センチ。細い糸一本なのですが鳥が来なくなるから不思議です。



さて、定植をしても、すぐに水やりをしてはいけません。

「定植前に鉢にじゅうぶんに水を与えておき、1週間はほっとけ!」と
元栃木農試で、その後MOAの農業大学校で校長先生をして
今は家庭菜園の本を何冊も書いていらっしゃる木嶋利男さんの本に書いてありました。

師匠・西出隆一さんもそうおっしゃいます。
なぜか。理由は吸水根と吸肥根とは生える位置が違うからなのでした。

定植後、最初に伸びるのが吸水根。

定植後すぐに水をじゃんじゃんやると、
土のなかふか~く伸びて行くはずの吸水根が浅い部分に伸びてしまい、
乾きに弱くなるそうなのです。

2009年、なんちゃって有機ほんたべ農園ではこの木嶋先生の本を信じて
ナスに3日間水やりをしませんでしたが、しおしおになってるのを見てかわいそうになり、
思わずじゃんじゃん水をやってしまいました。

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ウリ科作物の雌花ってかわいいっすよね~。きゅうりなんかとくに「うひっ」って感じ。
雌花はついてるけど雄花がまだ咲いてないので、この花は着果できないかも。悲しい。早く咲いて。



その後も水やりはよくやってたので、特に乾きに弱いナスだった記憶はなく
というか、今までになく収量が多かったため、
「いいんじゃん! 水やっても!」とちょびっと思ったりしたのでした。

今回もしおしお状態のナスを見たら、たぶん雨にぬれてる子猫を拾うように
じゃんじゃん水をやってしまうに違いありませんが、とりあえず現在のところ
「水は1週間やらん!」と心に誓っています。

その点トマトはほっといても活着するので、気になりません。
しおれててもそのうち元気になるのがトマト。
ある意味3段目開花まではほったらかしで平気です。大丈夫です。

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15日の午後にはしおしおになってました。しかもナスだけ。
ちょびっと水をやりましたです。このしおしお感、やっぱ水やりしちゃいますですよ。
しかしなぜ、毎回そうだけど、トマト・きゅうりはしおしおにならないのか。不思議だ。



そして今悩んでいることがひとつ。

山梨県のすもも農家、古郡正さんに「栄養週期の小技」を聞いてしまったのです

それは、トマトが活着して第一花が咲いたあたりで、
栄養成長から生殖成長のスイッチに切り替わる後押しをするために、
「リン酸の単独的効果をねらえ!」と言われたのでございます。

何をするかと言うと、過リン酸石灰を100倍に溶いた水を1株に1リットルくらい与えるのです。
そうしたら半日から一日後、栄養週期で言うところの「単独的効果」が現れるのです。

何のことかわからないと思われるでしょうが、
書いてるわたくしにだってさっぱりわかっておりません。
でもその「単独的効果」というのが見たいのです。

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全然肥料分の足りない感じの第一花。この苗だけデルモンテの特別なトマト。
その他は全部自根なのですが、さすがデルモンテ、でちょっとお高い苗だったのでした。
自根トマトと味を比較しようかしらと思って購入したんですけど。それ以前に枯れないでって感じ。



すももの古郡さん、さくらんぼの奥山博さんがおっしゃるには(二人とも栄週の達人)、
「新芽がキラキラと輝き、葉の緑色がパアッと変わる」のだそうなのですよ。

どんなもんだか見たいじゃないですか!!
そして「当社比」の写真を撮りたいじゃないですか!!!

しかしわたくしの畑はすでに石灰が過剰な畑、
とりあえず土壌バランスは整っているのです。
そこに過リン酸石灰…思い切り化学肥料だし。…どうしよう。うーん。

まあ、トマトが活着するまで、あと少しあるし。

とりあえず過リン酸石灰を探してみて、売ってなかったらそれは運命。
ちょうどいい1kg袋とかが売ってたら「とりあえずやってみろ!」という神様の指示
…ってことにしよう、他力本願だけど。いいんだ、それでOKだ!

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ところどころにハーブ苗を植えて、ハーブ的生活を楽しもうと画策しています。
マジョラムは夏野菜と相性が良くて、オムレツに入れるとそりゃもうおいしいハーブ。
その他、天敵のためにカモミールも定植しております。早く繁殖してくれ、天敵君たちよ。



ついでですが、枝豆の本葉が5枚出たあたりでも過リン酸石灰をまくと
ものすごく収量が上がるらしいのでした。
でも、生長点を摘んでも収量が3倍になるんだよなあ(当社比)。

過リン酸石灰か、生長点か。
っていうか、西出さんか古郡さんか、科学的な有機農業か栄養週期かってことですよ。


「指導者は一人にするべし。

技術のつまみ食いをしてたらいいものはできない」

by 西出隆一


うーん。

悩むわたくし。


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山菜摘みで考えたいろいろなこと

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GWに山梨のすもも農家・古郡さんのところでよもぎ摘みをしてきました。
冬の間体内に溜まった毒を出すのに、山菜の苦みというのが有用だと漢方などでよく言います。
よもぎはぐわーっと毒を出してくれそうな草ですね。この時期の柔らかい新芽だけを収穫します。



以前仲良しの産地で、山菜摘みがてら取材をさせてもらったことがありました。
山の中らしく、こごみやふき、タラの芽、コシアブラ、うど等々、なんでも採れます。

ほとんど手がかからない山菜「こごみ」が大好きなので、
こごみの群生地に連れてってもらった時には
「うひゃっ!」とヨロコビの声を上げてしまいました。

地面をじっと見て歩いていると、あちこちにちんまりと山菜が見つかります。
食べものが地面に落ちてるってのは楽しいなあ!としみじみ思いました。
苦労せず食べものが獲得できる喜び…かな~り楽しい経験でした。

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子どものときは全く食べられなかったわらび。今や大好きな山菜です。
山形県ではこの穂先の部分は取っちゃって食べないんですって! 理由は「前からそうしてるから」。
実は発がん物質という噂もあり、それ以来なんとなくわたくしも取るようにしています。



その取材でタラの芽を採ってる時、ちょっとした事件がありました。

山の中腹あたり、人間の背丈程度の灌木のなか、人影が見えたのです。
大きなしょいかごをもったその人影は、我々に気づくとすぐに消えました。
しゃがんで隠れたようでした。

「あの人、山菜泥棒だよ、きっと」 その山の持ち主の農家が言いました。

「けっこう来るよ、誰も許可取らないで、タラの芽とか根こそぎ採って行くんだよ。
たくさんあるから別に採ってもいいんだけど、ルールを守って欲しいなあ」

林道の道端にあるタラの芽は、道行く人がほとんど採ってしまうと笑います。
バッサリ折られた枝をみて、その採り方が困るのだと、しみじみ言いました。

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山の中を歩いててみつけた「銀ラン」。山野草かな? ちんまりして美しい花ですね。
こういうのを根こそぎ取って行っちゃうオバサマが大変多いそうです。



「山から恵みをもらってるって感覚がないんだよね。

穂先だけ摘み取れば、タラの芽はもう一回出てくるからそれを残せるんだけど、
茎ごと持ってっちゃう。だぶん、水に浸けておけば何度か出るから、
それを知ってるんだと思う。売ってるのかもしれないねえ。

そんなことすると、残された茎からは何も出てこなくなっちゃう。
搾取すると二度とその恵みが得られないってことがわかってないんだよね」

楽しくてごっそり持って行きたくなる気持ちは理解できなくはないけど、
「いただいてる」という感覚が欠如しているのだろうなあと感じました。

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鳥取県では皮を捨てて中身を食べる「あけび」。山形県では皮だけ食べる「あけび」。
山梨のすもも農家は中身を天恵緑汁にする「あけび」。人それぞれなのですねえ…。



「山菜を出さなくするのは簡単なの。
根こそぎ採っちゃうか、山の手入れをしなきゃいいの。

毎年何度か山に入って、下草を刈ったり枝を払ったりしてやんなきゃいけなくて
それをさぼるとすぐに山はダメになる。人が入れなくなる。
だから、それは山を持ってる者の先祖代々からの役割なんだよね。

辞めちゃうと、山が荒れて、山菜やきのこも出なくなっちゃう。
山菜やきのこは、山の手入れをしたものに与えられる恵みというかご褒美なんだよ」

その話を聞きながら、わたくし、農村には「仕事」と「稼ぎ」という
2種類の仕事があるのだという話を思い出しました。

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枯れちゃった巨峰畑の下に日本タンポポが群生してました。
ガクが反り返ってないのが日本タンポポ。西洋タンポポは反り返ってるのですぐわかります。
古郡さん曰く「この山にはまだ西洋タンポポが来てないだよね」…うーん、それは珍しい。



「仕事」は地域や子孫のために延々と続く止むことのない利他的な活動のこと。
「稼ぎ」は日々の食料を得るための経済的な活動のこと。
都市生活者の仕事は「稼ぎ」のみなのですね。そう考えるとわかりやすいです。

田んぼの水路の管理、山、農道、共有スペースの管理…
農村には自分のため以外の仕事がたくさんあり、それはお金にならなくても
先祖代々続けてきて、やらなくてはならない当たり前の仕事なのでした。

農地を耕し食料を生み出す、それを次世代につなげる仕事「農業」は
「稼ぎ」もあるでしょうが、どちらかと言うと「仕事」に分類される
稀な例のような気がします。そう考えると、第一次産業全体がそうですねえ。

都市生活者が農業に惹かれる理由がわかるような気がします。

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野草っていうか雑草でもあるノビル。味噌付けて食べるとおいしいけど、
食べすぎると鼻血が出そうです。でも春はそういうものを食べなくちゃ。



そこいらの山に入って山菜という恵みを得ることができるのは、
誰かが手入れをしてくれたおかげと考えれば、また翌年への配慮があれば、
根こそぎ持っていくことの無礼さ、傲慢さが理解できるはずなのに。

日本人はそういう感覚を、すでに無くしてしまったんだろうか。
なんとなくちょびっとがっかりして、その取材を終えたのでした。

さて今は5月。まさに、山菜の季節です。

手入れに値する恵みが、あの山で次々に芽を出しているのかな。
たらたら歩くだけで食べものが入手できる喜びを味わっているのかな。
と、思っていたら。

福島のこごみから放射能が検出されたとニュースで聞きました。

彼の山は福島県にあります。
今年は山菜は採らないのでしょう。とりあえず出荷は自粛すると言っていました。

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チェルノブイリではきのこがものすごく放射能を吸うことがわかってますから、野生のきのこは危険です。
今年のマツタケごはんは、老い先短いオトナは良くてもお子様は食べない方がよさそうです。



何百年もの間、先祖代々山の手入れをしてきた結果、得られたご褒美
山菜やきのこは、誰にでも平等に山に行けば与えられる豊かな恵みだったのに。

人間は、自然とのこの契約を「放射性物質」によって一方的にご破算にしてしまったのです。

これから、自然が時間をかけて修復してくれるのを、ただ私たちは待つしかない、
でも、どれほどの時間をかければ修復できるのか、誰にもわからないのでした。

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来年もまた当たり前のように山菜摘みに行けるでしょうか。
誰にもわかんない答えだけど、誰かに聞いてみたいです。メルトダウン隠してた人とかに。



山々の新緑は美しく、木々は営々と続けてきた営みを今年もただ繰り返しています。

でも、そこにいる人間には、目の前にある食べものが食べられない。
自分たちが作りだした目に見えない物質のせいで。

電力という恵みを享受してきた私たちへのしっぺ返しは、
考えていた以上に大きなものになりつつあります。

これを次世代へ持ちこさないよう、私にはただ祈ることしかできないのでした。


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りんごの受粉をしてきました

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清楚な感じの「ふじ」の花。品種によって、りんごの花の印象は全く違います。
おおむね花は白く、違うのはつぼみの色合いと咲き方。花びらの形も微妙に違います。
思わず「かわいい!」と叫んでしまう花は「さんさ」かな。



GW最終日。渋滞なしの中央道をすいすい走って、安曇野に行ってきました。

今年のりんごの花は、昨年と比較して1週間ほど遅く、
毎年GW初日には開き始める花が最終日にようやく満開…冬が相当寒かったのですね。

あまりにも花が早すぎると霜害があるため、遅い方が良かったりもするのですが、
こんなに遅いのはここ何年もなかったこと。それはそれでまた心配でもあります。
この後の急激な温度変化がなければいいけどなあ…と思っています。

さて、りんごの受粉ってあまり聞いたことがない人もいらっしゃるでしょう。
昨今ではりんごの受粉をする農家は少数派の部類です。

実は、りんごの受粉は主に蜂が担当していらっしゃいます。
しかし、ミツバチは15度以上にならないと巣から出てきません。

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気温20度以上なので、この日のりんご畑にはブンブンとミツバチの羽音が聞こえていました。

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ひときわでかい羽音のクマバチ。ふわふわの黄色いえりまきが素敵です。

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りんごの花に頭を突っ込んでるツツハナバチ。お尻だけ見えててごめんなさい。
カヤやヨシの筒状の茎のなかに卵を産み、花粉を山ほどつめて泥でふたをして、世代交代します。
長野県ではりんごの受粉に、山形県ではサクランボの受粉用に飼われています。



「アタシたちって、9時から5時まで勤務なの。雨が降ったり寒かったりすると飛ばないの」
組合労働者とも呼ばれるミツバチは、早朝や夕方には飛んでくれないのでした。

そのため、長野県では12度以上温度があると飛び始める
ツツハナバチを飼うことが奨励されています。
この蜂は、5月上旬の2週間だけ巣から出てきて繁殖し、その後休眠する一夫一婦性の蜂。
小さい黒っぽい蜂で、たいへん素早く動くので写真が撮れません。

最近ではツツハナバチを飼う人が減ってるとも聞きましたが、
りんご畑に行くと蜂の羽音がよく聞こえます。受粉昆虫には事欠かないのでした。

なのになぜ人間が受粉するのか。
それは「いい果実がなるから」なのでした。

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耳かきのうしろについてるぽわぽわの毛みたいな受粉用のはたきで、
りんごの中心花一個一個に花粉をつけていきます。蜂の仕事を人間がやってます。


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中心の花が最初に咲くのがりんごの花の特徴。すごくわかりやすいですね。
中心花がつけばいいので、摘花剤(石灰イオウ合剤)をまいて側花のめしべを焼く人もいます。
合剤をまいた後に霜が降りて中心花がやられると、ちょっと痛いことになったりします。



りんごの花は一か所から5つのつぼみが出てきます。
そのまんなかにある「中心花」が最初に開きます。
通常は中心花が受粉することが多いため、周りの花は必要ありません。
この周りの花は「側花」と言い、中心花が受粉しなかった場合の補助的役割を持っています。

中心花が受粉したけど霜にやられたりすると、側花がりんごになります。
しかし側花がついた場合、種がまんべんなく入らない変形果になることが多く、
贈答用のりんご(ふじ)には使えなくなってしまいます。

りんご農家にとって贈答用のりんごは大変とても大切なもの。

贈答用がたくさん収穫できると経営も潤うので、
これは虫にまかせておけないという農家もいるのでした。

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おしべが乾いて茶色くなってます。こういう状態になるともう受粉はしてくれません。
というか、すでに受粉している可能性もあるので、こういう花には花粉をつけません。
わたくし、9時から10時頃まで、この花にも花粉をつけておりました…一時間も…大失敗。



さて、花粉は15度以上28度以下で受粉します。
開花時に温度が高すぎるとダメ。低いとダメ。
で、花が咲いたらすぐ受粉しなくてはなりません。

ふくらんできたつぼみをよく見て「あっ!咲いた!」と思ったらすぐに受粉開始。
山場はだいたい2日間。人海戦術で一気に受粉するので、
ふじの栽培面積が多いと、かな~り大変な作業です。

昔のりんごづくりでは、受粉は蜂の仕事ではなく人間の仕事でした。
その後りんご栽培の省力化で、混植と蜂による受粉が主になりました。

ワイ性台の技術、着色系りんごの育成など、
りんご栽培は時代とともに省力化されています。

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ひとつひとつりんごの中心花に、ぽんぽんとていねいに花粉をつけていきます。
地道でちまっとした作業ですなあ。こういうのは、女性の方が向いてると思います。


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花びらがまあるい形のさんさの花。毬みたいでとってもとってもかわいいのです。

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緑のりんご「グラニースミス」の花。花がたくさんついて花びらも大きく、
なんとなく多情な印象を受けます。りんごももりもりもりっとたくさん着くので、そんな気がするのかな。



大きな木で脚立を使う作業や、りんごの実に袋をかける作業など、
人手と体力を使う仕事は減ってきています。
最小限の作業でりんごを作る技術を持っていれば、
昔ほどの手間がかからず、面積を増やしていくこともできます。

ただ、「いいりんごのため」の受粉作業は園主の方針でもあります。
どんなに省力化されても、受粉だけは今後も継続していくのだろうなあ…と思うのでした。

今年もきれいなふじがたくさんなりますように。
わたくしの、蜂にも劣る素人の受粉作業が成功していることを祈っています。


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プロフィール

ほんたべ

Author:ほんたべ
手島奈緒
おいしい食べものをつくる人を紹介したり応援したりしております。ブログをまとめた著書『いでんしくみかえさくもつのないせいかつ』(雷鳥社)『まだまだあった! 知らずに食べてる体を壊す食品』(アスコム)『儲かる「西出式」農法』(さくら舎)など。現在ハンター修行中。

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