春ですよ!土壌分析いたしましょう!

IMG_5806.jpg
ぺんぺん草って意外と花がきれいなんですよねえ。タネはハート形でラブリー。
でもこんなもん畑に生やしてちゃダメなわけで。師匠的には「下農」なのでした。



なんつって、ちょっとタイミング的に遅いんすけど、
しないよりは絶対にいい、土壌分析。

素人でも分析結果をもとに施肥設計すれば、
ある程度いいものが採れて、ご近所に「うまいのね~」とか
言われちゃうこともある土壌分析。

とにかく、絶対に絶対にした方がいい土壌分析。

とくに、農業の初心者ほど土壌分析をする必要があると
わたくしは信じております。なぜなら、

1.畑が新しいことが多い
2.前作が慣行栽培なのでバランスが悪い
3.一から土づくりする必要がある

というようなことがあるからです。

IMG_5803.jpg
にんにくの自給を目指し昨年11月に植えましたが、一向に芽が出ず、
3月に入ったら知らない間に芽が出てました。肥料が足りないです!って
葉っぱが主張してます。唐辛子の後作で無肥料だったのでした。無謀でした。
本日雨降り後に追肥する予定。しかし大きくならないだろうな~。



前回書きましたように、いい土とは
物理性・生物性・化学性が整った土で、ラストの化学性は
作物を栽培する際の「施肥」に関係しますから、
これを知らずに栽培を開始するってのは、
「羅針盤なしで海に出るのと同じ」と師匠・西出隆一氏は言います。

実際に分析をやってみると、まあ驚くことが多いです。

畑が耕作放棄地で自分が一から耕しました!的な場合、
腐植もCECも高かったりしてとてもいい土なのですが、
塩基類がからっぽ!ってなことが多いです。

そういう畑に石灰と堆肥だけ入れてスタートすると、
肥料不足、初期のチッソが効きすぎて虫害発生、
その後息切れで作物終了、欠乏症頻発、生育不良
なんてことが起きかねませんです。

また慣行栽培の畑を借りてスタートする場合。

どういうわけだかまじないのように日本の畑は「酸性」と
固く、かたーく信じられており、栽培開始前には石灰を入れましょう
ってな感じで、石灰を入れる人が多いです。

IMG_5817.jpg
わたくしの借りている区民農園も石灰過剰(500kgほど)なので、
あと5年は石灰入れなくていいだろうと思うのですが、お隣さんは毎回入れてます。
ものすごく過剰になってるんだろうな~と思うけど、余計なお世話なので言いません。
皆さまも、まじないのように石灰を入れるのは考えた方がいいと思いますですよ。



その結果、ほとんどの畑が石灰過剰。
反当たり300kg過剰なんてざらな話。
そしてカリと苦土が欠乏していることが多いのです。

石灰の過剰は塩基バランスを崩し、欠乏症が出やすくなります。

さらに、塩基飽和度が高いと土壌がチッソをつかまえておけないため、
チッソ分が流亡し、生育途中で肥料が切れたり、
初期に大量の虫害が発生します。

石灰過剰、いいことひとつもありません。

土の中に何が残ってるか、何が足りないか、
わかんない状態で作物栽培をスタートするのは、ある意味無謀。

なんかうまくできないのは、技術がないこともありますが、
土をよく知らないことで起きている部分が多いのです。
技術は一朝一夕で身につくものではないですが、
土のバランスを整えるのは、土壌分析をすれば一発OK。

IMG_5802.jpg
ソラマメが大きくなってきました。霜にも負けず偉かったね!と言ってやりたい。
この後、第一花が咲いたらチッソ分を何kg追肥して脇芽を取ってとかいうのが技術。
タネをまく前にそらまめが必要とするチッソ分を計算して施肥するのが土壌分析の役割。



技術のなさを科学でカバーできるのが、土壌分析のいいところ。
土壌三相を測るのも同じです。だからこそ初心者におすすめなのです。

粗大有機物と堆肥を毎回ちみちみと入れ、
土壌が肥料をつかまえておけるように変わるのを待ち、
チッソ分を入れなくても微生物がアミノ酸をつかまえてるから
無肥料栽培が可能になる!なんつーことは理想かもしれませんが、
30年はかかります。

それを一年や二年でやろうとしている新規就農者の多いこと。
絶対に無理! 
無肥料栽培できてる人たちは、長い間の蓄積があるのです。

その30年を短縮するのかが「技術」ってもんです。
その技術を補佐してくれるのが、土壌分析なのです。

名称未設定
土の採り方はこんな感じっす。これを分析機関に出せばいいだけ。
その後数値が上がってきたら診断すればいいだけ。っていうか、この診断ができない人が
多いんですよね。数字見せていただければ、やりますよ。ご相談ください。



分析はしたけど数値の読み方がわからないとか、
分析するあてがないとか、いろいろあると思います。
とりあえず、ご相談ください。

新規就農者支援の「ほんたべくらぶ」でございますから、
できる限りのご協力はいたします。

文中に出ている専門用語につきましては、わたくしのサイト
「ほんものの食べものくらぶ 土の科学性」をご確認ください。


★現在ブログランキング参加中です!
↓プキッとクリック、ご協力お願いいたします!



こちらもよろしくお願いいたします!
にほんブログ村 環境ブログ 有機・オーガニックへ
にほんブログ村

再び土壌三相分布を調べてみた

IMG_5754.jpg
採りそびれた小松菜・ビタミン菜がいっせいにトウ立ちを始めました。
これからひと月ほど菜花天国。食べすぎで、苦み走ったいい女になりそうです。



春ですよ!

夏作の準備ですよ!
土壌分析診断して施肥設計の季節ですよ!

相変わらずぼんやりで、土壌分析をしていないほんたべ農園。
やばい!ってので、土壌三相をはかってみました。

ここでおさらいですが、いい土ってのは

1.物理性
2.生物性
3.化学性 の整った土のことを言います。

これ、重要な順番に並んでます。
土壌分析だけしててもダメなのですね。

IMG_5769.jpg
去年100ml土を採取するいい器がなかったのですが、今年は見つけました。
右側のプリンの入れもの。満杯に入れてちょうど100ml。すばらしい。
ありがとうニコタマのケーキ屋さん! あなたのおかげでコーヒー缶を切らずに済みました。



物理性は三相分布の計算である程度わかります。

生物性は作ってる作物に病気が出てるかどうかで判断します。
土壌由来の病気が出てれば、整ってないってことです。

化学性は土壌分析でわかります。

3つがうまくバランス取れて初めて「いい土」と言えるのです。

なんかここんとこ水はけ悪いなあ…とか、
ミョーに乾くなあ…とか、畑によっていろいろです。

長年耕してる自分の畑なら、ある程度わかるもんですが、
借りたばっかの畑で、何がどうやらわかんない等々の際には、
三相分布をはかるのが一番。

IMG_5756.jpg
土の表層部分を3センチほどこそげとり、容器をばふっとかぶせて、
土を詰め込みます。有機物が多少入りますが、気にしません。
あちこち計ってみるといいですよ~。場所によって数値が違ったりします。



なにしろ、客観的な数値で判断できますから、
年に一度程度、あちこちを測ってみるのがお勧めです。

物理性を整えず施肥設計をしても、穴のあいたざるのようなものと
わたくしの師匠・西出隆一さんはおっしゃいます。

さらに生物性が整わない土で耕作するのもダメなのです。

腐植分と微生物。このふたつが団粒構造を作るための
大切な材料なのですから。

そして団粒構造ができてるかどうかは、三相分布の調査で、
ある程度わかるのです。

水はけが良く、保水性の良い土。これが理想の土。

IMG_5757.jpg
さあ、土を採取しました。なんか水分多そうです。
明日の方が良かったかな…。でもまあ、いいや、せっかく採ったしな!



さて皆さん、三相分布をはかってますか?
これ、フライパンと秤があればすぐにできます。
とっても簡単に自分の畑がどんな構造なのかがわかるのです。

でもね。やってない農家がほとんどなの。
なんでやらないのかな~。20分でできるのに。

ってことで、昨年に引き続き今年もやってみました。
ほんたべ農園、多少改善されたでしょうかしら?

三相とは、液相(水分)・固相(固形分)・気相(空気)の3つ。
理想的なバランスは、3:4:3であると言われます。
ついでに、土の仮比重も調べます。

以下調べ方。
三相分布の測り方
土を取るタイミングは、よーく雨が降った2~3日後。
水分が下層に抜けたころを見計らって取ります。

世田谷区は土曜日に雨降りでしたから、本日採取いたしました。
あとで考えるとまだ水分が抜けてなかったので、
ちょっと失敗だったかもと思っとります。

ほんたべ農園の土は、100mlで120gありました。
余分な水が残ってそうですが、とりあえずこれで計算です。

フライパンでゆっくり乾かした乾燥土の重量は70gです。

液相率=120g-70g=50%
固相率=70g÷2.65=26.4
気相率=100-(50+26.4)=23.6
仮比重=70g÷100ml=0.7

仮比重の理想値は0.97~1です。
バランスは液相5:固相2.6:気相2.3

うーん、なぜこんなに固相が低いんだ。
それに液相が高すぎる気が…やっぱり雨が抜けてなかったのかも。

IMG_5774.jpg
採ってきた土をフライパンで乾燥させ、重量をはかります。70gでした。
生土の重さは120gありましたから、水分が50g抜けたってことですね!



結論は、固相率が低く液相率の高い仮比重の低い土ってことで、
それはつまり、水はけが悪い軽い土ってことです。

団粒構造はできていないようです。

液相率の高い圃場には、モミガラ、
固相率の低い圃場にはゼオライトなどを入れて調整します。
でもほんたべ農園は、今年の12月には返却する区民農園。
もったいないので入れませんですよ。

いつか長期的に畑を借りたら、きちんと土壌改良しようと思います。
あああ、自分の土地が欲しいなあ。
小作って悲しいなあ。

ちなみに以下去年の結果。
でも生土を取る段階から間違えてるので数値は参考にならず。
今年も雨が抜けてなかったかもしれないので、再計測する予定っす。
http://hontabe.blog6.fc2.com/blog-entry-65.html

★現在ブログランキング参加中です!
↓プキッとクリック、ご協力お願いいたします!



こちらもよろしくお願いいたします!
にほんブログ村 環境ブログ 有機・オーガニックへ
にほんブログ村


価格では計れない農業の多面的役割

040809キャベツ畑のアマガエル1
畑に行くとフツーに見かけるアマガエル。わたくしの住まう世田谷区近辺では
めったに見かけることがありません。オタマジャクシが育つには水場がないとダメ。
近くに田んぼがある地域には、地面からわくようにアマガエルが生まれています。
ところでこれ、アマガエルかなあ…? もしかしてシュレーゲルアオガエル?
写真提供・市川泰仙



「TPPに参加したらこうなるわよ」という農水省の試算に
「農業の多面的機能の喪失額3兆7千億円程度」とありましたよ。

あまりにもさらっと書いてあるので、見過ごすとこでした。

農業の多面的機能とはいったい何のことでしょう。
それは主に田んぼで稲が栽培されていることで機能するもの

田んぼが失われれば無くなってしまうもの。

現在当たり前のように私たちが享受している利益。
それが農業の多面的機能なのでございます。

日本の稲作は米を生産する以外に大切な役割があるのでした。

R0013017_20120323123419.jpg
たとえばこのハチ。アブラバチというアブラムシの天敵ですが、
日本には約200種ほどいて、天敵の研究者が同定するのに四苦八苦するほどだそうです。
よその国にはこんなにいない。日本という国は生物がとてもたくさんいる非常に稀な国。
この多様性を人知れず守っているのが「農業」という仕事なのです。写真提供・市川泰仙



瑞穂の国・日本と言われるほど、
私たちの国は、豊かな水に恵まれておりますね。

蛇口をひねればそのまま飲める水が出てくる。
よその国から見ると大変すばらしいことでございます。

わたくしの故郷、最近SBのCMで一躍メジャーになった(ってないか)
鳥取県東部地方では、浄水器などは全く必要なく、
それはそれはおいしい水道水が味わえます。

豊富でおいしい。それが日本の水。

田んぼはこの水資源の保全と重要な関わりがあるのです。

田んぼに水が張られるのは、早いところで4月。遅くて6月。
米の栽培期間中、水田は豊富な水を湛えています。
あぜはしっかりと水漏れを防ぎ、管理がきちんとなされます。

代掻き
来月には田植えが始まりますね。穀倉地帯では見渡す限り田んぼという
風景も珍しくありません。中山間地から平野まで、水があるところは日本では
ほとんどの土地が田んぼ。そこにどれだけの水が蓄えられるか。まさにダムです。



この間の田んぼ、実は日本全国で何億リットルもの水を貯め、
一種のダムのような役割を担っています。

上流に田んぼがある地域では、ない地域と比較して、
大雨の際の河川の増水量が少ないという研究結果があります。
一時的に水をため、水量の調整をしているのですね。

また、田んぼの水に有害な物質が多少含まれていても、
微生物や稲が分解・吸収し
最終的には浄化されて地下水となります。

田んぼは私たちが利用する水を保全・管理してくれているのです。

さらにもうひとつ。素晴らしい役割があります。
田んぼから生まれる生物の多さから、
水田は「生命のゆりかご」という誰にもできない役割を担っています。

たとえば「冬季湛水田」。

田んぼの蜘蛛 おきたま0607
農薬に弱いけど昆虫をよく食べてくれる天敵・クモ。嫌いな人が多いけど、
わたくしクモは大切にしております。巣を張るクモよりも徘徊するクモの方が
より昆虫を食べるという研究結果があります。無農薬の田んぼや畑にはたくさんいます。
写真提供・市川泰仙



冬の間は通常水を落とす田んぼに、稲刈り後再度水を張り
春先までその状態にしておく田んぼのことです。

水資源の豊かな土地でしかできないという条件付きの農法ですが、
ラムサール条約に認定された宮城県の蕪栗沼などで行われています。

主たる目的は雑草の抑制なのですが、
冬の間この田んぼは湿地のような機能を持ち、
微生物やイトミミズ、魚類などが生育可能となり、
さらにそれを捕食する水鳥が渡来するようにもなります。

冬季湛水でなくても、無農薬栽培の田んぼからは
さまざまな生きものたちが生まれています。

どこにでも見つけることができるアメンボをはじめ、
カブトエビやホウネンエビ、めったに見つからないタガメ。
ちっちゃなイトミミズや、見つけると「うへえ」と思うヒル、
夏の終わりを感じさせてくれるホタル。
そして凶悪な顔つきのヤゴ。

とんぼ
秋になるとどこからともなく「湧く」ように現れるトンボ。
田んぼから孵化した後は昆虫をとらえながら森や山に向かいます。
これらの昆虫はより大きな生きものの餌になり、生態系の下支えをしています。



このトンボの幼虫は旺盛な食欲で小さな生きものを食べ続け、
秋に羽化し、今度は鳥のエサになります。

田んぼを中心に、豊かな生きものの世界が広がり循環しています。

単に食糧の供給というだけでなく、
日本人の身の回りにたくさんいる小さな生きものを生み出し、
水資源の保全もしてくれる田んぼ。

私たちがごはんをお茶碗何杯か食べるたび、
田んぼの生きものが確実に育まれているのです。

さあ、TPPで外国産米が日本を席巻し稲作が打撃を受けた場合、
この機能が失われることになります。

何億トンと貯められていた水が全部下流に流れ、
梅雨時やゲリラ豪雨で、洪水が起きる可能性が高くなります。
植林ですでに山から貯水の機能が失われつつあるなか、
被害はますます大きくなるでしょう。

カエル
このカエルって、もしかして東京ダルマガエル? 手にツメがないので、
畦がコンクリで固められるといなくなるカエルなのですが、トノサマガエルかな?
トノサマガエル一匹を育てるには、お茶碗113杯のごはんが必要なのだそうです。
がんばってごはん食べなくちゃ!(計算方法は最後の注釈をご参照ください)



また、世界でもまれと言われるバリエーション豊かな
昆虫の世界も消滅します。虫マニアには大ショックです。

田植えが終わりキラキラと水面が輝いている田んぼ、
青々とした稲が風にゆれ、さらさらとなびいている、
稲が黄金色に実り、アキアカネが飛んでいる、そんな風景。

どこか懐かしい、日本人のDNAに組み込まれている風景も、
見ることができなくなるでしょう。景観も失われるのです。

収穫を占う、また、祝う、稲作を発祥とした地域のお祭も
田んぼが無くなれば、意味を失うかもしれません。

ホタル、トンボ、ちいさなカエルたち、水鳥、用水路の小魚、
小さな生きものたちが生まれ続けている世界。
今、あることが当たり前だと思っている豊かな世界。

それがなくなるとしたら。

画像 002
毎日なんとなく食べてるごはんですが、3日に一度一人一杯おかわりすると、
日本人の米の消費量が1割UPすると大潟村の米農家が言ってましたです。
お昼ごはんをパンからごはんにするだけで、日本の米を守ることにもなるのです。



農業を語る際、こういった機能が語られることはまずありません。
それはまだ、私たちの世界から農業が失われていないからです。
当たり前すぎて気付いていないのです。

食べものの価値を価格だけで計ると見えてこない農業の役割。

単に食料を供給するための産業と認識していると、
これをを見逃すことになります。

失ってから気づくのでは遅いのです。

国産米を食べることは、私たちが思ってる以上に大切なんですよ。
なにしろ、アマガエル一匹育てるには、
ごはんが67杯も必要なのですからね。(※)
(※)ごはん一杯=米粒3000~4000粒=稲3株=0.15㎡
NPO法人「食と自然の研究所」田んぼの生きもの下敷きより


★現在ブログランキング参加中です!
↓プキッとクリック、ご協力お願いいたします!



こちらもよろしくお願いいたします!
にほんブログ村 環境ブログ 有機・オーガニックへ
にほんブログ村

野菜と米のお値段を真剣に考えてみよう

IMG_5613.jpg
新品種野菜の見本市に参加しました。新しい野菜「アレッタ」のスパゲッティ。
登録は菜花ですが、ブロッコリーのように側枝を収穫する品種です。これのいいところは
収量が多いこと。側枝の収穫期間は1月から。最後の頂花を3月に収穫。味はよく、
ブロッコリーよりもおいしいという評価。産直野菜にピッタリかしらと思いますです。



先日、お米の試食会に参加しました。
そこでちょっとショックな話を聞き、考え込んでしまいましたよ。

先日新聞等で紹介された「中国産米」。

西友で5kg1300円で販売されているこのお米、
食べてみたお米屋さんによると「まずい」そうなのですが、
もち米を混ぜればなんとか食べられるとのこと。

「安けりゃ味はどうでもいいって人なら買うと思いますよ」

そうなのか。国産米の約半額のこの金額。
やっぱり魅力に思う人がいるんだ。しかしどういう価格なんだ。

で、今回野菜・米の価格についてちょっと考えてみた次第です。

IMG_5621.jpg
アレッタの頂花。分解すると側枝が15個位採れました。けっこうお得。
新品種の野菜は市場では売りづらいので、産直などで販売するのに向いています。
「産直」という売り方の可能性の大きさを、最近しみじみ感じています。



1. 野菜について

わかりやすい例として大根をあげます。

例えばスーパーで大根が1本100円で売られていた場合。
これが農家から出てくるときの価格を考えてみます。

スーパーの粗利が20%位(だと思うけど30位かな~)。
市場の手数料が5%位だと思うけど、10%とします。
段ボール代1箱12円位。この中に10本入りますから一本あたり1.2円。
これで計算すると、農家手取りはおそらく70~60円位。
(たぶん中間に手数料がもう少しあるはずなので60円で考えます)

大根は関東の平地では10aに5000本植えますが、
このうちの正品率が80%位と考えると、4000本。
一反あたりの収入は4000×60で24万円。

種代・農薬代・資材代など引くと、利益はもっと少なくなりますね。

大根は関東の平地では1年に2回栽培でき、畑を使う期間は3カ月程度。
農薬使ってれば、それほどの手間はかからない作物ですから、
24万円でも「まあいっか!」って価格かもしれません。

グリーンマーク
トマトなどの施設園芸の作物では1坪あたり10,000円あればいいと言われます。
っていうか、目標ですかねえ…。うまく作れば大変儲かるのが施設園芸。
高糖度などの付加価値もつけやすいのがトマト。施設園芸では儲かってる人多いです。



農家一人で可能な栽培面積は50a(5反)と言われます。
家族経営だと働き手は3人(夫婦&息子)で1町5反。

大根だけ作ってる人はそんなにいないので計算が乱暴ですが、
24万×2(シーズン)×15(反)。年収は720万。
計算してて「そんなはずない」と思ってしまっているわたくしですが、
市況の上下を考えると大きく外れてるわけでもないとも思います。

「まさかなあ…」。ちょっと焦ってきました。

2. 米の場合

わたくしお米屋さんのしくみをまだよく知らないので、
生産側からの価格しか出せませんが、
とりあえず計算してみます。

米の場合、産地と品種によって価格が変わるので、
ざっくり平均的な価格で考えてみます。
米農家の皆さま、もし仮渡し金の金額が違ってたら
ご指摘ください。

gazou 012
米の場合、付加価値商品「有機米」はまた別で、売り先によっては
再生産可能ないい価格で引き取ってくれるところもあります。また産直に向いてるのが
米という作物。お米は一度食べ慣れると繰り返し買うという性質がありますから、
個人の売り先が増えれば増えるほど利益が上がります。やっぱり産直、いいですね。



米の価格は年末の仮渡し金と、その後実際に販売された価格の
追加の金額の2段階というしくみになっています。

仮渡し金、昨年では13000円位だったと思います。
追加の金額は念頭に入れず(変動があるため)、仮渡し金で計算します。
10a9俵(1俵60kg)採れたとして、11万7000円。

日本における稲作農家の平均面積は70a(7反)なので、
年収はざっくり言うと81万9,000円(補助金は別)。
このうち、機械代・ガソリン代・米の機械はよく壊れるので修理代、
農薬代・除草剤代などを引きます。どれぐらい残るのかな?

想像すると涙が出そうです。

中間流通が間に入ると、手数料もろもろが上乗せされるため
おおむね出荷時の約1.5倍程度の価格になります。
たとえば5kg、2,400円の米だとお米屋さんで売られる際には
4,000円位になってしまいます。それが市場のしくみ。

gazou 011
産直というと果樹類が顕著ですが、贈答用としてどの農家も顧客を持っています。
農家直売なので送料以外は全部農家手取り。だから本当においしいものを送ります。
市場出荷されてるものは、贈答用の残りなんて場合もあります。まあ当然ですよね。
安く取引されるものには、安いなりの理由があるってことなのです。



大規模化で価格が下がると言われていますが、
これは主に米のことを指しています。
確かに稲作は規模が大きくなるに従って、経費も下がり
利益も良くなってくるものです。

でも中国の5kg1,300円とは競争できないでしょう。大規模農家が
仮渡し金1俵1万円でアップアップしているのですから。

価格が安いものが売れるのはある意味当然。
お米屋さんたちが「おいしいものをより安く」と言うのも当然。
それは小売りと消費者の論理です。

作り手のことはとりあえず置いてきぼりなのか、
そこに甘んじなければならないのか、私にはわかりません。

野菜や米を安く生産するためには手間をかけないことが一番。
しかし日本でそれを行うのは至難の業とも言えます。

R0012713.jpg
新規就農者さちこさんの産直野菜セット。1,500円(送料別)です。
全額が農家手取りになりますから、新規就農者にとって一番の売り先がこの産直セット。
このセットを購入することが、新規就農者支援の一番いい形だと思います。
いつか新規就農者の野菜セットばかりを売るサイトを立ち上げたいわたくし。



大面積で粗放が可能な米国や豪州とは作り方が全く違うし、
アジアモンスーン気侯という高温多湿の気候もネックです。
さらに、きれいなもの・見た目のいいものしか許さない、
世界一品質にうるさい消費者を抱えています。

しかし、安いものがいい人ばかりかと言えばそうでもなく、
お取り寄せなどで高い商品でも平気で買う層がいることも事実。

「安いもの」と「高くてもおいしい付加価値商品」の二極化が
今後ますます進むってことなのでしょう。

農家もどちらの層をターゲットにするのか選択すべき時が、
すでに来ているのでしょうね。戦略を立てるべき時が。


★現在ブログランキング参加中です!
↓プキッとクリック、ご協力お願いいたします!



こちらもよろしくお願いいたします!
にほんブログ村 環境ブログ 有機・オーガニックへ
にほんブログ村

ほんたべ農園にも春は来る・・・農業気象予報の話

IMG_5722.jpg
春の作物「菜の花」が菜っ葉の中から上がってきています。
子孫を残そうというエネルギーをいっぱいに持っているので、その恩恵にあずかれるよう
春先にたくさん食べておきたい野菜。春の野菜は冬の毒を出してくれますからね。
山菜・菜花などちょびっと苦いものがアンチエイジングにもお勧めです。



いつまでも寒いですね~。

今年の閏月は3月だそうで。
今年は太陰暦では3月が2回あるのです。
だから春が遅いのだと、先日本庄市の瀬山さんちで聞きました。

太陰暦。つまり旧暦。
このカレンダーに合わせて農作業を決めてる人、意外と多いです。

わたくし某D社で産地担当をしていたころ、渥美半島の農家に
「ほんたべさんは女なのに、月の満ち欠けと自分の体調とが
あってることに気付かないのかね?」と言われましたのです。

「えっ? 何のこと? あっ! そうか!」
全く気付いていなかったわたくし。呆れる農家。

それ以来「ルナカレンダー」を買って月の満ち欠けと
自分の体調との妙な符合について思い至り、
人間の体は月に影響されているのだあ!と感心したのですが、
農業関係も同じ。旧暦の方がしっくりくるのでした。

IMG_5716.jpg
菜の花と言えば定番の「菜の花としらすのペペロンチーノ」。味付けは塩麹。
冬越しのカブもなぜかスが入らないので入れてみました。
やわらかくておいしいっす。いつまでも野菜がうまいこと食べられるのは、
やっぱ、カルスNCRのせいかしら?



昔から、カマキリが卵を高いところに産むと雪が多いとか、
ツバメが低いところを飛ぶと明日は雨とか、
民間に伝わる気象予報があります。

現在のような天気予報がなかったころの農民の知恵。というより
楽に生きていくための知識と言った方がいいかもしれません。

雪が多いことがわかってれば、いろいろ対策も打てるというもんです。
また明日雨が降りそうだと思えば、今日中にできることを
サクサクと終わらせておくことだって可能です。

自然の中から情報を収集していた先人の知恵に頭が下がります。

さて、これは上記のような伝承とは少し違いますが、
長年の間、金星と月の動き、地球のバランスを総合的に判断し、
毎年農業気象予報をしている人たちがいます。

IMG_5721.jpg
本日の収穫。瀬山さんにタネをもらったトウ立ちしつつある「キム菜」、
野性的なルコラ、生育を始めた食べごろのパクチー。サラダとお浸しかな~。
3月収穫の野菜には虫が一匹もついてないので、大変心安らかに調理できます。


IMG_5730.jpg
10月にまいた日本ほうれん草。結局冬越ししてしまいました。
トウ立ちを始めたれん草はチッソが切れてておいしいのね。家庭菜園の醍醐味よね。
草生え放題の畑は雨による土の跳ね返りもなく、さらに大変心安らか。(下農の言い訳)



この予報、割合と当たるので最近一部地域で注目されています。
去年の予報が大変よく当たっていたのです。

実はわたくし、本庄市の有機農家、瀬山明さんに、
某D社産地担当時代、この予報について毎年聞いていました。

台風などの、天災と言ってもいいような大事件以外に、
かんばつが続いたり、雨が多かったり、種まき時に何かあったりで
野菜が足りなくなることが時々ありますよね。

そういうとき、一般市場では野菜が高騰します。

この「野菜が薄い時期」に、なぜか野菜がある人ってのがいます。
市場出荷だとものすごく儲かる、そんな人。

たまたまだったり、人がやらない時期にわざわざ種まきしていたり、
それは人それぞれなのでしょうが、瀬山さんという人は、
なぜか皆が足りないときにその野菜を作っている、
困った時に野菜が出てくる、そういう人なのでした。

IMG_5726.jpg
霜がバリバリに降りまくってたし、寒かったし、ダメかと思ったら
成長のスタートスイッチが知らない間に入ってたソラマメ。
今年はうまく生育しそうな予感。ちゃんと追肥しようっと。



某D社の産地担当引き継ぎ時に、前担当から
「足りない時は瀬山さんに聞いてみな。なんかあるから」と言われたほど。

そりゃあ、ハズレもあったのでしょうが、
某D社的にはずいぶん助けていただいたのでした。

「人が作らない時期に作る」というのは、難しいけど面白いこと。
瀬山さんの知識のもとのひとつが、この農業気象予報。

興味津々です。

で、今回瀬山さんに聞いた今年の予報をちょびっとだけ
紹介させていただきます(難しいのでさっくりと)。

IMG_5718.jpg
第一花が咲いたら株元に追肥。支柱のてっぺんまで生育したら摘芯し、
下部に出てきた脇芽を伸ばして追肥。それがてっぺんまで来たら脇芽を伸ばし…と、
木が元気な限り未来永劫スナックエンドウが採れるという師匠の教えを守り、
今年はきちんと肥料をやって、いつまで採れるか試してみます!



「今年は春が遅く、遅霜の心配があるので果樹類は注意。
早めに種をまいた畑作の作物も要注意です。

梅雨は空梅雨で短く、全体的にかんばつ傾向。
7月にエネルギーが低下するので、高原野菜の生育が心配。
そして、東北地方ではヤマセの可能性。米はどうなるのかな。

秋は長く、豊作傾向。野菜はまた安くなるかもしれません。
10月を頂点にして12月にはエネルギーが下がるので、
冬の生育がまた悪くなるかも。

今年の特徴としては、地面の中にある肥料が良く効くため、
肥料を多く入れると病害虫の原因になります。少なめの施肥を。」

何度聞いてもちゃんと理解できないこの予報ですが、大変奥深く、
研究すればするほどいろいろなことが分かってくるようです。

IMG_5725.jpg
お隣の区画の畑と比較していつまでも作物が元気なほんたべ農園。
おそらく微生物資材とモミガラのおかげでしょう。雑草も元気よく生育しとります。
草生栽培だから地温が高いのかも!? なんつってこれは下農の言い訳ですなあ。



いつか瀬山さんにもっと詳しく聞いて、
ご紹介できるときが来ると思いますです。

さて、これによると、3月21日がエネルギーのピークらしいです。
ここにむかって、作物の調子が上がってきたり、
種をまくとそろいが良かったりってことがあるようです。

ほんたべ農園ではその勢いを茂りまくるホトケノザで実感中。
去年種をこぼしてないはずなのに、なぜこんなに芽が出てるんだ。

見て見ぬふりの下農に徹することにしよう。


★現在ブログランキング参加中です!
↓プキッとクリック、ご協力お願いいたします!



こちらもよろしくお願いいたします!
にほんブログ村 環境ブログ 有機・オーガニックへ
にほんブログ村

「なんとなくイヤ」でOK、遺伝子組み換え食品反対の理由

パパイヤ
昨年の12月「遺伝子組み換えパパイヤ」が認可されました。新聞記事によれば
ほとんどのスーパーが二の足を踏んでました。やっぱ小売の人たちはGM作物に対する
消費者の漠然とした不安を理解しているのですね。少し安心。
推進派はナンセンスって言ってたけど。写真は屋久島のパパイヤ。もちろんNON・GM。



「ジュラシックパーク」って見られました? あの映画で、
本来メスばかりで繁殖できないはずのヴェロキラプトルが
卵を産んでることがわかるシーンがあります。

映画では詳しく述べられていませんでしたが、原作では、
DNAの足りない部分をカエルで修復したせいで性転換を起こした
という説明がされています。なるほど。さすがマイクル・クライトン。

繁殖できなかったはずのものが繁殖する…これで、マルコム博士の
「生命は生き伸びる道を見出す」というセリフが生きてくるわけです。
(多少おぼろげですがそんなセリフだったかと)

農薬や除草剤に対して「抵抗性をもつもの」が現れるたび、
わたくしはこの言葉をいつも思い出します。

「生きものの役割は繁殖して遺伝子を残すこと」ですから、
遺伝子を残すために変異を選択するものがいるのは当然。
新薬が出れば必ず耐性をもつものが現れます。

ハダニ
抵抗性のつきやすい害虫ナンバーワン「ダニ」。畑作ではコナガ。
一年に何度も同じダニ剤を使ってると、そのうち効かなくなることが知られています。
世代交代の早いものは基本的に抵抗性がつきやすいのですね~。
「今年はもう耐性ついたって話だよ」とかりんご農家がよく会話してます。



去年まで効いた農薬が今年は効かない等々
農業の世界ではそういう変異は日常茶飯事。
ウイルスの変異やMRSAなども同じことですよね。ああ、怖い。

さて、遺伝子組み換え作物の商業生産が開始されたのは1996年。
反対運動が日本で起きたのは、1998年ごろだったように記憶しています。

主に生協や日本消費者連盟、大地を守る会など、日本での反対運動は、
消費者運動からスタートし、農民も巻き込んでいきました。
ヨーロッパでは農民から反対運動が起こりました。

日本とヨーロッパではそもそもがちょびっと違うのですね。

消費者運動の反対の理由は、わかりやすく「安全性」でした。
本当はその他に、種の保存・生命特許など様々あるのですが、
そこんとこは消費者にはピンと来ない。よくわからない。

gazou 015
農水省の調査ではGMダイズがこぼれダネで繁殖しているのが見つかっています。
幸い交雑はしていないようです(ほんとかな)。日本には在来大豆が多くあり、
これは何百年にもわたって農民がタネ採りしてきた貴重な財産。交配しちゃったら
永久にこのその品種は失われるんですよ。そんなの許せないでしょう。



「安全性に問題がある」根拠に、
豚の奇形が多発していたり、ラットの実験で何かができたり、
アレルギーの可能性が指摘されたりしています。

ただこれらの実験結果については反証もされていて、総合的には
安全とも危険とも言えない的な印象が与えられています。

原発の反対派と推進派の言うことが全く正反対であるように、
遺伝子組み換え作物についても同じことが起きており
消費者はどう判断していいかわからない、そんな感じ。

とは言え、国民の70%が漠然とした不安を抱えています。

この漠然とした不安を煽るべきではないと推進派の人々は言います。
危険ではないと言います。この状態を称して「思考停止」と呼び、
感情論でこの問題を述べるべきではないと言います。

原発推進派の人の言い方にとても良く似ています。

IMG_5675.jpg
アメリカからの輸入コーン缶にも「遺伝子組み換えでない」って表示されてました。
アメリカでは遺伝子組み換え食品の表示義務はありませんから、
日本仕様ってことなのでしょうね。



しかしその「漠然とした不安」が、表示義務のない醤油に
「遺伝子組み換えでない」と表示させているのだから、
「なんとなくイヤ」でいいのだと思います。それでじゅうぶん。

消費者の「買わない」選択は世界を変えるってことです。

「食べたい人は食べればいい。でも私は食べたくない。
だからEUのように全品目ちゃんと表示して」
これがわたくしの希望。消費者の選ぶ権利を獲得したい。
ささやかな願いじゃありませんか。
※現在日本に入っているGM食品は7種類126品種(2010年7月5日現在)
そのうち表示義務があるのは7種類32品目。
ちなみにアメリカは表示義務なし。TPP後は日本も表示なくなるかも。

あとねえ、ついでに「意図せざる混入」も「5%」から
EU並みの「0.9%」にして欲しいの。
4.99%入ってても「遺伝子組み換えでない」って表示できるなんてさあ、

詐欺じゃない?

ブラウンスイス
乳牛の飼料価格を牛乳メーカーさんに聞いてみました。遺伝子組み換え飼料1kg50~52円。
非遺伝子組み換え飼料1kg72円。有機飼料1kg140円。
畜産関係の飼料がほとんどGM穀物だという理由がよくわかりますね。
現在では非遺伝子組み換え飼料の価格が上がっており、ますます厳しくなってるとか。
非遺伝子組み換え飼料を使ってる肉・乳・卵を買い支える必要がありそうです。



あ、そう言えば。

遺伝子組み換え作物を作る際、DNAのどの部分を
組み換えればいいのかわかってるわけではないこと、
全くの偶然に頼っていることを知ってましたか?

わたくし市民バイオテクノロジー情報室代表・天笠啓祐さんに
この話を聞いた時、ものすごくぶっ飛びました。
最新技術のようなふりをしてるのに、全然科学的じゃないじゃんか。

組み込まれたDNAがその後どういうふるまいをするのか、
安定したままなのか、変異するのか、誰にもわからない。
そのあたりも「安全性」の懸念になっているわけです。

さらに、除草剤耐性を持つスーパー雑草の登場や、
殺虫コーンに抵抗性を持つ害虫の発生など、
その他、予想しなかったことが次々に起きています。

群馬 014
四日市の国道23号線沿いには、こぼれおちたGMナタネから芽が出て、
春になると花を咲かせています。他の港でも同様に発見されています。
毎年量も地域も増えており、繁殖・交配が懸念されています。
これが地元で交配しちゃったら…ああ、恐ろしい。悩ましい。



とりあえず、食品として流通するのはまだいいとして、
日本でGM作物を栽培するのは絶対にやめてほしい。
そう思わない農民はいないんじゃないでしょうか。
とくに自家採種している農家ほど、切実な問題です。

しかしまあ、GM作物をめぐる状況はこの後も大きく変わることなく、
世界中で栽培面積はどんどん広がっていくのでしょう。

でもまだ日本での栽培は行われていませんから、
とりあえずわたくし、当面反対させていただきます。

GM青いバラが「ビオランテ」に変異しないとも限らないからね。

※以下に資料のURLを掲載しています。


★現在ブログランキング参加中です!
↓プキッとクリック、ご協力お願いいたします!



こちらもよろしくお願いいたします!
にほんブログ村 環境ブログ 有機・オーガニックへ
にほんブログ村


1.最新の遺伝子組み換え関連情報は市民バイオテクノロジー情報室の冊子
「バイオジャーナル(※)」に詳しく掲載されています。※会員のみに配布。
今や「遺伝子組み換え鮭」なんか作られてるんですよ~。

2.その他非常にわかりやすい遺伝子組み換え作物についてのサイト
わかりやすい順に並んでいます。

「遺伝子組換え農作物」について 農水省
http://www.s.affrc.go.jp/docs/anzenka/information/pdf/gm_siryo.pdf

遺伝子組換え作物をめぐる情勢と社会への影響
遺伝子組換え作物に関するシンポジウム
(北海道農政部) 2006年3月5日:札幌
久野秀二(京都大学大学院経済学研究科)
http://www.econ.kyoto-u.ac.jp/~hisano/documents/gmo_hokkaido.pdf

遺伝子組換え作物をめぐる状況
国立国会図書館 ISSUE BRIEF NUMBER 686(2010. 8. 3.)
http://www.ndl.go.jp/jp/data/publication/issue/pdf/0686.pdf

カルタヘナ法に基づく第一種使用規程が承認された遺伝子組換え農作物一覧
(作物別、特性等別)(平成24年2月7日現在)
http://www.maff.go.jp/j/syouan/nouan/carta/c_list/pdf/list03_20120207.pdf
試験栽培中の作物・認可された作物の一覧。でも栽培場所は不明。
プロフィール

ほんたべ

Author:ほんたべ
手島奈緒
おいしい食べものをつくる人を紹介したり応援したりしております。ブログをまとめた著書『いでんしくみかえさくもつのないせいかつ』(雷鳥社)『まだまだあった! 知らずに食べてる体を壊す食品』(アスコム)『儲かる「西出式」農法』(さくら舎)など。現在ハンター修行中。

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
カレンダー
02 | 2012/03 | 04
- - - - 1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 31
リンク
FC2ブログランキング
FC2ブログランキング参加中

FC2Blog Ranking

フリーエリア
検索フォーム
RSSリンクの表示
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR