食品購入の際に一括表示を見る人は43.5%しかいない

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「食品表示」のパンフにこんなイラスト書きました。
タイトルは「今日買ったこれ、なんでできてる?」
わたくしこのたび、売られている食べものがどこから来たか何で作られてるか、
現在の表示ではほとんどわからないことを知ったです。



相変わらず「食品の表示」で頭がいっぱいである。

表示について調べまくっていたら、先日、消費者庁が行った
「食品の表示に関する消費者の意向等調査」の結果を見つけた。
http://www.caa.go.jp/foods/pdf/120221sankou2.pdf

おお、ここにあったのか!

これは、平成23年12月27日~28日に
消費者が食品表示から知りたい情報は何か、また
どのような情報を重視していて、それをどう活用しているか
把握することを目的に行われた調査である。

この結果は、4月にも決まる「新食品表示法」の内容に
反映される予定だ。うーん、興味深いぞ。

さてその「新食品表示法」って何でしょう?

「食品の表示については、現在、JAS法、食品衛生法、健康増進法、
景品表示法、不当競争防止法などの多岐にわたる法令で定められています。
これまでの表示制度は複数の法律にまたがっているため、
複雑でわかりにくいと言われていました。

そこで2011年から消費者庁では、食品衛生法、JAS法、健康増進法の
3法の食品表示にかかわる部分を統合し、
新たな食品表示法(仮称)に一元化することを検討してきました。

2013年の通常国会で審議され承認された後、
加工食品の原料原産地表示や遺伝子組み換え食品表示、
食品添加物表示の制度の見直し、検討が行われることになります」

つまり「いろんな法律で表示のことを決めてたけど、なんだかわかりにくいから
一元化してわかりやすくしますよ」ってことなのである。

食品表示ってのは食べものの裏側についてる
「商品名」とか「賞味期限」とか「原材料」が書いてあるものだ。
食べものが、いつ、どこで、何を使って作られたか等の情報が載っている。
誰だって知りたいに違いないと思っていたが実はそうでもないらしい。

消費者が店頭で食品を購入する際、何を見るかという質問に対する答。

1.価格 85%
2.賞味期限・消費期限 71%
3.商品名 52.8%
4.一括表示 43.5%
5.メーカーブランド名 35.6%


ええっ、一括表示を見てる人、43.5%しかいないのう?
二人に一人ってこと? びっくり。

しかし、一括表示見る理由(価格以外)を尋ねると
「安全性を確かめるために原料原産地表示や食品添加物を見る」と
答えてる人が60%位いる。そりゃそうよね、気になるもん。

でもこの人たちは、原料原産地が全て表示されていないことや、
食品添加物は全て表示しなくていいってことをたぶん知らない。

たとえば、原産地表示が義務付けられてる加工品は、4食品、
22食品群のみで、その他は義務付けられていない。
そしてそれぞれに大変わかりにくいルールが決まってるのだ。

例えばカット野菜は、50%以上の重量のもののみ
原産地表示が義務付けられている。
国産のレタスが60%、中国産のキャベツが40%のカット野菜は
「レタス(国産)、キャベツ」と表示される。

国産レタス40%、中国産キャベツ40%、中国産玉ねぎ30%だと
原産地表示はしなくていい。どれも重量が50%になっていないからだ。
うう、なぜ? どこの国のものかわからないじゃんかよう。

まだある。

刺身なら原産地表示が必要だが盛り合わせには必要ない。
ゆでダコには必要だが、酢ダコなら必要ない。
カット野菜にドレッシングをかけちゃえば必要ない。
ううう。全然わからん。

「加工」の定義を知らないとこの違いが全く理解できない。
しかもね、Q&Aがあるんだけど、読んでも読んでも理解できないの。
応用の幅と言ったらそりゃもうすごいんだから。

わたくしは以前、商品コピーやキャッチを考える際に、
「景品表示法」に引っかからない巧みなコピーをひねり出していた。
めいっぱい優位性を強調しながら優良誤認を与えない表現。
法に触れない「いい言葉」ってのはあるものだ。
おそらくどのメーカーでもそうだろう。

そういう視点でこの表示ルールを見ると、
恣意的に原産地を表示しなくていい工夫ができるだろうと思う。
そして原価を下げる。原価が下がれば安価で売ることができて、
売り上げを上げることができるのだ。

自分が何を食べてるのか知らないってことは
口に入れるものに自分で責任を持たないってことでもある。
それは人それぞれが自分の好きなように判断すればいい。

でもね。知りたい人には全然足りないの。
そしてわたくしは「一括表示を見る」43.5%の内の一人なのよね。
だから全然足りないの。

そもそも現在の表示自体、消費者基本法(※)にきちんと明記されている
「選択する権利」が与えられてるとはと言い難いんじゃないのかしらん。
どんなものを食べてるか知りたいというのは、
消費者にとっては当たり前のことだと思うんだけど、違うのかしらん。


※1962年に当時のアメリカ大統領ジョン・F・ケネディは、
「安全である権利」「 知らされる権利」「 選択できる権利」
「 意見を反映させる権利」という消費者の4つの権利を提唱した。

これらは「消費者教育を受ける権利」「救済を受ける権利」
「健康的な環境への権利」「最低限の需要を満たす権利」の4つの権利とともに、
2004年に施行された消費者基本法に明記されております。



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「実質的同等性」ってなんですかって厚労省に聞いてみた

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厚生労働省の方は素人にも非常にわかりやすく説明してくださいました。
でも飲み込みが悪かったです。すみません。
ほんと、理科をまじめにやってれば・・・・(後悔先に立たず)。



遺伝子組み換え作物の安全評価の根拠のひとつに
「実質的同等性」というものがある。
すんごく簡単に言うと、既存のものと姿かたち・栄養価・味等が
同じならば、それは実質同じものとみなすというような考え方らしい。

これだけでは何のことかよくわからないので、WEBで検索してみた。

1) 厚生労働省のHPの「実質的同等性

「同等とみなし得る」「実質的同等性」とは、
当該種子植物の食品としての安全性を評価するために、
既存の食品(種子植物)を比較対象として用いるという方法が
適用できるということです。

「同等とみなし得る」かどうかの判断は、
(1)遺伝的素材に関する事項、
(2)広範囲なヒトの安全な食経験に関する資料、
(3)食品の構成成分等に関する資料、
(4)既存種と新品種の使用方法の相違に関する資料

上記の各要素について検討し、当該植物と既存のものが
全体として食品としての同等性を失っていないと
客観的に判断できるかどうかにより行います。

2)weblio辞書 バイテク用語集の「実質的同等性」

【英】: Substanial Equivalence, SE

「実質的同等性」とは、遺伝子組換え作物(食品)の安全性を評価する際に、
遺伝子組換え作物(食品)とこれまで人が食べてきた非組換え作物(食品)とを比べて、
組換えた成分以外が同じかどうか判断するための考え方である。

む、難しいよう。よくわからないよう。
ってことで、厚生労働省に電話してみた。

まず、遺伝子組み換え作物については日本でその作物を使いたい人(事業者)が
食品安全委員会に以下の調査項目について申請しなくてはならない。

その後、食品安全委員科の専門調査会というエライ専門家の人々が審査し、
受理されて初めて使えることになる。

遺伝子組み換え作物(種子植物)の安全性評価基準
http://www.fsc.go.jp/senmon/idensi/gm_kijun.pdf

実質的同等性はこの評価基準の中の5Pめの1から6の項目にかけてと、
11Pめの6、12Pめの7のあたりで証明されるようだ。
でも、難しくて何が書いてあるかわからないので、
厚生労働省の方に優しく説明していただいた。

実質的同等性は、平たく言うとこんな感じで調べられているようだ。
例えば、大豆の場合。

「そもそもの大豆は、こんな品種があって、
昔からこんな感じで食べられてて、こんな栄養成分があります。
その大豆にこんなDNAを入れました。

そもそも大豆には生で食べるとおなかを壊すような物質があります。
遺伝子組み換えしたら収量が上がったり可食部分も変わったりしました。

組み換えた大豆は通常の植物の代謝経路はそのままで、
安全だと証明できるちゃんとした根拠があります。そして、
アレルギー性物質についても元の大豆とほぼ同じで、
違う場合はどう違うのかがちゃんと明らかにされております。」

てな感じ。
厚労省の人に聞いても、やっぱり難しいのだった。

で、この申請を誰がしているかというと、事業者が行っている。
事業者とはこの場合、遺伝子組み換え作物を作った会社、
つまりモンサント社とか、デュポン社とかである。

例えば、モンサント社の場合は、本社で研究された結果を元に
日本の申請項目に日本のモンサント社が日本語で記入して
食品安全委員会に提出し、エライ人々が審査する。

審査が受理されたら、輸入されて日本の食べものの原材料になる。
そして私たちの身体を作っていくのだった。おお、なるほど。

しかし、先日のカーン大学の論文のお勉強会で知った、
ラウンドアップ耐性トウモロコシ内の抗酸化物質が減少した(※)
と、いうようなことも調査されてるのかなあと思ったが、
されていないようであった。

既存植物の有害生理活性物質がどうなっているかとか、
アレルギー物質がどう変わったかとか、代謝経路がそのままだとか
そういうことは調査されて確認されて安全性を証明されてる(らしい)けど。

厚労省の人にあれこれ質問してわかったことは、
実質的同等性の証明では、わからないこともあるってこと。

結果は、電話する前とほとんど変わらず「なんだかわからない」のであった。

※これらの物質は植物体内で起きているシキミ酸経路の
二次的な代謝によって生まれるもので、通常の試験では計測されない。
カーン大学の研究者はこの抗酸化物質(フェルラ酸・カフェ酸)が
ガンを抑制する物質であると言っている。


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ほんとうに皆知らないんだなあ。食品添加物の話

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旅館の朝ごはんは好きだけど、ホテルの朝食って苦手だなあ。
サラダのカット野菜から薬品臭がしたりするし。でもみんな好きだよね。
こないだ、他のものを全然食べずにサラダだけ食べてる人見た。
「ごはんを食べようよ、ごはんを」と声をかけたくなったわたくし。



最近添加物とか食品表示のことばっか書いてるのは、
食品表示のパンフレットを作ってるからである。

某D社勤務時に読みあさった食品添加物の本を読み直したり、
毎年1冊は出る「食品添加物」関係の本を読んだりして、
知ってたことに再び驚いたりして、現在添加物で頭がいっぱい。

さらに、ちまちまと細かく決まってる原料原産地表示とか、
一括表示とか、簡略表示とか、表示免除ルールなんかを見直してると
「うへえ」と思うことがたくさんあることにも驚く。

こういった関係の告発系の本って、
いかにもメーカーと国に悪意があるような書き方がしてある。
わたくし、一応日本国のことは信じているので、
そういうのってあまり好きじゃなくて、今までスルーしてた。

でも知れば知るほどほんとに悪意があるような
そんな気がしてくるから不思議だ。

それはなぜか。

あまりにも消費者にわかりにくいルールで表示されてて、
そのことを消費者が全く知らないからである。
とくに、外食と中食(お総菜系のことね)については、
知らないことが多すぎるのだ。

実はわたくし、ふだんの生活ではほとんど外食をしない。
お総菜類も買わない。

だからってわけじゃないけど、外食・中食、
パック詰めされてない店頭販売の加工品は、
原料や添加物表示をしなくていいって、皆知ってると思ってた。

さらに、使ってあっても表示しなくていいものもある。
それも周知の事実だと思ってた。

さてそこで。先日交わされたわたくしと友人の会話。

友人「できるだけ野菜を食べるようにこころがけててさ、
コンビニや外食のときにはサラダを選んで食べるんだよね。
山のように食べちゃう」

わたくし「へー。エライじゃん。
でもさあ、ファミレスやコンビニのカット野菜って、
ジアソーくさいの気にならない? おいしくないじゃん?」

友人「何それ?」

わたくし「カット野菜ってさあ、雑菌が繁殖するでしょ?
だからカットした後に次亜塩素酸ソーダのプールにつけて、
そのあと水でジャブジャブ洗ってあるんだよね。
ときどきジアソーくさいじゃん。残ってんだよね」

愕然とする友人。知らないことにおどろくわたくし。

だってさあ、カットした野菜がヘタレないでいつまでもピンシャンしてて、
茶色に変色しないで腐らないなんてことあり得ないでしょ。
殺菌後に酸化防止剤使ってあるんだよ~。
なんてことは想像しないのだなあとある意味感心したわたくし。

彼はその後「一般ピープルが知らないのはなぜだあ」と怒っていた。
「マスコミが取り上げないのはなぜなんだあ」と。

次亜塩素酸ソーダは洗い流して商品には残らないという前提だから、
表示しなくていいのだった。法律でそう決まってるのだ。

でも、スーパーの鮮魚からはだいたいジアソーのニオイがする。
生食用カキなんかジアソー臭くて食べられない。しかし、
鮮魚の場合は義務だと思うから処理濃度の問題かもしれない。
だって成城石井の鮮魚は全くにおわないもん。

そう言えば、こないだ行った激安イタリアンファミレスの
カット野菜はすごかったなあ。
カット野菜のみならず、トマトやモッツアレラチーズからも
ジアソーのニオイがしたのだ。チーズも殺菌してるんだ、びっくり。

だがしかし。店の側から見た場合、ひょっとしたら
念入りにカット野菜を殺菌する優良店なのかもしれないのね。
食中毒出す方が怖いもん。営業停止だからね。

そういう意味では使っていい。消費者にもメリットはある。
リスクとベネフィットの問題だから。

でも、表示はしてほしいのね、表示は。

してなければ、誰も殺菌されてるなんて気付かない。
自分の身体に知らない間に化学物質が入ってるなんて、
全く気付かずに食べるのってイヤじゃない?

健康のために生野菜食べてると信じて、
次亜塩素酸ソーダが残留してて、さらに水で洗われて
栄養価がほとんど切り口から流れ出てる野菜を
大量に食べるのって悲しくない?

パンフができたら、こういうことを
絶対知らなそうな友人知人に配ろうかなあと思っている
今日この頃のわたくしであった。

100円で販売するらしいんす。欲しい方はぜひ。


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偏食者のひとりごと

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某D社戸田センターに勤務の約2年間ほど、
事務所に出社してる間のお昼ごはんは毎日毎日玄米の目玉焼き丼。
夏の間は玄米のトマトリゾット。毎日「おいし~な~しあわせ」って思ってました。
ひょっとしたらわたくし、どこか鈍いのかもしれません。



最近立て続けに何名かの友人・知り合い・身内に
「食べものの好き嫌い多いよね」と指摘され、少し慌てているわたくし。

「えっ? そうだっけ? んなことないでしょ~」と言いつつ、
食べたくないものを考えたら、あるわあるわ、ザクザク出て来た。
そして、好きじゃない理由を熟考してみたところ、
一貫性があったことに気がついて驚くわたくし。

わたくしの食べものの基準は主に「フレーバー」にあるのだった。

食べもののにおいは、鼻で直接嗅ぐルートと、
口の中から鼻の奥を通るルートの2通りがある。
鼻から感じるものをにおいと呼び、
口の中から鼻に抜けるものはフレーバーと呼ぶ。

このフレーバーがゲダモノくさいもの、乳酸発酵の激しいもの、
海辺の微生物臭・川のにおい、薬品臭が苦手である。

つまり、羊、牛豚鶏の内臓関係及びなれ寿司方面、ウオッシュチーズ、
山羊及び山羊乳及び山羊チーズ、ホヤ、アユ以外の川魚が苦手だ。
もちろんクサヤも食べられない。
正露丸のニオイのするアイリッシュウイスキーも、
ましてや殺菌剤(次亜塩素酸ソーダ)のニオイなど全然ダメである。

嫌いな食材は入っていないのに「おでん」を食べたくないのは、
何を食べても練り物のニオイしかしなくて、単調で飽きちゃうからだ。

豚肉は某D社の肉ならおいしいなあと思うが、
その他牛鶏が無条件で食べられるかと言うとそうでもなくて、
鶏の皮などには「ちょっとすんません」と言ってしまうこともある。

モツが食べられないなんて人生の半分くらい損してるとよく言われるが、
全然損してるなんて思わないし、とくにうなぎがダメなことについては
なんて安上がりなんだとほめてもらえるかと言うとそうでもなくて
世の中とは理不尽なものよのうと思ったりもする。

んじゃ、野菜類ならニオイがしないかと言うとそんなことはない。

有機栽培の野菜の方がフレーバーがおおむね豊かで、
慣行栽培のいちごなどは薬品臭がすることもあるから、
スーパーで野菜・果物はほとんど買わない。

野菜の香りがとりわけわかりやすいのは人参だ。

某D社で働いている頃、人参の新しい産地からサンプルが届いたので、
味見のためシチューに入れたことがあった。

通常、混沌としているシチューのニオイは人参を投入すると
すっきりひとつにまとまり、ふくいくとした香りに変化する。
人参の香りと肉、その他の野菜の香りが美しいハーモニーを奏でる。

その日も同じように新産地の人参を入れてみて驚いた。

何度ニオイをかいでも香りはまとまるどころかバラバラのままで、
しまいには鶏肉臭さが全く取れないイヤなニオイのシチューになった。
あとで聞いてみたら、化学肥料を使ってる人参だったらしい。
つまり土づくりのできてない畑の人参だったのだ。

わたくし、それまでそのふくいくとした香りが
人参の手柄だとは意識してなかった。人参ってすげえなあ。
たかが人参。なのにこれほどの差があるのだった。

幼いころ人参・ピーマンがとくに嫌いで、
食べられるものの方が少ないチョー偏食娘だったが、
その理由もフレーバーだったのかもしれない。
先見の明があったのか、すごいぞ、自分。

なんちて。偏食者のいい言い訳ですね。すんません。

20歳過ぎてから好き嫌いなく何でも食べられるようになった!と信じていたが、
実は偏食者としてはますます磨きがかかっており、
なにひとつ変わってなかったことに気づいたわたくし。

いや、違うな。厳密に言うと食べられないものもあるけど、
食べたくないものが増えているのだった。

うううう。ますますお子ちゃまっぽいではありませんか。
元気に育つには、良い子は何でも食べなくてはならないのに。

最近までたいした病気もせずに済んでたけど、
これからどっかに不具合が生じるのかしら、
なんちてちょびっと心配になってる、
花粉症がことさらにひどくて目が開けられない今日。


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ラウンドアップもGMコーンもダメダメという論文の話

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数学は真剣にキライだったけど、理科の一部はすんごく好きだったのに、
なぜなにひとつ覚えていないのか不思議なわたくし。そしてなぜ授業中、
あんなに眠かったのかも不思議なわたくし。なんでだろ~♪



「ラウンドアップとラウンドアップ耐性組み換えとうもろこしの
長期投与給餌における毒性」

上記はフランスのカーン大学で行われた、
遺伝子組み換え(以降GM)トウモロコシ(NK603)を
えさに与えたラットがどうなったかという研究論文の表題である。

Food and Chemical Toxicology誌に発表されたこの論文は、
「安全」と言われてきたGM作物を食べたラットに
高い確率でガン(文中では腫瘍)ができたというので、
かなり注目されているのだった。

現在、この論文はGM作物反対派の方々の福音となり、
当然だけど、GM推進派の方々の大反論を引き起こし、
現在も反論の反論、また反論などの真っ最中なのである。

先日、遺伝子組み換え反対キャンペーン会議主催の、
この論文の説明会に参加してきた。
大変わかりやすく説明してくださった元同僚のM氏、ありがとうでした。

さて、研究の細かいことを全部書くと大変だ。なので、
とりあえず「おお!これはすごいぞ!」という部分について書いてみた。

まず、この実験は24カ月という長期間にわたって行われた。
その結果、ラットにガンが発生し始めるのが4カ月後であるとわかった。

実はこのような実験はGM推進派の研究者も行っている。
その実験はラウンドアップ耐性トウモロコシの安全性を証明したものだ。
しかし、実験の期間は3カ月間。カーン大学2年。推進派3カ月。

4カ月後にガンが発生するのであれば、
3カ月という短期間では安全性は証明できない。
できる前に実験が終わっちゃってるからね。
どうした推進派。もう少しちゃんとやんなくちゃダメじゃん。

というか24カ月間実験を行ったってことだけで、すごいことなのらしい。

そしてラットがどうなったか?

何も与えない対照群のラットの平均寿命は624日。
510日の時点で(人間で言うと50歳くらい)、オスは対照群の5倍、
メスは6倍と、ガンや腎・肝障害の死亡率が高まり始める。

実験は、以下のような条件で2年間行われた。

1.ラウンドアップ耐性トウモロコシを餌に与えた群
  濃度11% 22% 33% の場合
2.ラウンドアップ耐性トウモロコシとラウンドアップを与えた群(※)
  濃度 上記と同じ。
3.ラウンドアップを希釈して与えた群
  濃度 水道水汚染レベル、米国残留農薬基準値、
  農薬として散布時の希釈倍率の50%濃度 の場合
4.通常の餌と水を与えた対照群
(※)ラウンドアップを散布したラウンドアップ耐性トウモロコシという
人間が食べている状態を人為的に作り出したものだと思われる。

1と2の群ではオスの腎臓に腫瘍(ガン)が発生し肝臓に異常が見られた。
2と3の群ではメスに乳房腫瘍(ガン)が発生し脳下垂体に異常が見られた。

1・2の群の共通項は「ラウンドアップ耐性トウモロコシ」
つまりラウンドアップ耐性トウモロコシに問題がある。
(以降R耐性トウモロコシ)

2・3の共通項は「ラウンドアップ」
つまりラウンドアップに問題がある。

R耐性トウモロコシはEPSPSという酵素を
バクテリアのものに組み換えることにより、
ラウンドアップへの耐性を作っている。

EPSPSの組み換えの結果、
抗酸化作用・抗腫瘍活性を持つ物質が減少していることがわかった。
そのため、ガンを防御する力が低下し、ガンが発生した
と、論文は言っている。

組み換え作物は非組み換え作物とほとんど変わらないという
「実質的同等性」はウソなんじゃないの?という結果なのである。

そしてメスの乳ガンは、ラウンドアップに由来する。

ラウンドアップがエストロゲンとアンドロゲンの阻害を引き起こし、
性ホルモンのバランスが崩れ、乳ガンが発生し、
脳下垂体に異常を引き起こしたのだった。

おおおお、恐ろしいのう。

今回の実験については、ラットの品種がどうとか、
データがどうとかと、推進派があれこれ反論というか難癖をつけてるけど、
とにかく「2年」という長期間の実験を行ったことは間違いないのだった。

そして、今まで「実質的同等性(※)」を隠れ蓑にして、
「おんなじだから表示しなくていいんだもん」といい続けた根拠が
ガラガラと崩れ始めたかもしれない可能性が提示された。

推進派はこの反証のためには実験をしなくてはならない。
実験にはこれから2年かかるのだ。うっふっふ。

遺伝子組み換え作物は、実は危険なのでは?という
科学的といっていい根拠がひとつできたのだ。すごいじゃありませんか。
やっぱり「食べない選択の権利」は必要なのだ。
TPPによる表示の後退なんて、大反対しなくてはならないのだった。

さて、わたくし的にこの発表でひとつだけ気になったことがある。

「ラットはGMトウモロコシも普通のトウモロコシも同じように食べた」。
この一文。ラットにはGMと非GMの区別がつかなかったらしい。
動物のカン、あてにならなーい。

たぶん人間も同じだよなあと思った次第でございます。

(※)実質的同等性については次回よーく調べてみます。


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知ってるようで知らない一括表示のこと

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某D社のお好みソースが好きなんだけど切らしちゃって、
スーパーに買いに行きました。3軒ほど回って見つけたオーガニックのソースがね、
無添加だったんだけどすっぱくて口に合わないの。ううううう。
無添加で、誰にでも受ける味を作るってのは難しいのよね。



加工食品の裏側に四角で囲ってある
原材料とか製造者とかが書いてある部分のことを「一括表示」と呼ぶ。

今気がついたけど、あの有名な安部司氏の本「食品の裏側」ってのは、
「一括表示」と「食品の裏情報」がかけてあるのだね。
うまいタイトルだなあ(って遅いか)。

ところでこの一括表示、全ての原材料が表示されているわけではない。
ってことはそれほど知られていない。
というか、ちゃんと見てる人もそんなにたくさんはいないらしい。

自分の食べてるものが何でてきてるか、
きちんと知ってる方がいいのになあ、と思うわたくし。
でもわかりにくいのも確かなのである。

ということで、一括表示のルールをざっくりとまとめてみた。

1.原材料は重量順に記入すること
2.基本的には物質名だが簡略名でもOK。

 ※さらに一括名で表示できる添加物が14種類認められている。
3.キャリーオーバーおよび加工助剤・栄養強化目的での表示は必要なし

※の一括名で表示できる添加物14種類ってのは以下のようなものである。
・イーストフード
・ガムベース
・かんすい
・苦味料
・酵素
・光沢剤
・香料又は合成香料
・酸味料
・軟化剤(チューインガム軟化剤)
・調味料(その構成成分に応じて種類別を表示)
・豆腐用凝固剤又は凝固剤
・乳化剤
・水素イオン濃度調整剤又はpH調整剤
・膨脹剤、膨張剤

さて、一括名ってのがちょっとやっかいなのである。
たとえばパンの裏側に書いてある「イーストフード」って何でしょう?
「イーストフードって物質があるんだな」
なーんて思ってる人多いでしょう。

イーストフードってのは、物質名ではなくって総称なので、
実際には「塩化アンモニウム」「塩化マグネシウム」「グルコン酸カリウム」
なんて化学物質のことである。

こう言われるとすんごく化学物質っぽい。
でもイーストフードって書いてあると
イーストの食べものなのかしらん?なんて思うから不思議だ。
全ての一括名がそう思えるからもっと不思議だ。

一括名を書けば物質名を表示しなくていいので、
化学物質が複数入っていても表示しなくていい。
つまり香料って書いてあれば、実際にはナントカ酸エステルとかが
何種類入ってても表示しなくていい。

実際に何がどれほど使ってあるか
消費者には全くわからない。それが現在の一括表示である。

昔はこれ、いちいち全部書いてあったのだ。
1990年代のいつ頃だったか改正されて、表示が簡略化された。

一括表示のルールはその後もちまちまと変更されてるけど、
メーカーがあわててラベル変更対応をするくらいで、
その内容を消費者が知ることはない。

まあ知らなくていいのかもしれない。
見ない人の方が多いんだもん。
でもわたくしは見る。しげしげと見ちゃう。
だから見る人のための表示にしてほしいと思う。

ちなみに、遺伝子組み換え原料の表示は、
上記を踏まえた上でこうなっている。

1.原材料の上位3品目に入ってたら表示。
2.上位3品目に入ってても重量の5%以下なら表示しなくていい。


重量順に並んでいる上位3品目の中に、
遺伝子組み換え原料が入ることはまずない。
一括表示の記載順が重量順と知らなければ、
このルールはなんのことだかさっぱりわからない。

コーンスターチや大豆レシチンなど主原料ではないものは
ほんのちょっとしか入らないから表示しなくていい。
コーンスターチや大豆レシチンは、ほとんどの加工品に入ってる。
ってことは、知らずに遺伝子組み換え食品を食べてるってことだ。

そんなことを知ってる消費者は大変とても少ない。
表示してないんだから食べてないと思ってる人多いはず。
幸せな誤解の上に人々の食生活は成り立ってるのだった。

そう考えると、表示のせいだけじゃなくって、
消費者の無知にも責任がある気がする。

「食品の裏側」は、もう少し注意深く読む必要があるんじゃないかなあ。
あっ、これ、うまいことかけたつもりなんだけどどうでした? うふ。


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プロフィール

ほんたべ

Author:ほんたべ
手島奈緒
おいしい食べものをつくる人を紹介したり応援したりしております。ブログをまとめた著書『いでんしくみかえさくもつのないせいかつ』(雷鳥社)『まだまだあった! 知らずに食べてる体を壊す食品』(アスコム)『儲かる「西出式」農法』(さくら舎)など。現在ハンター修行中。

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