きゅうりが根コブセンチュウで枯れちゃったのでございます

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トマトが赤くなってバジルがでかくなってくるとウキウキするわたくし。
でも大玉が1本あんまりよくなくてミディトマトに頼る日々が続いております。
ミディはちょっと食べるのには便利だけどソースにならないからなあ。
やっぱ大玉が欲しいのよね。



木曜日のことである。

ほんたべ農園に収穫に行ったらですね、
「あのー、しばらく休憩してもいいですよ」と言いたくなるほど
なってたきゅうりが立ち枯れていたのでございます。

あああああこれはいったいなに? もしかして青枯れ?
ちょっと、ちょっとおう! なんて思いつつ、とりあえず
引っこ抜かずにお家に帰った。

青枯れだとやたらなことすると、他の作物に感染するし、
その日は雨上がりの湿った日だったから怖かったのよね。
できるだけ被害は最小限に。なにしろ枯れるなんて相当ひどい。
どう考えても病気である。しかもタチの悪いものである。

んで乾燥して土が乾いた本日、行ってみたところ、
きゅうりは完全に立ち枯れておりました。

おや? 青枯れならばこんなふうにはならないはず。
ってことは原因は別にあるのだろうと根を抜いてみたところ。
あああ、やっぱし。なんと根コブセンチュウの害であった。

ひーーーー。今まで一度も出たことないのに、なぜ?
なんて思ったけど、前作がどんなだったんだか、
その前の畑がどうたったのかはわかりはしない。

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上から下まで全く同じ大きさのきゅうりの葉。大変いい生育状態。
理想的だなあと思って撮影したのに。

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1週間後がこれですよ。悲しくってなみだが出ちゃう。


区民農園で根コブセンチュウが出ることなんてあるんだなあ。
よそんちには出てないみたいだけどね。くそう!
なんて悪態をついても枯れたものは元には戻らない。

きゅうり3本植えたから、ちょうど一日1本ずつてな感じで自給できるはず。
なーんて計算をしていたのに、微妙に足りなくなるじゃないか。
もう人が作ったものはあんまり食べたくなくなってるわたくし。
きゅうり祭を心待ちにしていたのに。ううううう。

悔しいので根コブセンチュウについて調べてみた。

アブラナ科によくつくのは知ってたけど、
きゅうりに着くとは知らなかった。ナスにもつくらしい。

そう言えばひとつ生育の悪いナスがある。
なぜだろうと思っていたが、もしかして根コブセンチュウ? 

やめてー。ナスまで枯らすのはやめてー。

根コブセンチュウとわかった瞬間に脳みそのすみっこが
「ネマトリン」というセンチュウ対策の農薬名をつぶやいたが、
ほんたべ農園ではそんなものは使わない。
「微生物農薬パストリア」ともつぶやくわたくしの産地担当脳。

「どっちもダメ~。
そもそもパストリアなんてホームセンターに売ってないっつの!」
赤いマーカーで二重に線を引き「→トル」と空中に書いたら
脳みそのすみっこが「マリーゴールド」と再度つぶやいた。

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根っこに根コブセンチュウが寄生してコブ状の根になっとります。
くそっ! 見れば見るほど腹立たしいぜ!

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ナスの葉を食害しているナニカがいるらしい。でもいつも姿が見えないの。
テントウムシダマシかなと思うけど、食害の跡が違うし、なんだかわかんない。
コガネムシかなあ? でも見かけないんだよね。なんだろう?



おお、そうだ。マリーゴールドがあるじゃないか!

センチュウにはマリーゴールドというのはよく知られており、
大根産地である三浦半島で夏の間栽培しているのを見かけることがある。
大根を植える前にマリーゴールドを植えてセンチュウ密度を下げるのだ。

しかしあれこれ調べていると、ネグサレセンチュウ害には効果があるが、
根コブセンチュウにマリーゴールドはイマイチらしい。
うう。他にはソルゴーとかさあ、そういうでかいものしかないのよね。
いまさらソルゴー植えてもなあって感じである。

ということで、効果は薄くとも、マリーゴールドを混植して
もう一回きゅうり植えようと決意した。
ついでにナスの株元にも植えとくのだ。
多少は密度が下がるかもしれないからだ。

自分の畑にセンチュウが出るなんて想像もしていなかった。
というか、今まで借りた区民農園はただ運が良かったということか。
立ち枯れなどの土壌病害ならカルスNCRとネニソイルで防げるが、
センチュウは防げない。やっぱネマトリン? いやいやいや。

秋冬のアブラナ科が急に不安になってきたわたくし。
付け焼刃にしかならないけど、マリーゴールド植えとこっと。


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「あるがまま」のすもものことを書いてみた

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6月中旬から出荷される大石早生。かわいい色合い。市場では、
店持ちの関係上、早採りして味が乗ってないものが売られております。
ほんとにおいしい大石早生を食べたことのある人は少ないんじゃないかなあ。



「奇跡のりんご」が映画になって現在上映中らしい。感動の嵐らしい。
2006年だったかなあ。NHKの「プロフェッショナル」で紹介されたのは。

プロフェッショナル放映後、某D社の消費者から
「なんで某D社は無農薬りんごがないのですか?」と何度も聞かれた。
「無農薬ではりんごは作れません」わたくしはそう返事をした。

某D社の農家に、無農薬りんごに挑戦した人が2人いた。
2人とも、畑には同じことが起きた。
たぶん誰の畑でも同じことが起きる。我慢できるかどうかだ。

最初の一年目はなんとかできる。でも、
その年の病気や虫を叩けないから、翌年に全部持ち越す。
そして、その年のりんごの実は一個も売り物にならない。

どころか、悪くすると葉も落ちる。

そんなりんごを見てると、2年目も無農薬でやる気にはなれない。
2年目はたぶん、持ち越した病気と虫がりんごをさらに攻撃する。

夏までに葉が落ち、樹は慌てて新芽を出す。
そして秋に花を咲かせたりする。なんてことをしていると
樹の生理が狂い、回復するのに何年もかかる。

2年目に農薬をまいても、りんごの状態が元に戻るのに、
それから3年かかったと、一人の農家は言っていた。

彼は、NHkで木村さんのことを知ったとき、
「俺は辛抱が足りなかったなあ」と言った。
「木村さんみたいに我慢できればできたかもしれないなあ」と。

そんなことができる人はたぶんいない。
だから木村さんがすごいのだとわたくしは思う。

りんごの樹が自力で環境に適応するまでの時間、
ありとあらゆることが起きる。それを木村さんは我慢できた。
これは誰にでもできることではないのだ。

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これがJA規格のもぎ時の色合い。まだ地色が抜けてないから、
も少し黄色いかもね。これを常温に置いておけば真っ赤になるのよね。
いかにもおいしそうに見えるのよね。でもおいしくないのよね。

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大石早生もこんな色になるととびきりおいしくなるもんですが、
お店で買う事ができないってのがすももの宿命。残念なことっす。ほんと。
ぎゅっとしまった果肉と香り。すももってこんなにうまかったっけ?と思う瞬間。



10年以上無肥料無農薬ですももを作っている人を知っている。

ソルダムのふくろみ病対策で、石灰硫黄合剤をまいていたけど、
私が担当になった翌年にまくのをやめた。

その後しばらく、すももにはカイガラムシがついていた。
行くたびに樹がくたびれて、ところどころ折れたり、
枯れてしまったりしていた。肥料をやらないから葉が小さい。

農薬をまかないから葉にぽつぽつと穴があいている。

彼はそのうち剪定もやめた。剪定ってのは樹の枝を切り、
自分の思い通りに枝を茂らせ、いい果実を作るために行う作業だ。
果樹農家の腕の見せ所である。

剪定をすることで、伸びていた枝がなくなった樹は
なくなった枝の分の肥料分をどこかに使う。だから、
「剪定は肥料やってるのと同じ」と彼は言った。

当時のわたくしにはわからなかったが、今はわかる。
剪定は施肥といっしょだ。剪定をやめると、樹は
余計な枝を伸ばすことをしなくなり、落ち着いてくる。

畑に行くと草がぼうぼうで、作業の邪魔だから倒すけど刈り取らない。
草は炭素分を供給するが、大した肥料分にはならない。
畑の中で循環させているだけだ。肥料は全くやっていない。

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何もしないとは言っても売り物ですから、摘果はするのです。
摘果しないとおいしくないから。摘果しないで出荷してる人知ってますが、
それはやっぱり売っちゃダメでしょと思うわけで。趣味ならいいけどね。



炭素分の供給で微生物が増えてるのだろうとは思うが
すももの木はくたくただ。年寄りの樹が時々折れる。

でも、毎年花が咲き、実をならせる。

すももの実はある大きさ以上にはならないから小さくて、
7月下旬以降に熟すすももには虫が入って商品にならない。
それで食べていけるのかなと思うけど、聞かない。

彼には技術がないのではない。

非常に高い技術を持っているのに、それを全く使わず、
樹があるがままでいることをただ見ているだけだ。

ここでこうやるといいだろうなあと思いながら、
そう思う自分がまだまだだなあと思いながら、ただ見ている。

これが「自然農法」である。

木村さんのことを聞くたびに、わたくしは彼のことを思い出す。
無肥料とは、施肥だけでなく、剪定もしないことだ。
無農薬とは、資材を散布しないであるがままを許すことだ。

だが、それができる人はそんなにいない。経営のことを考えれば当然である。

誰も知らない、わたくしだけが知っているほんものの自然農法は、
山梨県で営まれている。


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りんごの皮、むいて食べる?と聞かれたら

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山梨県の一般的な栽培の露地桃の農薬回数は27回(成分)。
山梨の桃は基本的に有袋栽培だから、桃には直接かかってない場合もあるけど、
27回ってすごいなあ。知り合いの農家は8回位。この差はなにかしら?



某D社時代、出荷前確認でりんご産地によく行った。
行くと必ず畑を見る。なり具合とか色合いとか見ていると、
まっさおなりんごたちのなかに、赤くなってるのがある。

早く熟すのはシンカビ病という病気にかかっているりんごだ。

この病気は、芯の部分を取れば問題ないから、
そこをよけて食べる。味見するにはちょうどいい。
そうして「わりといいね」とか「まだ粉っぽいね」なんて言う。

ちょっと味見すると、りんご農家は必ず
皮を口から出して畑にぽいっと捨てる。

「なんでですか?」なんてまともに聞いても「うふふ」と笑われるだけ。
理由は聞けない。でもわたくしが行く農家はいつもそうしていた。
すぐに自分もそうするようになった。最後には当たり前になった。
同僚に聞かれたら「うふふ」と笑うだけ。理由は言わない。

さて、時折、りんごの皮は食べてもいいんでしょうか?と聞かれる。

わたくし、食感に非常に敏感で、のどと口内のへなちょこ度が高いらしく、
もさもさもふもふバリバリしたものが食べられない。というか嫌いだ。
カステラ、揚げたてのフライ、でかいおせんべいなどがこれにあたる。

そして、のどのあたりがこそこそする果物の皮は昔からむいて食べる。

りんご1
最近特別栽培農産物で一般栽培の農薬成分回数を検索しても
出てこない自治体が多くて探すのに苦労しております。なぜかしら?
やっぱり数字が独り歩きするからかしら? 公開すればいいのになあ。
皆が思ってるように農薬は3回じゃできない。ましてや無農薬なんてとんでもない。
ってなことを、ちゃんと消費者が理解した方がいいと思うのだ。



皮と果実の間に栄養分があるとか人は言うが、
果実の100倍あるわけでなし、無理に食べなくていいよなあと
ずーっと昔から思っている。だから皮を必ずむく。

梨の皮はりんごより硬くて不愉快だし、そもそも梨は嫌いだ。
桃はかわいらしいけど、全体に小さな毛が生えてて、
なんとなく、底意地の悪さを感じることがある。

外見に惑わされてうっかりほおずりすると
いつまでもいつまでもいつまでもほっぺがちくちくする。
なんてこともあり、桃を皮ごと食べるなんてことはあり得ない。

すももは皮と果実の間がすっぱくて、どんなに甘いのを食べても
タネの周りと皮の段階ですっぱさにがっかりする。
我慢して食べるけど、本当は皮をむいてしまいたい。
タネがあんなに大きくなかったらタネも丸飲みしてしまいたい。

だから、皮ごと食べるのは皮のうす~い欧州系のぶどうだけ。
(ルビーオクヤマとかマスカットオブアレキサンドリアとかのことね)

ちなみに、ぶどうもタネの周りがすっぱいので丸飲みしてしまう。
そうするとぶどうの甘い部分だけを心の底から味わえて幸せなのに、
なぜ人はわざわざぶどうのタネを出すのか、不思議でならない。

gazou 017
わたくしすももは山梨県のある農家のものしか食べません。そこんちのすももが
世界一おいしいと思っているからでございます。無農薬・無肥料栽培もさることながら、
何よりも、その人となりを尊敬してるからでございます。山梨県の防除暦では
21回(成分)なんだって、すもも。おお、びっくりだ。



なんてことはともかく。
ってことでわたくし、果物の皮はむいて食べている。

てなことを人は聞きたいのではなく、おそらく
残留農薬がどうとかという理由で「皮」のことを聞くんだろうなあ。

残留農薬基準値はADI値と農薬登録の際の残留農薬の値で決めてあり、
食べても大丈夫よという数値だから、大丈夫なのよと人は言う。
ほとんどの作物の残留農薬は、基準値以内でおさまっているからだ。

わたくしは、一般的な栽培の半分以下の農薬でりんごを作ってる
果樹産地をいくつも担当していた。だから、一般栽培の果樹類に、
どんな農薬をいつどれぐらいまいてるか、かなり知っている。

そうすると、皮を食べる気にはならない。

残留農薬基準値は、りんごの場合は「全果」で設定してある。
農薬はりんごの表面にかかる。残留も果皮に多い。

昨今の防除暦では、止め消毒といって最後にまく農薬は
浸透移行性が少ないものになってはいるけど、
その前のが残ってる可能性は否めない。

基準値以内だとしても、その場合は全果でのことである。
果皮だけだとどうかな? それは誰にもわかりはしない。

gazou 020
山形県のサイトが見つからないので長野県のぶどう(欧州系)の農薬回数。
27回(成分)だった。けっこう多いのだね。巨峰系(路地)は24回。おお、びっくり。
減農薬栽培の人しか知らないから、一般栽培の回数を調べると驚いてしまうなあ。



皮と果実の間の栄養分と果皮の残留農薬をてんびんにかけ、
どっちがいいかは個人が判断することである。

洗えば落ちると言われてもわたくしは信用しない。
落ちない農薬があることを知っているからだ。

一般栽培のりんごの農薬回数は長野県で約30回(成分)である。
他地域でも回数はそれほど変わらない。

皮を食べたい人は、その果物の防除暦を調べるといい。
それで食べる気になるかどうかはわからないけど、
知らないよりはいいと思う。自分で判断できるから。

わたくしは、皮は食べない。
皮ってさ、むいた方がおいしいじゃん? そんなことない?


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信長さまの言う「人間50年」は正しいんじゃないかと思う今日この頃

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色彩学のお勉強に行った時に聞いた話。紫色は女性ホルモンの色。
女性は女性ホルモンが足りなくなってくると紫色を身につけ始める。なるほど!
紫色のヘアマニキュアしてるおばさまが多いわけだよなと思った当時のわたくし。
最近娘のころ大嫌いだったピンク色が好きになりました。



わたくしは病院が嫌いだ。

診察までに一時間。会計に15分。薬局で15分。
早ければこれで終わるけど、検査があると診察が2時間くらいになり、
午前中が全部つぶれて家に帰ったらくたびれてぐったりする。

できることなら行きたくないので、よほどのことがない限り行かない。

なんてことやってたから貧血がひどくなったのだが、
のど元過ぎれば熱さはすぐに失念してしまうので、
相変わらず何か大変なことでもない限り行かない。

風邪は半身浴してからティートリーオイルを首筋に塗って
ラベンダーの香りで部屋中を満たして猫のように丸くなって治す。
頭痛はコーヒーと甘いものをやめて水をたくさん飲んで、
ラベンダーオイルを首筋に塗って丸くなって治す。

二日酔いはただひたすら丸くなって治す(これは違うか・・・)。

感染症にかかったり重篤な症状が出たら病院に行って、
抗生物質もらったり切ったりはったりして治すこともあるが、
だいたいは自然治癒力にまかせて丸くなって治す。

なんてことやってるとほとんど病院に行かない。だから薬も飲まない。
なので薬の副作用は注意書きに書いてあることが全部出る。
書いてないことまで起きるので、ついでに言うと薬も嫌いだ。

45歳まではそれでよかった。不具合は何も起きなかったから。

しかし最近、なんとなく年に一回不具合が起きて病院に行くようになった。
そして毎回がっかりする。なぜならば。
何をするにもわからないことは追及し、ラベルをつけたいわたくし。
自分であれこれ調べて初めて納得するめんどくさい性格。

だから、自分自身でどうにもならない症状が出た際には、
わたくしよりはるかにお勉強していて賢くて、経験値も豊かな
お医者様がラベルを付けてくれるのを期待して病院に行く。

んでもね。あんまりきっちりラベル付けてもらえないのよね。

このところの自分自身の不具合で名前がわかったのは「貧血」のみ。
その他の不具合は理由がわからない。わからないまま共存している。
対策は「経過観察」しかないから、ラベルをつけてどこにもしまえない。

脳内の「未決」の箱に、ファイルがどんどん増えていく。
せっかく嫌いな病院に行ったのにい!とか恨みごとも言いたくなる。

んで、最近気づいた。

人間の肉体的な寿命について昔からよく考えていたが、
繫殖が終わって次世代が繋がったことが確認できれば
生物としての目的は全うするわけだから、
やっぱ信長さまの言うとおり「人間50年」なんじゃないのかしらん?

寿命が延びたのは抗生物質の登場による感染症の激減と、
栄養状態が良くなったこと、そして乳幼児の死亡率が減ったことにある。
寿命が延びたのはいいことだが、幸せそうに見えない人が多い。
大滝秀治さんが言うように、長生きと健康は別のものである。

でも、そもそもヒトの品質保証期限が50年に設計されていたら?

あちこちの潤滑油が切れて腕が上がらなくなったり、
DNAのコピーがうまくできなくなって細胞が変異したり、
シナプスが繋がりにくくなり身体はおろか、
頭も硬くなるのは当然のことなのではあるまいか。

わたくしの脳内の「未決」ファイルのタイトルは
全部「老化」で解決できるのでは。

であれば共存は苦にならない。老化はどんどん進むものだから。

まあちょびっと遅らせるとかいう努力はできるかもしれないね。
それはやっぱり食べものだよね。おいしくて幸せになれるもの。
ってことは。「いいものを食べる」という対策を打てばいい。
ってことは。

なーんだ。もうやってるじゃん。

んじゃやることはもうない。粛々と老化していけばいいのである。
ムリして病院に行かなくてもいいのである。なんちて。

いや、月曜日の通院がイヤだからこんな理屈コネてるわけじゃありませんよ。
もちろん。行きますとも。予約取ってるし。キャンセルは迷惑ですよ。
ちゃんと行きますとも。一時間待とうがどうだろうが。でもね。
(行っても治らないなら行かなくてもいいんじゃないのかなあ)なんて思うわけですよ。

なぜなら、わたくしは病院が嫌いだ(そして冒頭に戻る)。


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「農業」と「悟りにいたる道」について

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生長点に隠れてるきゅうりのまきひげくん。
この造形。自然にはぜったいにぜったいにかなわない。



梅雨なのに、降りませんね、雨が。

本庄市の瀬山明さんに聞いたところでは、
今年の農事気象予報では6月下旬にエネルギーのピークが来る。
ってことで、現在雨が少ないのはそういうことなのであろう。
(あ、これ、関東近辺の話で、他地域は違うです)

気象庁の予報では「雨多い」って言ってたから、
農事気象予報とちょっと違うなー、どうなるのかしらん?と思ってたが、
やはり瀬山さんの予想通り雨が少ないのだった。
恐るべし! 農事気象予報!

そして、夏作は肥料少なめでいいということであった。

ということもあり、トマトは無肥料で出発し、
ピーマン、ナス、きゅうりにはほんの少しだけ、肥料をやった。
現時点では生育的には問題ない。

よそんちでトマトにエキ病が発生しているのをみかけるが、
いまんとこ、ウリハムシを時折見かけるぐらいで、
病気も虫も発生していない。

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どういう理由だかいまいち樹の生育がよくないミディトマト。
粛々と着果はしてるからいいんだけど。色合いはいい感じ。ミディだから当然か。
グリーンベースでオレンジ色のトマトになりました。

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接木苗はやっぱり生育がいいわよねー。味はどうかなー。
中玉だと思ってたけどもしかしてミニだったのかしら。
ミニトマトは使いづらいからキライだ。



ただ、区画のはじっこのモミガラがうまく混ぜられなかったあたりに
心配してたチッソ飢餓的な症状が出てきたのよね。
毎年ほっといても全然平気なタカノツメが黄色くなってきてさ。
なので、モグラ堆肥を追肥してみた。

ついでに「アタシもチッソが足りません」と言ってるピーマンにも追肥した。

そこでふと気づく。よーく考えてみると水やりをしてなかった。

ここんとこしばらく雨が降っていない。
雨が降らないと作物は肥料分を吸えない。
そしてほんたべ農園は、今まで借りた区画で一番
気相が高くて水はけが良すぎる土のようである。
(三相分布、まだ計ってないけど)

ワラを敷かずマルチもしていないよそんちは
歩くと土ぼこりがまきあがるほど。相当乾く土質のようだ。
ちゃんと水やりしてやんないと、作物は肥料を吸えない。
なんてことになぜ今気づくのだ。あああ、ダメじゃん。忘れてちゃ。

むかーし、産地周りをしていた頃、農家のおっちゃんたちに、
毎年毎年おんなじことを一から説明せねばならず、
どうして毎年全部忘れるんだろうと不思議に思っていたわたくし。

当時は、農業という仕事がメモリを完全に消去しなくてはならない
厳しい職種だからに違いないと信じていた。

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寒冷紗でハトを完全に予防し、ようやく出てきた枝豆ちゃん。
それにしても欠株が多いのは、水やりをさぼってたせいかしら。あああ。
単にみどりの指度が低下しただけかしら。

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苦節5年目にしてようやく理解できたナスの仕立て(遅いって)。
今年は2本仕立て、支柱の立て方は道法さん方式でやりますよん。
でもね、あと2本は残す脇芽間違えちゃってさ。がっかりだ。



だってそうじゃないと、台風や洪水や大風や竜巻で、
作物がダメになったとき「しょうがない」なんて笑えるはずがない。
農業って大変だよなあ。前年のことを細かく覚えてたら
気になって夜も眠れないからに違いない、なんて信じていた。

きっとお正月にハードディスクを初期化するんだよねと
同僚とよく話していたが、自分も全てを失念していたのだった。
ひょっとしたら単なる老化? はははは(乾いた笑い)。

でもね。西出師匠の知識をバリバリに覚えていて、ガリガリ実践してた頃より、
今年の作柄の方がはるかにいいのが不思議だ。
さらに、ポイントポイントでは、なんとなーく師匠の知恵を
無意識に利用できてる気がするのだ。すごいじゃんか!

これはひょっとして「十牛図」に書いてある事ではあるまいか。
わたくしは現在「牛のことを忘れた」段階にいるのでは?
探して探して、ようやく見つけた牛のことを忘れてしまう。
次は自分のことも忘れてしまうのだ。おお、それは楽しみだ!

なーんちゃって、老化を悟りと同じにするなって話である。

とりあえず、本日初なりのトマトを食べました。んまかったです。
体調がすぐれなかったので、糖度を測るのを失念しとりました。

十牛図・禅の悟りにいたる道筋を牛を主題とした十枚の絵で表したもの。
十牛禅図(じゅうぎゅうぜんず)ともいう。(ウィキペディアより)


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トマトの脇芽の話

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なぜかあぜから発芽している枝豆くん。そんなとこからなぜ?
しかも鳩にも食われずに大きくなってるし。
ちゃんとうねにまいたヤツはちっとも芽が出ないのになあ(ため息)。



種まきして5日目。

水やりにも行かず天水(雨)だけで勝負することにした今年、
久しぶりにほんたべ農園に行ってみて、ちょっとがっかり。

なんかね。芽が出てないの。ちょびっとしか。

昨年はけっこうあれこれ発芽率がよく、
いつの間に「みどりのゆび」を入手したのかしらとうきうきしたが、
実はやっぱり入手してなかった。というか、以前よりも良くない。

ガックシしてじっと手を見てみたら緑色に染まっていたので、
おお!と思ったらトマトの脇芽をかいたせいだった。

さて、トマトの脇芽とは。

トマトってね、各葉っぱの付け根からかならず脇芽が出てくるの。
これをね、できるだけ小さいうちに切り取ってやらないといけないの。
家庭菜園では伸ばし放題に伸ばしてる人の方が多いけどね。

なぜかというと、この脇芽を全部伸ばしていると
脇芽ごとに全部花が咲き、ほっとくと全部着果するのだ。

そうするとひとつひとつの実が大きくならなくなったり、
枝が混んでくるから病気も発生しやすくなる。
管理もめんどうになるし、大きくなってから脇芽をかくと
それはそれでまた病気の原因になる。

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350円した接ぎ木のミディトマトの生育が非常によく
またでかい脇芽が生えてたので挿し木しましたよ。しかしこういう場合、
接ぎ木じゃなくて自根って言えるのかしら? クローンには違いないけど。

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大玉の2段目。ちゃんと着果しております。もう一本の大玉は
20センチ級の脇芽が出まくってて2段目は全部飛んでました(泣)。
やっぱ脇芽のせいなのかしら。おそるべし、脇芽。



植物の生理的には、道法正徳さんがおっしゃるように、
上に伸びることで植物ホルモンが正しく働きバランスもよくなる。
これが脇芽方向にも伸び始めると植物ホルモンが正しく流れなくなり
たぶん生育が悪くなるのだろうと想像するわたくし。

栄養周期的に考えると、栄養成長と生殖成長のバランスも悪くなるはずだ。
トマトなどの果菜類は栄養成長と生殖成長をくり返す
「らせん型」の作物だと言われている。脇芽が全部伸びちゃうと
正しいらせん型にならなくなっちゃうのであろう(あくまで想像)。

だから、トマトの脇芽かきは晴天の日の午前中に行い(農薬みたいね)、
傷口をできるだけ早く乾かしてやることが肝要なのである。
そしてもちろんかくのは小さければ小さいほどいい。
でかくなってくるとトマトの樹がショックを受けちゃうからだ。

切り取る脇芽の大きさのショック度としては、小指の先のケガと、
腕を切り落とされる位の違いがあると師匠・西出隆一氏は言う。

なんてことで、月曜日に小さなトマトの脇芽を全部かいて、
「今年は完璧だ! トマトの生育はバッチリだ!」と思っていたのに、
行ってみたら死ぬほど脇芽が出ててしかも20センチくらいになってんの。

焦りまくるわたくし。あわてて全部切り取るわたくし。夕方だったけど。

んで、もったいないから挿し木にしました。
15センチ以上の脇芽は挿し木するとすぐに根がつき、
苗を買わなくても増殖するからトマトってリーズナブルなのである。

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毎年5月下旬に種まきして花が咲き始めたら梅雨が明け、
猛暑がやってきて着果しなくなるいんげん。今年は苗を買いました。
猛暑の前にちゃんと収穫ができるはずだ。ふっふっふ。

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「コンパニオンプランツ」を教科書通りにやってます!的な区画発見。
全ての果菜類の根元にナスタチウムかマリーゴールドが植わってるのだ。
すげえなあ。でもトマトの樹形がチッソ多そう。
施肥設計もちゃんとすればいいのに。

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ほんたべ農園15平方メートル全景こんな感じ。なんとなく、今回初めて、
きちんと何をどこに植えるか考えて作付た感が漂っています。
例年は泥縄式で「あ、ここあいてるからこれ植えちゃえ!」的な作付してました(反省)。
整然としていて美しいのう。このまま夏まで行けるのかしら?



残りの脇芽は糖度を測ってみた。脇芽の糖度が5度あれば
トマトの生育は順調で正しく生育していると師匠・西出隆一氏は言う。

ちなみにきゅうりのまきひげも同じである。

今までのほんたべ農園の中では今回一番状態のいい大玉トマト。
脇芽の糖度はなんと4.5度であった。
おお! やはりきちんと生育しているじゃないか!
見た目だけじゃなかったのね。ふっふっふ。

そしていまいち生育がはかばかしくない変な樹形のミディトマトは
2.5度だった・・・・やっぱりな、何が悪いかわかんないけど、
正しく生育していないのだ。きっと苗のせいに違いない。

ミディトマトがチョロイからって3本も買うんじゃなかったなあ。
こんなことなら大玉トマトを大量に作るんだった。なんちて、
目先の欲に振り回されるのもなんとなく農家っぽくていい感じだ。

苦節5年目にして、ようやく「うまく行ってる感」を味わっている今年。
いつもならほったらかしにするちいちゃい雑草も抜きました。

これで今年は「下農(※)」から「中農(※2)」にレベルアップだ!!!

※・下農 草を見ても草を取らないので畑が草ぼうぼうになる人のこと
※2・中農 草を見てから草を取るので畑に草があんまり生えない人のこと
この上に「上農」という人たちがいて、草を見ないで草を取るらしい。
下農のわたくしには彼らがいったい何をしているのか想像もできない。


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プロフィール

ほんたべ

Author:ほんたべ
手島奈緒
おいしい食べものをつくる人を紹介したり応援したりしております。ブログをまとめた著書『いでんしくみかえさくもつのないせいかつ』(雷鳥社)『まだまだあった! 知らずに食べてる体を壊す食品』(アスコム)『儲かる「西出式」農法』(さくら舎)など。現在ハンター修行中。

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