伊勢神宮に行って神について考えた

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2010年10月に出雲大社に行った。遷宮中なので仮宮。だからしめ縄がちっこい。
10月だから神在月で神様がたくさんいらっしゃるに違いないと思ったら、旧暦であった。
出雲の神在月は11月である。いつ行っても「空(くう)」って気がする出雲大社。

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出雲大社の裏手にある神魂伊能知奴志神社。通称命主社(いのちぬしのやしろ)。
大國主命よりも古い神様というので行ってみたら、この木の気がすごいのだった。
ってことで木のことしか覚えていません。



鳥取には「因幡の白兎」という神話がある。

出雲に嫁取りに行く兄たちの荷物を持ったオオクニヌシ(以後大國主命)が
ワニを騙して怒らせ皮をむかれたバカなうさぎを助ける話だ。
大國主命はその後無事出雲に到着し、スサノオノミコトの娘をお嫁さんにする。

その他にもたくさんお嫁さんをもらうがまあ、それはどうでもいいか。

ということで、出雲大社は昔から鳥取の子どもの心の近くにある。
海水浴場=白兎海岸=因幡の白兎=大國主命=出雲大社という連想ゲームだ。

しかし国道9号線を延々と島根方面に向かうのは実際には大変なので、
皆あんまり行かない。さらに恋人同士で行くと別れるというジンクスがあり、
地元民はデートでは絶対に行かない。

というのでわたくしは、東京に引っ越してから行った。

3回行ったけど、いつ行っても神の存在は感じられなかった。
出雲大社は、あっけらかんとした大きくて静謐な空間である。
大國主命は荒ぶる神なのではと思うが、気配は感じられない。

その出雲から、鳥取へ向かう途中に大山という霊山がある。
中学・高校と登山させられ、大人になるとその登山がデートになるんだが、
なんか他にすることなかったんかなと今ふと思ったりしたが、
まあ紅葉も景色も空気も原生林もキレイだしいいか。

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今年の8月にお礼参りに行ってきました大神山神社。
霊山である大山の荒々しい気そのまま。今回も二日酔いが治ったです。

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300円でご神体の側まで近づくことができる気さくな神社、大神山神社。
中は大変美しい文化財らしくてその説明のテープが延々と流れております。
2010年に行った時は雨が降ってたんだけど、手水鉢(結界)を越えたら雨がやみ、
ゴウゴウと風が吹き始め、そりゃもう「人ならぬもの」の気配が満載でした。



冬はスキー場になり冬山も楽しめる鳥取県民にはおなじみの山である。
そこに大神山神社がある。
ここの祭神はオオナムチノミコト(大國主命と同じ)である。

ここはいつも荒々しい何かの気配を感じるが、それが神なのか、
大きな山の気配なのかは不明だ。大山は修験場だからかもしれない。
とにかく何かいる。そしてある場所を通過すると二日酔いが治る。

そこから先は結界の中だとあからさまにわかるのだ。

大神山神社に祀られているオオナムチノミコトは農業の神様でもある。
わたくしは今まで「家庭菜園の当選」をお願いして、2回とも叶った。

参道の入り口にあるお茶屋のおばちゃんが「ここの神様はねえ、
ものすごいご利益があるのよ、アタシには全くないけどね、はははは」と
教えてくれた通り、わかりやすいご利益をいただける神社なのだった。

私の考える大國主命に一番近い「荒ぶる神」の気配がする神社である。
鳥取でもマイナーな神社なので、皆ほとんど知らないんじゃないかなー。

東京で初詣に行くのはずいぶん前から府中の大国魂神社で、
実はここの祭神も大國主命である。偶然にもわたくしは
いつも大國主命にお参りしているのだった。やはし山陰という土地の縁であろうか。

さて、先日、式年遷宮を終えた伊勢神宮に行って来た。

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外宮に行ってから内宮に行きなさいというルールを守ってまず外宮に。
えー、これは遷宮前の外宮です。もう神はここにはいらっしゃいません。

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こちらは内宮の正宮。天照大御神がおわしますが気配は感じず、
人混みに辟易。こんなに沢山の人の願い事いちいち聞いてられないよね、
神様も大変よねとか友人と話しております。罰当たりです。ううううう。



伊勢神宮に祀られているのは天照大御神である。
彼女は大國主命に「国を譲るように」と命令した太陽の神である。

国譲り自体が無理難題というイメージを持っていたわたくしは
長いこと伊勢神宮には距離をおいてきた。しかし今年は式年遷宮の年である。
次は行けるかどうかわからない。ってことで行ってみたのだった。

すんごいパワースポットと聞いて少しワクワクしていたが、
やはりここも出雲大社に似た、あっけらかんとした静かな空間であった。

何かこうビリビリするパワーなんてことは全然わからなかった。
神がそこにおわす気配も全く感じなかった。旧暦の神無月だから
みんな出雲に行っちゃったのかなあとか考えた。……まさかね。

しかし東京に戻ってきてからふと気がついた。

今まで滞っていた仕事がサクサク進み、なにもかもがすごく捗る。
自分が気づかなかった深部のゆがみというか、まとわりついていた何かが、
きちんと調整され、スムーズに動き始めたような感じだ。

でも調整されたのは肉体じゃない。意識というか、えーと、えーと、あ、
ルドルフ・シュタイナー先生おっしゃるところのエーテル体
(もしかしたらアストラル体もかも)かもしれない。

自分にはとくに天照大御神に真剣なお願いごとがあるわけではなかった。
式年遷宮したきれいな伊勢神宮見たいなー程度である。
中には真剣に何かを祈っている人がいて申し訳ない気もしたが、
伊勢神宮におわす方はそういうことはまったく気にしないようだった。

というより、すべてに無関心なようだった。

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東京に帰って「伊勢神宮ガイドマップ」を読んでみたところ(行く前に読め、自分)、
こちらの別宮で具体的なお願いごとをすべしと書いてあったけど後の祭り。ははは。
でもエーテル体の調整をしてもらえたから良し!である。 



たぶん人はあの「場」に行くだけでいいのだ。知らない間に
エーテル体(アストラル体も)が調整され、清く正しい人間になれる。

「あふれるわたしのパワーは勝手に持ち帰りなさい。そして日本のために祈れ」
こんな感じであろうか。パワーの受け取り方は千差万別かもしれない。
わたくしの場合は「調整された」のであった。

神は人に無関心なのかもしれない。が、愛してないわけじゃない。
そんなふうに感じたお伊勢参りであった。

※エーテル体とアストラル体
シュタイナー先生は人間は「肉体」「エーテル体」「アストラル体」「自我」という
4つのものでできているとおっしゃっている。
エーテル体は「霊」、アストラル体は「魂」という感じであろうか。んー、ちょっと違うか。
上手に説明できません。すみません。


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日本でIPMが普及しない悲しい理由

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しつこいようですが、セイタカアワダチソウの花粉を食べたテントウムシが
不妊化するという研究結果がありますから、畑の周りにセイタカアワダチソウが
咲いてるのを見たら引っこ抜いたほうがいいですよう。



IPMとは「Integrated Pest Management」の略で、
総合的有害生物管理のことである。

有害生物とは虫・病気・鳥獣も含めたものだが、
日本では「総合的病害虫管理」と呼ばれることが多い。

「全ての利用可能な病害虫防除技術を慎重に考慮のうえ、
病害虫密度の増加を抑え、かつ農薬及びその他の防御措置を
経済的に適正で、人の健康と環境へのリスクを軽減、
あるいは最小に維持する適切な手段のことを言う」
IPMの定義 FAO(国連食糧農業機関)
※ネオニコチノイド系農薬を使わない病害虫防除を探るフォーラム第一回
「農家が楽になる減農薬農業・天敵を利用したIPM」大野和朗さんの資料より

11月9日、宮崎大学・大野先生の上記タイトルの講演を聞いてきた。

有機農業界に長いこといたので「IPM」って何と聞かれれば
ある程度のことは答えられるわたくし。しかししかし。
有機農業をやってる農家に無条件で通じるかというとそうではない。

大野先生のような研究者が畑に来て、事細かに教えてくれれば別だが、
天敵の発生時期や、天敵を涵養するための植生なんてことになると難しい。
自分で勉強して応用できる人はあまりいない。

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オクラってネバネバした物質を分泌するでしょう? あれが天敵の食物になるらしい。
天敵を保全するために草植えるなんてムリ~という農家でも、換金できるオクラなら
圃場周りに植えられるかも。夏作に少しだけでもオクラ植えてみては?



小さな昆虫や菌類の協力を得て行われる農業ってとてもステキだと思うが、
そんなことやってられるかい! と言われたらそれまでって感じだ。
わたくしは当初、IPMは有機にこそ必要な技術だと思っていたが、
実はそうではないことを4年ぐらいまえに知った。

IPMは今ビシバシ農薬を使っている慣行栽培の農家が、
農薬を減らすためにある。
なにしろ世界一の単位面積当たり農薬散布量を誇る日本である。
(最近中国に抜かれたとかいう話だが数字が見つからない)

「何でそんなにまくの? 信じられない」と他国の人々に言われると、
数人の研究者(大野先生含む)の方に聞いたことがあるが、
世界に「1週間に一度作物に農薬を粛々とまく国」などないと言ってもいい。

日本人はそういう野菜や果物を、何も知らずに食べているのだった。

さて、その農薬をまいている慣行栽培の方々がIPMのことを知っているかというと
施設園芸の農家は知ってる人が多いはずだ。IPMより「天敵」を。
「天敵農薬」という農薬が存在するからだ。
「タイリク」とかね。一頭50円もするらしい。高いよう。

しかし露地栽培の農家はほとんど知らない。
天敵農薬を放飼しても飛んでっちゃうし、そもそも絶滅系の農薬まいてりゃ
天敵は生き残れない。まくたびに死ぬから畑に天敵はいなくなる。

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花が多くて段階的に次々咲いていくバジルは天敵保全にピッタリ。
天敵は食べ物が無くなったら死ぬかよそに飛んでいくかするため、天敵をいかに
畑で長期間働かせるかというのが生物防除のコツ。で、必要なのが食物。
それが植物の花粉です。バジル植えましょう。



天敵は農薬に弱く害虫は強い。これは農業界の常識である。
そして農業界(というか生物界)にはもうひとつの常識がある。
害虫には抵抗性がつきそのうち必ず農薬が効かなくなる。

天敵がいない畑に抵抗性がついた害虫が繁殖している状況を、農家は
「なぜ毎週農薬をまいているのに害虫がいるのだろう?」とは考えないらしい。
「毎週農薬をまいても虫が死なないからもっとまかなくては!」と思う。
これが現在の日本の慣行栽培でもある。

しかしここにIPMの一部を取り入れてみたらどうなるかな?

天敵にやさしい農薬を選択し、天敵温存のための作物を、
畑に少し植えてやるだけで虫害が減るかもしれない。
というか実際大野先生の研究では明らかに減っている。
農薬回数が減る。ということは当然だがかかる農薬の経費も減るのだった。

うーん。一粒で二度おいしい技術なのに。
なんでこの技術が一般に取り入れられないのか。不思議だ。
生物防除や天敵の話を聞くたびに毎回そう思っていたが、
今回その理由がわかった。理由は出荷規格にある。

たとえばナス。ヘタの部分は食味とは全く関係ないのだが、
ここが虫害で白くなると出荷できなくなる。
小さなキズや虫害があると、市場への出荷は断られる。
あるいは低い等級で売るしかなくなる。

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今年のほんたべ農園に非常に多かったナスのスリップス害。
この白いところ、ナスの果実部分をやられると硬くなり割れたりします。
農薬散布すればなくなるけど、天敵もいなくなります。
選択性の高い農薬と植生管理、適正な指導で農薬回数を減らせるのに、
その技術は研究者から農家に伝わらない。残念なことです。



そんなことが起きるよりは農薬をまいたほうがいい。
だって農業ってお仕事だもん。ちゃんと売上を上げないといけないのだ。
きれいな野菜を作らないと市場が受け入れない。
きれいな野菜じゃないと消費者が買わないからね。

ということで、週に1回農薬をまく世界一の農薬散布量の原因は
実は消費者にあるのかもしれないのだった。

おお、そういうことなら農薬の散布量が減ることはないだろう。
だって消費者は全ての作物に農薬は「3回しかまいてない」と思ってるからだ。
3回しかまいてない(と勝手に思っている)ピカピカの野菜が好きなのだ。

わたくしは農薬は必要なものだと考えているが、
現在の防除暦の回数は明らかに過剰であると思う。

トマトに50回ってどういうことだろう? ナスに49回って?
ネギに27回? ほとんど虫の出ない冬の小松菜や大根に10回?  
半分でも、100歩ゆずって最多でも3分の2くらいでできるのでは。

その「過剰分」は誰の責任? 農家だけではないはずだ。

スーパーの店頭で全ての作物の農薬散布回数を表示したらどうかな?
ピカピカでなくても野菜のおいしさは変わらない。

多少見目形が悪くなっても、農薬の散布回数が少ない方が
消費者も、経費が削減できる農家も、皆がうれしいと思うけど
わたくしの妄想なんだろうか。


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何かと話題の「バナメイエビ」について調べてみた

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手前にいるエビがモサエビくんでございます。緑の卵がステキです。
ぷりんとしておいしいけど、2つ食べればいいかなーって感じ。
若い頃は大量に食べたけど、オトナになると食べられなくなるのかも。



日本海の海の幸がたんまり食べられる鳥取県人であるわたくしは、
幼い頃からエビといえば「モサエビ」であった。
くすんだ緑色の卵を持ってて初めて見るとビビるがおいしいエビである。
頭のなかのミソをちゅっとすするのがコツだ。焼いてもおいしい。

お寿司屋さんに行く年頃になったら脳に「甘エビ」が追加登録された。

モサエビが鳥取以外で流通してないと知ったのは東京に来てからだ。
その後北陸で同じエビがガスエビと呼ばれていることを知った。

このエビが東京で食べられない理由は、劣化が早く流通が難しいからである。
「早く傷むんでね。持っていけないの」と金沢のお寿司屋さんが言っていた。

その他幼いころに日本一大きな池である湖山池でテナガエビを釣ったりして、
唐揚げにしてもらったこともあった。おいしかったな、しゃくしゃくして。

わたくしにとってのエビはその3種類である。
そもそも加熱すると独特のニオイがするし、むくのが面倒なので、
エビはそれほど心躍る食材ではなく、とくに好きでもない。

ロブスターとか伊勢海老になると、さらに食べたくなくなる。
繊細さが欠けてる気がするし、むくのがめんどくさいしエイリアンみたいだ。
車海老にいたってはカラから寄生虫が出てきたのを見て以来
ちくわぶやうなぎ同様心のなかの「食べなくていい食材箱」に分類された。

田舎に帰ると甘エビとモサエビは食べるが、それ以外で食べるのは
フェアトレードのブラックタイガー「エコシュリンプ」である。

20代前半の頃、日本は東南アジアのマングローブ林を
エビの養殖のために破壊しまくり労働力を搾取していると知ってから、
一般のブラックタイガーは絶対に絶対に買わない。
食べることでその破壊に間接的に加担することになるからである。

ということでわたくし、基本的に「エビに興味のない女」である。

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エビのことを書くので写真の在庫からエビの写真を探したら、
ほんとに写真を撮っていないわたくし。いかにエビを食べていないか、
恐ろしいばかりでございます。これは代官山で食べたパスタランチ。
エビの記録というよりはパスタの記録。おいしかったけど。



てなわけで、今回、ホテル・レストラン関係での一連の偽装を
「エビだからなー」程度で特に興味もなく見ていた。

そもそもレストラン原料の偽装で騒ぐこと自体、何を今さらって感じだ。
外食の表示を縛る法律はない。景品表示法だけである。
優良誤認表示などそのへんのレストランでも当たり前に行われており、
気付かれなければ全然平気だ。

「当店は自然栽培の野菜を使っています」とかメニューに書いてあっても
実際に使ってるのはほんの一部、みたいなレストラン、山ほどあると思うけど
これを機会にちゃんと表示を変えたほうがいいよなあと思ったりするわたくし。

同じことを考えた人たちが今自己申告してメディアで謝っている。
するなら今だ。大量発生しているから紛れて個別には目立たない。

しかし、そんなわたくし的に気になったことがひとつあった。
車海老や芝海老の代わりに使われていたっていうバナメイエビってどんなエビ?
エビに疎いわたくしはその名前を初めて聞いたのだった。

そうしたら。意外や意外。
バナメイエビはスタンダード品だったではありませんか。

まず、日本のエビの自給率を調べてみた。なんと10%しかない。
ほとんどがベトナム、インドネシア、インド、タイから輸入されている。
ほぼ全てのエビが養殖である。どれぐらいの勢いで他国の環境を破壊しているかは不明だ。

輸入エビの種類を調べてみたが、品種ごとの数字は見つけられなかった。
ブラックタイガーとバナメイエビは、どちらも車海老科である。
おお、そうだったのか。淡水で養殖されてるから別の種類かと思ってたぜ。

バナメイエビもブラックタイガー同様そもそもは海水域に棲息するエビだが、
汽水域でも淡水域でも養殖できるエビなのだった。

ブラックタイガーよりも養殖密度を上げることができるバナメイエビは
生育も早いため、ブラックタイガーの価格高騰にともなって
2000年ごろから輸入量が増えてきた。

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今ふと気づいたが、エビはお祝いごとに必ず使う
ハレの食材なのではあるまいか。紅白でめでたいし。まさに日本人好み。
ところでこれは天然車海老なんだろか。久慈のお寿司屋さんで食べたんだが、
熊本の養殖車海老だったらすごいなあ。エビが日本縦断である。



しかし養殖とは環境負荷の高いものである。
最近になって原因がわからないとされる病気の発生でエビがどんどん死に、
バナメイエビの価格は昨年から高騰しており、困っている人が多い。

外食チェーンではエビ天や寿司のネタに使っていたバナメイエビを、
産地を変えたり種類を変えたりして対応しているらしい。

そのせいか、バナメイエビで検索するとブログがいくつかヒットして、
ほぼ皆さんが「冷凍エビが高くって困る」と言っている。
ええええー。そうだったのかー。

わたくしエビはスーパーでは買わないし外でも食べない。
なので、エビが高いとかどうとか、全く知らなかった。
わたくしはエビを食べない希少な日本人なのであろうか。
たまには冷凍食品コーナー見なくっちゃ、世の中に置いて行かれちゃう。

さて、農水省の「こどもそうだん」によると、
日本人は車海老の仲間のエビを40種類も利用しているらしい。
突出してるのがブラックタイガーとバナメイエビ、車海老である。

そして日本では年間約30万トンのエビを消費しており、
ほとんどがよその国から来ている養殖エビである。
うーん。そんなにエビを食べているのか、日本人。新鮮な驚き。

これだけのエビを安くおいしく食べられるわたしたちって幸せ。
なんて思う前に、よその国の森林や水資源、環境が破壊されていることを
消費者はもう少し知ったほうがいいかもしれない。

最近ちっとも話題になってないから、ほとんど知られていないのだ。

テレビで謝るホテルの偉い人やそのミョーな言い訳を見ていて
つくづく思った今日この頃である。


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西出隆一さんの農法は新規就農者にぴったり。西出会の話。

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一日目は座学。二日目は圃場見学という総会のスケジュール。
新潟のいちご畑見ました。西出会にはいちごのプロがいらっしゃるのですが、
話聞くと難しいっす。水管理、温度管理、病気対策。
これらをきちんとできる人が儲かるわけで。むずかしー。施設園芸。



西出会総会に参加してきた。

西出会とは、石川県でトマトを栽培している西出隆一さんの
非常に科学的な農業技術をお勉強するまじめな農家の会である。

入会金は10,000円。年会費は24,000円。
月に一度西出さんの農業技術について伝える会報が送られ、
年に一度会員持ち回りで総会という名のお勉強会を開催する。

わたくし、総会に参加して今年でもう、えーと、6年くらいだろうか。
西出会にはなぜか毎年若い会員が増えており、若者がたくさん来る。
それを見ていると、日本の農業の未来は明るいのではあるまいか!
なんちて思ってしまうのである。

そして、すごいのは、皆がほんとうに熱心にお勉強することである。

某D社でも研修会は毎年幾度となく開かれていたが、
西出会のような熱心さはあんまりなく、わたくし、
西出会総会に初めて参加した際に、そのレベルの高さに大変驚き、
どんな質問にもやすやすと答える西出さんの知識にも圧倒されたのだった。

どんな障害にもきちんと原因があり対策がある。その知識がすごいのだった。
今まで誰も教えてくれなかった疑問の答えを、わたくしは西出さんにもらったのだった。
師匠と呼びたくなるのも当然なのだった。

さて、今年の幹事は新潟県のトマト農家だった。

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今回の幹事の方々。トマト・きゅうり・いちご・米など栽培する作物はそれぞれ。
両端のお二人が新規就農でトマトを栽培しています。何でトマトを?と聞きましたら
研修先がトマトだったし、なんかトマトってことで、みたいなお返事。
新規就農でハウス作る人って珍しいと思ったけど、そうでもないのかな?



西出さんの指導を受けてきたこの農家、山岸協慈さんは、新規就農者であった。
研修に入った農家が西出会の会員だったため、
就農時から西出さんの指導を受け、長年トマトを栽培してきた。

実は彼は現代農業の10月号に掲載されてて、
次の次のページにわたくしが撮影した西出さんの写真も載っているのだ。
(だからなんだって話なんですけど、ちょっと言ってみた)

山岸さんの畑は、能登の西出さんの畑同様粘土質である。
就農時に地主の許可を得て、土壌分析と三相分布を調べたらしい。
その後十数年にわたって土作りをしてきた結果、粘土質の厄介な土は
西出さんの畑と同じ、スカッと支柱の入る豊かな土に変貌した。

雨が降ると長靴にべっとりと泥がつき、足あとがくっきり残るハウスの外と
ハウスの中のふかふかの土の違いに驚くばかりのわたくし。
と同時に、土は作ることができると実感するのだった。

これは魔法でも何でも無く、ただ土壌の三相分布をはかり、
土壌分析を行い、土のバランスを整えながら粗大有機物と
微生物資材を加えて、手作りのボカシで栽培してきた結果だ。

それで師匠と同じような畑ができるなんて。すごくない?

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師匠はお元気そうでした。いつまでもお元気じゃないと困るです。
これからもわかんないことをビシバシ教えていただかないと。です。



誰にでも同じようにできること。これを再現性という。
西出さんの技術は、誰でも同じように作物を作ることができる。
地域や天候の差はあまり関係ない。すべての基本は土である。バランスである。
だからわたくしでもある程度同じようにできるのだ。おお、すばらしい。

精神論や根性論を振りかざすこともなく、もちろん我慢もしなくていい。
虫だらけで全滅した畑を見て「我慢です」なんて言うのは
かっこいいかもしれないが、技術がないだけなのかもしれないのだ。

西出さんの農法は、数値を根拠にやるべきことをするだけである。
シンプルでわかりやすい。その知識を一度獲得してしまえば、
誰にでもできる。なんと心強いことではありませんか。

わたくしはずいぶん以前から、この技術、西出さんのやり方は、
新規就農者にこそ必要な技術だと思っていた。

土質も調べずに畑を借りて、土壌分析もしないで肥料を入れて、
初年度からうまくできるはずなんてない。何がどうなのかわからないのだから。

西出さんは「地主に許可を取って土壌分析と三相をはかるといい」と言う。
その結果がひどければ借りることはない。あとで苦労するだけだからだ。
何年も借りて土を作っていくのなら、条件のいいところを借りたほうがいい。

最初から「土作り」を前提で畑を借りるべきだと西出さんは言うのだった。

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「わしならこれを下げて、まだまだ稼ぐ。もったいない」と西出さん。
管理さえきちんとしとけばもっと稼げるのにとキビシーイアドバイス。
25段取りの技術はダテじゃないってことですなあ。いやはや。



実際に畑を借りる際にそれができるのかどうかわたくしは知らない。
しかし条件の悪い畑を借りて困っている新規就農者は何人か知っている。
彼らは就農後、地域の信頼を得てようやく条件のいい畑を借りられたりもする。

それにはだいたい3年かかるのだった。

助成金は手厚くなったが、耕作地の貸し借りや売り先の確保などで
日本の農業界及び農村は新規就農者にそれほどやさしくない。

最初の3年を棒に振ることなくきちんと土が作れたら。
研修先で土壌分析など経験したことがない新規就農者はたくさんいる。
研修先の農家と同じように非科学的な農業をやってもうまくいかない。
それでいきなり農業を始めるよりは、知識は持っておいたほうがいい。

基礎知識を持って農業を始めるのとそうでないのとでは
ぜんぜん違うだろう。区民農園借りててもそう思うのだから、
ビジネスならなおさらである。

しかし、土作りに金をかけるべし!というのが西出式である。
そこんとこが難しいかもしれない。基盤ができるまでは。
高品質で多収で味がいいから、軌道に乗れば3年で回収できるとは言っても、
売り先がなければ厳しい。

ううう。早く新規就農者支援のための野菜販売サイトを立ち上げねば。

新規就農者や有機を目指してる農家の野菜を売るサイト。
味はよくて安心して食べられて、そして作り手の顔がちゃんと見えるサイト。

楽しいじゃありませんか。


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ネオニコチノイド系農薬問題について考えてみた

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天敵界のチョー有名人、ナナホシテントウくん。
セイタカアワダチソウの花粉を食べると不妊化することがわかったらしい。
畑の周りにセイタカアワダチソウが生えてる人、アブラムシ食ってくれる
テントウムシが増えません。刈り取ったほうがいいと思います。



「ネオニコチノイド系農薬を使わない病害虫防除を探るフォーラム」
第一回「農家が楽になる減農薬農業・天敵を使用したIPM」
宮崎大学農学部植物生産環境科学科 大野和朗さんの講演を聞いてきた。

大野先生の講演は「ネオニコチノイド系農薬のみを規制する理由」
というような要旨ではなく、世界一の単位面積あたり農薬使用量を誇る
日本の慣行農業の農薬量を、天敵を利用していかに減らすかというもので、
大変に興味深く勉強になりました。ご紹介は後日。

さてその前に。ネオニコチノイド系農薬問題についてちょっと考えてみた。

2006年、新聞に「蜂の大量死」という小さな記事が載った。
わたくしが認識した蜂類崩壊症候群(CCD)についての最初の記事である。

最初はアメリカで、その後ヨーロッパでもCCDが確認された。
さまざまな原因、ダニやウイルス、電磁波等々の中に、
ネオニコチノイド系農薬があった。

2008年、『悪魔の新・農薬「ネオニコチノイド」』(船瀬俊介著・三五館刊)
という本が出版された。

当時某D社にいたわたくし。
ミツバチの大量死については最初の報道から興味を持っており、
さらに、ネオニコが規制されると某D社で使える農薬が無くなることから
割合と大きな危機感を持ってすぐに読んだ。

伝聞及び根拠のない情報が多く、素人のわたくしが読んでもあれー?って内容。

船瀬俊介さんは昔、某D社で化粧品・合成洗剤問題等について
よく講演を依頼してた方だったし、お会いしたこともある。
当時のことを思い出すと、同じ人が書いたものとは思えなかった。
「これはトンデモ本なのかも?」という疑問が脳裏をよぎった。

トップページイメージ写真①
ミツバチは人間にとって非常に重要な働き(受粉)をするので、
ミツバチを守ることが大切だと言われてるけど、その他花粉を食ったり
蜜を吸ったりしてる虫はたくさんいるわけで、彼らも微妙に減ってるんだけど
話題になんないのは人間が利用しないから。あまりのエゴに頭がくらくらします。



2009年、『ハチはなぜ大量死したのか』
(ローワン・ジェイコブソン著 文芸春秋刊)が出版された。
研究者の間では「なぜ農薬に詳しい科学者を監修にしなかったのか」等と
言われているらしい。分子生物学者の福岡伸一さんが解説している。

わたくしにはCCDの原因はいくつもあって特定できないと読み取れたのだが、
なぜかこの間に「ネオニコチノイド系農薬がCCDの全ての原因」的な報道が
一部メディアなどで目につくようになった。

理由は、フランスとドイツで一時的に規制されたこともあるかもしれない。
1~2年程度で解除されたが、その情報はメディアでは取り上げられなかった。

現在はもっと大きなEUという枠組で、2013年12月1日から2年間
ネオニコチノイド系農薬の3剤が規制されることが決まっている。
(3剤=イミダクロプリド、クロチアニジン、チアメトキサム)
これにより「やっぱりネオニコは悪なのだ!」と言う人が増えるだろう。

でさあ。ほんとに悪なの?
その前に整理することがいくつかあると思うわたくし。
以下にそれを書いてみた。

1.規制された3剤の農薬名と効く害虫
イミダクロプリド(アドマイヤー) アブラムシ、コナジラミ、スリップス等に適用
クロチアニジン(ダントツ) アブラムシ、カメムシ、アザミウマ、ハモグリバエ等
チアメトキサム(アクタラ) アブラムシ、アザミウマ、ハモグリガ、コナカイガラムシ等

害虫名を見てもピンとこない人が多いと思うが、どいつもこいつも難防除害虫である。
とくに斑点米の原因になるカメムシ、ウイルスを媒介するアブラムシ、
菜っ葉に絵を描くハモグリバエ類など、やられたら農家はその野菜を出荷できない。
そしてこれらの害虫に効く農薬は少ない。有機許容農薬などは全然効かない。

多少の虫害があっても問題無いと考えるヨーロッパ人と違い、
日本の消費者は世界一見た目にうるさい。虫の食ってない
ピカピカの野菜や果物、まっしろなお米じゃないと売れないのだ。

この害虫の防除に何を使えばいいのかな? もしかして有機リン?

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そもそも多様性豊かな日本の生態系には土着天敵がたくさんいるらしい。
それを農薬でバンバカ殺し、結果として害虫天国になってることを農家はおろか
普及員も意識していない。でも高知県のように天敵利用で減農薬栽培に成功し、
農薬使用量が減ってる自治体がある。ってことは、普及員、及び県の問題?



2.ネオニコチノイド系農薬以外の農薬についての考察
殺虫剤として非常によく効き毒性も高くそこにいるものを絶滅させるものに
「有機リン系」「カーバメイト系」がある。これらは某D社では使用禁止だ。
なのでネオニコが規制されたら大変だ!と2008年頃のわたくしは考えたのだ。

EUでは有機リン・カーバメイト系はすでに規制されており、使用できない。
日本では多少は失効している農薬があるが、基本的には野放しである。
これを菜っ葉に使う人もいるんだからびっくりだ。なんてことを消費者は知らない。

ネオニコの前に絶滅系農薬、サリンの仲間でもある有機リン等の規制を
すべきなんじゃないかなと思っているのはわたくしだけではあるまい。

3.EUとの残留農薬基準値の比較
いろんなところで「こんなに違う!残留農薬基準値!」という比較を見かけるが、
ネオニコのADI値(一日摂取許容量)はヨーロッパ等の国とそんなに変わらない。

日本の残留農薬基準値は「この野菜を一年にこれぐらい食べるよね」という数値と、
残留農薬検査の結果の値に係数をかけて出しているらしいが、
ヨーロッパと日本では条件が違うので数値だけ比較してはいけないよね。

4.農薬の使用量が減らない理由
ほとんどの作物には生育期間中1週間に一度農薬が散布されていると思っていい。
病気や虫が出てから農薬をまいたのでは遅いから、基本的に予防防除だ。

農家が農薬をまくのは、虫一ついないピカピカのものを作らなければならないからだ。
そういう作物じゃないと市場に売れない。市場は消費者の欲しいものを仕入れる。
ということは、消費者がピカピカのものを欲するからである。

「ダントツを使わないで」と米農家に言ってみるといい。
「んじゃ、斑点米食べてくれる?」と言い返されるだろう。

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斑点米が増えると色彩選別機でビシバシ弾かれるので、どうかすると
収量が減っちゃう。ってことは売上が減る。だからカメムシ対策に農薬をまく。
ってことをまず理解することが大切よね。ピカピカの米はまず農薬、そして
性能のいい色彩選別機のおかげだと。



1~4はわたくしがずーっと疑問に思っていることである。
誰かに答えて欲しいけど誰も答えてくれない。騒いでる人は解決策を提示しない。

実際にはイミダクロプリド等にはすでに抵抗性がついた虫が増えており、
昨今では他の農薬を使わざるを得ない状況になりつつある。
農薬と抵抗性害虫のおっかけっこは永遠に続く。新薬は続々と出る。

EUもアメリカも農薬の散布量は日本ほど多くない。
栽培期間中ずーっと1週間に一度農薬をまく国など
日本と韓国、中国くらいであろう。でもそれを消費者は知らない。
知らないんだけど、ネオニコのことだけ取り上げて問題にしている。

問題はネオニコだけではない。農薬の散布量を減らすことだ。
そのためにまずしなくてはならないことは、消費者への啓蒙である。

お茶碗のごはんに斑点米が二粒程度入ってたり、
ナスに少し傷がついててもいいと、消費者がまず受け入れることだ。
この野菜には週一回農薬がまかれていて、最低でも10回はかかってる。
そう思いながらスーパーで野菜を買うことだ。

それがあって初めて、有機リンやカーバメイト系、そしてネオニコも含めて、
農薬の使用量や減農薬栽培について考えることが可能になると思うんだが、
いかがでしょうか? 


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おいしいみかんの見つけ方

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りんごの完成形「台形」。斜めになってるのは受粉がうまくいかなかったもの。
先すぼまりのものは品種の特性もあるけど、早採りしたものの場合もある。
買うときは形をよく見てね。



某D社で働いていた頃の話。

「作物の出来を見てちょ」と、農家からシーズン始めに
みかんやりんごや梨がサンプルとしてよく送られてきた。
産地担当は糖度を測ったり味見したりて、いいんじゃない? とか
んー、イマイチかなーとか、大根のほうが甘くない? とか失礼なことを言う。

サンプルは、部署で味見した後、皆さんにお持ち帰りいただく。

例えばみかんだと、他部署では大きくて立派なものからなくなっていく。
そういうものが見栄えがいいからおいしそうなのかなと思うんだが、
みかんは小ぶりで形がぺたんこで、ヘタの反対側のおへそが
凹んでるものの糖度が高いと産地担当は知っている。

ということで、わたくしの部署ではそういうものからどんどんなくなり、
最後に大玉のみかんが残るのだった。

出遅れて箱の底に大玉のみかんしか残ってないのを見るたび
「この食い意地の張った奴らめ!」と心の中で悪態をついていたが、
自分もそうだったから非難はできないわたくし。

わたくしの場合はりんごの担当だったので、
おいしい(とわたくしだけにわかる)りんごをさっさと選んでからにこやかに
「さあ、皆さんどーぞ!!」とか言ってたことを今思い出した。皆、ごめん。

さて、おいしい作物の見分け方は、野菜の本やWEBを検索すると
野菜の専門家がいろいろな見方を提供なさっている。
それにプラスして、某D社産地担当の経験的おいしい野菜の見分け方も知ってると、
全体的に得するかもと思ったので、以下、書いたみた。

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ほんたべ農園で収穫した大根。ひげ根のあとが見えますか?
大根にはこれがまっすぐのものと、斜めに入ってるものがある。
斜めに入ってるものが辛いらしい。先がこのようにころんと丸くなってるのは
大根の完成形。充実しておりますって形です。


・大根
おいしい大根っていうより、大根おろしの辛いのが食べたい人向けの情報。
大根ってよーく見るとひげ根の位置が側面に点々とついてる。
これがまっすぐな大根と斜めになってる大根がある。
辛い大根は斜めになってるらしい。

大根は最初に実根を地中にまっすぐ伸ばす。
その時にひねりながら伸びたものは素直な味ではない=辛いという理屈。

・人参
人参の完成形は先端がくるんと丸くなってるものが正しい形。
上手な人が作るとこの形になる。関東ではその傾向が強い。

すべての作物に完成形ってのがあり、その形になると味が充実する。
上手な人が作ってる=おいしいという単純な論法である。

そしてですね、人参は特に有機栽培のものを購入するのがおススメ。
誰が食べても味が違うことが一目瞭然。甘くて果物のようにおいしいから。

※上記の形は関東だけの話で、九州・北海道はそうじゃないみたいなので、
ちゃんと産地見てね。

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シナノゴールドは品種の特性で、熟度が上がるとこういう具合におしりが開く。
ふじやその他のりんごでも熟度が上がって開いてるものを時々見かける。
店頭でおしりをひっくり返すのは難しいし、あんまりそういうもの売ってないので、
お歳暮とかでもらって開いてるものがあったらラッキーって感じかな。



・りんご
晩生種の品種(ふじ、王林等)にとくに顕著だが、
先すぼまりの形になってるものは味が充実していない。

りんごの完成形は台形で、熟してくるとお尻の方がどっしりと充実してくる。
また、このおしりの部分がぱかんと開いているものがとくに熟度が高い=糖度が高い。
(開かない品種もあるので要注意)

またでかいものよりも小ぶりのものの方がおいしい。
果物はどんなものも大玉よりも小玉の方がおいしい傾向にある。

・みかん
上記の通りで、扁平でヘタの反対側がきゅっと凹んでいて、
皮が薄く小さいものほど糖度が高い。

小さい平たいものがお安く売ってたら規格外でも買ったほうがおススメ。
こないだ売ってたのを見たので、規格外で流通してるのかも。

皮がごわごわして厚く、果肉から浮いてるものは糖度が低くおいしくない。
この浮き皮という症状は窒素肥料が多いことで発生する。
窒素肥料が多い果樹類はおしなべておいしくないのでございます。

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露地のほうれん草は冬になるとこのようにロゼット型に開くので、
これを袋に入れるのが大変なんだけど、霜に当たってるから甘くておいしい。
でも見た目が悪いからあえて選ばない人の方が多い。もったいなーい。
ハウスのものよりおいしいのに。



・ほうれん草等の葉物
袋にきれいな形でしゅっと入っているほうれん草はハウス栽培のものが多い。
なんかくしゃっと変形してたりゴツゴツしてたりする
「うーん、これどうなのよ」的な形は露地栽培のものである。
冬になると露地栽培は霜にあたるので、甘くてすごーくおいしくなる。

きれいなほうれん草はハウスで栽培されている。
でも小松菜で露地とハウス見分けるのは大変だなあ。
そして、夏の葉物はどんなものでもおいしくない(わたくし的偏見)。

・白菜
おいしいというよりも買い方の問題で、一個まるごと買ったほうが得。
外側から葉っぱをはがして使っていけば常温でも2週間位全然平気。
半分や1/4で買うと持たないし鮮度もすぐに落ちちゃうし、
食べきれないからとカットされたものを買うと結局不経済になる。

あっ、でもスーパーで売ってるものをまるごと一個買うと
病気にかかってて中から腐ることがあるんだった。
某D社の白菜は腐ったこと無いけど。一般栽培、肥料が多いのであろう。

・ネギ
スーパーではむいたネギしか売ってないけど、12月になると
深谷ネギとか下仁田ネギとか固定種のネギが売られることがある。
むきネギは品種としておいしくないから、昔のおいしい品種を選ぶ。
ってことで、深谷ネギや下仁田ネギを買いましょう。

画像 059
スターマークの出てるトマトの写真がうまく撮れなくてすみません。
こんな感じの放射状のラインのことです。見つけてみてね。



・トマト
トマトの中心から白い先が放射状に出ているものが糖度が高い。
これはスターマークと呼ばれるもので、おいしいトマトには必ず出る。
高糖度トマトはお高いけど、普通の大玉でもスターマークが出てればじゅうぶんおいしい。
これから3月くらいまで店頭でけっこう見かけるので、それを選ぶといい。

ピンク色でなんだかパールのようなキラキラが出てるトマトは
糖度も低いし水分調整を失敗したトマトだから選ばないほうがいい。

・スイカ
おいしいスイカは縞々部分がくっきりとしていて、
触ると黒いところが凹んで緑の部分が盛り上がっている。
この凸凹がくっきりしてるものがおいしい。
叩いても絶対にわからないから、表面をゆっくり触ること。

・かぼちゃ
ついてないこともあるけど、かぼちゃが生育する際に
地面に着いてた部分が一部分だけ白くなってることがある。
これはグラウンドマークと呼ばれる。言葉通り地面についてた部分。

この部分が黄色いものよりオレンジ色のもののほうがおいしい。
この色、かぼちゃの中身の色と対応してるんだって。
だからオレンジのほうが熟度が高いってことです。

ちょっとしたことだけど、知らないとちょっと損する気がする情報でした。
以上、お役に立てましたら幸いです。


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プロフィール

ほんたべ

Author:ほんたべ
手島奈緒
おいしい食べものをつくる人を紹介したり応援したりしております。ブログをまとめた著書『いでんしくみかえさくもつのないせいかつ』(雷鳥社)『まだまだあった! 知らずに食べてる体を壊す食品』(アスコム)『儲かる「西出式」農法』(さくら舎)など。現在ハンター修行中。

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