西出会総会@佐賀に行ってきた

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トマトハウスで念願のセイヨウマルハナバチを撮影できた。うれちい。
平成18年から特定外来生物として規制されてるので
ハウスから蜂が出て行かないよう非常に厳しく管理されておりました。

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マルハナちゃんの入ってるハウスの持ち主のミニトマト。もー。今まで見た中で
一番整理されてて非常にきちんとしてる感動的なハウス。
倉庫にある机なんかにもホコリやチリがまったくついてなくてすばらしい。
こういう人ってほんとうにいいもの作るんだろなーって感じ。



西出会の総会に行ってきた。

今年の幹事は佐賀の西出会の人々である。
彼らはむかーしから熱心に西出さんの教えを受け、
とてもおいしい作物を作ってきちんと儲けている。

西出さんは収量の目標金額を露地で90万円、
ハウスで600万円(いずれも10aあたり)と言っており、
一般的な目標金額の露地70万、ハウス300万~400万よりも
はるかに高いのだが、この人々は「おおむねクリア」なのである。

スゴイよなー。しみじみ感心。
高収量の秘訣はまず土づくり、そして技術なのだった。

土づくりは、西出さんの言うとおり化学性・生物性・物理性を整え、
粗大有機物と微生物を投入し積極的に土壌改良を行っていれば、
3年目に様子が変わり、5年すると効果が見えてくると皆が言う。

技術はちょっと難しい。

技術とは経験を積み重ねた上に構築されるもので、
一朝一夕には身につかない。
日々自分の作物を観察し、いろいろなことを試してみてやっと
自分なりの技術が身につくと西出さんは言う。

よく「経験とカン」と言われるが、今回聞いてみると
「カンなんか当てにならん。カンで農業できるんだったら、
競馬や株で儲けたほうがいいやろ」とにべもないお返事であった。

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いちごの花のまんなか部分がそのまんまいちごの形になるって
知ってました? この花は台形のでかいいちごになります。

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チッソ分、リン酸などの兼ね合いで花びらの数が変わるいちご。
正しいのは6枚ほど。これは4枚しか無くてちょっと栄養不足。
ちびっちゃいいちごになりそう。

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師匠・西出隆一さん。お元気そうでした。


西出さんの技術はあくまでも「経験」の積み上げなのだった。

この話を聞いていてなんとなく『エースをねらえ!』の
宗方コーチの言葉を思い浮かべていたわたくし。
彼は岡ひろみに「魔球なんてあり得ない」と言う。
宗方コーチの言葉は当時のスポーツマンガでは画期的であった。

しかし、昭和の時代に女子バレー部員だった人は必ず
『サインはV』の稲妻サーブをやってみているはずである。
あんなふうにボールが動くわけないと思ってもやる、それが中学生。
そして「魔球などあり得ない」ということを学習する。

日々練習を積み上げて正しくトスを上げサーブを入れ、
レシーブをセッターに返していくしか無いのだ。

農業もひたすらに実践し経験を積み上げ技術にするしかない。
しかしこれは何をやってもムダにならないということでもある。
やったぶんだけ自分が豊かになると言ってもいい。
清々しくていいじゃありませんか。

こういう前向きな考え方が大変好きなわたくし。
だからこそ西出さんの考え方がしっくり来るのだろう。

一足飛びに技術を構築するのは難しいが、
西出さんの考え方では、誰もが数年で一定のレベルに
達することができる部分がひとつだけある。

それが「土づくり」なのだった。

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西出会・佐賀のメンバーと西出さんご夫妻。
皆さんおいしいものを作ってらっしゃいます。



土づくりは数値が示す通りにやればいいから誰にでもできる。
家庭菜園でも新規就農者でも実現が可能だ。
数字が示す通りにやればいいだけだから経験は必要ない。
技術がなくてもまあまあできるということでもある。

だから、そもそも技術がある人が西出式の土づくりを行えば
よりいっそう収量が上がり、より儲かるのだ。
そういう人は西出会にたくさんいて坪2万の売上を上げているのだった。

「農業技術に近道はないけど、土づくりにはある」ってことかな?
おお、なんかいい言葉じゃありませんか?

ってことで、今回いい刺激をもらえたのだった。
引き続き粛々と執筆をするです。

あと3万字だ! がんばるぞ!


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安心と安全の違いを考えてみた

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O157で死者が出て以降生レバーは禁止になっているが、
安全じゃないと言われても気にしない人は食べている。
「安全と言われても安心できないもの」の逆のパターンだね。
(レバーが食べられないので当然写真もなく、牛肉の写真で代用)



『ほんとうにおいしいものはお店で買えない』にも書いたのだが、
某D社で商品情報誌を作っていたころ
わたくしは「安全」という言葉をなるべく使わないようにしていた。

何を根拠に「安全」と言うのか。
悪くすると揚げ足を取られて新聞沙汰になったりする。
「安全」とは非常に危険な、おいそれと使ってはいけない難しい言葉なのだ。

しかし昨今「食の安心・安全」とひとくくりにしてよく言われている。
んー。どういうことだろう。
安心と安全。何がどう違うのか、辞書で調べてみた。

あんぜん【安全】
身・(組織体)に危険を、物に損傷・損害をうける恐れがない状態(様子)。
あんしん【安心】
心配がなくなって気持ちが落ち着く様子
(とってもステキな『新明解国語辞典・第四版』より引用)

おお、なるほど。

安全とは「危険ではない状態」のことを言うらしい。
そして安心とは「心配のない状態」のことなのらしい。
つまり「安心・安全」とは「危険や心配のない状態」ということなのだね。

しかし、危険はないと言われても心配なことはたくさんあって、
そこがいろいろとめんどくさくてものごとを難しくする。

例えば、有機農産物を例に考えてみる。
「有機農産物は農薬が使える」に突っ込んでみよう。
→農薬を使っていて安全と言えるの? 残留農薬の可能性は?
→実は無農薬のほうが安全なのでは?

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もしかしたら危険だから出荷の際には気をつけよう的なモロヘイヤのタネ。
花がつき始めるとリスクが高いのでお店にあまり出回らなくなる。
でも自分ちで作ってると右から3番めくらいまでは食べてる。老眼だし。
自分はなんともないけど人には薦められない。



慣行栽培の野菜はどうかな?
「慣行栽培の野菜はかなーり農薬をまいて栽培している」
 →基準値以内かもしれないけど残留農薬の可能性があるよね?
 →残留農薬がゼロじゃないのなら安全とは言えないのでは?

無農薬野菜だと突っ込みどころ満載である。
 →無農薬って本当に無農薬? 誰が証明してくれるの?  
  タネは? 苗は? 隣接圃場からの農薬の飛散は?
(無農薬については、そもそも無農薬と表示して野菜を売ってはいけないので、
無農薬って言ってる時点でダメって気がするけどそれはまあいいか。)

ううううう、書いてて気が滅入るんですけど。
でも突っ込もうと思ったら悪意を持って突っ込むことだって可能だ。

「そういうこと言うなら自分で作れば?」と言いたくなるが、
こういうことを言う人はわりあいといるものだ。
残留農薬・食品添加物・遺伝子組み換え食品と、巷には「安全」かどうか
気になるものがたくさんあり、国の基準で大丈夫と言われても安心できない。

では「残留農薬基準値」はどのように設定されているのかな?

1.農作物への農薬の残留基準値の設定の基本的考え方
① 国際基準や提出された作物残留試験成績に基づき基準値案を作成し、
② 当該基準値案を採用した場合に予想される暴露量を試算し、これが食品健康影
響評価の結果設定された許容一日摂取量(ADI)等に基づく許容量を超えな
いことを確認して、当該基準値案を残留基準として設定している。
http://www.mhlw.go.jp/shingi/2010/01/dl/s0127-15s_0001.pdf
(農水省WEBサイトより)

基準値以内なら農薬の残留は全く問題ないということである。
では実際に残留農薬基準値違反はどれぐらいあるのかな?

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観光園のさくらんぼって洗わずに食べるでしょう。
前日まで散布OKの農薬とかあるのになーとか思うと、
何まいてるか知ってる人のさくらんぼ園に行きたいと思うんですが、
皆さん気にしないんでしょうか。わたくしが偏ってるのでしょうか。



平成24年度の残留農薬の検査結果を探してみた。
抜き取りで基準値違反だったものは2検体(にら・レタス)だけである。
(別表4)農薬の残留状況調査における農産物別調査結果(平成24年度)
http://www.maff.go.jp/j/press/syouan/nouyaku/pdf/140716_1-05.pdf

どっちかというと適用外使用の方が多いのね。
http://www.maff.go.jp/j/press/syouan/nouyaku/pdf/140716_1-01.pdf
農家の皆さん、農薬の袋の裏はちゃんと見ないといけないんですよ。

データを見る限りでは、残留農薬はほとんどが基準値以内である。
「基準値以内だから全然大丈夫!」という人は気にならないが、
将来自分に何が起こるか心配だと考える人は基準値以内でも安心できない。

「市販の食べものは安全ですか?」と聞かれることがあるが、
加工品も青果物も食品衛生法や農薬取締法のいろいろな基準をクリアして
作られているから、わたくしは「安全です」と答える。

「身・(組織体)に危険を、物に損傷・損害をうける恐れ」のある食べもの、
つまり「危険な食べもの」とは、フグの卵巣とかベニテングダケとかの
毒性の高いもので、こういうものは規制されていることが多いから、
フツーに食べられるものは「安全な食べもの」と言っていい。

そう言われても「心配のない様子」になれない人は安心できない。

人それぞれにものさしがあり、100人いたら100通りあるのが「安心」。
他人があーだこーだと言っても理解できないし決して折り合えないのだった。

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自分的には「安心」よりも重要な「おいしさ」というものさしがあり、、
できるだけ野菜は自分で作ります。自分で作ったものがおいしいのは、
収穫後すぐに食べられるという「鮮度」がかなり大きいのかもなーと
最近考えております。肥料も相当関係あるとは思うけど。



先日とある人が「安全を追求し過ぎると安心できなくなる」と言っていたが、
確かにその通りなのだった。これに解決策はあるのかな? 
少なくとも「安全」の中にはなさそうだ。

ということで、わたくしは「安心して食べられる」という表現を使う。
某D社時代は「某D社の商品はあなたが安心できる材料を与えられますよ」
といったような意味で使っていた。

この場合、安心の判断を当人に委ねるのがミソである。

野菜・果物は栽培履歴を(当年度の履歴ね、もちろん)
加工品は原材料を調べてあり、それぞれ某D社の基準に照らし合わせて
基準に沿ったものを扱っているから「安心してね」ということだ。
消費者は某D社から「某D社の安心」を買っているとも言える。

市販のものより割高なのは「安心の対価」ということだろう。

ちなみにわたくしの「安心のものさし」は(偏っていると自覚しておりますが)、
「できるだけ知ってる人が作ったものを食べること」で、
行動の指針は「国産、フェアトレードのものを選ぶこと」である。

そしてこれを書いていて気づいたのだが、わたくしは
知らない人が作ったものは信頼できないと考えているようだ。というか、
どう作られたかよりも、作った人が信頼できるかどうかの方が大切なのだった。
わたくしの「安心」とは「信頼」のことである。

ひょっとしたら、皆そうかな。そうかもしれないね。

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自分の監修しているポータルサイト「新鮮野菜.net」で、
自分が審査した農家のものを購入するという積極的支援をしております。
まじめでおいしいもの作ってる人と知りあえるのでとてもラッキーです。



昨今、巷にはさまざまな情報があふれており、
その都度これはほんとうかしらと右往左往してしまいがちだが、
自分なりの「安心の材料」を収集し、情報を吟味し取捨選択していれば、
いつの間にか「自分なりのものさし」ができてくるものだ。

自分で情報を収集して自分で判断するのはとても大変だけど。

自分が食べるものは自分が選択したもので、
未来の自分の原材料だから、自分のからだを管理する上でも
独自のものさしを持っていたほうがいい。

ものさしがゆるぎなくなれば、判断にブレがなくなり気持ちが安らかになる。
それこそが「心配がなくなって気持ちが落ち着く様子」なのだった。

一度そういうことを考えてみてもいいかもしれないね。


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わたしが食べるものは誰がどうやって作ったもの?

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農水省の平成26年産水稲の作付面積及び予想収穫量(10月15日現在)
によると水稲の10a当たり予想収量は536㎏(作況指数101)なんだって。
一反あたり約9俵。なんとなく「へー」って感じだ。



今自分が食べているものがどこから来たのか、
どのように作られているのか、原料は何か。
某D社出身のわたくしはめっちゃ気になる。
某D社はそういうことを、人と手間を投入してめっちゃ調べているからだ。

しかし一般の消費者はそういうことを意外と気にしていないらしい。
消費者庁が行った「食品表示に関する消費者の意識等調査」で、
一括表示を見る人の割合は43.5%。二人に一人もいないんだって。

この数字は加工品の数字なので、野菜やくだものなんてのは
もっと低いのかもなー。っていうか原産地しか表示されてないし。
知りたいのは原産地だけで、その他は気にならないのかもしれない。

さてしかし。

食品業界ではトレーサビリティというのはとても大切なことと思われており、
誰がどこでどのように作ったのかが追えるシステム構築を行い、
確からしさを担保する取り組みが行われていた。2002年頃の話だ。

今はどうかな? 
「履歴が追えること」は優位性になっているのかな?
実は今、履歴が追えるたべものがふたつある。「コメ」と「牛肉」だ。

牛については「牛の個体識別のための情報の管理及び伝達に関する特別措置法」で、
国産牛・和牛ともに、どこの農場で生まれ誰が肥育して
どこで屠畜されたかという生産から販売までの情報が、
きちんと追いかけられるしくみができている。
http://www.maff.go.jp/j/syouan/tikusui/trace/(農水省WEBサイト)

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耳についてるのはイヤリングじゃなくて個体識別のための耳票。
写真撮った時は気が付かなかったけど、この牛除角されてないのだね。



これはBSEのときに法律で作られたしくみだ。

スライス肉のパックに付いている10桁の個体識別番号で
子牛が生まれた農場の名前が出てくるんだからスゴイよね。ほんと。
ちなみに海外産の牛についてわかるのは原産国のみである。

コメには「米トレーサビリティ法」という法律が平成23年7月1日に施行された。
http://www.maff.go.jp/j/syouan/keikaku/kome_toresa/
「お米、米加工品に問題が発生した際に流通ルートを速やかに特定するため、
生産から販売・提供までの各段階を通じ、取引等の記録を作成・保存します」
という法律である(農水省WEBサイトより)

コメだけでなくコメの加工品についても義務付けられており、
流通業者(おコメを取り扱う事業を行っている人たち)は
「品名」「産地」「数量」「年月日」「取引先名」
「搬出入した場所」「用途を限定する場合にはその用途 等」
について記録を保存することが義務付けられている。

また、消費者に対しては産地表示をきちんとしなくてはならない。

これは外食産業にも義務付けられており、レストランの入り口やメニューに
「当店のおコメは◯◯県産を使用しています」という張り紙を
時折見かけることがある。見つけるほうが困難だったりする外食店もあるから
指導とかどうなってるのかなと思うけど、とりあえず義務は義務である。

この法律は、産地偽装や加工米の横流しなどの事件が相次いだことから
新しくできた法律だ。なんとなく、無登録農薬事件後に
「農薬取締法」「食品衛生法」をあわてて整備したときに似ているね。
もしかしたら減反による加工米・飼料米の増加も影響しているかもしれない。

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おコメ問屋さんに行った時「魚沼コシヒカリ」の袋を見つけて
うれしくなって撮ってみた。新潟産コシヒカリはコシヒカリBLが推奨されてて、
DNA鑑定すればBLかどうかすぐわかるので、産地偽装できなくなってる
って話だったけど今も変わらないんだろうか。



消費者には「表示」という点のメリットしかないんだけど
そもそも表示を信頼していない人が多いからちょっと残念な感じ。
なのにコメ問屋にとっては「ものすごーく手間暇がかかって大変」らしいのだ。

農水からしょっちゅう査察が入り、あーでもないこーでもないと言われ、
精米機に残ってた別の産地のコメがいくらか混じってたとかいう
コンタミレベルでもきびしーく指導され、始末書を書かなくてはならない。

また米粉用のコメは「上新粉」市場を圧迫しないよう
「上新粉」と確実に区別しなくてはならず、
書類提出等が非常に煩雑な制度になっており、
米粉を作って売るのがイヤになるほどめんどくさいらしい。
そんな苦労をしてるのにたいして売れない米粉。かわいそうな米粉。

しかしそれでもまだ産地偽装や加工米横流しが発覚することがあるのだから、
しくみとして不完全なのだろうか。書類を死ぬほど保存しないといけないのに。
こないだのチキンナゲットの中国工場のHACCPのように、
運用する側が悪意を持ってやればダメということなのかもしれない。

さて、これに「栽培方法」「使った資材」などもくっついて
「誰がどこでどのような資材や農薬を使って作ったか」が
トレースできるのが有機JAS認定である。

有機JAS認定はトレーサビリティ法ではなくJAS規格のひとつで、
「有機農産物」という表示ができる規格(基準)を定めたものだ。
有機JAS認定は圃場に対して与えられるが、
前年度の栽培履歴を調べようと思えば調べられる。

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有機JASは圃場にも看板でてるし、倉庫も区分けされてるし、
トラクターは非有機圃場から乗り入れる際に洗わないといけないし、
毎日日記つけて伝票全部取っといてシールをちゃんと管理して、
次の年に認定機関が雇った検査員に監査されます。大変だよう。



「有機JAS認定圃場でわたしはめっちゃ厳しくてめんどくさい
いろんな決まり事をちゃんと守って作りましたよ」ということを担保する法律だから、
当年度の栽培履歴は不明だ。でもそれでいいのだ。規格だから。

その他に「特別栽培農産物」というガイドラインがあるけど、
これもまあ「特栽」と言って売っていいですよというガイドラインなので、
しくみとしては有機JAS認定と少し似ているけどちょっと違う。

有機JAS認定のような「めっちゃ厳しくてめんどくさいいろんな決まり事」はなくて
「地域の慣行栽培の化学肥料(チッソ分)及び農薬の50%減」であれば
「特別栽培農産物」と表示して販売してもいい、というものである。

ということで、お店で売られているもので、法律によって
「どこで誰がどう作ったか」がわかるものは、今のところこれ以外にはない。
だからスーパーの野菜やくだものの栽培履歴を追うことは非常に難しい。

しかし、そもそもそこが気になる人はスーパーマーケットを利用しないで、
某D社などの流通を利用するか、個人の農家から直接買っており、
気にならない人がスーパーで買ってるから別にいいのかもしれない。

というか、気にしている人っているのかな?
こんなの書いてなんかちょっと不安になってきた月曜日の午後。


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規格外品だけを欲しいと言われても

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収穫したばかりの原木しいたけ。へんてこな形のやつ、
ちっこいの、バカでかいのは規格外。原木しいたけって規格外できやすそう。
そう考えると菌床しいたけって正品率良さそうだなあ。



某D社時代に担当だった産地に行ってきたです。

わたくし産地担当時代に担当の果樹産地の仕入れ値を
9月中旬から始まる果物天国(売る方にとっては地獄)をクリアするため
ことごとく値下げしていただいたことがあったです。

当時は天候が良かったせいか果物の市場価格がめっちゃ安くて、
スーパーの価格が安いと某D社の果物は売れないから、
値下げによる販売促進をするしかなかったのだった。

しかしまあ、そんなことはすっかり忘れていた。

そう言えばこの交渉過程でわたくしに「夜叉」というアダ名が付いた。
わたくしは二つ名を持つ女である。

んで、約10年ぶりにその思い出話をされ「うひい」と思ったわたくし。
「値下げしたから売れたじゃん!!」とか思っても、
農家には売れたことではなく値下げの思い出だけが残っているのだった。

その際、わたくしは価格を下げていただいただけではなく、
出荷規格も整理させてもらった。たぶんきっとおそらく
いろんな人に嫌われていたのだろうなあと思ったりする。

「有機だから」「無農薬だから」虫食いだらけでいいとは思わないし、
食べておいしい大きさのものを出荷してもらいたいじゃありませんか。
ある程度の見た目の良さはどんなものでも必要であろう。
だって、それなりのお値段を払って購入していただくのだから。

なんちて。今さら言ってみたりするわたくし。

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夜叉というアダ名はこのベリーA作ってる農家がつけてくれました。
大幅値下げしてもらったあげくあーでもないこーでもないと言ったせいか、
「可愛い顔してるけど、やることは夜叉だ!」だって。 んー。うれしいような。
悲しいような。今も仲良しだけど。



さて、出荷規格とは大きく分けて「見た目」と「大きさ」という
2つのものさしがあり、基本的にどちらもクリアしたものが
お店で売られている。

時折「小さいもの」が安価で売られているのを見かけるが、
「バカでかいもの」「虫食いだらけのもの」「病気のもの」は
売られているのを見たことがないので、
商品価値があるのは「小さいもの」だけなのだろう。

農家も「小玉ができちゃったから売ってくれない?」とは言うが
「バカでかいのができちゃったから売って」とはあまり言わない。
でかいものは生理障害が起きている可能性が高くクレームの可能性があるし、
基本的にはそんなにおいしくないことが多いからだ。

例えばじゃがいもは一個350g以上になると中心に空洞ができやすく、
そこが褐変したり、空洞ができなくても中黒という症状が出やすくなる。
さつまいももバカでかいものは中が黒くなりやすいのだ。

「でかい=チッソ分が多かった」という場合もあるから、
腐りやすかったりもする。内部が充実しておいしくて
しかも大きなものというのはなかなかないのだ。
その野菜本来の味を70%程度に薄めた味というようなものになったりする。

でっかくなるけど障害があまりなくておいしいもの、
問題ないものと言ったら、人参とズッキーニくらいかな? 

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非常にわかりやすい例。秋映の贈答用。きれいだねー。
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秋映の正品(出荷用)。色のばらつき、若干のサビなどで
贈答にはならないの。贈答は色がきれいじゃないとダメなのね。

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規格外品。ジュースになったりパートのおばちゃんや知り合いにあげたり用。
サビとかキズとか変形とか色が悪いとか小玉とか。
贈答と比較してみると「規格外ぶり」がよくわかるかも。



さて、最近はあまり聞かなくなったが、時々
「出荷規格外の野菜(果物)を安く売ってもらえれば
消費者にはとてもうれしいし、農家の支援にもなるわよね」とか、
「規格外品だけなら安くて売りやすいから出荷して」
とか言う流通・小売・消費者がいる。

たぶん善意のひと言なんだろうと思うが、
これを言うと農家には意外と嫌がられる。

試しに農家にそう聞いてみよう。皆困ったような顔をするはずだ。
「そうだねー」とあいまいな返事をされるかもしれない。
「規格外品が売れるなんてラッキー!!! めっちゃうれしい!!!!!」
みたいな反応を期待していたら、肩透かしを食らったような気になるだろう。

実は規格外品だけを段ボールにちまちま詰めて
やすーい価格で出荷しても全然割が合わない。
手間と暇と段ボール代と送料は正品と同じだけかかるのだ。
だから規格外品だけを出荷したがる人はあんまりいない。

「正品のついでに規格外品も買ってくれたらちょっとうれしい」って感じだ。
「規格外品作るために農業やってるんじゃねえからよう」と
非常にしばしば言われたが、これが農家の本音であろう。

だから「規格外品だけ欲しい」と言ってくる某社の悪口を
わたくしはあちこちの農家から聞いている。
農家にとっては「正品作ってなんぼ」なのである。

gsazou 002
長野まで取りに行った小玉りんごをマルシェで売ったことあります。
「小玉をいちいち分けるの面倒だしさー、規格外と一緒とジュースにした方が楽」
とか言われることが多くて、出てこないのよね、小玉りんご。
でもりんごって小玉がすげーおいしいのよね。



コンテナに入れて置いとけばジュース屋さんが取りに来るとか、
近所のレストランが欲しいと言うからちょびっと持って行くとか、
遊びに行ったら「ハネ出し持ってって」と大量に持たせてくれるとか、
(↑これ、すげえうれしいけど)
農家における規格外品の扱いは「出荷する」ではなく
「取りに来たらあげる・売ってあげる」てな感じだろうか。

なんて思ってたら。

某D社が規格外品を商品化したらしい。
おお、渋る(絶対に渋ってるはずだ)農家をどうやって説得したのか。
日頃の信頼関係の賜物か、某D社。すげえなー。

内容を見たら「キズりんご」「でかいさつまいも」とか書いてあった。
キズりんごは障害はないと思うが、でかいさつまいもはどうかな。

中黒だいじょぶなのかなー。


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ほんたべ農園夏作終了

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ナスとピーマンが豊作だと、タイカレーと味噌炒め、
2種類の料理になります。ナスとトマトだとスパゲッティ。
なすとトマトとピーマンだとラタトゥイユ等々、組み合わせにより料理いろいろ。
でもバリエーションは少ない。ううう。



今年ほとんどブログに書いておりませんでしたが、
ほんたべ農園、無事夏作を終了し、秋作にスイッチしました。
菜っ葉の収穫が始まっております。

ブログのUPがなぜできなかったのか。
それは夏が暑かったから。そして貧血がひどかったから。

あとひとつ、買い替えたコンデジCANON PowerShotS200の
マクロモードがうまく使えず、いい写真が撮れなかったからという
いつにも増してへなちょこな理由であります。

ほんたべ農園どころか他の記事のUPも全然できてないのだが、
全て暑さのせいである。なぜこのように暑さに弱いのか。

鳥取生まれのわたくしは寒冷地仕様にできている。
何しろ鳥取に転勤になったら「寒冷地手当」が出る企業が多いのだ。
寒さには全然強いわたくしにとっては、東京が暑すぎるのだろう。

さて、GWの果菜類の定植以降、今年はほんとうにうまく行き、
とくにナスとピーマン、きゅうりが「あの、もう、いいです」ってくらい採れた。
苦手なトマトすら7段目まで採れたのだ。おおお、スゴイぞ自分!

トマトは全く肥料を与えず無肥料にしたが、
その他は植穴に移植ごて一杯のボカシ肥(モグラ堆肥)を入れて定植した。
追肥はきゅうりとピーマンに一回のみであった。
「もう少し手入れしてやれよ自分」と今思いました。

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「ニオイがキライ」と言う人が多いツルムラサキは、おひたしよりも
ナムルの方がニオイが気にならなくておススメ。っつか、わたくし
ニオイは全く気にならないんだけどナムルのほうがおいしいと思うです。



ピーマンは肥切れは起こさなかったが、
きゅうりは7月末に出た「肥料が切れました」というサインを見逃し
お盆前にピークが終了し、その後も盛り返すことなく終了してしまった。

樹勢が衰えてから追肥をしてもダメなことを学習。

追肥は脇芽が次々と出てどんどん結実している間にしなくてはならない。
しかし、暑くてわたくしがそれどころじゃなかった。
というかその頃の記憶が無いので何を考えていたのか全く思い出せない。

もしかして認知症が始まっているのかもと少し心配だが、
ひどい貧血の症状がそのまま当てはまるので、たぶん貧血のせいである。

なにしろ、貧血がひどくなると体内の貯蔵鉄が少なくなり
ペラペラで酸素を運べない品質の悪い赤血球しか作れなくなるのだ。
ということで常時酸素が足りず、ごはんを食べると眠くなり気絶してしまう。

恒常的な貯蔵鉄の不足は「イライラ、うつ、頭痛」等の症状のほか、
「なにもかもどうでも良くなる、集中力の低下、幸福感喪失」などである。

「幸福感の喪失」以外は全部出て仕事にも差し支えていたと思うが
その差し支えの記憶も失っており、とりあえず障害はなかったように思える。

ってことで自分的には結果オーライである。

6月頃から毎日「一日分の鉄分ヨーグルト」を食べていたおかげで、
現在のところ貧血はかなり良くなり、坂道くらいでは息切れがしなくなった。
「千里の道も一歩から」である。えーと。じゃなくて。
「ちりも積もれば山となる」だった。

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べか菜、かぶの葉、チンゲンサイは主に煮びたしにします。
なんかいくらでも食べられるけど、今の季節の旬ってことなのかしらね。

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サニーレタスの苗を買ってみた。ルコラと合わせてこれから少しだけ
サラダにして食べる予定。赤いピーマンは採り遅れたもの。でも、
赤くすると木が弱るので、終了間際の贅沢って感じ。



閑話休題。ほんたべ農園の総括だった。

今年の成功例は昨年に引き続きナスとオクラとピーマン、初期のきゅうりだ。
とくにナスとピーマンが秀逸である。

道法正徳さんに教えてもらった仕立て「枝を全部上向きに支柱に縛る」を
粛々と実行した結果である。すごいのだ! 切り上げ剪定
(・・・これは切り上げ剪定じゃないか)

チッソがだーいすきなはずのピーマンにも追肥は一回だけ。
その後は全く与えず、なのに次々に結実し、まだ採れている。

ナスもピーマンもオクラも、木は小さくこじんまりとしており、
近隣の立派な木と比較するとへなちょこ度120%って感じだが、
そのへなちょこな木に次々に実がなるので、隣のおじいさまが驚いていた。

この「家庭菜園へなちょこ技術」をさらに極めるため、
来年も区民農園をやりたいが、残念なことに1月で契約切れである。

来季はまた公募→抽選という手続きを踏まねばならない。

お盆に帰省した際に、来季も当たるよう大神山神社にお参りしてきたが、
信じられないような土砂降りでずぶ濡れになった。
もしかして神様の怒りをかったのかもと非常に不安だ。ううううう。

来年はちゃんとブログUPしますからもう一度お願いします。ううううう。

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おともだちに苗をもらった食用菊「かきのもと」を
三之助豆腐に乗せて亜麻仁油かけてみた。食用菊っておいしいよね。
鉢あげして来年に備えようかしら。っつか当たればいいんだが。



さて本日は立冬である。

ナスもピーマンもみすぼらしい姿形になっていて少し切ない。
しかし今日、ナスが元気な下枝に美しい紫色の花を付けているのを見つけた。
「最後までがんばるぞ!」的な気合を感じてますます切ない。

もうすこしすると霜が降りて、ある日畑に行ってみると、
ナス、ピーマン、ツルムラサキが枯れているのを見るだろう。
わたくしはきっと少し悲しくなる。

枯れて小さくなった木を土にすきこみ、
来年の肥料になると思うとなんとなく気が休まるが
来年はこの区画は誰か知らない人が耕す。

そして石灰過剰なのに耕す前にまた大量の石灰を入れ、
さらに過剰にするに違いない。ううううう。

これから1月末まであと2ヵ月、ちまちまとべか菜とカブを収穫し、
自給率の低くなる冬に突入である。

神様お願い。区民農園が当たりますように。
(とりあえず今考えてるのはそればっか)


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農薬の数字をいろいろ調べてみた

130.jpg
EOSkissX7買ってCANONのまき餌レンズ50mm買ったら
MACROが欲しくなり、買いました。SIGMA50mmMACRODG CANONマウント。
製造停止になってるから中古で買ったんだがこれがスグレモノで、
虫とか花とかきれいに撮れて大変しあわせです。



単位面積当たりの農薬散布量が世界一と言われる日本。

某D社で農薬原稿を書いたのは2006年だった。
いつ頃の数字だったのかなー? そして今もそうなのかな?
WEBで農薬の数字についていろいろ調べてみた。

んで見つけた興味深い数字。
http://jaccc.jp/pdf/ARfD_gn.pdf
農薬のADI及びARfD値 一覧表(含、我が国における出荷金額)
(株)化学分析コンサルタント-技術資料 より

これは農薬のADI値とARfD値の諸外国との比較を書いた一覧表だが、
日本の農薬の出荷金額が表示されている。
この出荷金額を上から下までちみちみと見てみると、
日本で一番出荷金額の多い農薬はグリホサートだということがわかる。

グリホサートの農薬名は「ラウンドアップ」その他もろもろで、
モンサント社から特許が外れたのでいろんな農薬会社が作っている。

農薬の使用量は検索しても出てこない。
使用量という統計はないのかもしれない。

『農薬のADI及びARfD値 一覧表(含、我が国における出荷金額)』によると、
「2010年5月現在のデータ。各数値はしばしば更新され、また完全ではないので、
公式に使用する際は再確認が必要」という注意書きがある。

数値はあくまでも参考値としてみなさいということであろう。
その表の中で出荷金額の高い順に農薬成分を並べてみた。

IMG_5482.jpg
IMG_5481.jpg
ホームセンターで気軽に買えるオルトランとラウンドアップ。
マンションの駐車場などに使われているのではなかろうか。
オルトランの値札に「コガネムシ」って書いてあるけど、
コガネムシの幼虫ってなんか悪さするんだっけか。



グリホサート 219.8億円(除草剤・ラウンドアップなど)
クロルピクリン 90.5億円(土壌消毒剤)
アセフェート 76.1億円(殺虫剤・農薬名はオルトラン)
フィプロニル 69.2億円(殺虫剤・農薬名はプリンス)
プロベナゾール 66.3億円(殺菌剤・農薬名はオリゼメート)

ちなみにミツバチがどうたらというイミダクロプリドは 50.1億円。
ネオニコチノイド系農薬の中では一番出荷金額が高いのだった。

グリホサートがよく売れているのは、
農業だけでなく一般的に使われているからだろう。

駐車場とかその他いろいろ、わたくしのうちの近所でも
除草剤をまかれているのはよく見かける。きっとこれラウンドアップ。
ホームセンターで普通に買えるし入手しやすいのだ。
と言う意味で、オルトラン(アセフェート)も同じである。

オルトランとは有機リン系の殺虫剤である。ピンとこない人には、
先日ピザとかいろんなものに入っていたメタミドホスって言ったほうがいいかも。
メタミドホスはオルトランが加水分解したものらしい。
オルトランはそこにいる虫を絶滅させる農薬で、
むかーしからあってわりと何にでも効く。

オリゼメートはホームセンターで見たことはないが、
適用作物を見ると、イネのイモチやネギの軟腐病に効くらしい。

プリンスはコナガ・アワノメイガ・オオタバコガなどの鱗翅目に効く。
有機リンやネオニコ、合ピレに抵抗性がついたものに使うのかなー。
むかし果樹農家が合ピレで抵抗性がついた何かにまきたいと言ってきて、
プリンスはどうだろう? って言われた記憶があるんだがどうだったかな。

ちなみにプロベナゾール以外は、某D社では禁止農薬である。

さてその農薬が今日本でどれくらい作られているのかな?
出荷量の数字の推移が厚生労働省にあった。

農薬出荷量 1
http://www.maff.go.jp/j/nouyaku/n_info/pdf/24seisan_suii.pdf
「農薬の生産・出荷量の推移(平成元~24農薬年度)」(厚生労働省WEBサイト)


これを見ると、農薬の出荷量は年々減っているのだ。
しかし、農薬を使わなくなっているかというとそうではなく、
耕地面積も同じように減っているからそのぶんを割り引かなくてはならない。

1 田・畑種類別耕地面積の推移
耕地面積
資料:農林水産省大臣官房統計部『耕地及び作付面積統計』
http://www.maff.go.jp/j/tokei/sokuhou/kouti_13/(農水省WEBサイト)


農薬工業会の統計データでは、農薬の市場規模は約3300億円で、
年々微増しているようだ。出荷量は減っていても金額は微増である。
http://www.jcpa.or.jp/labo/data/H25.pdf

この出荷実績を見ると、非農耕地(家庭園芸とかゴルフ場とか)、
果樹類・水稲類の除草剤使用が増えており、畑作地が減っている。

果樹類に除草剤が増えてるのは高齢化が理由かなー、
また、草取りするのがイヤなご家庭での使用量が増えたのかなー、
林野でも人手不足で除草剤使うのかなー等々いろいろ想像してみたりするのだが、
単年度で比較してもわからないのでなんとも判断できないのだった。

ところで、冒頭に書いた単位面積当たりの農薬使用量の数字は
農薬工業会のサイトで見つけた。2003年の数字でグラフも掲載されていた。
http://www.jcpa.or.jp/qa/a6_06.html

■単位面積当たりの使用量で比べると
OECD加盟国の2003年の農薬使用量を全耕作面積で割った比較では、
アメリカを基準とすると日本が約8倍、韓国が約7倍、英国が約3倍、
フランスが約2倍で、この統計と比べても“アメリカの7倍”と言う数字は
現在も同様の傾向を示していると言えます。
ただしここで注意すべきは、単純に単位面積当たりの農薬使用量の多寡でもって
環境負荷にまで言及すべきではないことです。

(農薬工業会 教えて!農薬Q&A より引用)

平均耕作面積が10アールという小規模の日本の農業と
100ヘクタール規模の海外の農業を単純に比較してはいけないのだが、
WEBで出てくる各県の慣行栽培農薬数(成分数)を栽培期間で割ると、
だいたい「1週間から10日おきにまいている」計算になる。

国際会議などでこの話をすると相当驚かれると天敵の研究者が言っていた。
単位面積当たりの使用量はやはりいまだに世界一なのかもしれないね。


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プロフィール

ほんたべ

Author:ほんたべ
手島奈緒
おいしい食べものをつくる人を紹介したり応援したりしております。ブログをまとめた著書『いでんしくみかえさくもつのないせいかつ』(雷鳥社)『まだまだあった! 知らずに食べてる体を壊す食品』(アスコム)『儲かる「西出式」農法』(さくら舎)など。現在ハンター修行中。

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