一番絞りの油がおいしい理由

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先日イベントでプロに揚げてもらったマツタケの天ぷら。
サックリサクサクの衣は水と粉だけ。んで、油は一番絞りなたね油。
自分でやったら絶対にこんな感じに揚がらないけどいいんだもんね。
油がおいしければおいしいんだもんね。



20代の頃『ナチュラルメディスン』(アンドルー・ワイル著)を読んだわたくしは、
日々の油にはオリーブオイルとごま油しか使わないことにした。
偏ってるなとは思いつつ、スーパーで売ってるサラダ油は使わない。
もはや信仰のようなものだ。

しかし年に2回ほど山菜を揚げるときだけ市販のサラダ油を使っていた。
大量に油を使う天ぷらには安い油でいいやと思ったのだ。

自分で揚げた天ぷらはべったりベタベタに揚がりおいしくないし
揚げてる最中になんだか油に酔ってしまいおなかいっぱいになる。
だから揚げた山菜もたくさん食べられずに残したりした。

わたくしは自分の腕が悪いことを反省し山菜に申し訳なく感じ、
「天ぷらは天ぷら屋さんで食べるもんだ!」と毎回決意を新たにした。
残った油は酸化させてしまいますます罪悪感が募った。

天ぷらはプロにまかせる! という信念が揺らいだのは10年ほど前のことだ。

ほんたべ農園で大量に夏野菜が採れ大量に消費しなくてはならなくなった。
天ぷらにしてみようかな。腕が悪くても野菜が余るよりはいいやと思ったのだ。
自分で作った野菜を市販のサラダ油で揚げるのはイヤだったので
800mlで950円=天ぷらにするには高いよねという油を某D社で購入した。

そうしたら。

腕の悪さは相変わらずで全然サックリもしていなかったが、
大量に揚げたなす、おくら、ピーマン、いんげんを全部平らげてしまった。
揚げてる最中も全く油に酔わず、翌日温めなおした天ぷらもおいしかった。

なぜ? なぜだ!! なぜなんだよう!!
そうしてわたくしは気がついた。天ぷらは油を食べるものだと。

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1kgの油を作るのに、大豆は5kg必要で、なたねは2kg、
トウモロコシも2kg、綿実は4kgなんだって。日清オイリオに電話したら
お客様相談室のおねえさんが教えてくれました。なたね2kgの原価って
どれぐらいなのかな? それに加工賃が乗って油の原価が決まっている。
手間がかかればかかるほど最終価格は高くなるってことよね。



某D社で購入したのは石橋製油のなたね油(丸缶)である。
先日少しだけその秘密を聞いてきた。

石橋製油のなたね油はオーストラリアのNON-GMなたねを絞ったものだ。
おいしい理由はNON-GMだからと言いたくなるが、
たぶんそうではなくて「絞り方」にある。

一般的な油は油分を絞り取るためにヘキサンという溶剤を使う。
絞った絞りかすからさらにまたヘキサンを使って何度も油を取る。
ヘキサンと油の混合物は加熱することでヘキサンだけが蒸発する。
ざっくりとした説明だが、加熱後に油だけが残るというしくみだ。

ヘキサンの残留基準値はあるかなと思って調べてみたら、厚生労働省の
「各添加物の使用基準及び保存基準 (平成27年9月18日改正まで記載)」によると
「食用油脂製造の際の油脂の抽出に限る。最終食品の完成前に除去すること」
とある。最終製品には残っていないか残っていても微量なのだろう。

日清オイリオのおねえさんが教えてくれた穀物から取れる油の量は
穀物に含まれる油分を最後の一滴まで抽出した場合の量なのではないか。
おそらくヘキサンを使うことが前提なのだろうと想像するわたくし。

では石橋製油のなたね油はどうかな?

なたねをまず蒸気で加熱し柔らかくしてぎゅーっと押しつぶす。
そして圧搾して油を絞りとる。この油にはレシチンなどの不純物が残っているため
酢を使って除去する。一般的にはここでリン酸や苛性ソーダ、シュウ酸を使う。

なたね油はさらに70度のお湯で8~10回洗われ不純物を完全に取り除く。
そのままだとニオイや色が残るためさらにフィルターを通し脱色・脱臭を行う。
そして缶に充填されてできあがりだ。

これが800ml 950円のなたね油(丸缶)である。

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お友だちが送ってくれたタラの芽に敬意を表して
石橋製油のなたね油で揚げました。いやーんまかった。
タラの芽よ! そして油もありがとう!!! って感じ。



一般的な油との違いは、
1.溶剤を使用していないこと、
2.不純物を除去する際に食品添加物を使わないこと、
3.一番絞りの油であること  の3つである。
あ、あとNON-GMOなたねってところもね。これ大きいよね。

一度しか絞っていないなたね油カスは良質な肥料となり、
近隣の農家に引き取られているそうだ。
油分が残っているためチッソ分はけっこう高いらしいが失念した。
7%だったかな? 9%だったかな。今度ちゃんと聞いておこう。

わたくし、実は油の絞り方など油の味に全く関係ないと考えていた。
時折圧搾法で絞った油のほうが健康にいいという記事を読むが、
「へー、ふーん、そうお?」ってな感じで全然信用していなかった。

しかし。健康とかどうとかではなく最終製品の味がここまで違うと
絞り方について考えざるを得ないだろう。
石橋製油のなたね油は個性が強くて何を炒めてもその香りが残るが、
それがまた食べものの風味を増すのだった。

大量に揚げた天ぷらがあっという間に無くなり、
食べた後に胸焼けなどいっさいなくて「おいしかったなあ」という
しあわせな気持ちだけがいつまでも残るなたね油。

インドでは揚げたものをふるまうのが最高のおもてなしとされるが、
天ぷらってまさにそういう料理だよねとわたくしは思うようになった。

そして今、わたくしは、天ぷらは家で揚げるもんだと考えているのだ。
ウチの天ぷらは天ぷら屋さんで揚げたものよりおいしいと信じているが、
それは腕ではなく油がいいからである。

あ、あと小麦粉も山梨県産無農薬小麦だからかな。
そう言えば卵も平飼い卵だった。ま、いいかそのへんは。

ということで、来月工場に取材に行ってきます。
楽しみだなー。


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野生動物の資源化に挑戦! 【猟師工房】に行ってきた

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鹿角とエアプランツで作ったクラフト。なにかもうひとつ足りないって感じ。
クラフトデザイナーとつながれば大きく広がる気がするのよね。
エシカルな素材を使ったエシカルなクラフト。どうでしょう?
デザイナーのみなさま、ひとつとして同じものがないこういう素材。



「ハンターが鹿を撃ちました。その場で内臓を抜き穴を掘って埋めました。
作業場に戻って皮をはぎ肉と骨を分け、肉以外は捨てました。
鹿肉が20kgほど取れましたよ。うれしいな今日は焼き肉だ」

作業場で内臓を抜く場合はレバーやハツを食べることもあるが、
このように、鹿を一頭撃つと骨や皮などのさまざまな廃棄物が出る。
一頭50kgの鹿から取れる肉は20kg。ってことは廃棄物は30kgくらいか。
けっこうな量のタンパク質が山に埋められるか燃やされている。

駆除の場合は肉すら食われず山に穴を掘って埋められている場合が多い。
駆除の目標数が多い場合は撃ってそのままのこともある。

屍肉をあさるキツネやカラス、クマなどは喜んでいるだろうが、
ヒトの都合で生命を奪っていると考えるとうーんと思う。
でもしょうがない。回収していたら効率のよい駆除などできないからだ。

さて、野生動物の資源化とは、まず肉をどう利用するかが主になる。
現在、ジビエ利用のための加工施設は全国に200箇所ほどあるらしく、これは
地域おこしでの食肉利用を考えている自治体が非常に多いということでもある。

◯◯名物鹿肉ハンバーグとか。よく見かけるよね。
では実際にどれぐらい肉が有効活用されているか。

平成24年の数字では、北海道での鹿肉の食肉利用は年間捕獲頭数の17%とある。
(野生鳥獣によるお農業被害対策の現状と課題)農水省資料より

現在はもう少し伸びている可能性があるが、
資源化に真剣に取り組んでいる北海道でこの数字なんだから
他自治体は推して知るべしって感じだ。おそらくもっと低いに違いない。

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自然死かほったらかしの鹿をキツネやテンが食べたあと。
そのうち腐って土になります。通常は生ごみで焼却処分です。
鹿革は高級素材だけど、傷つけずにはいでさらになめす工程が大変で
やっぱり焼却処分です。ああ、もったいない。



一般的な肉として流通するために必要なのは
1.安定供給
2.衛生管理
3.卸・小売などの販売ルート の3つがあげられる。

スーパーで売ってる肉は養殖だから必要時に必要なだけ供給できる。
在庫管理もちゃんとできて急な発注にもある程度対応できる。

しかしそもそも野生動物は「毎日10頭必ず仕入れます!」的なものではないし、
日々取れたり取れなかったりするし取れても食べられなかったりする。
そのような不安定な供給状態では販売計画を立てるのは難しい。

安定供給できない=販売が難しい=一般化できない ということだ。

鹿で地域おこしをして評判になって売れ始めたら肉が足りなくなり、
よその土地から鹿肉を購入せざるを得なくなり、なんかちょっと
すげ困ってるんですけど!!! 的なことも起きる。
というかすでに起きている自治体もあるらしい(伝聞情報)。

このように一筋縄でいかない資源化は、しかし喫緊の課題であり、
全国で試行錯誤が繰り返され、もちろん今後の可能性も期待されている。

そんな「資源化」業界で面白い取り組みをしている人を発見した。
それが「猟師工房」の原田祐介さんである。

原田さんは自身も狩猟免許を持っているハンターである。

「猟師工房」は飯能市の幹線道路沿いの、裏というか周りは山で
少し歩くと鹿にバッタリ出会えそうなところにある。でも駅は近い。

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通常廃棄される内臓とひづめ、腱、皮をペットのおやつに加工して
ペットフード業界に参入予定。ヒトではなくペットをターゲットにしたところが
秀逸って感じ。100%国産、由来のわかる添加物なしのペットフードって、
すげ魅力的じゃない? 犬用の鹿ジャーキーもありますよ。

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原田さんが遊びで作ったという照明器具。とても美しいけど
配線とかがむき出しのままなので売るのは難しい。でもねえ、
鹿角にトロフィー以外の利用法があるなんて見ないと気づかないのよね。
わたくし目からウロコがボロボロ落ちましたよ。



工房では鹿の角を使ったクラフトなどを製造・販売しているが、
最近工房の近くに食肉加工場を作り、肉の販売もできるようにした。
また、狩猟シーズンには鹿の解体見学などのイベントも開催している。

解体見学イベントはわりあいとすぐに満員になってしまう人気のイベントだ。
参加者は若い女性が多いらしいがどういう理由かな。
みなハンターを目指しているのかもしれない。

原田さんの取り組みでおもしろいのは、肉、というよりもその他、
つまり廃棄されている部分を使ったビジネスを作ろうとしているところだ。

野生動物の資源化となると、普通は肉、次は革の活用を考える。
捨てている腱やひづめ、内臓の商品化は発想としてはなかなか出てこない。
とったものをとことん活用しようと思うのはハンターだからだろう。

「昔はこんなことは考えられなかったですけどね」と原田さんは言う。
数年前、ハンターの友人同士で「猟で食べていけるといいね」とよく話していたが、
単なる夢に過ぎなかった。それがここに来て様子が変わった。

まず以前から一部では深刻だったが一般的ではなかった野生動物の被害が、
9時のニュースに取り上げられるほどメジャーな情報になった。
肉の資源化を積極的に行う自治体が増えジビエはうっすらとブームになった。

そして今年。鳥獣法が改正され、それに伴い駆除がビジネスになるかもと
ハンターの世界は少し騒々しい。

猟友会をはじめ環境省が準備しているj駆除の助成金に食いつく法人は多く
自治体もこれらを利用して事業を作ろうとしている。加工場建設もその一環だ。
しかし助成金ありきの事業はうまくいかないと原田さんは考えている。

「補助金がなくなったら立ちいかなくなる事業をしても意味が無いでしょう。
10年後になくなったらどうしますか? って話です。
僕は持続可能なビジネスを考えたい。補助金をくれるならもらってもいいけど
そういうものに頼らないビジネスを作りたい。将来的には今の取り組みが
野生動物を資源化するビジネスモデルになるといいと思っているんです」

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原田祐介さん。なんでも手づくりできる人なんだろうなーと
工房の椅子とか見て思いました。千葉に大量にいるキョンをつかまえて、
皮を利用できないかとか、やりたいこと、考えていることが目白押し。
こういう人が牽引すればハンターの世界も変わっていくでしょう。



今まで廃棄されていた部分を商品にしようと考えたこと。
対象をヒトではなくペットにしたこと。この発想は相当おもしろい。
原料は裏山に迷惑なほどいるのだ。困ることはない。
しかも通常は捨てるところなのだから。

野生動物の資源化の話になると必ず「大量&安定供給」という問題が指摘される。
わたくしは「だからできないんだよね」という言葉をさんざん聞いてきて
大規模でなくても小規模でできることを考えればいいじゃないかと思っていた。

原田さんの取り組みは小規模でもできることはあると教えてくれる。
デザイナーや研究者などさまざまな人たちとつながれば可能性はもっと広がるだろう。

これからどのようにつながり広がっていくのがとても楽しみなのである。
ということで、11月7日は原田さんの取り組みの具体的な話を聞きますよ。
イベントは満員御礼となりました。報告をお楽しみに。


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毛髪ミネラル検査をやってみた!

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ヒトの体の96.7%は酸素、炭素、水素、チッソで構成されております。
写真はうっかり起こしたチッソ飢餓時、トマトに出たアントシアンですが
人の場合のチッソ不足ってどんな症状が出るのかなー? 生育不良?



野菜の生育に必要なものはなんでしょう?

5つの多量要素と9つの微量要素(最近は10)と言われておりますよ。
それらがバランス良く組み合わさって健康な野菜ができるのです。

たとえばマグネシウム(苦土)が足りなくなると、
葉脈にそって黄色く変色してくるという欠乏症が起きますよ。
苦土欠になると葉緑素がうまく作れなくなるため光合成ができなくなり、
いい作物ができません。

カルシウム欠乏になるとトマトやピーマンの尻腐れや
生長点が枯れるなどの症状が出てきますよ。これも作物がうまくできません。

微量要素は適正量あること及びバランスも必要ですが、現在は
微量要素どころか土壌バランスすら整ってない畑が多いから、
いいものをつくるならまず土壌バランスを整えるべし!!! と
わたくしの師匠、西出隆一さんは言うわけです。

また、日々いろいろな食べものを食べていればサプリメントは必要ないように、
ことさらに微量要素を気にする必要はないというのが師匠の自説。
微量要素資材は高くて貧乏な新規就農者が買うのは難しいですから、
わたくしは結果としてリーズナブルな師匠の教えをおすすめしております。

さて、では人間の微量要素はどうなのかな? と、ふと考えてみたですよ。
ということで、やってみましたよ、毛髪ミネラル検査。

検査対象は「有害ミネラル」と「必須ミネラル」、今後必須性が確認されるかもね、
だからとりあえず参考値を出しときました的な「参考ミネラル」の3種類。
結果を元に「こんなもん食べましょう」というアドバイスがついて1万円である。
http://www.lbv.jp/  ら・べるびい予防医学研究所

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そしてヒトの体の残りの3.2953%はミネラル類等で構成されております。
ネギのカリ欠(葉先から生長点に転流するので先端が枯れこむ)はこんな感じ。
ヒト(とくに日本人)はナトリウムを排出する働きのあるカリがかなり大事で、
カリ欠になると慢性疲労症候群とか高血圧とかの症状が出るそうですよ。



必須ミネラルのなかにモリブデンを見つけ思い出す某D社時の同僚との会話。
「野菜の微量要素のモリブデンってさあ、自転車に使われる金属だよね?」
「だよねー。どうやって吸収すんのかね? 自転車を粉にしてまくの?」
「吸わないよなー」「吸わないよねー」だよねーだよねーとうなづき合うふたり。

とてもプロのバイヤーの会話とは思えないが、なんとそのモリブデンが
わたくしの体内にも存在しているのだった。おおおお驚いたぞ。
自転車と同じ成分を持っていたのか自分! 教えてあげたい元同僚に。

ということで、数値を見てましょう。

ちなみにこの数値、基準範囲となっている部分は
「一般健常者の68%が含まれる範囲」ということであくまでも平均値である。

検体は髪の毛の生え際1cmのところから3cmほどカットしたもので、
つまり、わたくしの生育期間4ヶ月前からひと月前までに伸びた部分。
検査にひと月ほどかかっていたので、えーとえーと、
5月から7月いっぱいの自分の食生活を反映しているものと考える。

この間わたくしはほんたべ農園の野菜(果菜類)と炭水化物が主食で、
その他はほぼ某D社で購入し、一週間に一度程度外食しビールを飲んだくれている
というような、健康にはいいかもしれないが肝臓には良くない食生活であった。

という前提で数値を見てみると。

必須ミネラルのナトリウムが高いのは熱中症対策の塩分の取り過ぎが原因だ。
カリウム、マグネシウム、カルシウムは基準範囲でちょっと意外。
カリ欠・苦土欠だと思っていたが、ちゃんと食べていたのか自分。エライぞ自分。

必須ミネラル
マグネシウムとカルシウムの数値が双方高い場合は
体内では足りない場合があるとかいう但し書きがついておりました。
そう言われても意味不明だ。おそらく数値は継続して見ることが大切で、
習慣性を伴う一度やったらやめられなくなるビジネスなのかも。



基準範囲ギリギリのふたつ「クロム」は何に含まれているかというと、
小麦胚芽とか大豆、スイカの種(食べないって!!!)とからしい。
クロムってピンとこないけど、インスリンの働きを助ける物質で、
糖尿病患者の方々にクロム濃度の低下などが見られるそうである。

もうひとつの「鉄」はそもそもが貧血で、現在食材で補充中だからだ。
むしろここまで改善したことに喝采だ、エライぞ自分!

気になる有害ミネラルは高レベルなものがふたつあった。

そのひとつ「カドミウム」の汚染源になり得るものは排気ガスやタバコなどだが、
なんとなくコメかなーと思うわたくし。

そして「アルミニウム」は缶ビールではあるまいか。
そうとしか考えられないわたくし。だってさあ、アルミの調理器具持ってないし
アルミホイルも全く使わないもん。ケーキ(BP由来)も食べてないもんね。

缶ビール飲み過ぎてんじゃないよ自分! と言いたいわたくし。

これらの有害ミネラルというか金属は、疾病との相関性が疑われている。
例えばアルミニウムはアルツハイマー病との相関性があると考えられているし、
カドミウムは言わずもがなである。うううううう。

有害ミネラル汚染源のいくつかに「タバコ」がエントリーされているが、
喫煙者の方々はどれぐらい汚染されてるのだろうか。知りたいぞ。
資料にはカドミウム量2倍とか書いてあるのだ。誰かやってくれないかな。

わたくしのからだは主に食べたものでできていると考えていたが、
タバコを吸う人の横で大酒飲んでゲラゲラ笑ってたり、
渋滞の環八で暑いから窓開けて眠気ざましに大声で歌ったり、
アルミ鍋で調理したり缶ビールをがぶがぶ飲んだりしても
有害なものが蓄積されるのだった。

有害ミネラル
自分の体内にヒ素がどれぐらいあるのか興味があったが
そんなでもなかった。ナポレオンの髪の毛に高濃度のヒ素が残ってた
とかいう「ナポレオン毒殺説」は本当かも!!! ボルジア家の毒も
ヒ素混じってたというウワサがあるし、ヒ素恐るべし!!!



「生きていればいろいろな化学物質が体内に入る」のよね。
そういったもののコントロールを完璧にすることなどはたぶんできないが
積極的に取り込む必要もないよね。避けることはある程度は可能である。

汚染源となるもの=タバコ、大型の魚介類、アルミ調理器具、排気ガス、
石炭石油燃焼時に排出されるガス、残留農薬、ベーキングパウダー等々だが、
食べてはいけないのよキーッ! などと神経質になると疲れちゃうから、
できる範囲で取捨選択をすることが必要なのだろうとわたくしは考える。

自分のからだは自分で責任をもつしかないのよね。

何かのネタになるといいなーと申し込んだミネラル検査だが、
ちゃんとネタになってうれしいわたくし。
今度の講演にもこのネタを使っちゃおうっと。うひっ。


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【シビエを食べて野生動物の資源化について考えてみよう】

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今回のイベントはBBQですが、ただ焼くだけではありません。
オリーブオイルにマリネして塊を焼いて切り分けたりホイルに包んで
ローストディアにしたり。鈴木シェフの腕の見せ所ですから!



【お知らせ】
11/7(土)、埼玉県本庄市の有機農家、瀬山農園さんで、
全日本ジビエ協会の3回めのイベントを開催いたします。

全日本ジビエ協会のイベントは、ジビエ肉を身近に考えてもらうため
おいしい猪と鹿の肉、その加工品の試食をしていただき、
猪鹿についてのお勉強もするというものであります。

一回目はニホンオオカミ協会の方をお招きし、
鹿の食害とオオカミの導入、その他についてお勉強したです。
二回目は女性ハンター上野朱音さんをお招きし、ハンターになるということ、
ハンターになったきっかけなどについてわたくしと対談していただきました。

三回目の今回は「猟師工房」の原田祐介さんをお招きし、
野生動物の資源化についていろいろお聞きするです。

さて「野生動物の資源化」って何のことかな?

実は現在、駆除された野生動物は基本的に山に埋められており
肉としての利用もそれほど行われていないという問題がある。

せっかく取れたお肉を山に埋めるなんてもったいない気がするが、
うまいこと食べられるかと言ったら処理等の問題もあり
それはちょっとムリかもねって感じ。とくにビシバシ取る場合は。

認定事業者制度で今後組織的な駆除が行われるようになると、
ますます「肉」の資源化は難しくなるわけで、だからと言って
駆除よりも資源化を優先するわけにはいかないわけで、
ある意味しょうがないのだった。

また、肉をとったあとの革とか角、猪の場合は牙なども
ハンターがトロフィーとして利用する以外は廃棄処分されている。

自分で革をなめすのは非常に、ひじょーーーーーに大変だし、
鹿角の場合はちゃんと4枝出たオスのもので、しかも2つ揃っていて
美しいもの(弾があたって欠けてたりしないとかね)以外は商品価値はない。

しかしそこんとこをナントカやってみようじゃないか、というのが
猟師工房である。現在は鹿角のクラフトなどを作成していて、
将来的には鹿の内臓を利用して堆肥を作るなどのことを目論んでいるのだ。

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この牡鹿の角は4つ枝が出てて非常に美しかったので、
同行者がお願いして角の加工をしてもらっておりました。
角も汚れてたり頭蓋骨から外したりと加工がいろいろ大変らしいけど、
ハンターがトロフィーにする気持ちはわかる気がしたわたくし。



おもしろいじゃん!!!! って思うでしょう?

原田さんとはこないだの認定事業者講習の講習でお会いしたのだが、
わたくしには講習の話よりこっちの資源化の方がおもしろかった。
ってことで講師をお願いしたのだった。

駆除した猪鹿の資源化についての問題はすでに顕在化していて、
なんとか資源としての活用をしたいと食肉処理施設等を作っている自治体もある。
これは地方創生とか地域活性とか六次化の助成金が使われており、
うまいこと稼働することを祈っているわたくし。

しかし現実的に銃で撃ったものを回収して解体してなんてやってたら、
駆除というか猟でしょう。効率の問題だよね。

資源化を目指すのなら生きたまま捕獲して次々に処理する等のことが必要で、
でも山ん中でそんなことできないよね、と素直に思うわたくし。
駆除した野生動物をどう資源化するかどこかの成功例がそのうち報告されるでしょう。
きっといつかは。

すでに長野県や兵庫県などでそういった取り組みがされているらしいから、
そういったビジネスモデルが全国に広がっていくといいと思うが、
この場合の資源化とはあくまでも「肉」である。

だから地元の旅館で猪鍋を出すとか、鹿肉を使った加工品とか、
よく「ありがち」な話で面白みには欠ける。

だが「猟師工房」はそうではない。牙とか角とか革とか、
ましてや内臓(胃の内容物)等を使ってそれを商品化し、
ビジネスにするなんて、少なくともわたくしは初めて聞いた。

鹿の皮の資源化は以前から囁かれてはいるが実は採算が合わない。
北海道の空港に行くとエゾジカの角が8,000円くらいで売っているが、
そんなに買う人いないよねーって感じ。

あれはビジネスになっているのかな? 誰が買うんだろう。
さらに猪の牙とかさ熊の爪とかさ。デザイン力もへったくれもない
雑な感じの商品が土産物屋に並んでいるが、
そういうのっておもしろくないしなんかカビ臭い気がする。

ジビエイベント1107
詳細は後日ご案内いたします。ご興味ある方はぜひ!


でもねでもね。デザインセンスのいいものを作ったらどうだろう?
野生動物の廃棄されている資源を使ったファッションアイテム。
そう考えると、これらは非常に「エシカル」な商品になり得るのではないか。

ハンターや出張帰りのおじさまたちをターゲットにしても売れないが、
エシカルファッションに敏感な若い女性にうまくアピールできれば
この取組は大きく広がるのではあるまいかと思うわたくし。

ということで、鹿革、角、猪の肉以外の資源の利用について
「エシカル」方向の可能性含めて考えてみるというのはいかがでしょう。

【ジビエを食べて野生動物について考えてみよう】
11月7日(土) 13時頃から開始
場所・埼玉県本庄市 瀬山農園さんの畑
会費・3,000円 小学生以下のお子ちゃまは1,500円

当日は猪鹿肉をたっぷり準備しておりますよ。
瀬山農園さんの有機野菜と猪鹿肉のバーベキューを予定しております。
そうそう、瀬山さんのところには溶岩で作ったピザ窯があるのです。
焼きたてピザもどんどん食べましょう!

参加ご希望の方はメールでご連絡くださいませ。

teshima◯hontabe.com → ◯を@に変えてね!
※携帯メールをご利用の場合こちらから返信できない場合があります。
セキュリティ等解除してから送ってくださいね。


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狩猟免許試験ごうかーく! ひゃっほう!

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狩猟には「網猟」ってのもあって、撒き餌しといてばさっとかぶせるとか
原始的でとても楽しそうなワナである。取ればよかったと後悔中。
覚えなくていいのに網の名前全部丸暗記したのよね。ちぇっ。
小鳥・リス写真・高取寛氏提供。



「ヒトは自らの手で取れるものを食べるようにできている」

むかーし読んだ本にこのようなことが書いてあった。
妙にしっくり来たので、折りにふれこの言葉を思い出しているわたくし。

「自らの手で取れるもの」とは植物性のものなら野菜、果実、木の実、
タンパク質なら虫、貝、魚、小動物ってところか。
鹿や猪、くじらなどの大動物は道具がなければ取ることは難しい。

しかし二足歩行を始めてまもなく道具を手にしたホモ・サピエンスは
でかい動物を集団で狩っていたのではなかったか。なんちて
はじめ人間ギャートルズとマンモスの肉を思い出すわたくし。
っつかマンモスとホモ・サピエンスって共存してたっけ?

であれば、道具を入手した段階で上記の言葉は成り立たない。

たぶんこの言葉の本来の意味は、牛や豚など4足歩行の大動物の肉は
自らが取れるものではないから食べないほうがいいですよってことだろう。
マクロビオティックの本で読んだのかなー。そんな気がする。

ヒトは武器・道具を入手した後、家畜を飼うことを覚え、
自らの手で取ることが難しい大動物を食べるようになった。

ここ数十年は自らの手を煩わせることすらもなくなり、
スライスされた肉がパック詰めされお店に行けばいつでも入手できる。

そういう現代に、あえて自らの手で肉をゲットしようとする、
それが狩猟である。釣りもある意味狩りだと思うがそれは置いとく。

さてそこでわたくしは考える。
どの程度の動物なら自らの手で取ることができるだろうか。
そして、自らの手で取った肉を全て食べきることができるだろうか。

生命を奪うんだから、食べきらなくてはならないとわたくしは考える。
食べられないほどの肉をゲットしたいと思うのは「欲」であり、
神様はわたくしのそういうふるまいを許してくださらないだろう。

ってことで、一年間にわたくしがどれくらいの肉を食べているか計算してみた。

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小動物と言えばリス。しかし可食部分が少なそう。
鉄砲で撃つというより金属製両開き箱ワナ(試験に出ました)で
捕獲って感じ。だけど別に食べたくない。ウサギは食べたいけど、
エアライフルでは全然当たらないらしい。ちぇっ。



わたくしは外食を除くとひと月に250gの豚肉を2回くらい食べている。
部位はさまざまである。そして鶏肉は冬になると出番が増えるが、
基本的にはひと月にもも肉1枚って感じだ。つまり0.5本ってことね。

よく考えると動物性蛋白質は魚やイカで摂取しているのではないか。

わははははは。すげー食べてないじゃん、肉!!! 
さすが鳥取県人だぜ。 あるいは貧乏なのか自分。

豚250g✕2✕12か月=6kg 鶏の場合はもも肉0.5✕12=6羽分。
鶏の場合一羽にもも肉だけではなくむね肉も2枚あるので、
むね分を加味して羽数換算すると3羽である(ささみ・砂肝等は除く)。

さあ、鹿一頭仕留めたら肉はどれぐらい取れるかな?
ニホンジカで10kg、エゾジカだとでかいので20kgくらいらしい。

えええええー、10kg?
食べきれませんよ、一年で。


しかし鶏ならば3羽である。鶏よりも小さな鳥ならもっと大丈夫だろう。
鶏よりも小さな鳥とは、ヒヨドリとかキジとかカモとかで、
これらは鶏よりもはるかに可食部が少ない。

というようなことを考えると鹿は手に余る。猪もたぶん同じだ。

ちーさい猪(うり坊)やちーさい鹿(キョンとか)なら大丈夫そうだが、
そもそもキョンは狩猟鳥獣ではないし、うり坊に遭遇するのも難しそうである。

また猪鹿を撃つには散弾銃(スラッグ)が必要だが、
先日認定事業者講習で前に座ってた霞ヶ浦あたりのハンターが
「20番のスラッグなんか撃ったらあんた肩外れるよ」と教えてくれた。

IMG_7885_20151002122456d08.jpg
エゾジカ(メス)を回収するのに女子二人がかりでやっと。
なんてでかいものを撃てるというか食える気がしないわたくし。
食べてみておいしくなかったらどうするんだとも思うわたくし。



わたくしはまだ肩に筋肉をつけていないので、
このべらぼうな反動を受けるのは厳しそうである。
鹿が食べきれない&反動を受けられない=散弾銃(スラッグ)

残るは散弾銃(鳥・小動物)かエアライフルだ。
さらに。

散弾銃(鳥・小動物)を小鳥(空)に向かって撃った流れ弾の散弾が
民家の屋根にパラパラと落ちると警察に通報されるからやめとけ! と
銃砲店のおじさまに言われた。

散弾銃(鳥・小動物)も自分的にはないように思える。
さらにさらに。

狩猟免許試験時に一緒に回ってた若者2名が言っていた

「散弾銃って火薬使うし誤射の可能性考えるとちょっと。。。。」と、
認定事業者講習で見せられた「誤射で人を撃ってしまった愚かな人のドラマ」
(鉄砲やめますか人間やめますか的な非常に悲しいドラマ)とか考えると
装薬銃(散弾銃)を初年度から持つのはどうかとも思える。

んじゃやっぱりエアライフルしかないんじゃん!!!

初年度から絶対に当たらないと環境省にデータも見せてもらったし、
許可が降りたら猟期が終わってる気がするけどとりあえず上記を銃砲店に相談だ。

それと、エアライフルは「止まってるものしか撃てない」という
非常に潔い銃というのが自分的に非常にしっくり来て、なんかこう
バラっとした弾の塊が飛んでる鳥をおおまかに落とすみたいな散弾銃よりも、
一発弾がまっすぐ飛んでいき外れるときは思い切り外れる的なエアライフルが、
スカッとしててとてもいい気がするのだった。
(実際にはバラっとしてるから当たるかというとそうでもないらしいけど)

11391133_710552885712410_700584267450299238_n.jpg
カモも自取りで食べてみたい鳥のひとつ。
カルガモよりもマガモの方がおいしいらしいんだが、
水に落っこちたのをどうやって回収するのか。犬が必要かも。



目指すはスナイパー(無謀!!!)である。

※スナイプ=シギ。シギはぴょこぴょこ素早く動き飛び方もジグザグで
非常に撃つのが難しいので、スナイパーの語源はスナイプを撃つ人という意味。
「スナイパー」というとハンターが必ず教えてくれるうんちく。

ちなみに、ワナの免許も取ったんだが、認定事業者講習のときに
隣にいた福井県のマッチョなワナ猟師にワナの止めさしとかいろいろ聞いて、

「絶対ムリ!!! ワナ!!!」
って思ったからワナは当面封印です。

基本的に現時点でわたくしは全てを伝聞情報で判断しており、
今後銃砲店に行ってコロッと気が変わる気もしないでもないが、
とにかく鹿を撃っても食べきれないってことだけはわかっている。

ともあれ、これで晴れて法律的にハンターになりました。
さ、銃砲店に行ってみようっと。


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プロフィール

ほんたべ

Author:ほんたべ
手島奈緒
おいしい食べものをつくる人を紹介したり応援したりしております。ブログをまとめた著書『いでんしくみかえさくもつのないせいかつ』(雷鳥社)『まだまだあった! 知らずに食べてる体を壊す食品』(アスコム)『儲かる「西出式」農法』(さくら舎)など。現在ハンター修行中。

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