60歳になったら半狩猟採集農耕半Xってのはどうだ

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農作業と言えば長袖長ズボン農家のオバチャン帽子に
顔手ぬぐいです。ワンピースとエプロンなんてあり得ません(偏見)。



半農半Xってしばらく前に話題になっていたでしょう。
わたくしこれについてかなり否定的な気持ちを抱いておりました。

当時わたくしは大地を守る会で働いておりまして、
有機農業の畑を増やすことを自分の使命だと考えておりました。

当時の仕事は情報制作でしたが、わたくしの発信する情報によって
消費者会員が増えて野菜が売れる→契約農家の作付けが増える
→取り引き農家も増える→有機農業の畑が増える
→環境負荷が減って虫や小動物喜ぶ→なんかわかんないけどみんなハッピー、
なんて思っていたわけです。

そういう勝手な使命に燃えまくって仕事をしていたせいか、
同僚や部下、さらに取り引き農家からも「コワイ」と言われ、
「夜叉」とかあだなされたのかもしれません。いやはや、反省しています。

わたくしが会社をやめてしばらくして会ったほとんどの人が
「なんか顔が穏やかになったね」と言いました。
オニのような形相で仕事していたのか自分、と今さら反省しています。

ともかく、そのような使命に燃えまくっていたせいか、
移住して半分農業やって自給自足生活ナチュラルでステキみたいなのが
自分はいいかもしれないけど日本の農業の役には全く立たない! 
なんていう、非常に狭量な考えで半農半Xを否定しておりました。

「なんかスローライフしたい」くらいの感じで移住して当初は喜ばれたけど、
畑を草ぼうぼうにして近所の人とうまくいかずに撤退してしまい
これが原因でまじめに農業しようとして来た移住者が入りづらくなったりとか、
孤立したままそこに居続けやっぱり移住者が入りづらくなったとか
そういうウワサを聞くにつけますます否定的な気持ちは募っていきました。

半農半Xの人とは、コットンリネンのほわっとしたワンピースを来て
なぜか頭にターバンを巻いて化粧っ気がないすっぴんの女の人で、
パンとか焼いてナチュラルライフわーステキみたいな感じ(想像)ですが、
そんなカッコで農作業したら泥だらけになるしそもそもその長靴機能的にどうなの、
ターバンよりも日焼け防止は顔手ぬぐいと農家のオバチャン帽子でしょう! 
とか非常に狭量な感じの毒を吐いていた記憶がありますのですが、
その偏見力に現在のわたくしが驚いております。

しかししかし。人は老いるものです。

老いてなお怒り続ける人もいらっしゃるでしょうが、わたくし的には
「多様性のひとつ」と考えれば好き嫌いはともかく、許せない的な事象は
このところバンバン減り続けておりまして、半農半X別にいいじゃん、
自給自足も別にいいじゃん、などという境地に達することができました。

さて、猪瀬直樹氏がまだ東京都知事になる前、何かのインタビューで
「能力のある人は50歳で独立。その後20年その仕事を継続する。
50でやめれば後進のジャマをすることもなくていい」と言っていました。

なにしろヒトの能力が衰えるのは75歳以降です。
70までは働きたいではありませんか。
しかし50歳で独立できる能力のある人は限られそうです。

そこで農業というお仕事について考えてみます。

現役を引退したおじいさまやおばあさましかできない作業が
農業には存在します。

ばあさまはゴマの選果とか豆の収穫、じいさまは草取りとか木の誘引など、
バリバリやってる人にはできないけどしなくてはならない小さな作業を
息子世代に言われるまでもなくみなさん粛々とやっています。
年を取ったらする作業というのが決まっているのかもしれません。

農業とはいくつになってもできる仕事がある職業であります。
働く=誰かの役に立っていると実感も得ることができます。
日々体を動かす必要がありますから健康維持にも役立ちます。

つーことは、定年で退職して農業に新規参入っていいんじゃないの?
なんちてしばらく前から考えているわけです。

もちろん儲かってる大規模産地に素人が入る農地なんてありませんし、
ベンツと同じ値段する機械が必要な米とかに参入するのはムリですが、
耕作放棄地が増え続けている中山間地などに入るのは可能かもしれません。

自分の食べる分だけ耕作すればヒトの迷惑にはならないかもしれないし、
作り過ぎて直売所で売るとか小さな欲が出ればさらに長生きしそうです。

ということで我が身の来し方を振り返ってみて、そう言えば24歳くらいのころ
いつか自分のお家の前に5畝くらいの畑を持って野菜を栽培し、
庭にはりんごやゆずなどの果樹を植え、鶏とヤギを飼って自給自足して
自分のつくった野菜とヤギ乳のチーズでカレー屋さんをする、
なんていう激甘な夢を見ていたことを思い出しました。

大人になったわたくしはヤギ乳は飲めないしヤギ肉もキライなので
とくにヤギはいなくてもいいかもしれません。その代わり、と言ってはアレですが
わたくしは現在狩猟免許を持っており散弾銃も持っております。
そして今年、全日本ジビエ協会では特許出願中に画期的な罠を売り出します。

つーことで、半狩猟(鳥)採集(野草・きのこ)耕作(野菜・果樹)で自給自足し、
半X(あと6年でベストセラー書くとかジビエ協会の罠の行商するとか)で
もしかして60過ぎたら半狩猟採集農耕半Xでイケるのではないか!
なんてゆー妄想がどんどんふくらんでいる昨今のわたくしであります。

そしてそうなった場合のわたくしの衣装は
コットンリネンのワンピースと白髪かくしのターバンにすべきか、
迷彩柄のつなぎに目が潰れるほど鮮やかなオレンジ色の猟友会ベストにすべきか
どちらがステキに見えるでしょうかみなさま。

やっぱ猟友会ベストかな。目立つし。

そんなことを妄想し始めるとウキウキして夜も眠れませんよ。
あと6年、なんか東京でなくても日銭を稼げる仕事を見つけよう。


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プロフィール

ほんたべ

Author:ほんたべ
手島奈緒
おいしい食べものをつくる人を紹介したり応援したりしております。ブログをまとめた著書『いでんしくみかえさくもつのないせいかつ』(雷鳥社)『まだまだあった! 知らずに食べてる体を壊す食品』(アスコム)『儲かる「西出式」農法』(さくら舎)など。現在ハンター修行中。

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