一日だけのほんたべレストラン「日曜倶楽部」開催します

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今年2月に閉店した銀座和光のレストラン部門「THE WAKO」で食べたサラダ。
某D社から甘楽町の吉田恭一さんの有機野菜を、週一回・火曜日に仕入れていて、
水曜・木曜の料理にその野菜が出ていました。おいしゅうございました。



そんなにちょくちょく行くわけではないのですが、
ときどき、ちゃんとしたレストランで食べたりしています。

とてもおいしくて幸せいっぱいでふにゃふにゃになって帰ることもあれば、
ものすごくがっかりし、肩を落として帰ることもあります。

食べることを全くの他者に依存し、目の前に出された皿を
「毒ではない」と信頼して食べ、金銭的なやり取りが発生するのがレストラン。
よく考えてみるとちょっとびっくりする、ものすごい信頼関係。

ですから、おいしさにうっとりさせられちゃったりすると、もういけません。

「食べること」は生存に直結している官能的な行為でもありますから、
そこで幸せを感じると、かなりヤバいです。でもね。
シェフのバリバリの技術だけではそんなに幸せにはなれないと思うです。

では必要なのは何か。

発芽人参
8月11日、本庄市の瀬山明さんの畑で発芽したばっかりの人参「黒田五寸」。
有機野菜って味の違いがわかりづらいのですが、この人参を食べるとぶっ飛びます。
目からウロコがボロボロ落ちます。それほどおいしい瀬山さんの黒田五寸。



それは「愛」です

おいしいシェフの皿には「愛」が乗っていると思うのです。

だから、時々「欲」が乗ってるレストランに行ったりすると、
信頼が裏切られた気がしてがっくしと肩が落ちるわけでございます。

「愛」とはすなわち、素材に対する思いとでも言うのでしょうかしら。

「素材を一番おいしく調理すること」が素材に対する愛と礼儀だとか思っちゃう
食材原理主義者としては、そのようなレストランが大好き。

レストランとは「愛」をやり取りする場なのだなあと思ったりもするのです。

さて、そのレストランの主役はやっぱりシェフ。
お皿の向こうに畑が見えることは、まずありません。
ましてや、農家の顔が見えることなどほとんどありません。

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10月6日の黒田五寸。ちょびっと大きくなりました。
今年の瀬山さんの畑は無肥料で栽培。土がちゃんとできてて微生物もいっぱいいるし、
肥料分いらないらしいです。んもう、そんな畑でできる野菜は絶対においしい!のです。
この人参でスイーツ作ったらどんだけか。あああ、しあわせの予感…。



カリフラワーのムースとかトマトのジュレとか食べて「おいしい!」と驚嘆しても
その称賛を浴びるのはシェフ。野菜ではありませんです。

なんかそこんとこ、ずっと残念と思っていたわたくし。

おいしい野菜をすばらしい技術と愛で料理したら、どんなお皿になるか。
そういう料理を食べてみた~い!とずっと思っていたのでございます。
また、その野菜の作り手と一緒にその体験を共有したい!
そんな風に思っていたのでございます。

野菜を作る人とシェフ、食べる人が、料理を通して究極の信頼関係を作り
「愛」を分かち合える場所。きっと幸せな場になるに違いない。

しかし、そういう「場」ってないのですね。
ない理由は20ほども思いつきますですよ。だってやっぱり大変だもの。

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元「THE WAKO」の総料理長・鈴木康太郎さんと瀬山さんの畑に行きました。
台風15号の被害がかなり大きく大変だった瀬山さんの畑ですが、
日曜倶楽部向けに野菜を新たに作付けてくださってました。ありがとうござります~。


なので、自分でできないかしらんと思ったのでございます。

そうしたら、たまたま「場」を提供してくださる方がいて、
たまたま料理を作ってくださるシェフもいらっしゃり、
ほんとうにおいしい有機野菜の作り手と野菜もあって、
皆さん「いいよ」と快く引き受けてくださいましたのです。

開催場所は下北沢のオーガニックカフェ「オルガン堂」。

毎日おいしいランチを提供しているおいしいお店です。
(お店を貸していただいてありがとうござります)

シェフは元・銀座和光のレストラン「THE WAKO」の総料理長・鈴木康太郎さん。
自ら畑に出かけて農作業も手伝っちゃうフィールド派シェフでございます。

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長年自家採種している瀬山さんの絶品葱。もう瀬山葱って言ってもいいかも。
10月末にはも少し太くなるこの葱もメニューに入る予定です。瀬山さんの葱を食べると、
他の人の葱は食べられませんよ。それほど甘くておいしくて柔らかいのです。



野菜を提供してくださるのは、ほんたべ日記でもたびたびご紹介している
埼玉県本庄市の瀬山明さん。そりゃもうおいしい野菜を作る人です。

当日のお料理は、全て瀬山さんの有機野菜だけを使ったコース。
デザートも、瀬山さんのチョーおいしい人参が材料なのでございます。

メインは日本一おいしいお豆腐を作る「もぎ豆腐店」のおからを原料に
「おからだとわかんないものを作りますよ」と鈴木シェフがおっしゃいました。

うふん、わくわく。どんなコースになるんだろう。

ついでに言うと、調味料は伝統的な製法で作られたもののみ使います。
せっかくなのでオーガニックワイン(赤・白)を準備して、
お酒を飲めない方には自家製ジンジャーエールをご用意しとります。

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畑には春菊もありました。これが30日には大きくなって出てくる予定です。
「春菊はスープにしましょうか」と鈴木さん。ええっ! 春菊のスープ、食べたーい!

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瀬山さんの畑で見たことない野菜…レタス。あれれ、なぜ?
「これも使えるでしょ?サラダとかに。何年ぶりに作ったかなあ…レタス」あの~、
有機の畑のレタス、すっごくおいしいと思うんですけど。楽しみでございます。



わたくしはお店を持っておりませんので、一日だけの開催。
オルガン堂定休日の日曜日にお借りするので「日曜倶楽部」と名付けました。

ということで、詳細は以下でございます。みなさまぜひいらしてください。

ちなみに当日は瀬山さんご夫妻もいらっしゃいます。
野菜づくりのお話をしていただく予定でおります。
さらにちなみに。サービス担当はわたくしほんたべでございます。

ほんたべくらぶ「日曜倶楽部」第一回のご案内

10月30日(日) 17:00開場 17:30頃から開始
会費・4,000円(飲み物別)
場所・オーガニックカフェ・オルガン堂
東京都世田谷区代沢4-44-2 下北沢駅徒歩12分
定員・16名様(定員になり次第締め切ります)
申込方法・以下のメールにお知らせくださいませ。追って詳細をご連絡いたします。
teshima@hontabe.com
申込締切・10月25日(月)

皆さまにお会いできるのを楽しみにしておりますです。


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No title

魅力的な企画ですね!!
前向きに検討したいですーー。
「ぶっ飛ぶ」人参、写真と文章だけで
唾液が出てきました。

「愛」というのはわかる気がします。
私は里山とか里庭のことしかわかりませんが
生き物の事を知り、循環を考えて手入れしてある
里山や里庭の美しさは
何物にも代えがたいのです。
木漏れ日にちょうどい丈の多様な草が揺れ
季節の野の花にチョウやハチが飛び交う…。
そこには動植物への「愛」があるのは確かです。
そしてこういう場所はとても少ないというのも
共通しているのですね。

ほんものの野菜のよさ、多くの人に伝わるといいですね。

Re: No title

nabanaさん

こんにちは~。お元気ですか?

> 魅力的な企画ですね!!
> 前向きに検討したいですーー。

ぜひぜひいらしてください!
会員様は飲み物一杯無料サービスしております!

> 「ぶっ飛ぶ」人参、写真と文章だけで
> 唾液が出てきました。

瀬山人参、史上最強のおいしさですから。
私もわくわくしています。


> 「愛」というのはわかる気がします。
> 私は里山とか里庭のことしかわかりませんが
> 生き物の事を知り、循環を考えて手入れしてある
> 里山や里庭の美しさは
> 何物にも代えがたいのです。
> 木漏れ日にちょうどい丈の多様な草が揺れ
> 季節の野の花にチョウやハチが飛び交う…。

美しい風景ですね。

年を取ってくるとこういう美しさに敏感になってきました。
若いうちはよそ見しないで、まっすぐ前を向いて歩いてるからだと思います。

家の周りにも「あれっ?」と思うような草花が咲いてて、
虫がぶんぶん飛んでたりすることがあります。
以前は全く気付かなかったのです。

自然の愛とか美しさは、受け取る人間の側に、余裕が必要なのかもしれませんねえ。

>
> ほんものの野菜のよさ、多くの人に伝わるといいですね。

ありがとうございます。
がんばりますです~。

No title

ほんたべさん、おはようござます。写真の料理がとてもおいしく見えます♪ほんたべさんが撮ったものでしょうか?いつも、Blogに載せている写真がきれいなので、どれも食べてみたくなります。

>その称賛を浴びるのはシェフ。野菜ではありませんです。
あれ?そうでしたかー。僕はお皿に乗った野菜たちもも、シェフも褒めます(または、残念がる時もあります)。ほら、言うじゃないですか。
「毒喰わば皿まで」(←うん。違うよ)
それにしても、野菜の持つ甘み・苦味・香りを120%引き出すには、シェフのセンスと努力が不可欠だと思います。金銭的な事情とか、その日のシェフのコンディションとか。お皿の上で表現された料理たちを通じて、僕はそれを知ることができるのだろうと思います。
できれば、料理・シェフ・お客の3つが、「最高ー♪」と言えるのが一番ですね♪

Re: No title

駆動さん

> 写真の料理がとてもおいしく見えます♪

おお、ありがとうございます。
写真は自分で撮ってます~。

> それにしても、野菜の持つ甘み・苦味・香りを120%引き出すには、

そうですね~。

お客さんもお金を払って食べるものだから、自分ちでできる料理じゃ面白くないし、
だからと言って野菜のおいしさが台無しになるような料理方法だと残念だし。

野菜を料理するのって難しいかもしれないですねえ。

> できれば、料理・シェフ・お客の3つが、「最高ー♪」と言えるのが一番ですね♪

シェフとお客の間にあるお皿で、コミュニケーションしてるんだろうと思います。
おいしい料理を食べると愛を感じますもんね!

プロフィール

ほんたべ

Author:ほんたべ
手島奈緒
おいしい食べものをつくる人を紹介したり応援したりしております。ブログをまとめた著書『いでんしくみかえさくもつのないせいかつ』(雷鳥社)『まだまだあった! 知らずに食べてる体を壊す食品』(アスコム)『儲かる「西出式」農法』(さくら舎)など。現在ハンター修行中。

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