狩猟人口減少に歯止めがかかるかどうかの話

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1月末の北海道の鹿猟。山は全部雪に覆われているので、移動はスノーモービルで。
これが内地だと山道を上がったり下がったり。一日駆け巡って獲物ゼロもざら。
取れたら取れたでまたそれを担いで上がったり下がったり。とても大変。



2006年頃、散弾銃を持とうと真剣に考えたことがありました。

農家周りをしている間、鹿・イノシシ害が非常に多いことを知り、
駆除できるハンターが足りないとあちこちで聞いたのが理由でした。

当時何人かの同僚が散弾銃の免許を持ったこともあり、
銃のカタログや試験の参考書などを借りたりして多少お勉強もしました。

しかし、ヘナチョコな夢だと思い知るのに時間はかかりませんでした。

2007年の冬、北海道の鹿猟に取材で同行させてもらったです。
自分に狩猟ができるかどうか、おそらくそこで確認できるだろう、
ハンターになる条件ってのがわかるだろう、なんて思ってました。

さて、早朝に猟に出かけ、昼前に1頭目の鹿が仕留められました。
バンビちゃんのような斑点のある若い雌鹿でした。

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ワナにかかった鹿。前足がひっかかってます。銃を持つ人が徐々に減り、
ワナの免許を持つ人が増えているそうです。わたくしまだワナ猟は見たことがありません。
写真提供・虎谷健氏



仕留めた鹿のおなかをちいちゃなナイフでサクッと割いたら
ミッキーマウスの風船位の大きさの内臓がごそっと出てきました。
あったかいのでちょっと湯気が立ってました。
血のにおい、肉のにおい、内臓のにおい、色、その他もろもろ。

その瞬間「絶対にムリ~」とわかったのでございます。

その夜、酒を飲みながら北海道に於ける狩猟の話を聞いているうちに
「生物の命を奪う仕事」である猟に従事するには、銃を持つ免許以外に、
神様からの特別な許しも必要なのだと考えるにいたったのでございます。

彼らには、その資格が十分にあると思わせる何かがあり、
わたくしにはありませんでした。

それ以来「狩猟」はあきらめ「農耕」を選択したのでございます。

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基本的に「狩り」は待つ仕事。一日待っても獲れないことだってあります。
山のなかにじ~っとしてるのも寒いなあ、ツライなあ。と思うのは、そもそもわたくしに
狩猟する資格がないからでございましょう。写真提供・虎谷健氏



さて先日、銃刀法改正案が新聞に掲載されていました。
気づいた人はほとんどいないでしょう。小さな記事でした。

「改正案」は大まかに言うと、以下の規制が緩和ということになってます。

①散弾銃10年縛りを5年に
→現在、ライフル銃は最初から持つことができません。
散弾銃を持って10年間経つとライフルを持つことができるのですが、
この期間を5年に短縮するというもの。
この10年縛りがハンター減少の原因という人がたくさんいます。

②猟銃の所持許可の更新期間を3年から5年に
③技能講習の当面の凍結

②③については、技能講習しないとよけい事故が増えるじゃん!とか、
銃の管理をちゃんとしない人が増えるじゃん!てな意見もあり、
議論が必要なところでしょうが、①については、諸手を挙げて賛成!
という人が多いでしょう。

散弾10年やってるうちに、イヤになっちゃう人が多いからです。

IMG_1083.jpg
北海道の猟師さんのライフル。このスコープとかがすっごく高価らしいです。
散弾銃でも最近はスラッグという弾があり大型動物を狩ることが可能です。
銃の重さは約5kg。重いんですよね~。しかもブレたら当たらないし。
腕と肩で5kgの米袋を支えると考えると、筋トレからスタートって気がします。



こういった「改正案」が出てきた理由は、ハンターの減少に
歯止めがかからない現在の危機的な状況を反映しています。

ハンターの減少=狩猟圧の減少&駆除人員の減少=害獣増加です。
実際にデータを見てみましょう。

2009年のデータしかないのですが、当時の狩猟免許者の年齢構成は
20代2,000人、30代9,000人、40代15,000人、50代44,000人。
60歳以上が113,000人。※狩猟免許者=銃・ワナ免許含む

今は2011年ですから、じいさまがもっと増えてるってことですね。
そして20~30代が10,000人強しかいないというこの事実。
そしてそして、それに対して害獣の増加は背筋が寒くなるほどです。

平成20年の数字しかないのですが、害獣による農業被害総額は1,472億円。
鹿だけで582 億円(イノシシだけでも500億弱)。いやいやいや。

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銃の所持数も狩猟者数も猟友会メンバーも、軒並み右下がり。
農業の高齢化と全く同じラインを描いてます。狩猟者の減少はけっこう深刻な問題です。
(データの数値及びグラフは環境省HPより)



自治体にもよるのですが、鹿の捕獲頭数が増加傾向にあるのに、
被害額は増え続けているというところも非常に多く、
このままハンターが減り続けると、駆除ができなくなるかもしれない…
そんな懸念が現実のものになりそうな状況なのでした。

しかし今回の銃刀法改正で本当にハンターが増えるのか、
そこのところも、ちょっと疑問ではあります。

なぜなら、お店でお肉が切り身で売ってる現在の日本で、
わざわざ山に行って野生動物を狩り、それを食べる…なんて
手間のかかることをやりたい若者はそれほどいないだろうと思うからです。

さらに狩猟にも銃の所持にもけっこうなお金がかかりますから、
可処分所得の多い人じゃないと持つのが難しいでしょう。
若年層というより、40代位のおじさま方が狩猟に興味を持つといいかも、
そんな風に考えたりします。

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冬季の職業としての狩猟者も存在します。一頭いくらという契約で、
獲物を買い上げてもらうしくみ。オスとメスの価格が違うなど業者によって色々です。
これは一頭から取れる可食部分、真中のロースと右の腿が肉として食べられる部分。
左はミンチや犬のエサなどになります。鹿肉が高いわけですよね。

足跡
丹沢などの里山で山ビルの被害が増えていますが、この原因も鹿。
このひづめのチョキの間にヒルが巣食い、鹿の移動とともにヒルが移動するのです。
鹿が増えれば山ビルも増えるってしくみ。里山で山ビルを見たら鹿を恨みましょう。



銃刀法改正案は現在「案」にしかすぎなくて、しかも、警視庁は大反対。

一般的には「何それ?」って感じで、話題にもなりませんでしたから、
上記のような解決不可能な問題が目の前に転がっていることに
気づいている人も少数なのでしょう。

このブログを読んだどなたかが「ハンターになってみるかあ!」などと
思ってくださるといいなあと思って、今回書いてみましたのですが、
いかがでしたでしょうか。

…その前に、あんたがやれ!って話ですよね。
いや、わたくしは断念しましたのです。

わたくしは神様に許可をもらえませんので、農耕民族として
生涯をまっとうしたいと考えております。
諏訪大社で神様が許可をくださるらしいですが、

ムリ~。

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No title

ほんたべさんこんばんは。

いや、こんなに日本の狩猟人口が減ってるなんて、ちょっと驚きです。
シカやクマの害などはそうとう社会問題視されてて需要は逆に増えてるはずですよね。なんでだろ。
就活先にハンターっての、これから「来る」んじゃないでしょうか。
まああとは制度的バックアップの問題でしょうか、林業とかと同じく。

良い狩人の条件に「神様の特別な許し」が必要説、分かるような気がします。

ではでは

Re: No title

Fuさん

こんばんは。

> いや、こんなに日本の狩猟人口が減ってるなんて、ちょっと驚きです。

減ってるんですよ~。

日本人がおなか一杯食べられるようになったから、減ってるんです。
つまり、自分で調達しなくて良くなったってことです。
あとは散弾銃10年縛りも減少の一因だそうですが(法改正と減少開始がほぼ同時期)

> シカやクマの害などはそうとう社会問題視されてて需要は逆に増えてるはずですよね。

素直に「殺生が嫌い」ってことだと思いますねえ。
野生動物食べなくても、自分の手を汚さなくても、食べるもんあるし。

さらにハンターって獲物は自分で解体しないとダメなので、それができる人とできない人がいます。
わたくしはそこで断念したわけです。

当時「ムリ~」って言ってたら北海道のおじさま方が「一人で猟に行くことなんかないんだから、
同行者にやってもらえばいい。だから銃の免許取れ取れ」とおっしゃったのですが。
なんかそれイヤじゃないですか。ハンパものみたいで。で、断念したです。

> 就活先にハンターっての、これから「来る」んじゃないでしょうか。

猟期が11月から1月までなので(今は2月までだっけ?)、
それ以外の季節に仕事がないと、職業ハンターって難しいんです。
でも北海道・東北ではそれが可能なんです。冬は雪に降りこめられるので。

関係ない話ですが、今年は栃木・群馬あたりでは獲った鹿・イノシシは食べないようにと指令が出ているため、
ますます狩猟圧が減るだろうと考えられています。
内部被曝した野生動物が徘徊しているのです。む~ん。
獲っても食べられない、こんな理不尽があるでしょうか。


> 良い狩人の条件に「神様の特別な許し」が必要説、分かるような気がします。

そもそも生まれた時からそういうことが許されてる人が絶対にいるのだと信じております。
そういう人がすばらしい猟師になるのだと思います。

鹿と間違って人を撃っちゃったりする都会のハンターは、
許可をもらえてないのに銃を持っちゃった人なんじゃないかって気がします。

No title

お久しぶりです。
やっぱりほんたべさんの記事は衝撃的におもしろいですね。
ハンター、オオカミ、TPP。
ハンターになろうとリサーチし体験する行動力に脱帽です。
鹿の被害の深刻さは確かにすさまじいですね。
ハンター人口の減少、他の第一次産業の減少とも無関係ではないと思いますが、男の子に危ないことをさせたがらない今の安全第一の風潮も影響しているのかしら。ハンティングの楽しさや重要性を大人が伝えることはまずないですよね。教科書に載っている宮沢賢治の「注文の多い料理店」では都会のハンター=悪い人です。それだけ授業で読むとまずマイナスイメージがすりこまれてしまいます。合わせて「なめとこ山の熊」を読むとそれこそ神に許された猟師が出てくるのですが、これは読まないし読んでも難しい。
加えて今「猟銃」という言葉を聞くのは、犯罪のニュースのときだけ。楽しさをマスコミなどが伝えるのは抵抗を感じる人が多いのかもしれませんね。このような環境で育った若い人がハンターになるわけがない、という気がします。地方だともちろんもっとまともな情報が子どもたちにも行くとは思いますが、一般的な啓もうですそ野を広げる必要もありそうです。
まず、大人の認識を変えないといけないですね。ほんたべさんの発信、大事なことだな、と思いました。

子供のころイノシシ捌くの見ました

イノシシや鹿などの野生生物専用の食肉処理施設が少ないことも影響してませんかね。整備してる地域もあるようですが。

あと、と畜場法で検査の対象になっておらず(対象となる獣畜として定義されているのは、牛、馬、豚、めん羊、山羊)、衛生管理等の法定基準もないそうなので、広く流通させるには(獣畜に含める必要はありませんが)食肉処理の衛生管理をしっかりする必要があるかなと思います。E型肝炎等のリスクがあるので。

Re: No title

nabanaさん

こんにちは。お久しぶりです。

> ハンティングの楽しさや重要性を大人が伝えることはまずないですよね。
教科書に載っている宮沢賢治の「注文の多い料理店」では都会のハンター=悪い人です。

あっ、そうでした。
そういう視点は全く持っていませんでしたけど、
狩猟・銃についていいイメージはないですよね。そう言えば。

赤ずきんちゃんは猟師に助けられるけど、その猟師も自分的にはなんか粗野で
アンタッチャブルな人ってイメージを持ってます。いまだに。

宮沢賢治の「なめとこ山の熊」…読んでみます。知りませんでした。

> 加えて今「猟銃」という言葉を聞くのは、犯罪のニュースのときだけ。楽しさをマスコミなどが伝えるのは抵抗を感じる人が多いのかもしれませんね。このような環境で育った若い人がハンターになるわけがない、という気がします。

「生物の命を奪う」ことについての抵抗が大きい人はいると思います。
あと「銃」も同じです。

一度でも屠畜の現場を見れば、自分の食べているものが命あるものだと言う認識ができて、
命を奪って(いただいて)生きている自分という意識ができると思うのですが、
そんな教育はムリなんでしょうか。

あ、そう言えば豚を育てて食べる映画がありましたね。
あれでも相当抵抗があったようですから、なかなか難しいかもしれませんね。

子どもの頃ナルニア国物語を読んでたら、ルーシーとスーザンが狩りをして、
ウサギをさばいて調理するシーンが出てくるんですよ!
あれを読んで、自分もウサギをさばけるようにならないかしらん!とか思った自分は
少数派なのかもしれません…。

> まず、大人の認識を変えないといけないですね。

そうですね~。
nabanaさんの活動でも啓蒙してください!

Re: 子供のころイノシシ捌くの見ました

H2さん

イノシシさばくのをご覧になったんですか。
でかいからまたそれはぐっときそうですね…。

> イノシシや鹿などの野生生物専用の食肉処理施設が少ないことも影響してませんかね。

そういう影響があると言う人もいます。
通常は庭先でやってんでしょうね。

でも1970年代、ハンターの数がものすごく多かった時でも、整備されてなかったので、
どれ位影響があるのかしらんと思ったり。

あっ、そうか。
ハンティングはするけどさばきたくないって人をフォローするしくみですね!
でも加工場まで持ってくるのが大変そうです。
あとそこで誰がやるのかってこととか。常勤は難しそうです。

>
> あと、と畜場法で検査の対象になっておらず衛生管理等の法定基準もないそうなので、

牛や羊を庭先で屠畜すると「密殺」と言って罰せられます。
そのしくみに入れるとますます自由度が低くなるので難しいですよね。
うさぎ一羽なんて、そのへんでつるっと皮がむけちゃいそうなのにわざわざ屠畜場って無理~とか…。

>広く流通させるには(獣畜に含める必要はありませんが)食肉処理の衛生管理をしっかりする必要があるかなと思います。

そうなんですよね。
一般流通に乗らないものはすべからくマイナー食品で、メジャーになれないんです。
有機農産物もちょっと似てます。

なので、獣肉には地元消費という道しかないと考えています。
(大地を守る会なんかは都会の消費者に鹿肉を販売していますから、そのしくみはすごいと思います)

鴨肉なんかは親戚のおじさんが持ってきてくれるものすごいごちそう!!みたいなところがありますよね。
でも鹿・クマは手に余る…みたいなところが、私の田舎でもありましたよ。
ちなみに私の母は小鳥は食べませんでした。
「わっ!小鳥だあ!」と喜んで食べたのは、長野で食べさせてもらった経験のある私だけでした。

地方でも野生動物を食べることについて、ハードルの高い人はいます。

そんななかでも、衛生管理をきちんとして鹿肉で町おこしをしようとしている地域もあるみたいです。
そうでなければ、信頼できる猟師さんから買うとかしかないんですよねえ。
WEBで調べたら鹿はべらぼうに高いし、晩ごはんのおかずには難しい気がします。

でもま、都会の人間が食べることで、狩猟圧が高まるわけではなく、
食べること=鹿を減らすことにはつながらないことがわかっているので、
とりあえずハンターになる人が増えることを祈るのみです。

H2さん、どうですか?

ハンターになりたいですね

農家になってから
これまで人一倍殺生をしないようにしていたのに(蚊も殺さなかった)
ブチブチと虫を殺戮できるようになりました

同じ理屈で猿や鹿や猪を撃てるようになりたいですね

近辺では同じ年頃の女性が、鶏などを手際よく解体してます
鹿や猪のそれもできる女性はいるようで、習いたいと真剣に思います

しかし、行動と頭で思うの間には相当な距離があるようで、いまだ何も行動できてません

石器時代のチリで発見されたミイラの胃の内容物を分析した結果、「自分の生んだ新生児を食べた」女性であったと判明したケースがあるらしいです

我が子をうんで、すぐ食用肉にする
そういうことをむかしの女はできていた

鹿や猿を撃つのがなんぼのものかと思うのですが
肉は、プラスチックのケースに入ってラップをかぶっていて欲しい、という気持ちは根深いですね
たかが文化的障壁、されど・・・です

この問題は深いです
あげてくださったことに感謝です

求職中の人にはハンターの道を勧めたいですね

いのちをいただく

将来実家に戻ったら、ワナ猟の免許は取ることになるかもしれませんね。
銃は...そういう方向にほとんど興味がないので、
必要に迫られればわかりませんが、趣味の延長としてはないですね。

捌かれたイノシシはでかかったのは覚えていますが、
なにせ就学前か小学校低学年くらいの年齢だったのもあって、
「うわぁ」といった感覚くらいしか記憶に残ってないです。
肉の味はよく覚えていますし、今も帰省の都度ほぼ毎回食べています。
自家用に飼っていた鶏を父が捌いたのも何度か見ましたよ。

捌くのは慣れかなという気もしますが、
生きているのを絞めるところはどうでしょうねぇ。魚は大丈夫ですけど。
でも生きている以上、動物や植物のいのちを戴いているわけで...
一部のものだけ抵抗があるというのは、
自然かもしれませんがわがままな感情かも知れませんね。

と畜場法ですが、鶏は対象の獣畜に入っていないんですよね。
でも一般流通するものはきちんと衛生管理されたところで処理されていると思われます。
イノシシやシカも十分な衛生管理をしないと今の時代は流通に乗せるのは難しいですよね。
実家の方の道の駅では売ってますし、観光ホテルのレストランではイノシシ肉出ますけど。

ところで、受け売り&聞きかじりですが、
と畜場法には例外規定がありまして、第十三条にこうあります。

何人も、と畜場以外の場所において、食用に供する目的で獣畜をとさつしてはならない。ただし、次に掲げる場合は、この限りでない。
 一 食肉販売業その他食肉を取り扱う営業で厚生労働省令で定めるものを営む者以外の者が、あらかじめ、厚生労働省令で定めるところにより、都道府県知事に届け出て、主として自己及びその同居者の食用に供する目的で、獣畜(生後一年以上の牛及び馬を除く。)をとさつする場合
(二から四は略)
2  何人も、と畜場以外の場所において、食用に供する目的で獣畜を解体してはならない。ただし、前項第一号又は第四号の規定によりと畜場以外の場所においてとさつした獣畜を解体する場合は、この限りでない。
(以下略)

よって、届出をすれば、自分で自宅で羊を捌いて食べてもいいし、
牛も生後1年未満ならOKということになりますね。
ただし、と畜場法は公衆衛生面への考慮でしょうから、
イノシシやシカなど、対象外の動物であっても、
きちんとした施設で、知識のある人が捌くのが望ましいとは思いますけど。

と畜場法はこちら。
http://law.e-gov.go.jp/htmldata/S28/S28HO114.html

もうひとつ。以前ローカルのCATVで、駆除したハクビシンを捌いて食べるのを見ました。
残念ながらYouTubeなどに動画は上がっていないようですが、
「鉄ぶら ハクビシン」
で検索すると情報が出てきます。

Re: ハンターになりたいですね

utinunoさん

こんにちは。

> これまで人一倍殺生をしないようにしていたのに(蚊も殺さなかった)
> ブチブチと虫を殺戮できるようになりました

すごいですね!もしかして指で…?

私は手でつぶすのはまだダメなので、ハサミで胴体をちょん切ってます。
ヨトウを指でつぶせるようになったら一人前と以前農家のかあちゃんに言われたことがありましたが、
まだまだダメですね~。その人も先輩にそう言われたそうです。ムリ~。


> 近辺では同じ年頃の女性が、鶏などを手際よく解体してます
> 鹿や猪のそれもできる女性はいるようで、習いたいと真剣に思います

鶏をしめるのも勇気がいりますよねえ。

鹿は図体がでかいので内臓もでかくて、さらに勇気がいると思います。

でもおなかはタテに割くのではなく、三角形に切り開き、肛門のところは直腸とともにくりぬいていました。
こうすると、糞が肉を汚染しないよう皮ごとうまく切り取れるのです。
手際と慣れだなあと思いました。思ったほど血は出ませんでした。

>
> 石器時代のチリで発見されたミイラの胃の内容物を分析した結果、「自分の生んだ新生児を食べた」女性であったと判明したケースがあるらしいです

ひ~。ほんとですか。

昔の話ですが、割と最近まで日本では胎盤を食べてたみたいですよね。
飽食の時代ではなかったころには、レバーみたいなものだったのかも。
新生児を食べるってのは、何か宗教的な意味合いがあるのか、単なる食糧なのか。
そのあたりを知りたいです。


> 鹿や猿を撃つのがなんぼのものかと思うのですが
> 肉は、プラスチックのケースに入ってラップをかぶっていて欲しい、という気持ちは根深いですね

パックに入っててちまっとしてて欲しい気持ち、すごくわかります。
食肉加工場ででかい肉をさばいている人を見るとかっこいいな~と思いますけど、
でかい包丁で自分が手を切りそうです(笑)

あ、でも猟師でもサルを撃つのは嫌いらしいですよ。

どういうわけか、地域も違い、知り合いでもないいろんな人に以下の話を聞くので、
都市伝説というか、口裂け女みたいなエピソードがあるみたいです。

曰く「サルを撃とうと思って照準を定めてたら、こちらに向かって手を合わせておがまれた。
それ見てからどうしてもサルは撃てない」。少なくとも3人の人に聞きました(笑)
何でしょうね~?

> 求職中の人にはハンターの道を勧めたいですね

ぜひお知り合いに勧めてください。
元同僚がそういった活動をしているのですが、まだ増えないみたいです。
やはり「知らない」人が多いのだと思います。

Re: いのちをいただく

H2さん

> 将来実家に戻ったら、ワナ猟の免許は取ることになるかもしれませんね。

おお、がんばってください。
昭和の時代と比較して、ワナ猟免許取得者は800倍に増えているみたいです。
銃が減少しているけどワナは増えているってことみたいですよ~。
(でも全体としては右下がり)


> 捌くのは慣れかなという気もしますが、
> 生きているのを絞めるところはどうでしょうねぇ。魚は大丈夫ですけど。
> でも生きている以上、動物や植物のいのちを戴いているわけで...
> 一部のものだけ抵抗があるというのは、
> 自然かもしれませんがわがままな感情かも知れませんね。

哺乳類になるととたんにイヤになる気がしますよね。
冷たいものは大丈夫みたいな。でもカエルはいやかもなあ。

> と畜場法ですが、鶏は対象の獣畜に入っていないんですよね。
> でも一般流通するものはきちんと衛生管理されたところで処理されていると思われます。

鶏の加工場ってのがあるみたいで、ベルトコンベアみたいなところに
鶏をさかさまに縛り付け、首は自動で次々にカットされていくと聞きました。
私はまだ見たことないけど、どこかにところどころあるのでしょうね。


> イノシシやシカも十分な衛生管理をしないと今の時代は流通に乗せるのは難しいですよね。
> 実家の方の道の駅では売ってますし、観光ホテルのレストランではイノシシ肉出ますけど。

一般流通には絶対に乗らない品目だと思います。

>
> と畜場法はこちら。
> http://law.e-gov.go.jp/htmldata/S28/S28HO114.html

ありがとうございます。
勉強してみます。

しかし、ハクビシン食べちゃうんだ~。
私はムリかなあ。元同僚がアナグマをワナで捕って食べてましたが、絶対にムリ!と思いました。

そう言えば、長野の農家で「タヌキが取れたから食べにおいで」って言われたこともあったなあ。
鹿・イノシシだけじゃなくて、けっこうそういう小動物も食べてるんでしょうね。

タヌキは一度地面にいけないと臭くて食えないって言ってたけど、ハクビシンは大丈夫なんでしょうか。

猪や鹿などの獣害対策に日本オオカミ協会ホームページの"Q&A"にあるように狼の導入を! http://japan-wolf.org/content/faq/
プロフィール

ほんたべ

Author:ほんたべ
手島奈緒
おいしい食べものをつくる人を紹介したり応援したりしております。ブログをまとめた著書『いでんしくみかえさくもつのないせいかつ』(雷鳥社)『まだまだあった! 知らずに食べてる体を壊す食品』(アスコム)『儲かる「西出式」農法』(さくら舎)など。現在ハンター修行中。

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