冬のほんたべ農園

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お隣の区画のキャベツ、朝10:00。でもまだ日陰。思い切り凍ってます。
葉っぱの上の氷がおたまじゃくしみたいでかわいくって激写!



お寒くなりました。お元気でお過ごしでしょうか。
ほんたべ農園もすっかり冬になり、毎朝霜柱がビシバシ立っています。

霜どころか日陰の野菜はどっからどう見ても凍ってますが、
10時過ぎにはおひさまが当たって元に戻ります。
毎日その繰り返し。人間だったら凍傷になっちゃうわよね。

そんな厳しい季節でも、粛々と育つ菜っ葉くん。

自然ってすばらしい。ありがとう!ありがとう!おひさま!とか
時折畑で感動したりしております。

さて、10月下旬から収穫が始まった菜っ葉類は、
秋の天候がすんばらしかったため、生育が旺盛で、
あっという間に間引きが間に合わなくなりました(泣)。

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霜柱ってこんなにぐわっと立つんですね~。
踏むとシャリシャリと楽しい音がします。雑草の芽なんかひとたまりもないだろうな。

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大根の葉っぱが思い切り寒そうです。霜の降りた畑って
氷と野菜のコントラストが美しく、溶けるまでの間じっと見てしまいます。



これは世の中全般そうだったらしく、現在野菜が大変安いです。

9月の台風で流されたものや定植し直しのものも多かったと思うのですが、
あれっと思う間に追いつき、さらに後の口のものも早まって出荷され、
現在農家としては「安くて困っちゃうよね~」という状態だと思うです。

巷で「野菜が大型化。もしかして放射能?」とか言われていますが、
ほんたべ農園の小松菜やビタミン菜類もバカでかくなっており、
単に生育が旺盛で収穫が間に合わなかったってことでしょう。

お隣さんの白菜も巨大化し驚くほどの大きさになっております。
食べ始めればおそらく一月は持つだろうという大きさです。

白菜は外側から食べて行くと、いついつまでも持つ野菜、
食べても食べても減らないほんたべ農園の菜っ葉を前に
「やっぱ白菜作るべきだったか」と後悔したりしているわたくしです。

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12月10日10時のほんたべ農園。画面左からルコラ→大根→かつお菜→かぶ
→ビタミン菜→小松菜という作付けですが、何が何やら、どれがどうやら。
大根はまだ間引き菜を食べており、かつお菜は手つかず。
ひたすら一番でかくて邪魔なビタミン菜を食べる毎日(><)

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11月上旬に種まきしたパクチーはこのまま生育が止まり中。
早く大きくなって欲しい…オバサン、キミの生育を待ってるのよ~。



なにしろ15平方メートルしかない区民農園でございます。

食べたい野菜をよ~く考えて作付けたつもりだったのですが、
豊作となるとまた話が変わってくるわけです。

肥料少なめでもそこそこ育つ、手間のかからない菜っ葉ですが、
ちょっとやっぱり「スティックブロッコリー植えれば良かった」的な
後悔がちらほら頭をよぎる今日この頃。

だってさあ。
毎日菜っ葉だけだと飽きちゃうのよね。
ほら、一応自給自足生活してるからさ。

しかし過去何度かのへなちょこ菜園経験を見直すと、
この「菜っ葉だけで飽きるほど豊作」ってのは今年初めてのこと。
それはそれでスバラシイことではあるのでした。

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霜が降りてもこの大きさなら大丈夫なそらまめ。でも寒そう~。
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スナックエンドウも発芽しました。でも欠株が多いので春に補植予定です。
なぜ欠株? 雨が多かったからかなあ…。



じゃあ、前回はなぜできなかったか。
その理由はおそらくチッソ飢餓。

微生物が粗大有機物を分解する際、必ずチッソ分を使います。
畑のなかに必要量のチッソがないと、チッソ分が足りなくなり、
次の作の発芽が悪かったり、その後の生育に影響するのです。

生の資材(モミガラ・ワラなど)を入れると
生育が悪くなると言われるのはこういう理由なのでした。
もちろん植物残さでも、チッソが足りないと飢餓状態を起こします。

前回はそもそもがチッソゼロの状態の畑にカルスNCRを入れ、
植物残さにあるチッソ分だけでいいだろうと考えたのが敗因でした。

今年のほんたべ農園は果菜類終了後、6kgほどチッソが残っており、
さらにカルスNCR用に「モグラ堆肥A」を計算して入れましたから、
そのおかげで生育が良いのでございましょう。

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12月10日の晩ごはん用の収穫。このでかさを見てください。
大根間引き菜一本とビタミン菜3株、春菊。大根はお味噌汁、菜っ葉はおひたしに。
その他ぎょうざや煮びたし、菜飯等で鋭意消化中。きっとこの冬は風邪をひかないに違いない。



しかし、すでにもう人様に「おすそわけ~」と差し上げるには
「でかすぎて迷惑!」というような状態の菜っ葉ですから、
日々粛々と食べ続けるしかないのでございました。

来年はスティックブロッコリーを2本ほど作って、
小松菜の面積を減らしてれんそうと春菊増やしてと心に誓うわたくし。

それにしても、霜にあたった野菜は甘くておいしくて、
それはそれで幸せなことよのう…と毎日思うのでございます。

おひさまと土と雨と(多少の肥料と)植物の力だけで、
食べものができることの不思議と幸せを、日々かみしめるわたくしでした。


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No title

こんばんは。
この写真を見ると長野との気候の違いをひしひしと感じます。
大根は既に土中保存で、葉物野菜は活動停止直前?
こんなに緑緑した畑は、近所回ってもどこにもありません。
日本は広いです。

Re: No title

スナフキンさん、こんにちは。

> この写真を見ると長野との気候の違いをひしひしと感じます。

関東の平地は一年中作物ができますもんね。
長野県の冬は何ができるんでしょう。

知り合いのりんご農家では、今頃野沢菜の漬け込みやってると思います。
でも自家用と商業用は違いますもんねえ。

> こんなに緑緑した畑は、近所回ってもどこにもありません。
> 日本は広いです。

今年非常に驚いたのですが、冬至用に栗系の西洋カボチャを作ってきた産地がありました。
九州だけど…。こんなに早くかぼちゃが出てくるなんて驚きです。
これまでは白系の日本かぼちゃか関東の残りを売ってたと思うんだけど。
(あ、自然食品店系ですよ~。スーパーではなく)

日本は広いですね。南北に長いってことのバリエーションをつくづく感じます。
プロフィール

ほんたべ

Author:ほんたべ
手島奈緒
おいしい食べものをつくる人を紹介したり応援したりしております。ブログをまとめた著書『いでんしくみかえさくもつのないせいかつ』(雷鳥社)『まだまだあった! 知らずに食べてる体を壊す食品』(アスコム)『儲かる「西出式」農法』(さくら舎)など。現在ハンター修行中。

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