春ですよ!土壌分析いたしましょう!

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ぺんぺん草って意外と花がきれいなんですよねえ。タネはハート形でラブリー。
でもこんなもん畑に生やしてちゃダメなわけで。師匠的には「下農」なのでした。



なんつって、ちょっとタイミング的に遅いんすけど、
しないよりは絶対にいい、土壌分析。

素人でも分析結果をもとに施肥設計すれば、
ある程度いいものが採れて、ご近所に「うまいのね~」とか
言われちゃうこともある土壌分析。

とにかく、絶対に絶対にした方がいい土壌分析。

とくに、農業の初心者ほど土壌分析をする必要があると
わたくしは信じております。なぜなら、

1.畑が新しいことが多い
2.前作が慣行栽培なのでバランスが悪い
3.一から土づくりする必要がある

というようなことがあるからです。

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にんにくの自給を目指し昨年11月に植えましたが、一向に芽が出ず、
3月に入ったら知らない間に芽が出てました。肥料が足りないです!って
葉っぱが主張してます。唐辛子の後作で無肥料だったのでした。無謀でした。
本日雨降り後に追肥する予定。しかし大きくならないだろうな~。



前回書きましたように、いい土とは
物理性・生物性・化学性が整った土で、ラストの化学性は
作物を栽培する際の「施肥」に関係しますから、
これを知らずに栽培を開始するってのは、
「羅針盤なしで海に出るのと同じ」と師匠・西出隆一氏は言います。

実際に分析をやってみると、まあ驚くことが多いです。

畑が耕作放棄地で自分が一から耕しました!的な場合、
腐植もCECも高かったりしてとてもいい土なのですが、
塩基類がからっぽ!ってなことが多いです。

そういう畑に石灰と堆肥だけ入れてスタートすると、
肥料不足、初期のチッソが効きすぎて虫害発生、
その後息切れで作物終了、欠乏症頻発、生育不良
なんてことが起きかねませんです。

また慣行栽培の畑を借りてスタートする場合。

どういうわけだかまじないのように日本の畑は「酸性」と
固く、かたーく信じられており、栽培開始前には石灰を入れましょう
ってな感じで、石灰を入れる人が多いです。

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わたくしの借りている区民農園も石灰過剰(500kgほど)なので、
あと5年は石灰入れなくていいだろうと思うのですが、お隣さんは毎回入れてます。
ものすごく過剰になってるんだろうな~と思うけど、余計なお世話なので言いません。
皆さまも、まじないのように石灰を入れるのは考えた方がいいと思いますですよ。



その結果、ほとんどの畑が石灰過剰。
反当たり300kg過剰なんてざらな話。
そしてカリと苦土が欠乏していることが多いのです。

石灰の過剰は塩基バランスを崩し、欠乏症が出やすくなります。

さらに、塩基飽和度が高いと土壌がチッソをつかまえておけないため、
チッソ分が流亡し、生育途中で肥料が切れたり、
初期に大量の虫害が発生します。

石灰過剰、いいことひとつもありません。

土の中に何が残ってるか、何が足りないか、
わかんない状態で作物栽培をスタートするのは、ある意味無謀。

なんかうまくできないのは、技術がないこともありますが、
土をよく知らないことで起きている部分が多いのです。
技術は一朝一夕で身につくものではないですが、
土のバランスを整えるのは、土壌分析をすれば一発OK。

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ソラマメが大きくなってきました。霜にも負けず偉かったね!と言ってやりたい。
この後、第一花が咲いたらチッソ分を何kg追肥して脇芽を取ってとかいうのが技術。
タネをまく前にそらまめが必要とするチッソ分を計算して施肥するのが土壌分析の役割。



技術のなさを科学でカバーできるのが、土壌分析のいいところ。
土壌三相を測るのも同じです。だからこそ初心者におすすめなのです。

粗大有機物と堆肥を毎回ちみちみと入れ、
土壌が肥料をつかまえておけるように変わるのを待ち、
チッソ分を入れなくても微生物がアミノ酸をつかまえてるから
無肥料栽培が可能になる!なんつーことは理想かもしれませんが、
30年はかかります。

それを一年や二年でやろうとしている新規就農者の多いこと。
絶対に無理! 
無肥料栽培できてる人たちは、長い間の蓄積があるのです。

その30年を短縮するのかが「技術」ってもんです。
その技術を補佐してくれるのが、土壌分析なのです。

名称未設定
土の採り方はこんな感じっす。これを分析機関に出せばいいだけ。
その後数値が上がってきたら診断すればいいだけ。っていうか、この診断ができない人が
多いんですよね。数字見せていただければ、やりますよ。ご相談ください。



分析はしたけど数値の読み方がわからないとか、
分析するあてがないとか、いろいろあると思います。
とりあえず、ご相談ください。

新規就農者支援の「ほんたべくらぶ」でございますから、
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「ほんものの食べものくらぶ 土の科学性」をご確認ください。


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Author:ほんたべ
手島奈緒
おいしい食べものをつくる人を紹介したり応援したりしております。ブログをまとめた著書『いでんしくみかえさくもつのないせいかつ』(雷鳥社)『まだまだあった! 知らずに食べてる体を壊す食品』(アスコム)『儲かる「西出式」農法』(さくら舎)など。現在ハンター修行中。

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