「農業技術の話(GMO関係なくてすんません)」 NON-GMOで30日 22日目 

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果物ってね、実をつける枝が決まってるんです。花はまんべんなく咲くけれど。
今年出る枝に花が咲きそれが実になるぶどう以外は、ほぼ昨年の枝につけます。
りんごは2年枝にもつくけど、3年枝につけないといい実がならないってのが常識です。
道法さんはりんごを2年枝に実をつけると言ってました。どんな実がなるんだろう。うーむ。



遺伝子組み換え食品を食べない一カ月のこと

4月22日(日)

土曜日、道法正徳さんにお会いした。

道法さんは無肥料無農薬栽培でレモンを作っている。
切り上げ剪定という独自の技術で、無肥料栽培を実践している。

現在は日本中あちこちを訪問し、果樹から畑作農家まで
無肥料・無農薬栽培を幅広く指導している。
指導を受けた農家は無肥料栽培が可能になっている(らしい)。

無肥料はゆずれないが、無農薬が不安なら、
しばらくの間農薬を散布してもいいと道法さんは言う。

まず農業を「ビジネス」として成り立たせることを優先する。
ビジネスとして成り立たない農業ではダメだとはっきり言う。
このあたり、西出先生と同じだ。

西出先生は「技術のないものが有機栽培などするな」と言う。
有機農業(無農薬栽培)ができるようになるには、
相当な技術が必要だ。技術がないものが取り組めば、
ビジネスにならない。食べていけるようになるのが先だと言う。

「農家の負担をできるだけ減らし、高品質で多収を目指す」

西出先生は土づくりと微生物でそれを実践し、
道法さんは植物生理を利用してそれを実践する。

目的は同じなんだが方法論が違うので、
わたくしはいつも混乱する。

西出さんの理論は非常にわかりやすい。しかし、
道法さんのおっしゃることは、栄養周期をかじった頭には
理屈はわかるし理にかなってると思うが、うーんとも思う。

単にわたくしの知識と経験が足りないのだろう。
聞くたびにおもしろい。それが道法さんの栽培技術だ。

さて、「農業技術」とは再現性があるもののことを言う。

しかし、技術と精神論を取り違えている人が時々いる。
「精神論」で栽培をする人は、立派だと思うが興味はない。
それは技術ではないと思うからだ。

青森の木村さんの本を読んだときに、
精神論としては素晴らしいが、農業技術の本ではないと思った
木村さんと同じことができる人はそれほどいないだろう。
何年間も無収入では農業が続かない。
木村さんの素晴らしいところは、そこを我慢できたことだ。

それが他の人に可能かというと、そうではない。
だからこそ木村さんの取り組みは感動的だ。すばらしいと思う。
人にできないことをやっているからだ。

しかし農業技術とは違う。
技術とは再現性があり同じ結果を出せるものだ。
西出さんと道法さんにはそれがある。

西出さんの技術は粛々とほんたべ農園で実践中だ。
中途半端な実践だが、結果はちゃんと出た。
西出理論は区民農園でやっても再現性がある。

なので今年は、ナスとピーマンを道法方式の無肥料でやってみる。
枝を全部上に向け、山のようにナスを収穫する(予定)。

さてうまくいくかしら。妄想だけはいつでも得意だ。
あ、あと道法さんがつぶやいた、非常に共感した一言。

「自然栽培は放任栽培のことじゃないのにそう思ってる人が多い。
放任栽培じゃいいものできない。それは技術じゃないからね」

■本日の宿題
宿題が溜まりすぎてるのでちょっと一休み。
どなたか何か聞きたい事ありませんか。

■本日のごはん
昼・義父の納骨式で懐石料理(例外日)
夜・おかずクレープ(卵、ツナ、ソーセージ、レタス)
(大地を守る会)


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再現性の高い農法は大事ですよね。ただ、自分の置かれている圃場環境をよく理解した上でないと再現がなかなかうまくいかない気もします。
和歌山でも道法さんの指導を受けられている方も身近にいて、比較するのに良いです。
ちなみに道法さんは塩基類など「土」に対してはどういう考えなんでしょうか?ほんたべさん、尋ねられた事ありますか?やはりそこが気になりますね。

Re: タイトルなし

和歌山さん おはようございます。

> 再現性の高い農法は大事ですよね。ただ、自分の置かれている圃場環境をよく理解した上でないと

土壌の条件で相当違うんでしょうね。

私の住んでる世田谷は黒ぼく土で非常に扱いやすいですが、
赤土とか砂質土壌とか、条件の悪い土地は大変だろうなと思います。

あとは露地とハウスで相当違うと思ってます。
露地は環境のコントロールが難しいので「なぜっ!?」ってことが起きそうです。

> ちなみに道法さんは塩基類など「土」に対してはどういう考えなんでしょうか

道法さんは青果連にいらっしゃったので、土壌分析やら何やら
土の化学性については非常に詳しいのです。

でもNPKは関係ないとおっしゃいます。
植物ホルモンを活性化させ、窒素分は天然供給で十分で、
あとは炭酸ガスと酸素があればきちんと生育するとおっしゃるのです。

青果連時代、腐植をふやそうと毎年大量に腐植分を入れていたけど、
数値化してみるとほとんど変わらなかったりして、どうしてだろうと思った、
みたいなお話は聞いたことがあります。

土壌分析もしないで自然農法がすばらしい!と言ってるわけではなく、
やり倒してうまくいかなかった経験から植物ホルモンに行き当ったって感じです。

道法さんの指導を受けた方のみかんを食べましたが、まあそりゃ、
相当おいしかったです。糖度17度くらいあったかな。

実際に何年かやってみないとわからないと思うのですが(残肥とかあるし)、
なすを栽培した九州の方は整枝を変更して、道法方式を導入し、
その年収量が1.8倍になったそうですよ。

興味深いけど、NPKの話になると理屈はなんとなくしかわかりません。
プロフィール

ほんたべ

Author:ほんたべ
手島奈緒
おいしい食べものをつくる人を紹介したり応援したりしております。ブログをまとめた著書『いでんしくみかえさくもつのないせいかつ』(雷鳥社)『まだまだあった! 知らずに食べてる体を壊す食品』(アスコム)『儲かる「西出式」農法』(さくら舎)など。現在ハンター修行中。

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