おっぱいがふくらむお肉とか牛乳の話

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貧乏だった19歳の頃、ラジカセが壊れたので1週間で3万円儲けたくて
バニーガールのバイトしたです。いや勉強になりました。身長が足りなくてしかも
刈り上げでガリガリだったんだけど、人材不足で採用され無事ラジカセゲット。
そういえばこのとき晩ごはんで初めて鹿肉食べたんだった。



2010年、中国で、粉ミルクにホルモン剤が残留していて、
それを飲んだ乳児のおっぱいがふくらんだと新聞で報道された。

おそらく乳牛の乳量を増やすためにえさに混ぜたのだろうが、
農家・メーカーは「そんなもん入れてない」と釈明。
それらの粉ミルクは回収されたらしい。さすがだ。恐ろしいぜ、中国。

でもさあ、その前に確か、むかーしむかし、アメリカ産の牛肉食べて
幼稚園児のおっぱいがふくらんだってなニュースがあったよなあ。
そう思って検索したが、中国の話しか出てこなかった。

うーん。どうしてかしら? わたくしの覚え違い?
それとも夢を見てたのか、自分。

しかし米国産の牛肉にホルモン剤が残留しているのは本当だ。
なぜなら、米国の牛には増体目的でホルモン剤投与が行われているからだ。

こないだ書いたBSEよりも、どっちかというと
このホルモン剤使用の問題の方が大きいと思うんだが、
知ってる人はあんまりいない。

日本は国内の畜産物へのホルモン剤の使用は禁止だが、
米国産牛肉についてはとくに規制を設けずに輸入している。
(残留を調べてるとは思うけど。あんまりニュースにならないよね)

EUはホルモン剤使用には一線を画しており、EU内では禁止。
さらに、米国産牛肉は絶対に輸入しないという強い態度に出ていて、
ずーっとケンカしているけど、ずーっと反対し続けている。

うーん。この違い。どうなのか。
相当な外圧があるんだろうなあ。日本。

さて、なぜホルモン剤を投与するのか。
(ホルモン剤ってエストロゲンらしいんだけどね)
牛にこれを与えると、早く太って肉が柔らかくなるらしい。それは便利だ。
だから米国産の牛肉は柔らかいのよねとか書いてある記事を見た。

うへえ。優位性なのう、これ? マジっすか? と思っちゃったわたくし。

何が問題って、ホルモン剤は肉に残留する可能性がある。
人体にも当然影響を及ぼす。だってエストロゲンだもの。
女の子の生理が早く始まっちゃったり、
おっぱいがふくらんだりする。

また発がん性の疑いも指摘されているのだった。

米国産牛のホルモン剤については、あんまり話題にならない。
皆、BSEのことだけ気にして米国産牛肉を食べてるからだ。
今後30か月齢まで規制が緩和されたら、
BSE安全なら大丈夫よねって皆思うはずだ。

そしてバンバン輸入量は増えて行く。だって安いもんね。
そして外食産業にバンバン流れるのだ。だって安いもんね。

某牛丼店の牛丼食べるのはおっさんばっかだから
まあいっか!ってな話でもなさそうである。
なぜなら、米国産牛肉にはもうひとつ問題がある。
抗生物質にEUや日本並みの規制が設けられていないのだ。

img115.jpg
280円の牛丼の原価っていくらぐらいかな? 薄利多売で100円?
清水の舞台から飛び降りたつもりで120円? 国産米って書いてあるからたぶん古米。
玉ねぎ中国産。牛肉アメリカ産。むう。でもまあ外食ってそんなもんだよね。



実は、人間に使用される抗生物質は
EUと日本では動物には使用できない。
耐性菌が出ると抗生物質が効かなくなるからだ。

だから人さまに迷惑をかけないように規制されているのだが、
アメリカでは規制されてないらしい。
先日の天笠啓祐さんの講演で聞いて驚いた。

アメリカってさあ。どういう国? 

抗生物質の使用目的は、人間と同じで病気の治療だ。
でもね。もうひとつあるの。あまり知られていないんだけど。
しくみがよくわからないのだが、抗生物質を投与すると成長が早まる。
さらに増体率が高くなる。なので成長促進・増体目的でも使用される。

実はこれ、日本でもフツーに行われている。

日本の場合は牛豚鶏が子どもの時、つまり肥育期間ではなく
育成期間と呼ばれる間、あるいは初期にほぼ飼料添加されており、
この飼料から抗生物質を抜いてとか言うと飼料メーカーに嫌がられる。
病気予防と成長促進、一粒で二度おいしい抗生物質添加。

でもこれはちっこい頃だけ。

牛豚鶏が大きくなり、残留の可能性が高まる出荷前なんかには
使っちゃダメだからねという「休薬期間」「使用禁止期間」が
法律でちゃんと決まっている。そこんとこは国産のものならたぶん安心だ。

肉に残留してたら出荷停止だからね。しかも罰則があるからね。
とはいえ、輸入された肉についてはよくわからない。

BSEでようやく出荷再開できたのに「絶対入れちゃダメ!」って部位が
平気で入っていたアメリカの雑さを考えると、
その管理についてははなはだ疑問だ。どうなんだろね。

お肉を食べるってことは命をいただくことでもある。
薬剤を使って雑な感じで育てられた命をいただくのと、
きちんと面倒を見て育てられたものでは、受け取るものが違うだろう。

健康と長生きは別物だよね。ほんと、しみじみ思う今日この頃。
ともあれ「魔法の弾丸・抗生物質」はよく効く魔法のままにしとかないとね。

お父さんたち、ランチにはちみっと気をつけて長生きしてね。


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あけましておめでとうございます!

今年も楽しみにしてます!

私も~某牛丼屋さんの¥280-には、???でした。
いったいどんな食材を使ったらこんなコストになるのか?
それを毎日食べたら・・・
意識しないで毎日通ってる人々。。。
5年後・・・10年後・・・20年後・・・
どうなっているのでしょうかね
中国では、いまだに毎夏~スイカが爆発してるというのに。。。
日本の農業ガンバって欲しいし、守って欲しいです。

Re: あけましておめでとうございます!

喜撰坊のおかみさん さん

今年もよろしくお願いいたします

280円牛丼はナゾですよね~。
食べたこと無いんすけど、おいしいのかなあ。

> 5年後・・・10年後・・・20年後・・・
> どうなっているのでしょうかね

うーんただちに健康に影響はないですからねえ。
人間については。

でも第一次産業は違います。

国産の食べものがなくなっちゃうと困ります。
食糧は自国で賄わないと、他者に依存するのはキケンです。

わたくし、食材原理主義者としましては、
今年もがんばって国産のものを食べたいと思います。

No title

う~ん、このイラストは反則だ!
お陰で久々の全ジャンル1位制覇を取り損ねてしまった
…というのは冗談として、今年もよろしくです。

さて、食事療法という名の「徹底的自然回帰食」を
丸々4年も続けた結果、何故だか
安い牛肉をカラダが受け付けなくなりました。

同じ食事をしている家内も、不味くて喰えない…のですね。
国産の、凄~く高いローストビーフなどは平気です。
この記事と、何か関係があるのかも知れませんね。

食事療法を始めた当初は、なんとも不味かった人参ジュースも
いまは「甘くて美味しい」から不思議といえば不思議です。
きっと、砂糖中毒…が治った?のでしょうね。

今年は、僕の食事療法も、そろそろ
「がんを治す」から「健康を取り戻す」にシフトしようか?と
考えてみたりいます。

また、いろいろ教えてくださいね。

お初です…と言うのかしら

ほんたべさん、

ちょこちょこ覗かせてもらっております、ざちょと申します。

米国の「食」に対する無神経さにはいつもなかなか驚いております。
この間、知り合いが米国に留学していたんですが、食品添加物使用に対する躊躇いの無さにちょっと吃驚しました。

で、米国と日本の関係についてなんですが、前回の敗戦以来、日本国は事実上、米国の属国ですので、「No」と言いたくても言えない関係にあるんですよね。只の属国ですから。本当は。
そこのところをイマイチわかってなかった民主党が、ハラホロヒレハレ状態になっておりましたが。

暴走老人な人が昔、『「NO」と言える日本』とかいう本を出していましたが、実際のところは『「NO」と言えない日本』といったところでしょうか。
さすがに自民党はそこのところをよく理解していらっしゃるようで、まるで日本が「主権国家」の如く日本国民を欺きながら、裏では米国のご機嫌取りは欠かさないようですね。

私のブログにも書きましたが、貧乏人は本物の食材だけを食べる、ってのは難しいですねぇ。

そう言いながら、中国産の冷凍食材だけは買うものか、とは思っているんですが(笑)。

おっと、初書き込みで長文をダラダラと申し訳ありません。

いつもこっそりと覗いておりますので、よろしく(笑)。

Re: No title

癌ダムさん、こんばんは~。

> う~ん、このイラストは反則だ!
> お陰で久々の全ジャンル1位制覇を取り損ねてしまった

ふっふっふ。
そうか、イラスト効果で一位返り咲きだったのか!!

なんちて。
こちらこそ、今年もよろしくお願いいたします。


> 同じ食事をしている家内も、不味くて喰えない…のですね。
> 国産の、凄~く高いローストビーフなどは平気です。
> この記事と、何か関係があるのかも知れませんね。

作り方と価格は比例しますからねえ。
さもありなんって感じです。

> 今年は、僕の食事療法も、そろそろ
> 「がんを治す」から「健康を取り戻す」にシフトしようか?と
> 考えてみたりいます。
>
> また、いろいろ教えてくださいね。

こちらこそ、いろいろ勉強させていただいております。
よろしくお願いしま~す!

Re: お初です…と言うのかしら

ざちょさん

はじめまして。コメントありがとうございます。

> 米国の「食」に対する無神経さにはいつもなかなか驚いております。

何でもアリってところにシビれます。
真っ青なケーキを映画で見た時、映画館で震えました。
真っ青なケーキとスプレー缶に入った生クリーム(モドキ)が、
食に対するセンスというか、センサーの欠如さを表してると思います(笑)

> さすがに自民党はそこのところをよく理解していらっしゃるようで、まるで日本が「主権国家」の如く日本国民を欺きながら、裏では米国のご機嫌取りは欠かさないようですね。

そこはかとなく頑張ってほしいです。
いつかはNOと言えるよう。
何しろ暴走老人は衆院選当選なさいましたから。

> 私のブログにも書きましたが、貧乏人は本物の食材だけを食べる、ってのは難しいですねぇ。

エンゲル係数は確実に上がりますよねえ。
外食はしない・家庭菜園で野菜を供給する等の対策でなんとかしのいでおります。
でも、加工品やお菓子を買い始めると大変です。

> いつもこっそりと覗いておりますので、よろしく(笑)。

こちらこそよろしくお願いいたします。
ブログも拝見いたしました。
数々のうまそうな料理写真に感動しましたです。

また遊びに行かせていただきます~。

食のコスト

今年もよろしくお願いします。

食のコストの話題に少し。
外食や手のこんだ加工品を控え、できるだけ自分で素材を料理し、
食べ過ぎを慎み、廃棄ロスを無くすように工夫すれば、
特別に安価で怪しいものに手を出さなくても、
食のコストって結構抑えられると思います。自分の経験的に。

自覚がある人がどの程度かわかりませんが、
現代人ってかなり贅沢してると思いますし、
どうしてもそれを食べなきゃいけないものって少ないですよね。
まぁお金が有り余ってる人は贅沢していただいて結構ですが。

自分は牛肉を買うことはありませんし、食材もあまり高いものは買いませんが、
値段の高くない変わった野菜や雑魚などを料理することでメリハリをつけています。
名古屋は野菜は比較的いろいろ手に入りやすいですし。
雑魚はスーパーにもよるでしょうがあまりバラエティがなくちょっと残念です。

最近のオススメは、アレッタの頂花蕾ですかね。
ブロッコリーとケールをかけあわせてできた品種で、
三重のナコスという種苗会社がつくったこともあってか、
三重で生産に力を入れているようです。なので名古屋では普通に手に入ります。
ずっとカーボロネロがスーパーに売ってなくて残念に思っていたので、
葉がそれとほぼ同じで同じように料理できていい感じです。
ちなみに種は小袋80粒入りが420円だとか。来期買ってみようかなと思ってます。

Re: 食のコスト

H2さん

今年もよろしくお願いいたします。

> 外食や手のこんだ加工品を控え、できるだけ自分で素材を料理し、
> 食べ過ぎを慎み、廃棄ロスを無くすように工夫すれば、

そうですね。
おうちごはんが一番の節約だと思います。
なんつっても、食べ過ぎなければ。

> 最近のオススメは、アレッタの頂花蕾ですかね。
> ブロッコリーとケールをかけあわせてできた品種で、
> 三重のナコスという種苗会社がつくったこともあってか、

おお、アレッタお気に入りですか?
ナコスさんはわたくしの知り合いの種苗メーカーで、
去年アレッタのサンプルをいくつかもらいました。

食べやすいし、あれ、作ってもけっこう可食部分が多くって
お得な感じのする楽しい野菜ですよね。
わたくし的にはブロッコリーよりもおいしいと思います。

ナコスさんに伝えておきますね。
好きで食べてる人がいるってわかったら喜ぶと思います。

アレッタ

あら、ほんたべさん、その種苗メーカーさんとお知り合いなんですね。
近くのスーパーでは、サニーレタスくらいのボリュームのものが2つ入って198円でした。
花蕾も葉っぱも茎も食べられるし、いろいろに使えてお得感ありますね。
別の時期にスティックブロッコリーとして売ってたのも買ったことがあります。

ただ、出荷者もスーパーも売り方がいまいちな気がしました。
中に入っている紙やPOPには「アレッタのつぼみ」と書かれていますが、
葉っぱが食べられるとは一言も書かれていません。ほとんど葉っぱなのに。
カーボロネロを知っていれば似た葉っぱなので食べ方も想像つくと思いますが、
カーボロネロの認知度はほとんどないですし、
葉っぱばっかりで握りこぶしにもならないつぼみが1個100円?と思う人もいるかも。
またこのような葉っぱは食べ慣れていないので、
食べ方がわからないとか味が合わないという人も少なくないかもです。
その辺の普及活動が必要かなと思いました。
加熱するとコクがあって旨いんですよね。ケールに近いものは。

実家の地域で変わった品種をいくつかはやらせようと企てていますが、
そのリストに加えてみようと思います。

Re: アレッタ

H2さん

> あら、ほんたべさん、その種苗メーカーさんとお知り合いなんですね。
そーなんですよー。奇遇ですねえ。

> 近くのスーパーでは、サニーレタスくらいのボリュームのものが2つ入って198円でした。
> 花蕾も葉っぱも茎も食べられるし、いろいろに使えてお得感ありますね。

けっこうおいしいし、いいですよねえ。
でもあれ、食べ方知らないとなんかちょっと「どうやったらいいんだよう!」ってな野菜です。

> ただ、出荷者もスーパーも売り方がいまいちな気がしました。

意外と使い勝手がいいんですけどね。
はっぱとちっちゃなつぼみと別に食べられるし、おいしいし。

> 実家の地域で変わった品種をいくつかはやらせようと企てていますが、
> そのリストに加えてみようと思います。

頭頂花を取ってしまってから長いこと側枝が取れるし、
虫害があっても冬の間に持ち直すしで、
収穫時期が長くて農薬いらないので、少量多品目で
野菜セット販売なんかやってる人にお勧めだと思います。

作ってみたら感想を教えてくださいね。
プロフィール

ほんたべ

Author:ほんたべ
手島奈緒
おいしい食べものをつくる人を紹介したり応援したりしております。ブログをまとめた著書『いでんしくみかえさくもつのないせいかつ』(雷鳥社)『まだまだあった! 知らずに食べてる体を壊す食品』(アスコム)『儲かる「西出式」農法』(さくら舎)など。現在ハンター修行中。

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