日本人が一年間に食べる油の量を調べてみた

とんかつ
某D社時代、産地に行くとよくとんかつ食べさせてもらいました。
それまでとんかつ食べらんなかったけど、食べられるようになりました。
今ではかなり好きな食べもののひとつ。ラードで揚げたのがとくにおいしいね。



「いでんしくみかえさくもつのないせいかつ」という
Facebookページやってます。

ここで遺伝子組換え作物関係の情報を出してるので、
食料需給表やらなにやら、農水省のWEBサイトをよく見ております。

食料需給表は自給率の数値も載ってるけど、
日本人一人が一年間で食べているいろいろな食料の数値が出てて、
その数値がけっこう楽しい。というかかなり興味深い。

というので、油について調べてみた。
数値の出処は「平成24年食料需給表」である。

この数字は国内生産量を人口で割ってるものなので、
厳密に言うと「消費量」ではなく「供給量」なんだけど、
そのあたりは予めご了承ください。

さあ、現在の日本には、どんな油があるのかな?

わたくしは日々の食事に使うのはオリーブオイルで、
天ぷら用にNON-GMOナタネ油、ナムルや玉子焼きにごま油、
サラダには亜麻仁油を使う。

gazou 040
天ぷらをするようになったのは、夏野菜が大量に採れたのがきっかけ。
見た目は非常に悪いけど、そりゃもうおいしいのでございます。
圧搾一番搾りナタネ油の手柄です(野菜もだ!)。香りが全然違うです。



以前日清サラダ油を天ぷら用に買ってたことがあったが、
だいたい酸化させてしまうので買わなくなった。
天ぷらを年に二回しかしなかったからである。

最近天ぷらが上手に揚げられるようになったら、
油で天ぷらの味が変わることに気がついてやっぱり買わなくなった。

よく溶剤抽出の油が健康にどうとかと聞くことがあるが、
ほんとかなーとか思ってた。油だし、変わんないでしょって感じだ。
しかし圧搾一番搾りのナタネ油(だと知らずに使った)で揚げたら
天ぷらの味が劇的に変わったのだ。びっくり! すんごいおいしいのだ!

なぜこんなに味が違うのか。違いといえば製造法と原産地である。
原産地やGM・NON-GMOの味の違いが自分にわかるとは思えない。
であれば、違いは製造法(と原料穀物)である。

この油で揚げると天ぷらがいくらでも食べられてしまう。
冷めてもおいしいし揚げてても気持ち悪くならず胸焼けもしない。
そして太る。どんどん食べちゃうからである。困る~。

自宅でおいしい天ぷらを作るコツは、揚げ方よりも油である。
ということに、約半世紀かかって気がついたわたくし。遅いって。

カレー
意外と油を使うのがインドカレー。最初に玉ねぎ炒めるのに
100CCくらい必要です。でないとスパイスがコゲちゃうからね。
カレーにはオリーブオイルを使っとります。



ということで、自宅ではその3種類の油しか使わない。
その他世の中にはグレープシードオイルとか、ピーナツ油とか、
紅花油、ひまわり油、その他いろいろな穀物油がある。

さて、日本人が一年間に消費している油の量はどれぐらいでしょう?

一人あたり13.6kg。植物油脂だけを見ると12.8kg。
12.8kg。1ヶ月に約1kgって感じかな? すんごい食べてない?

総務省の家計調査によると、
日本人が一年間に油に使う金額は2,928円。うーん。
12.8kgを2,928円では買えないぞ。
しかし家計調査には外食分が含まれていないので、そんなもんかも。

この12.8kgの油を作るのに、原料をどれ位使うのかな?
農水省のサイトで「油にするために必要な穀物の量」を見つけた。

油1kgを作るのに必要な穀物の量は、
大豆の場合5kg、ナタネは2kgである。

さらに日清オイリオのお客様相談室に電話してみた。
担当のお姉さんがていねいに調べてくださった数値は、
コーンは2kg、綿実は4~5kgである(お姉さん、ありがとうございます)。
ついでにごまは2kg。あんな小さいものを2kgも使うんじゃ大変だね。

gazou 003
夏の定番、ナスとピーマンの味噌炒めにはごま油を使っとります。
この料理にはごまの香りが必要だと思うです。



大豆の自給率は7%、ナタネ、トウモロコシ、綿実はほぼ0%台だ。

油用作物は作ってもお金にならないため、日本ではほとんど自給できない。
わたくしが食べている12.8kgの油の原料のほとんどが、よその国から来ている。

ちなみに上記のごま油以外は、
ほとんど遺伝子組換え作物が原料である。
そうじゃないと1kg500円なんて価格では買えない。
国産ナタネ油だと1kgで1,500円くらいしちゃうのだ。

日々の食卓から油がなくなったらすごく困る。
油はいまや醤油や味噌と同じくらい大事なものだ。
多様化著しい日本の食を支えているのは、実は油だ。

酸化しちゃったから捨てちゃえ!なんて言ってはいけないのだ。
大切に使わなくてはね。
そして天ぷらの回数も減らしたほうがいいのかもしれない。
(ううう。それはちょっと嫌なんですけど)


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Re: おひさしぶりです

鍵コメ様

お久しぶりです。
調べてみました。

一人あたり供給量は以下の数値になるようです。

→ 一人あたりの供給量は純食料を単純に人口で割ったもの、
純食料は「粗食料に歩留りを乗じたもの」(同上)。
歩留まりは「粗食料を純食料(可食の形態)に換算する際の割合であり、
当該品目の全体から通常の食習慣において廃棄される部分
(例:キャベツであればしん、かつおであれば頭部、内蔵、骨、ひれ等)を
除いた可食部の当該品目の全体に対する重量の割合

ってことで、製品として輸入されているものは含まれていません。

さらに、加工用も含まれているため、国民一人が「食べた」とは
ちょっといいづらいです。

なのでどちらかというと総務省統計の家計の数値のほうが
かなり正しいかと。しかしあれはあれで外食分が含まれませんから、
正確な数値は出てきませんです。

家計の数値だけ見ると一ヶ月244円でした。
この数字。日清サラダ油で計算すると約500mlです。

総務省統計は二人世帯、一人世帯、年齢別に分かれて数値が出ているので、
正確な数値はそこから読み取れると思いますが、
大変なので国民全体の数値を使用しました。

てな感じかなあ。
味噌の消費量の推移なんかも総務省統計から見たほうが正確な数字が出ます。
業界団体などではそちらを使っているところもありました。

> むしろ気になるのが、日本人の野菜摂取量の少なさですね。

野菜についてはいろんなところにデータが転がってそうですね。
いつか調べてみますね~。
プロフィール

ほんたべ

Author:ほんたべ
手島奈緒
おいしい食べものをつくる人を紹介したり応援したりしております。ブログをまとめた著書『いでんしくみかえさくもつのないせいかつ』(雷鳥社)『まだまだあった! 知らずに食べてる体を壊す食品』(アスコム)『儲かる「西出式」農法』(さくら舎)など。現在ハンター修行中。

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