「寿命」と「健康寿命」の間に10年間もあるって知ってた?

gazou 037
「りんごがなぜ真っ赤なのか!」なんて話も書きました。
りんご農家の人に怒られたらヤだな。怒らないでください。



2冊めの本が校了したです。タイトルは

『まだまだあった! 知らずに食べている体を壊す食品』

うーん、すごいタイトルだなー。

主に過去のブログ記事をまとめたものだが、間違いの修正をしたり、
新たにわかったことを付け足したりしたです。

Amazonですでに予約受付中になっておりましたです。
印刷もまだなのに、世の中って進んでるよなあと感心しきり。

タイトルを読んだだけで「これを食べたら体を壊すのか!」
とか言われると困っちゃうのだが、主に現在の日本で売られている
食べものがどのように作られてるのかを書いてみたです。

わたくしは某D社にいる間に、産地周りで一般の農産物のことを、
商品情報作成部署で一般的な畜産物と加工品のことを知った。
いろいろ取材に行かせていただいた結果である。ありがとう、某D社。

その中には「おお! びっくり!」という内容のものが多かった。

というかほとんどのものが「おお! びっくり!」である。
しかしそれは業界の常識だったりして、問題だと思われていないことのほうが多い。

作る側から見たら「あたりまえ」だが、食べてる人は「うへえ」なんてことは
いくらでもあるのだった。でも知らないから皆「うへえ」なんて思わないのだ。

知らないほうが幸せなのかな? いやそんなことはあるまい。

自分のからだを作るものを選ぶのは自分だ。
何を選ぶかで自分の未来は変わるだろう。
それは知っておいたほうがいいに決まってるのだ。

gazou 009
一般的な食べもので「ううう、ほんとですか?」って作り方をされてる
代表的なもの、卵。安いのにはちゃんとした理由があるですよ。ぐっと来ますよ。
その責任は消費者にもあると思うから、知った方がいいと思うわたくし。



さて、こんなことを書いているけど実はわたくし、
某D社で働いていた間、晩ごはんに何食べてたかの記憶がないのだった。
とくに2000年以降、産地周りを担当してから辞めるまで、
何を食べていたのか全く思い出せない。忙しかったのだね、きっと。

おそらく、主食はコメではなくビールである。
きちんとした食事を作り始めたのは、
某D社を辞めて以降で、ここ数年のことなのだった。

なのに偉そうにこんなブログ書いててすみません。

そのちゃんとした食事を取らなかったツケは後日きちんと支払った。
原因不明の38度の熱が一か月出たりとか、極度の貧血とかで。

たぶん若い頃は何を食べても全然平気だ。主食がカップラーメンでも。
若者の細胞は若くて元気で新陳代謝もよく、
多少DNAが傷ついても問題なく修復してくれる。

実は、わたくしの世代、昭和35年から45年までに生まれた者たちは
その後使用禁止になった食品添加物や化学物質を大量に摂取している。
『41歳寿命説』なんて本が出たくらいである。何も起きなかったけどね。

おそらく、多少の化学物質が体内に入ってもそんなに影響はないのだろう。
それは人間のからだがよくできているからだ。

わたくしたちのからだにはきちんと代謝し、毒を排出する能力がある。
また、遺伝子を傷つける物質を体内に入れても、そもそも
遺伝子は95%ほどしか働いていないから、そこが傷ついたとしても平気だ。
残りの5%でも、修復機能がきちんと働けば問題ないのだ。つまり若い間は。

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近所に松阪牛のステーキを食べさせてくれるレストランがあるです。
牛肉食べると元気になるんだけど、どうやって育ったか知ってると
うーんって感じ。でも食べちゃう。フォアグラを食べるのと同じだね。



その機能が落ちてくるのが、おそらく45歳以降なのだろうと
最近考えるようになった。そうなると何が不具合が起き始める。

日本人の寿命が伸びたのは、感染症がなくなり
乳児の死亡率が下がったことによるものだ。現代は、
医療の進歩でなかなか死ねなくなり、健康でなくても生きていられる。

単に生きてるだけの「寿命」と、健康でいられる「健康寿命」は
決して同じではない。人々が伸ばしたいのは「健康寿命」である。

では今、日本人はどれぐらいまで生きていられるのかな? 

平成22年度の「平均寿命」は男性79.55歳、女性86.3歳だった。
「健康寿命」の数字も見つけた。男性70.42歳、女性73.62歳である、
日常生活に制限のある「不健康な期間」が男性で9.13年、女性で12.68年もある。

ああ、なんて長いんだ。想像しただけで気が滅入るのだ。

年をとっても生きがいを持つとか、健康診断で早期発見とか、
「健康」を支えるいろいろな要素はあるが、基本は「食べもの」だろう。

自分の原材料は自分の手で自分の口に入れたものである。
その内容によってきっと60歳以降のからだが変わってくるに違いないのだ。

45歳過ぎたらちゃんとしたものを食べなくてはならないのだ。
よりよい明日の自分のために。

参考・健康寿命について
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/dl/chiiki-gyousei_03_02.pdf


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アセトアルデヒド、塩分、糖分

もう2冊目ですか。早いですね。
2つ前のポテトチップスの記事の方にコメントしようかとも思いましたが、こちらに。

アセトアルデヒドの毒性についてもぜひ言及を。

あと、塩分は控えめにするよう以前から具体的な指針も出ているのに、
糖分については直接的にはあまり言われないというか、啓蒙がわかりにくいですよね。
糖に変わる炭水化物も考慮しないといけませんが、
店には甘ったるいパンや菓子が氾濫し、糖尿病&糖尿病予備軍は明らかに増えていて、
「不健康な期間」が伸びる原因の一つだと思います。
ピンピンコロリしにくいタイプの疾病だと思うので、
国レベルで考えても良くないはずなんですが。
砂糖には依存性があると言われるので、
もっと明確な注意喚起をしていかないと改善されない気がします。

承認待ちコメント

このコメントは管理者の承認待ちです

遺伝子

もう一つ補足です。

>遺伝子は95%ほどしか働いていないから、そこが傷つかなければ平気だ。

これ、逆ですよね。
働いていないというか、重複部分だったり、
まだハッキリしない部分でもあるようで。
ジャンクDNAと言われるようですが、名前が適切でないとも。

Re: アセトアルデヒド、塩分、糖分

H2さん。こんにちは。

糖類は要注意なのでしょうね。
しかしエビデンスがはっきりしないというか、実際に砂糖の消費量自体は減ってるし、
指導しにくいのかもしれませんねー。

糖質制限食は糖尿病に対しての有効なエビデンスがないって
糖尿病学会で発表されてましたし。

一般人が糖分を制限する必要はないってことなんでしょうね。

アクリルアミドについては、厚労省が指針を出すのは初めてなので
記事に取り上げてみました。
アセトアルデヒドについては全く知識がありません。

Re: 遺伝子

H2さん

やっぱし逆に読めましたよねー。
書いた時に思ったんですが、さらっと流してしまいましたよ。

前後含めて修正しました。
ありがとうございますー。

Re: アセトアルデヒド、塩分、糖分

>糖質制限食は糖尿病に対しての有効なエビデンスがないって
>糖尿病学会で発表されてましたし。
>
>一般人が糖分を制限する必要はないってことなんでしょうね。

この帰結は変ですよ。
その研究発表の詳細分かりませんが、それは、
糖尿病を発症してしまうと糖質を制限するだけでは改善されない、
ということしか意味しないのでは?

糖尿病には種類がありますが、
糖質過多(絶対量でなく消費分を除いた余剰量)は
糖尿病の要因の一つというのは常識かと思いましたが。


>アセトアルデヒドについては全く知識がありません。

知らなければ安心して呑める、ということでいいのですか?

Re: Re: アセトアルデヒド、塩分、糖分

> その研究発表の詳細分かりませんが、それは、
> 糖尿病を発症してしまうと糖質を制限するだけでは改善されない、
> ということしか意味しないのでは?
>

一部で糖質を極端に制限する食事療法を推進する動きがあり、
それに対しての医療サイドからのエビデンスということのようです。

たしかにそうですね。


> >アセトアルデヒドについては全く知識がありません。
>
> 知らなければ安心して呑める、ということでいいのですか?

安心して飲めるというわけではありませんが、
自分自身が知らないことについてはなんとも言えません。

気になる人は気をつければいいと思うし、
気にしない人は気にしなくていいと思っています。

食べものがどのように作られているかを知った上で
それぞれが判断すればいいことだと思います。

自分自身はおなかを壊すとか気分が悪くなるとか
センサーが機能してしまう体質になっているので、
自分のからだの声を聞きながら暮らせばいいかと思っています。

まあ好き嫌い多いですが。

WHOが砂糖摂取量で新指針

ちょうど、WHOが砂糖摂取量で新指針案を出したとの記事が流れましたね。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140307-35044940-cnn-int
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140306-00000949-yom-soci

今までも成人で1日あたり50gという上限目標があったようですが(初めて知りました)、
これを半減して25g以下にする方向とのこと。
ちなみに、日本人1人当たりの砂糖消費は1日45g程度だそうで。
平均値なので、意識して減らしていない人はもっと多いってことですね。


>気になる人は気をつければいいと思うし、
>気にしない人は気にしなくていいと思っています。

人間は必ずしも合理的でも論理的でもないですし、
リスクも正しく評価できない(後になって後悔する)生き物なわけですが、
しかし発言や行動の一貫性や整合性があまり低くなってしまうと、
その人自身の説得力や信用性が薄らいじゃいますね。
なのでそこんところアルコールに対するほんたべさんの意識を聞いてみたかったのですよ。

Re: WHOが砂糖摂取量で新指針

H2さん、こんにちは。

遅レスですみません。ちょっとドタバタしておりました。

> なのでそこんところアルコールに対するほんたべさんの意識を聞いてみたかったのですよ。

アルコールについて尋ねられると非常にまずいというか(笑)。
基本的に大酒飲みですし、一族郎党肝臓を病んでいる家系で、
がんリスクも高いのですが、飲み始めるとやめられない的なところがあって。

しかし寄る年波っつーか、最近はとんと飲めなくなりました。
そういう時期が来るものなのかなーと考えたりしています。

さて、食べものについていろいろ心配の種はありますが、
自分自身は個別それぞれを心配するというスタンスにはありません。

そのものだけに気をつけていてもしょうがないというか、
例えば、自然食品ばかり食べてたはずなのにガンになったとか、
マクロビオティックで食には気をつけていたのに感染症で亡くなるとか、
健康と食は密接なつながりはあるけど、その他の影響もあるものですから、
あれこれ個別に気にしないで、総合的に「何を食べるか」というスタンスでおります。

その選択ができるようになるために、食べものがどのように作られているかを知り、
自分で判断して食べるのが一番だろうという結論に達しております。

このブログを始めた頃はそうではなかったのですが、
某D社という小さな世界から外に出て、外の世界について知るにつれ、
そのような考え方に落ち着きました。

なので、いろいろな不安の種をいちいち心配しないで、
自分のできる範囲でおいしいもの、安心して食べられると自分が判断しているものを
食べ続けていくのがいいかなーってのが最近考えてることです。

それが後悔のない生き方につながるのではないだろうかとも思っております。

ちなみに自分は砂糖依存症がぶり返しているので、これから少し制限しようかと(笑)。
甘いモノを食べずにいたら頭痛がし始めたです。危険です。
プロフィール

ほんたべ

Author:ほんたべ
手島奈緒
おいしい食べものをつくる人を紹介したり応援したりしております。ブログをまとめた著書『いでんしくみかえさくもつのないせいかつ』(雷鳥社)『まだまだあった! 知らずに食べてる体を壊す食品』(アスコム)『儲かる「西出式」農法』(さくら舎)など。現在ハンター修行中。

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