健康診断と人間ドックについてお医者さんに聞いてみた

011_201502231129570ec.jpg
定期的に肉を食べたくなるのは貧血のせいだと思うわたくし。
鉄分の多い鹿、ない場合は牛を選びます。これは鴨。
ハトとか鉄分多いけどニオイがイヤで食べられないへなちょこなわたくし。



高校の時から健康診断がキライだったが、3年間まじめに受診した。
当時のヘモグロビン値はだいたい11。「貧血気味」と診断された。

某D社に入社してますます健康診断がキライになり
(胸部レントゲン写真とかあるんだもん、被曝だもん、イヤだもん)
その日に出張入れたりしてかなーりサボっていたが、
ある日「健康診断がイヤなら人間ドックに行け」と言われ、
それもそうだなと思って行ってみた。

わたくしの父は人間ドックで初期の腎臓がんを見つけたから、
意味不明の健康診断よりもちゃんと何かが見つかるほうがいいなと思ったのだ。

初めての人間ドックは変な服を着せられてあちこち回って
いろんなコードをつけたりしていろいろと楽しかったが、結果は再検査であった。
ヘモグロビン値が9.8に下がっており、極度の貧血と診断されたのだ。

再検査時には看護師さんに「よく普通に暮らせてますね」と言われた。

継続して検査していなかったのでいつから貧血になったかは不明だ。
急に貧血になった場合、通常以下の様なことが疑われる。

1.胃がん、胃潰瘍などで胃から継続的に出血している場合
2.大腸がん、痔などで腸から継続的に出血している場合
3.子宮筋腫・子宮内膜症などの場合
4.その他大量に血液を失った場合

わたくしは人間ドック時の検査で3と診断されてたので他の検査はなかった。
これがなかったら胃カメラだの内視鏡だのをしなくてはならなかったはずだ。

鉄剤による治療を行ったが、胃痛や下痢が起きるため勝手に飲むのをやめ、
病院に行くのもサボっていたら、ある日を境に足がむくみ始めた。
人間の体はあるところまで恒常性を維持できるが、
限界を越えると急激に悪化する。貧血の場合はむくみが出るとかなり危ない。

それ以上放ったらかしてると心臓に良くないよと友人の医者に強く注意され、
病院に行ってみたらヘモグロビン値は7.8になっており、もう一度
「よく普通に暮らせてますね」と言われた。それが3年前の夏。

そこから治療を始め、貧血が良くなるのに3年かかった。
通常は3~4ヶ月で良くなるが、鉄剤を飲むのをサボってたせいである。

その結果、去年、一昨年と夏の間の記憶がほとんどない。
脳みそに血が行ってなかったのが原因である。
人生の2年間ほど夏の記憶を貧血で失ったわたくし。恐ろしいよなあ。

042_20150223113000a6c.jpg
カツオも鉄分多いいい食材だけど寒い時期には食べられないわ。
っつかレバー食べろって話なんだが、レバーは食べられないわたくし。
その他ホルモンとか内臓系も全部ダメです。くくくくく。



さて、昨今かつてのわたくしのように、健康診断とか検診とかに否定的な人が多く、
「医者が病気を作るから行かない方がいい」と言うお医者さんもいて
そういうことが様々な本に書かれているが、それはほんとうなのだろうか。

ってので、友人のお医者さんに聞いてみた。

「まず最初に、基本的なこと。

早期に治療を開始した方が、悪化してから治療を始めるより
医療費が安く上がるだけでなく、労働力の喪失を防ぐことができる。
つまり社会にとってその方が出費を節約できるという点で、
公的な資金を導入することが正当化されている。それが健康診断。

もちろん、時代背景によって重視される検査項目の見直しも必要。

例えば、胸部レントゲン写真が健診項目に入っているのは、
結核を見つける目的であって、肺がんを見つけるためではないと言われている。
昭和の時代は肺結核が脅威だったから、それによって国民が健康を失うと、
国は医療費と合わせ労働力も失うことになった。

だから数百円のレントゲン写真の健診の意味があったと言われている。

今は結核の発生がなくなったと言えないまでも発症者はかなり少なく、
高齢者以外に肺結核の患者が見つかるとニュースになるほどだから
肺結核のリスクは以前ほど高くない。

そういう事情のある肺結核と違い、肺がんは早期発見をしたとしても
統計上、生命予後を改善しないと言われている。
症状が出てから検査を始めても長期生存率には統計的に差がないとも言われており、
肺がんには早期発見のメリットはほとんどないと考えられている。

だからレントゲンで集団検診するのは無意味で、
それを専門にする医者が食いっぱぐれないようにしているだけだ、
という陰口も聞かれる。
これは医療告発系の本に書かれたりしているよね。

しかしそんなに簡単な話でもなく、胸部レントゲン写真で
心臓の異常が見つかったりすることもあるからこのあたりは複雑。

ということで、健康診断は受ける人のメリットばかりではなく
「国や事業者の医療費負担を長期的に軽減する目的」でも
行われていると言っていい。

031_20150223112958a21.jpg
サシが山ほど入ってる和牛はおいしいけど鉄分なら日本短角種。
草食ってるせいで赤身でアミノ酸含有量が高くカルニチンも多いんだと。
ダイエットに最適! 



病気で数日ならまだしも数ヶ月休まれると事業者も同僚も大変だし
重篤な状態になってから治療を開始すると医療費の負担が大きい。
これは個人の負担も国の負担も相応に大きくなるってことだから、
健康診断は「最小限の公的な費用で早期発見を目指すもの」と言ってもいい。

これに対して人間ドックは「個人が医療費の負担を軽減し
健康被害を最小限にする目的で受けるもの」
と言える。
高価な検査がいっぱいセットされているのはそのせいだ。

例えば、経営者に健康被害が起きた場合、従業員が困ったり、
会社経営に影響が出たりすることがある。経営者でなくても、
長期的に入院したら長年働いて獲得したポストを失うことだってある。

そういうリスクを軽減するために行うのが人間ドック。
だから行きたくない人は行かなくていい」

なるほど。よくわかりました。

健康診断は「私」のためだけにあるのではなく、
「事業者」「国」のためでもあるのだった。
そして人間ドックは「私」のためにある。

わたくしの場合は個人事業主だから全て自己責任であり自己管理が大切だ。
病気になったら自分がマジで困る。仕事が無くなっちゃうからね。
であれば健康診断ではなく人間ドックを選択すべきだろう。

でも病院キライだからなー。薬も副作用が出るからなー。なんちて。

ともあれ、やるなら毎年継続して数値を追いかけることが必要で、
(当年のみの数値を見ても個人差が関係する数値では判断できないことがある)
やらないなら何があっても後悔しない覚悟と根性が必要であろう。
もちろんお金も必要だ。重篤になればなるほどお金がかかるからである。

そしてわたくしには覚悟はあるが根性とお金がない。

やっぱたまには人間ドックに行くか。
って気がしてきた今日このごろ。


★現在ブログランキング参加中です!
↓プキッとクリック、ご協力お願いいたします!



こちらもよろしくお願いいたします!
にほんブログ村 環境ブログ 有機・オーガニックへ
にほんブログ村
関連記事

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

健診

いまは40-74歳の公的医療保険加入者であれば、
いわゆるメタボ健診(正式には特定健診)が受けられますが、
これは身長・体重・腹囲・血圧を測って、基本的な尿検査と血液検査をするだけなので、
(心電図検査や貧血検査などが追加されている市区町村も)
リスクはほぼゼロですよ。費用も無料か1000円程度ですし。
血液検査は保険で病院にかかった時にやってもかなり高いので、
これはめんどくさがらずに毎年受けた方がいいと思います。

がん検診やエコー検査などは国保でも市区町村によって違いますが、
1種類ごとにワンコインや無料で受けられたりしますね。
40歳以上限定のところもあれば、それ以下でも受けられるところも。
人間ドックや脳ドックが低額で受けられる市区町村もありますし。
個々の検査の必要性については、それぞれに判断するしかないですが。

人間ドック+脳ドックは、
オーソドックスなタイプを数年前に一度自腹で受けたことがありますが、
血管の先天性奇形や異常などの有無を把握しておくために一度は受けた方がいいのかも。
CTやPETまであるお高い人間ドックもありますが、
あれは健康な人が受けるものではないような気がします。
MRIならば被曝のリスクはないのでいいと思うのですが。

Re: 健診

H2さん、こんにちは。


> 人間ドックや脳ドックが低額で受けられる市区町村もありますし。
> 個々の検査の必要性については、それぞれに判断するしかないですが。


お詳しいですねー。
自治体がやってる健康診断はかえって病気になりそうなので、
行ったことがありません。

今気が付きましたが、なんかこう
健康診断の雰囲気がキライなんでしょうねー。
並んで待つというか。

血液検査は貧血で毎年やってるので数値の変化が確認できておもしろかったです。
ダイエットする前は「脂肪肝じゃないかなー」とか言われてました。
ううううう。今は痩せたから良くなってると思います。

人間ドックのいいところは、お金はかかるけど
行列とかしなくていいところと、
健康診断の雰囲気のないところですかねー。
わがままだなー(自覚)。

No title

本買ってます^^

1月に母が大腸がんの手術をしました。

母は若いころから高血圧で薬をさぼりながら飲んでます。

そして近所の医院に行ってました。

去年くらいかなあ少し動いただけでハァハァいってました

で、12月に検査の結果を一緒に聞きに行ったとき

院長先生が手術をしろしろ と言うだけで

説明はまったくなし そのままだとひどいことになる

というばかり

幸い他の病院からその日来ていた先生(若い)にすぐ見てもらうことになり

受信しました

その先生は50センチ移動する母がハァハァするのが気になると

聴診器をあて 結果手術をした方がいいとのことで

半月後手術をしました

母の症状をちゃんと見ていた

ということで 母は信頼でき 手術を日もすぐに決まりました

今は退院してげんきにしてます

結局ハァハァの原因は貧血でした

患者をちゃんと見る医者って珍しい感じがしました

私は仕事をやめて10年 市の健康診断にはいってません

風邪らしい風邪も40年ひいたことがありません

自己責任だと思ってます

客観的に健康オタクみたいなことやってます

健康になりたい  っていうんじゃなく

これをためしたらどうなるんだろ?

って感じで自分で試しています。



Re: 健診

>自治体がやってる健康診断はかえって病気になりそうなので、
>行ったことがありません。

検診車による集団健診をイメージされてますか?
いまは個別健診が主流じゃないですかね。集団健診は実施してなかったりも。
少なくとも個別健診が選べることが多いはず。
市内の好きな病院・医院に自分で予約入れて都合のいい日に行けばいいわけで。
並んで待つこともないです。

そもそも特定健診開始以降は肺がん検診等は外れて独立しましたし、
同じ病院で採血の針の挿し方が普段と健診時とで違うこともありません。
特定健診の内容以外は受けたい種類を任意に選びます。

人間ドックは、専用の健診施設をもつ民間病院で受けましたけど、
そっちの方がよっぽど行列で健康診断の雰囲気でしたよ。
雰囲気は施設次第ですね。

今はインターネットなるものがあるわけですから、
思い込みで毛嫌いせずにきちんと調べられた方がいいですよ。
縁のある市区町村をいくつか調べたら、各々に違うことも分かりますよ。


ちなみに血液検査ですが、
直近の生活次第で値が大きく変わる項目も結構あるそうなので、
自分にとってのふつうの生活をしている状態で受けた方が
現状を正しく反映した結果になるように思います。
プロフィール

ほんたべ

Author:ほんたべ
手島奈緒
おいしい食べものをつくる人を紹介したり応援したりしております。ブログをまとめた著書『いでんしくみかえさくもつのないせいかつ』(雷鳥社)『まだまだあった! 知らずに食べてる体を壊す食品』(アスコム)『儲かる「西出式」農法』(さくら舎)など。現在ハンター修行中。

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
カレンダー
04 | 2017/05 | 06
- 1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31 - - -
リンク
FC2ブログランキング
FC2ブログランキング参加中

FC2Blog Ranking

フリーエリア
検索フォーム
RSSリンクの表示
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR