【ジビエを食べて狩猟について考えてみよう】ご報告

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いつ食べてもとてもおいしい鹿の生ハム。
クリスマスまでには【新鮮野菜.net】で売りたい鹿の生ハム。



わたくし「社団法人 全日本ジビエ協会」の理事をしております。

WEBサイトはまだできておりませんが、ご興味ある方は
Facebookページをご欄ください。とりあえず作りました。
全日本ジビエ協会 

全日本ジビエ協会ではイベントを年4回開催している。
ジビエをより身近に感じてもらうため、ジビエ料理を楽しみながら
日本の野生動物についてのお勉強をするというイベントである。

7月11日(土)、水天宮前の遠忠商品さんで、第二回イベント、
【ジビエを食べて狩猟について考えてみよう】を開催した。

フツーに都市生活をしていると野生動物と触れ合うことはあまりない。
野生動物を屠って食べるなんて経験はさらに難しく、やりたい人もいないだろう。

庭に来たヒヨドリを見て「うまそうだなー」なんて思う人は
そんなにいないんじゃないだろうか(わたくしは時折思う)。

「狩猟」とは自らの手で野生動物の生命を奪い、
さばいて食べ、自分の血肉にするということである。

つーことで、ふだん見たり聞いたりする機会のない狩猟について、
ハンターの上野朱音さんにお話を聞いたのだった。
(イベントが楽しくて講師の写真を撮り忘れましたよすんません)

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今回facebookで告知した翌日に満員御礼になってしまったです。
ジビエと狩猟への興味が高いことが実感できました。
ハンターが講師ということもありハンターも多数ご参加いただいたです。
鈴木シェフ渾身の、ハンターもうなる料理の数々。



上野さんが狩猟を始めたきっかけは「レストランで食べたライチョウ
(御禁制の本州のライチョウにあらず)がすごくおいしかったから」だ。

「おいしかったから自分で獲りたい」という非常に純粋な動機である。

イベントに参加していたそのほかのハンターの人々の動機も聞いてみたが、
意外にもこの「食べたいから」という人が多く、なかには
「自分にとって狩猟は釣りの延長みたいなもの」と言ってる人もおり
なるほどなーとわたくしは素直に納得してしまった。

食いしん坊なら自分で釣ったものを食べたいのは当然だ。
養殖魚よりも天然魚のほうがおいしいに決まってるもんね。

でもさあ、魚は冷たいし鳴かないし足もないし内臓も小さいし、
まな板の上でサクサクさばけるからなんとなく平気だけど、
温かい血を持っていて足が4本ある動物を自分で殺してさばくのは
ものすごーくものすごーくハードルが高いんじゃないだろうか。

想像しただけでで「うっ」と息をのんでしまったりするのだ。

しかし、実はわたくしたちはこの「うっと息をのむ部分」を
人まかせにして見えないことにしているだけなのだった。
スーパーに行けばパックに入ったスライスされた肉を買うことができる。
その肉がどこから来たか、どんなものだったか想像することはあまりない。

わたくしたちがふだん食べている肉は、魚で言うと「養殖」だ。
肉について養殖だの天然だの考える人がいるだろうか。いや、考えない。
なぜなら肉は自分ではない誰かが育ててくれるのがあたりまえだからだ。

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鹿肉のワイン煮込み。こっくりとしたソースがことのほかおいしくて、
パンにつけて食べてたらブラウスに落っことしました。
黒いブラウスを着ていくべきだったと激しく後悔したわたくし。



牛豚鶏はヒトが食べておいしいと感じるように肥育されており、
米国産のトウモロコシやら大豆やらを食べて肉になる。
わたくしたちはこの「養殖」という事実に思いを馳せることなく
スーパーでパック詰めの肉を買っている。

そうではなく、自らの責任において肉を獲ることを選択し、
実践しているのがハンターという人々なのかもしれない。
「誰かがやってくれるからやんなくていいじゃん」と思う人は
やんなくていいのだ。そっちのほうが楽だもん。

でもさあ。穀物を食べて肥え太った牛や豚よりも、山のどんぐりや
果実を食べて太った肉のほうがおいしいんじゃない?
だって天然アユのほうが養殖アユの100倍はおいしいもんね。

実際には野生動物には寄生虫や肝炎、ダニなどのリスクもあるから
諸手を上げてすんばらしいとは言えないかもしれないが、
野菜を(できるだけ)自給しているわたくしとしては、
肉も自給していいよなあとスカッと思えてしまったのだった。

実は以前も銃を持とうと考えたことがある。
「農業被害を減らすため駆除の手伝いを」とか、
「ハンターの高齢化に歯止めを」みたいな、
一見聞こえはいいがへなちょこな理由である。

しかし今回、上野さんのまっすぐな話を聞き、
そのようなわたくしの考えは奪う生命に失礼なのだとハッと目が覚めた。
今まであーだこーだふんぎりがつかなかったのは、
主体が自分になかったから。つまり腹が据わってなかったのだ。

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リエットってさあ、塩からくてくどくて、そんなに
好きじゃ無かったんだけど、あっさりとしていくらでも食べられるのは
やっぱりイノシシだから? ワインが進むイノシシのリエット。



自分のために、自分が食うために生命を奪う。
それを食べることで奪った生命は完結する。

わたくしは人任せにしていた「他の生物の命を奪う」責任を
自分で負ってみようと考えた。

ってことで、まずは初心者講習会だ試験だ90点が合格点だ。
銃所持に向けてがんばるのだ!!

目指すはボブ・リー・スワガーだ!!


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No title

次の目標が出来て良かったですね
言うと思った・・・(笑)

美味しいのが撃てたら
僕にも分けてくださいね~。

ジビエ・・・調理して食べる方なら
ちょっとや そっとじゃ負けませんよ~

Re: No title

癌ダムさん。こんにちは。

> 次の目標が出来て良かったですね
> 言うと思った・・・(笑)


ば、バレてたか。。。。。
>
> 美味しいのが撃てたら
> 僕にも分けてくださいね~。


調べてみたら、今年講習を受けて試験が通ったとして、
持てるのはエアライフルだけのようです。
散弾銃はいろいろその他講習があるそうなので、今シーズンはムリでしょう。と
友人に言われました。

ということで、今しばらくお待ちください!!
プロフィール

ほんたべ

Author:ほんたべ
手島奈緒
おいしい食べものをつくる人を紹介したり応援したりしております。ブログをまとめた著書『いでんしくみかえさくもつのないせいかつ』(雷鳥社)『まだまだあった! 知らずに食べてる体を壊す食品』(アスコム)『儲かる「西出式」農法』(さくら舎)など。現在ハンター修行中。

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