「ほんものの食べものくらぶ」青空市に出店!

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9:00頃のブースの状態。まだ混沌としております。一個ずつ売ろうとしています。
11時過ぎにふと思いつき、セット主体に商品構成を変更し、そのとたんに売れ始めました。



12月1日、10時~15時、ちよだ青空市に初出店しました。

主催はNPO法人農商工連携サポートセンター、
顧客は千代田区在住のおばさま方と、大手町界隈で働くOLの皆さま。
総出店数13団体。商品は米や野菜・果物のほか、
お茶やお豆腐・手作り味噌などの農産加工品の販売でございました。

「ほんものの食べものくらぶ」にブースを半分貸してくださった
山梨市の果樹農家、丹澤修さんは、桃・巨峰・ネクタリンの
べらぼうにうまいジュースと、庭先になってた柿を持参して参戦。

一本1,000円という低農薬高級ジュースのニーズはあるのか!
そしてわたくし的には、低農薬小玉りんごのニーズがあるのか!
青空市に課されたミッションは以上の2つでございました。

たった一日の経験でしたがいろいろなことに気づき、大変お勉強になったです。

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前の方のブースはこんな感じ。野菜がたくさんあるとにぎやかでいいですね~。


10時オープン後にわさわさとやってきたのは、近隣住民のおばさまの群れ。
いつも買ってる野菜よりも安くて新鮮だから、というような理由で、
おばさま方は野菜売り場に集中します。

重いものでも大丈夫。
ちっこい車輪のついた大きなかばんを持参して、買う気満々です。

11時過ぎからOL、サラリーマンの方々に客層がスイッチし、
大根や白菜、米などから客足が少し遠のきます。

「おひるごはんの代わりになるもの」「軽いもの」などが売れ、
ちびりんごも意外とここで販売が伸びました。

そして2時以降。
ぱったりと客足が途絶え、売れ残った商品の投げ売りが始まります。
こういったイベントでは必ずそうなるため、そこを狙うお客様がここから登場。

つまり、客層は3種類。それぞれ少しずつ求めるものが違っておりました。

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お隣で出店していたおじさま。東松山B級グルメというのぼりを持って参加。
てっきり東松山市の職員だと思ってたら、東松山で飲食店を経営している個人の方でした。
来年のB級グルメ大会に出品するため、東松山商工会あげて積極的に商品開発を促しているのですが
誰も開発しないので自らが肉まんを開発し、自らPRのため青空市に出店したそうです。
こういう人、好きだなあ。

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それがこの商品。手作りの皮はふっくら、中のあんはくっきりとした味で、
食べた瞬間「おいし~い!」と思わず声が出てしまいました。一個130円という価格もリーズナブルです。
食べたい方は東松山駅前の焼鳥屋「遊歩」さんへ。
焼鳥に辛味噌つけて食べるのが、東松山風らしいです。



意外に共通するのは「説明をちゃんと聞いてくれる人が多いこと」。
青空市などの相対しての販売のメリットはここにあり、
パンフなどを配っていれば、お取り寄せなどの可能性があるかもしれません。

しかし一度限りでは次につながらない気がします。
「がんばった感」を得られるわりにうまみが少ない…
産直をテーマにしたマルシェ出店の弱さは、このあたりにありそうです。

さて、青空市出店は儲かるか否か。
結論から言うと、ほとんどの出店者が赤字だったんじゃないかと思います。

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売ってる最中はそう思っていなかったけど、今見るとなんか雑な私の売り場。
プライスカードもわかりにくかったし、反省材料はてんこ盛りでございます。



例えば「ほんものの食べものくらぶ」の販売商品、ちびりんごの売価は一個100円。
ちびふじ、ちびシナノゴールド、ちびグラニースミスの3色セットで250円。

思っていた以上に売れましたが、経費を差し引くと利益はちょびっと。
しかし目標売上は達成し、個人的には赤字ではなかったので「よしっ!」って感じです。

お隣で肉まんを売っていたおじさまは明確に「赤字なんだよ~」とおしゃっていました。
一個130円の肉まん、100個売っても13,000円…5時間で100個はちょっと厳しい感じです。

そして、丹澤さんのジュースは…
「重い」「高い」「寒い」という三重苦のなか、売れた数は5本。

ついでに持ってきた庭先の柿はおばさま方に大ウケで完売でしたから、
冬の青空市ではわかりやすい青果品が強いのかもしれません。

しかし売れなくとも単価が高いので、5本の売り上げでも5,000円。
うーん、効率はいいよなあ…この結果をどう見るか…。

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試飲してもらうと「おいし~い」と言われるんですけどね…。
北風の吹くなかでは、ジュースって感じじゃなかったかも。柿はやはり「旬」ってことなのでしょうか。
しゃべくりの得意な丹澤さんですが、ちょっと不発気味だったかもしれません。



ブースから一歩も出ず、お昼も食べずにりんごを売り続けていたため、
近隣ブースのリサーチを怠っていたのですが、あとで青森の人が、
贈答用のまっかっかのふじを100円で売ってたと聞きました。

や、安い…安すぎる…。

すんばらしい競合商品があったにも関わらず、私のちびりんごセットがよく売れたのは、
「見たことないりんご」という物珍しさと、丸かじりできる適度な大きさ、
さらに、低農薬栽培という理屈をこねた看板のおかげ?

今回のちびりんごは付加価値を説明しなくてはならない商品でしたが、
試食をするとほとんどの方が購入していきました。

「安さ」だけではない価値があったということなのかな?
小玉りんごの持つ可能性は、大いにありそうです。

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主催の農商工連携サポートセンター、大塚さんと筒井さん。
ありがとうございました~! すんごく楽しかったです!!



というような結果を踏まえて、次回2月の青空市には
①単価の高い加工品
②①を含む軽いもの・珍しいもの
③小口の米・規格外野菜
というような切り口で商品をそろえてみようと思った次第です。
もちろん、袋に入れて配ることのできる「ちっこいリーフレット」なども準備して。

皆さま、ご来店、ありがとうございました。
丹澤さん、ブースを貸していただいてありがとうございました!


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No title

ほんたべさん、おさまでしたー。赤字にならないのはすごいことだと思います。お客さんの層もきちんと分析しているところも凄いです!

僕の会社では、販促のとき、マッシュルームのツナマヨ詰めをまるでティッシュ配りのごとく、がんがん配ります。とにかくお客様に食べてもらって、それから話を聞いてもらう。足を止めてもらうということが出来ないと、見てももらえず、まして買ってももらえないからです。

次回の販促もがんばってくださいね!

勉強になりました!

駆動さん

マッシュルームのツナマヨ詰め…おいしそうですね!
おいしいと話を聞いてくれる人が増えますよねえ。

おいしいものには説得力があるなあって、最近本当に思います。
あと売り子が若いってのも効果ありだと、こないだ気付きました。

駆動さん、おばちゃんにもてそうです。
がんばってくださいね!

正しい知識

過去記事、全部拝見させていただきました。
一番関連がありそうなこちらにコメントつけます。

全体を読んで一つ大きく感じたのは、
現代の普通の消費者が持っている食品を選ぶ感覚って、
本質とは逆だったりいい加減だったりするものが多いということですね。
つまるところ、圧倒的な知識不足。

じゃぁ、ひとりひとりが数十冊の本を読んで勉強しましょう、というのは非現実的。
強い関心がある一部の人だけでなく、大衆が変わらなければ、
本物をつくる人たちが正しく評価される世の中にはなかなか近づきません。
日常の中に、少しずつ正しい知識を身につけられる
仕組み・仕掛けがあるのが望ましいと思います。

スーパーにしてもマルシェにしても、
食の知識のテーマパークを指向するという意識はあまりないもんですか?
もっと知りたい、正しい知識を身につけたい、
そう思う人って少ない(と思われている?)のでしょうか。
認識が間違っているという自覚がなければそうかもしれませんね。
商品を<売る>のではなく、正しい知識を提供することで商品が<売れる>。
しかしそうすると偽物は売れなくなる。
実は困る人たちがとっても多いのかもしれません。
でもマルシェなら、本物をつくる人自身が売るのならできるはず。

食に関するいろいろな知識、特に誤解されているような事柄を、
ポスターパネルにして展示しながら、そこに口頭での説明を加える、
スーパーやマルシェがそんな風になっていったらいいなと思います。
ポスターパネルは使い回せますし、ストックができれば充実していきます。
スペースに限りがあるマルシェなら、一定時間ごとに入れ替えればいいし。
ブースに近づくきっかけになったり、会話のきっかけになったり、
商品が売れて無くなっていってもブースが寂しくならない効果もあるかと。

Re: 正しい知識

H2さん

> 過去記事、全部拝見させていただきました。

どうもありがとうございます。

前働いていた会社でつくづく思ったのですが、消費者の食べものに対する知識というのは、偏ったものが多いです。
情報の元はメディア。
しかも紙媒体ではなくテレビです。
納豆事件がいい例ですが、テレビは影響力がとても強く、ものすごくその情報に皆が左右されます。

消費者…っていうか食べる人は、潜在的に食べものについて「不安」をもってるんじゃないかなあと思いますが、自分で積極的に情報収集をすることはなくて、受身の人がとても多い感じです。
なので右往左往するんじゃないでしょうか。

たまに積極的になるのは、何か事件があった時。

そういう時は大地を守る会のような団体の会員数が激増したり、自然食品店の売り上げが伸びるのですが、割合とすぐに元に戻ります。

でも日々の食べものが安全じゃないかもなんて思ってたら、食べるもんなくなっちゃうし、「忘れる」というのは自衛本能なのかもしれませんね。

食べものの現場のことを知るのは、ちょっとコワイことでもあると思います。
写真がないので書けないのですが、畜産の現場のことなどはとくに「うひい~っ」というような状況です。
知らない方が良かった!というよりも、知られることを業界が嫌がる場合もあると思います。

> でもマルシェなら、本物をつくる人自身が売るのならできるはず。

食べものと情報がくっついて売られている状態というのは理想ですよね。

それは箱に情報が入っててもいいし、売り手が話すのでもいい。
そういう点では、八百屋とかマルシェというのは理想の売り場だと思います。

実は2月1日にまた青空市に出店するので、その時はちょっとチラシとか店頭で配布するものに工夫してみます。

それにしても。
文字の多いブログなのに、全部読んでいただいてありがとうございます。
今後ともよろしくお願いいたします。


Re: 正しい知識

思うところあれど、あいだが空いてしまってすみません。

日本の場合、基本的には一定の信頼感があるってことでしょうかね。
詳しい情報が提供されていない/知らない、という状況の上で。
そして情報量・知識量が少ないと、一つの情報で大きく振れますね。
いろんなことを知っていれば、ちょっとしたことでは動じないで済みますよね。

マルシェを見てて、
こだわりのパン屋さんやスイーツ屋さんなど、
昔から生産者自らが販売するのが当たり前のジャンルは、
一日の長があるなと感じています。
情報の提供の仕方やアピールの仕方がしっかりしています。
野菜の販売などはまだまだ工夫の余地大いにありですね。

ところで、栽培方法に主題がある野菜は別にして、
食品添加物などに関しては、懸念があるものを忌避しても
買うものにはほとんど困らないですね。意外にいけます。
もちろん買えないものはありますし、外食に関しては少し難しいですが。

Re: Re: 正しい知識

H2さん

こんにちは。

> 日本の場合、基本的には一定の信頼感があるってことでしょうかね。


そうですね。
ある研究者が言ってましたが、刺身を何の疑念もなく食べられる国ってのはスゴイとのことです。
刺身食べても絶対に当たらないという信頼関係が、長年の食文化の中で客と店側に作られているからだと。

海外で刺身出されると食べるのに躊躇するので、この信頼関係ってのは確かにあるんだと思います。
お店でも変なものは売ってないという信頼関係があるってことでしょうね。

でも日本人は、陳列してるものを全部チェックするので、実は信頼してないのかもしれないけど。
あるいは「自分が一番いいものを買いたい」という欲のある国民なのかもしれません。ははは。


> ところで、栽培方法に主題がある野菜は別にして、
> 食品添加物などに関しては、

最近食品添加物のことがあまり取り上げられなくなりましたが、業界側も努力しているのかもしれません。
例えば消泡剤や凝固剤もかなり進化しているとお豆腐屋さんが言ってました。

昔はアミノ酸一本やりだった調味料も、昨今はたんぱく加水分解物とかナントカ酵母とか、一見してわかりにくいものになってます。
食べ続けることで何が起こるかわかんない食品添加物なので(野菜の残留農薬も同じだけど)、できるだけ食べない選択をすると、だいたい手作りになっちゃいます。

野菜のように「自力で作る」って言うのが一番ですかね~、やっぱり。

それに、食品添加物ってのは原価を抑えるために入ってるものが多いから、だいたいおいしくないですよね。
入ってないと高いものになるし…まあ私はあんまり食べたくないかな~。

あんまりがっつり食べなくてもいい年になったので、食べるならおいしいものを食べたいです。
これも欲だけど…。
プロフィール

ほんたべ

Author:ほんたべ
手島奈緒
おいしい食べものをつくる人を紹介したり応援したりしております。ブログをまとめた著書『いでんしくみかえさくもつのないせいかつ』(雷鳥社)『まだまだあった! 知らずに食べてる体を壊す食品』(アスコム)『儲かる「西出式」農法』(さくら舎)など。現在ハンター修行中。

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