狩猟免許試験ごうかーく! ひゃっほう!

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狩猟には「網猟」ってのもあって、撒き餌しといてばさっとかぶせるとか
原始的でとても楽しそうなワナである。取ればよかったと後悔中。
覚えなくていいのに網の名前全部丸暗記したのよね。ちぇっ。
小鳥・リス写真・高取寛氏提供。



「ヒトは自らの手で取れるものを食べるようにできている」

むかーし読んだ本にこのようなことが書いてあった。
妙にしっくり来たので、折りにふれこの言葉を思い出しているわたくし。

「自らの手で取れるもの」とは植物性のものなら野菜、果実、木の実、
タンパク質なら虫、貝、魚、小動物ってところか。
鹿や猪、くじらなどの大動物は道具がなければ取ることは難しい。

しかし二足歩行を始めてまもなく道具を手にしたホモ・サピエンスは
でかい動物を集団で狩っていたのではなかったか。なんちて
はじめ人間ギャートルズとマンモスの肉を思い出すわたくし。
っつかマンモスとホモ・サピエンスって共存してたっけ?

であれば、道具を入手した段階で上記の言葉は成り立たない。

たぶんこの言葉の本来の意味は、牛や豚など4足歩行の大動物の肉は
自らが取れるものではないから食べないほうがいいですよってことだろう。
マクロビオティックの本で読んだのかなー。そんな気がする。

ヒトは武器・道具を入手した後、家畜を飼うことを覚え、
自らの手で取ることが難しい大動物を食べるようになった。

ここ数十年は自らの手を煩わせることすらもなくなり、
スライスされた肉がパック詰めされお店に行けばいつでも入手できる。

そういう現代に、あえて自らの手で肉をゲットしようとする、
それが狩猟である。釣りもある意味狩りだと思うがそれは置いとく。

さてそこでわたくしは考える。
どの程度の動物なら自らの手で取ることができるだろうか。
そして、自らの手で取った肉を全て食べきることができるだろうか。

生命を奪うんだから、食べきらなくてはならないとわたくしは考える。
食べられないほどの肉をゲットしたいと思うのは「欲」であり、
神様はわたくしのそういうふるまいを許してくださらないだろう。

ってことで、一年間にわたくしがどれくらいの肉を食べているか計算してみた。

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小動物と言えばリス。しかし可食部分が少なそう。
鉄砲で撃つというより金属製両開き箱ワナ(試験に出ました)で
捕獲って感じ。だけど別に食べたくない。ウサギは食べたいけど、
エアライフルでは全然当たらないらしい。ちぇっ。



わたくしは外食を除くとひと月に250gの豚肉を2回くらい食べている。
部位はさまざまである。そして鶏肉は冬になると出番が増えるが、
基本的にはひと月にもも肉1枚って感じだ。つまり0.5本ってことね。

よく考えると動物性蛋白質は魚やイカで摂取しているのではないか。

わははははは。すげー食べてないじゃん、肉!!! 
さすが鳥取県人だぜ。 あるいは貧乏なのか自分。

豚250g✕2✕12か月=6kg 鶏の場合はもも肉0.5✕12=6羽分。
鶏の場合一羽にもも肉だけではなくむね肉も2枚あるので、
むね分を加味して羽数換算すると3羽である(ささみ・砂肝等は除く)。

さあ、鹿一頭仕留めたら肉はどれぐらい取れるかな?
ニホンジカで10kg、エゾジカだとでかいので20kgくらいらしい。

えええええー、10kg?
食べきれませんよ、一年で。


しかし鶏ならば3羽である。鶏よりも小さな鳥ならもっと大丈夫だろう。
鶏よりも小さな鳥とは、ヒヨドリとかキジとかカモとかで、
これらは鶏よりもはるかに可食部が少ない。

というようなことを考えると鹿は手に余る。猪もたぶん同じだ。

ちーさい猪(うり坊)やちーさい鹿(キョンとか)なら大丈夫そうだが、
そもそもキョンは狩猟鳥獣ではないし、うり坊に遭遇するのも難しそうである。

また猪鹿を撃つには散弾銃(スラッグ)が必要だが、
先日認定事業者講習で前に座ってた霞ヶ浦あたりのハンターが
「20番のスラッグなんか撃ったらあんた肩外れるよ」と教えてくれた。

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エゾジカ(メス)を回収するのに女子二人がかりでやっと。
なんてでかいものを撃てるというか食える気がしないわたくし。
食べてみておいしくなかったらどうするんだとも思うわたくし。



わたくしはまだ肩に筋肉をつけていないので、
このべらぼうな反動を受けるのは厳しそうである。
鹿が食べきれない&反動を受けられない=散弾銃(スラッグ)

残るは散弾銃(鳥・小動物)かエアライフルだ。
さらに。

散弾銃(鳥・小動物)を小鳥(空)に向かって撃った流れ弾の散弾が
民家の屋根にパラパラと落ちると警察に通報されるからやめとけ! と
銃砲店のおじさまに言われた。

散弾銃(鳥・小動物)も自分的にはないように思える。
さらにさらに。

狩猟免許試験時に一緒に回ってた若者2名が言っていた

「散弾銃って火薬使うし誤射の可能性考えるとちょっと。。。。」と、
認定事業者講習で見せられた「誤射で人を撃ってしまった愚かな人のドラマ」
(鉄砲やめますか人間やめますか的な非常に悲しいドラマ)とか考えると
装薬銃(散弾銃)を初年度から持つのはどうかとも思える。

んじゃやっぱりエアライフルしかないんじゃん!!!

初年度から絶対に当たらないと環境省にデータも見せてもらったし、
許可が降りたら猟期が終わってる気がするけどとりあえず上記を銃砲店に相談だ。

それと、エアライフルは「止まってるものしか撃てない」という
非常に潔い銃というのが自分的に非常にしっくり来て、なんかこう
バラっとした弾の塊が飛んでる鳥をおおまかに落とすみたいな散弾銃よりも、
一発弾がまっすぐ飛んでいき外れるときは思い切り外れる的なエアライフルが、
スカッとしててとてもいい気がするのだった。
(実際にはバラっとしてるから当たるかというとそうでもないらしいけど)

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カモも自取りで食べてみたい鳥のひとつ。
カルガモよりもマガモの方がおいしいらしいんだが、
水に落っこちたのをどうやって回収するのか。犬が必要かも。



目指すはスナイパー(無謀!!!)である。

※スナイプ=シギ。シギはぴょこぴょこ素早く動き飛び方もジグザグで
非常に撃つのが難しいので、スナイパーの語源はスナイプを撃つ人という意味。
「スナイパー」というとハンターが必ず教えてくれるうんちく。

ちなみに、ワナの免許も取ったんだが、認定事業者講習のときに
隣にいた福井県のマッチョなワナ猟師にワナの止めさしとかいろいろ聞いて、

「絶対ムリ!!! ワナ!!!」
って思ったからワナは当面封印です。

基本的に現時点でわたくしは全てを伝聞情報で判断しており、
今後銃砲店に行ってコロッと気が変わる気もしないでもないが、
とにかく鹿を撃っても食べきれないってことだけはわかっている。

ともあれ、これで晴れて法律的にハンターになりました。
さ、銃砲店に行ってみようっと。


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遅くなりましたが

おめでとうございま~す(^▽^*)/!!!
すごいですね!一発合格♪
でもお肉自体をあんまり食べてないことにびっくり(笑)

猿対策

合格おめでとうございます。ジビエ視点からだからでしょうか、猿の話はあまり出てきませんが、何かありましたら紹介お願いします。

以前どこかで見かけたんですが(コメントでも書いたかも)、大きな囲いの中に囮の畑を作って(餌として作物を育てます)、数ヶ月から半年以上かけて警戒心を解き、群れで入ったときに入り口を閉めて一網打尽にするといった方法がありました。具体的な囲いの設計や段取りをあらためて調べたかったんですが、検索すると似たような情報はいくつか見つかるんですが、以前見たものじゃなく。実家の集落で、ぼちぼち猿対策をちゃんとしないとという感じです。

こういう囲いを作るのは狩猟免許いるんですかね? 閉じ込めた後とどめを刺すところだけ頼めばOKなのかな。あるいは衰弱死を待つ方法も?

Re: 遅くなりましたが

しろうさぎさん、こんにちは。

> おめでとうございま~す(^▽^*)/!!!
> すごいですね!一発合格♪

ありがとうございます!

> でもお肉自体をあんまり食べてないことにびっくり(笑)

そうなんですよねー。自分でもびっくりしました(笑

Re: 猿対策

H2さんこんにちは。

> 合格おめでとうございます。ジビエ視点からだからでしょうか、猿の話はあまり出てきませんが、

ありがとうございます。
猿は狩猟鳥獣ではありませんし資源化も難しいので駆除するのみですから、とくに書くことがないのです。
データを見るとけっこう駆除されているようです。

> 以前どこかで見かけたんですが(コメントでも書いたかも)、大きな囲いの中に囮の畑を作って(餌として作物を育てます)、数ヶ月から半年以上かけて警戒心を解き、

これは囲いワナですから狩猟免許が必要です。
作物を育てる等のことを行うと採算が合わないと思います。
おそらく撒き餌をしているのだと思います。北海道ではないですか?

北海道の一部で、囲いワナのなかで地面の草を食べさせて生かしておき、必要なときに捕まえて資源にする等の試みはされていると聞いたことがあります。
この方法は資源化を考えた場合には一番いい方法だろうと思います。

また駆除の有効な方法として、撒き餌で一箇所に餌付けをする等のことも行われています。
その際は集まっている鹿を一網打尽にしないとスマートディアという賢い鹿を生み出してしまうため、一気に撃つ必要があります。

餓死させる等はハンターとしてやってはいけないことなので、そのようなことをしている人はいないのではないでしょうか。

駆除

囲いワナになって、狩猟鳥獣ではないけど狩猟免許は必要になるんですね(ただし自由に出入りできるうちはワナじゃないという理屈も)。ただし法定猟法以外の猟法なら狩猟免許は不要と。また狩猟鳥獣でないものには、捕獲していいものといけないものがあるようですね。サルは駆除の申請がいるようで。なかなかややこしい。

以前見たのは確かに畑を猿のおとり専用に耕作していました。地域は記憶していませんが、北海道には公式にはサルはいなかったような。

うちのところは集落外周にフェンスができたので、イノシシとシカは一応抑えられていて(たまに抜け道から出てくるイノシシもいますが)、問題はサルとタヌキ、カラスのようです。資源化できないものばかり。

狩猟免許、3年ごとの更新でその都度更新手数料が必要で、実際に狩猟するにはそれとは別途に都道府県への狩猟者登録(狩猟税)が毎年度?必要なんですね。

唐辛子を使って忌避させることはできるようなので、長期間効く効果的なやり方があれば真似したいところです。
プロフィール

ほんたべ

Author:ほんたべ
手島奈緒
おいしい食べものをつくる人を紹介したり応援したりしております。ブログをまとめた著書『いでんしくみかえさくもつのないせいかつ』(雷鳥社)『まだまだあった! 知らずに食べてる体を壊す食品』(アスコム)『儲かる「西出式」農法』(さくら舎)など。現在ハンター修行中。

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