【シビエを食べて野生動物の資源化について考えてみよう】

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今回のイベントはBBQですが、ただ焼くだけではありません。
オリーブオイルにマリネして塊を焼いて切り分けたりホイルに包んで
ローストディアにしたり。鈴木シェフの腕の見せ所ですから!



【お知らせ】
11/7(土)、埼玉県本庄市の有機農家、瀬山農園さんで、
全日本ジビエ協会の3回めのイベントを開催いたします。

全日本ジビエ協会のイベントは、ジビエ肉を身近に考えてもらうため
おいしい猪と鹿の肉、その加工品の試食をしていただき、
猪鹿についてのお勉強もするというものであります。

一回目はニホンオオカミ協会の方をお招きし、
鹿の食害とオオカミの導入、その他についてお勉強したです。
二回目は女性ハンター上野朱音さんをお招きし、ハンターになるということ、
ハンターになったきっかけなどについてわたくしと対談していただきました。

三回目の今回は「猟師工房」の原田祐介さんをお招きし、
野生動物の資源化についていろいろお聞きするです。

さて「野生動物の資源化」って何のことかな?

実は現在、駆除された野生動物は基本的に山に埋められており
肉としての利用もそれほど行われていないという問題がある。

せっかく取れたお肉を山に埋めるなんてもったいない気がするが、
うまいこと食べられるかと言ったら処理等の問題もあり
それはちょっとムリかもねって感じ。とくにビシバシ取る場合は。

認定事業者制度で今後組織的な駆除が行われるようになると、
ますます「肉」の資源化は難しくなるわけで、だからと言って
駆除よりも資源化を優先するわけにはいかないわけで、
ある意味しょうがないのだった。

また、肉をとったあとの革とか角、猪の場合は牙なども
ハンターがトロフィーとして利用する以外は廃棄処分されている。

自分で革をなめすのは非常に、ひじょーーーーーに大変だし、
鹿角の場合はちゃんと4枝出たオスのもので、しかも2つ揃っていて
美しいもの(弾があたって欠けてたりしないとかね)以外は商品価値はない。

しかしそこんとこをナントカやってみようじゃないか、というのが
猟師工房である。現在は鹿角のクラフトなどを作成していて、
将来的には鹿の内臓を利用して堆肥を作るなどのことを目論んでいるのだ。

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この牡鹿の角は4つ枝が出てて非常に美しかったので、
同行者がお願いして角の加工をしてもらっておりました。
角も汚れてたり頭蓋骨から外したりと加工がいろいろ大変らしいけど、
ハンターがトロフィーにする気持ちはわかる気がしたわたくし。



おもしろいじゃん!!!! って思うでしょう?

原田さんとはこないだの認定事業者講習の講習でお会いしたのだが、
わたくしには講習の話よりこっちの資源化の方がおもしろかった。
ってことで講師をお願いしたのだった。

駆除した猪鹿の資源化についての問題はすでに顕在化していて、
なんとか資源としての活用をしたいと食肉処理施設等を作っている自治体もある。
これは地方創生とか地域活性とか六次化の助成金が使われており、
うまいこと稼働することを祈っているわたくし。

しかし現実的に銃で撃ったものを回収して解体してなんてやってたら、
駆除というか猟でしょう。効率の問題だよね。

資源化を目指すのなら生きたまま捕獲して次々に処理する等のことが必要で、
でも山ん中でそんなことできないよね、と素直に思うわたくし。
駆除した野生動物をどう資源化するかどこかの成功例がそのうち報告されるでしょう。
きっといつかは。

すでに長野県や兵庫県などでそういった取り組みがされているらしいから、
そういったビジネスモデルが全国に広がっていくといいと思うが、
この場合の資源化とはあくまでも「肉」である。

だから地元の旅館で猪鍋を出すとか、鹿肉を使った加工品とか、
よく「ありがち」な話で面白みには欠ける。

だが「猟師工房」はそうではない。牙とか角とか革とか、
ましてや内臓(胃の内容物)等を使ってそれを商品化し、
ビジネスにするなんて、少なくともわたくしは初めて聞いた。

鹿の皮の資源化は以前から囁かれてはいるが実は採算が合わない。
北海道の空港に行くとエゾジカの角が8,000円くらいで売っているが、
そんなに買う人いないよねーって感じ。

あれはビジネスになっているのかな? 誰が買うんだろう。
さらに猪の牙とかさ熊の爪とかさ。デザイン力もへったくれもない
雑な感じの商品が土産物屋に並んでいるが、
そういうのっておもしろくないしなんかカビ臭い気がする。

ジビエイベント1107
詳細は後日ご案内いたします。ご興味ある方はぜひ!


でもねでもね。デザインセンスのいいものを作ったらどうだろう?
野生動物の廃棄されている資源を使ったファッションアイテム。
そう考えると、これらは非常に「エシカル」な商品になり得るのではないか。

ハンターや出張帰りのおじさまたちをターゲットにしても売れないが、
エシカルファッションに敏感な若い女性にうまくアピールできれば
この取組は大きく広がるのではあるまいかと思うわたくし。

ということで、鹿革、角、猪の肉以外の資源の利用について
「エシカル」方向の可能性含めて考えてみるというのはいかがでしょう。

【ジビエを食べて野生動物について考えてみよう】
11月7日(土) 13時頃から開始
場所・埼玉県本庄市 瀬山農園さんの畑
会費・3,000円 小学生以下のお子ちゃまは1,500円

当日は猪鹿肉をたっぷり準備しておりますよ。
瀬山農園さんの有機野菜と猪鹿肉のバーベキューを予定しております。
そうそう、瀬山さんのところには溶岩で作ったピザ窯があるのです。
焼きたてピザもどんどん食べましょう!

参加ご希望の方はメールでご連絡くださいませ。

teshima◯hontabe.com → ◯を@に変えてね!
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セキュリティ等解除してから送ってくださいね。


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Author:ほんたべ
手島奈緒
おいしい食べものをつくる人を紹介したり応援したりしております。ブログをまとめた著書『いでんしくみかえさくもつのないせいかつ』(雷鳥社)『まだまだあった! 知らずに食べてる体を壊す食品』(アスコム)『儲かる「西出式」農法』(さくら舎)など。現在ハンター修行中。

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