モミガラと微生物資材カルスNC-Rを投入

群馬 042
春ですね。皆の心にあったかい本当の春が来ることを願ってやみません。


まず、東北地方太平洋沖地震で被害に合われた方々、お亡くなりになった方々に、
心からのお見舞いとお悔やみを申し上げます。

時折余震が感じられるものの、私の住まう地域ではほぼ通常の生活が戻って来ました。
宮城・青森・福島にいらっしゃる、元取引先の生産者のみなさんのご無事を心から祈っています。

ガソリンスタンドでは売るガソリンが無くなり、スーパーでは水とラーメンが
棚から消えております。ここ東京でも想定外のことが色々と起こっております。

こんな時に出来ることは何だろう?
とりあえず、計画停電が始まる前に、ブログ更新をすることにいたしました。

さて、区民農園の作付けを前に、モミガラとカルスNC-Rの投入を行いました。

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山梨県の農家にもらったモミガラ約15~20kg(夫手動秤による)。
なんか大量だよなあ…と思ったのもつかのま…

gsazou 007
すき込んでみるとたいしたことないんですよね。腰と腕がくたびれました。


家庭菜園には堆肥・腐葉土・石灰などを入れろとモノの本には書いてありますが、
カルシウム過剰の畑に石灰を入れてどうする!
わたくし、師匠西出隆一さんのおっしゃる通り、粗大有機物と微生物資材で、
土中堆肥の作成および腐植の増加を狙います。

そもそも、化学肥料を使用されていた土地、農薬の多投されていた土地では、
微生物の数が激減していることが考えられます。
土壌消毒でもしていようもんなら、微生物相のバランスは壊れまくりです。

そういった畑で微生物を増やすためには、長い時間をかけねばなりません。
で、手っ取り早く、効率よく、微生物資材を利用するわけでございます。

カルスNC-Rは、西出さんが長年利用してきた微生物資材。

嫌気性菌が主の、粗大有機物を効率よく分解してくれる菌がたくさん入っています。
そしてこの粗大有機物を分解する過程で、植物ホルモンなど植物にとって
有用な物質を生成してくれるというすんばらしい資材なのです。

gazou 002
米ぬかとカルスを混ぜてみたところ。わかりにくいですが、グレーっぽい粉がカルスです。
これをもう少し良く混ぜてまんべんなく散布します。
ほんとにまんべんなく混ざってるのか疑問ですが、ま、考えてもしょうがないからいいか。



堆肥化したものを投入するのではなく、生の資材を投入して土の中で堆肥化すると
分解の際に発生するエネルギーを作物が使うことができるため、
完熟堆肥を利用するよりはるかに効率がいいというのが西出さんの意見。

モミガラという分解しづらい有機物を時間をかけて分解していく間は、
微生物が生き続けているというのもメリットのひとつです。
なにしろ、微生物は食べるもの・休む場所が無くなると死んでしまうのです。

目に見えないものの力を借りて安全な野菜を作るって、なんかとってもすばらしい!
ということで、カルスNC-Rの分量を計算いたしました。

リサール酵産のホームページを見てみると以下のように書いてあります。
いずれも一反あたりの分量です。

モミガラ 1トン(約1町歩で採れる量)
チッソ 40kg(モミガラを分解する際にカルス菌が利用するチッソ分)
カルスNC-R 20~30kg
米ヌカ 200~300kg(カルスの増量剤として)

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モミガラの上にカルス&米ぬかを散布したところ。
花粉症が出てて鼻水ダラダラで撮影したので、きちんと見ていなかったのですが、
なんとなくムラじゃないですか。テキトーだなあ。ま、いっか。



これを15平方メートルで計算すると…

一反=10アール=1000平方メートルだから、
モミガラ15kg、カルスNC-R 300g(20kgで計算)、チッソ分600g、米ヌカ3kg
でございます。

なぜチッソ分を入れなくてはならないのか?

微生物が粗大有機物を分解する過程では、大量のチッソ分をエネルギーとして利用します。
その補充をしないとチッソ飢餓という状態に陥り、作物がうまく生育しません。
悪くするとチッソ分がほとんどなくなり、いじけたものしかできなくなったりもします。

前回の区民農園ではチッソの分量を計算間違いし、あげくビビって少なめにした結果、
その後の初期生育が非常に悪く、悲しい思いをしたのでございました。

今回はビビらず正しく計算し、がっつりチッソを入れることにいたしました。

gsazou 008
約2時間、スコップとクワで資材を土中にすき込みました。腰が痛いです。
カセットコンロで動くHONDAの耕運機が欲しくなりました。さらにやっぱり何だかムラっぽいです。
その後思惑通り雨が降り、嫌気性菌のカルスにとって良い条件を与えることができたです。
がんばってくれたまえ、カルス菌たちよ!



土壌分析診断以前の投入なのでその他の成分を入れると計算が面倒になることから、
今回のみ有機質肥料ではなく「硫安」という化学肥料を使用いたします。
尿素を選択しないのは、硫安のイオウ分が作物に対して良いからでした。
(絶対有機だもんね!という方は油粕とかでもOKでございます)

さてこれで準備万端。2週間ほど経てば種まきが可能になります。

目標はゴールデンウイーク明けの果菜類定植。それまで一月ほど畑が開きますが、
生育期間の短い菜っ葉でも植えようかしらと思ったりしております。


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No title

ほんたべさん、こんばんわー。僕は大丈夫です。山形は丸1日、停電でした。今はライフライン(ガス・電気・水道)は復旧しました。ただ、ガソリン不足です。

それにしても、ものすごい量のもみ殻とカルスNC-R(初めて聞きました)ですね。こんなに入れるとは思っていませんでした。

これだけの土地を、クワとスコップで耕したのですね・・・本当にお疲れ様です。手がマメだらけになりませんでしたか?

Re: No title

駆動さん

御無事で何よりでした。良かったです。
山形も停電だったのですね。大変でしたねえ。
皆さんもご無事でしょうか。

ガソリンはこちらも不足しています。
ラーメンや牛乳の棚がスッカラカンになってます。

なぜ食糧の買いだめをしているのかはわからないのですが、米がよく売れてます。
よしっ!この調子だ!と思ってるのは私だけでしょうか(笑)。

>クワとスコップで耕したのですね

15平方メートルですからちょびっとなんです…9畳とネット検索したら出てきました。
多少マメができましたが、どちらかと言うと腰痛が堪えました(泣)

4月になったらカブでもひと畝作ってみようかしらんと思ってます。

プロフィール

ほんたべ

Author:ほんたべ
手島奈緒
おいしい食べものをつくる人を紹介したり応援したりしております。ブログをまとめた著書『いでんしくみかえさくもつのないせいかつ』(雷鳥社)『まだまだあった! 知らずに食べてる体を壊す食品』(アスコム)『儲かる「西出式」農法』(さくら舎)など。現在ハンター修行中。

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