ほんたべ農園 定植と種まき終了

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2009年6月に購入し、その年の夏作に使って残った種。冷蔵庫で保管してました。
発芽率が悪いかもな~と思いつつ、これを種まき。出なかったら買いに行きます。
「はたして種の在庫は冷蔵保存で2年間可能かどうか」の実験でございます。



苗の購入5月2日。定植5月14日。

2週間もほったらかし。遅い、遅すぎる。

山菜採りだの受粉だのにかまけていたら雨降りが続き、思い切り定植が遅れました。
きゅうりの下葉に苦土欠の症状が出るに及んで、焦りまくったわたくし。

さらにナスが徒長気味で「ああ~、やっぱ小さい苗買って失敗した~」的な
「もうダメダメ」感が漂いつつ、定植が終了しました。

「雨がざあざあ降った翌々日」というのが定植の理想の日。

14日、理想そのままの日でしたが、何せ気相が高い畑ですから、
カランカランに乾いておりました。ちょびっと掘ってもいまいち湿ってる程度です。

ま、いっか。

うまいトマトができるさ、きっと! と希望と妄想で欲を膨らませて、
まじめに支柱立てもいたしました。生まれて初めて支柱がうまく立てられたです。

やればできるじゃん! 何もかも結果オーライ! 問題なし!!!
よしよし自分エライ! とか思いながら作業終了。4時間もかかりましたです。

gazou 008
4時間のうちの30分は圃場周りに糸を張ることに費やされました。フツーの木綿糸です。
高さ40センチと15センチ、2カ所ぐるりと張りました。豆の種まきをしたので、鳥よけでございます。
地上40センチの高さに何か障害物があると、鳥は飛んできて着地することができません。
地面を歩いてくる鳥用には15センチ。細い糸一本なのですが鳥が来なくなるから不思議です。



さて、定植をしても、すぐに水やりをしてはいけません。

「定植前に鉢にじゅうぶんに水を与えておき、1週間はほっとけ!」と
元栃木農試で、その後MOAの農業大学校で校長先生をして
今は家庭菜園の本を何冊も書いていらっしゃる木嶋利男さんの本に書いてありました。

師匠・西出隆一さんもそうおっしゃいます。
なぜか。理由は吸水根と吸肥根とは生える位置が違うからなのでした。

定植後、最初に伸びるのが吸水根。

定植後すぐに水をじゃんじゃんやると、
土のなかふか~く伸びて行くはずの吸水根が浅い部分に伸びてしまい、
乾きに弱くなるそうなのです。

2009年、なんちゃって有機ほんたべ農園ではこの木嶋先生の本を信じて
ナスに3日間水やりをしませんでしたが、しおしおになってるのを見てかわいそうになり、
思わずじゃんじゃん水をやってしまいました。

gazou 015
ウリ科作物の雌花ってかわいいっすよね~。きゅうりなんかとくに「うひっ」って感じ。
雌花はついてるけど雄花がまだ咲いてないので、この花は着果できないかも。悲しい。早く咲いて。



その後も水やりはよくやってたので、特に乾きに弱いナスだった記憶はなく
というか、今までになく収量が多かったため、
「いいんじゃん! 水やっても!」とちょびっと思ったりしたのでした。

今回もしおしお状態のナスを見たら、たぶん雨にぬれてる子猫を拾うように
じゃんじゃん水をやってしまうに違いありませんが、とりあえず現在のところ
「水は1週間やらん!」と心に誓っています。

その点トマトはほっといても活着するので、気になりません。
しおれててもそのうち元気になるのがトマト。
ある意味3段目開花まではほったらかしで平気です。大丈夫です。

gazou 009
15日の午後にはしおしおになってました。しかもナスだけ。
ちょびっと水をやりましたです。このしおしお感、やっぱ水やりしちゃいますですよ。
しかしなぜ、毎回そうだけど、トマト・きゅうりはしおしおにならないのか。不思議だ。



そして今悩んでいることがひとつ。

山梨県のすもも農家、古郡正さんに「栄養週期の小技」を聞いてしまったのです

それは、トマトが活着して第一花が咲いたあたりで、
栄養成長から生殖成長のスイッチに切り替わる後押しをするために、
「リン酸の単独的効果をねらえ!」と言われたのでございます。

何をするかと言うと、過リン酸石灰を100倍に溶いた水を1株に1リットルくらい与えるのです。
そうしたら半日から一日後、栄養週期で言うところの「単独的効果」が現れるのです。

何のことかわからないと思われるでしょうが、
書いてるわたくしにだってさっぱりわかっておりません。
でもその「単独的効果」というのが見たいのです。

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全然肥料分の足りない感じの第一花。この苗だけデルモンテの特別なトマト。
その他は全部自根なのですが、さすがデルモンテ、でちょっとお高い苗だったのでした。
自根トマトと味を比較しようかしらと思って購入したんですけど。それ以前に枯れないでって感じ。



すももの古郡さん、さくらんぼの奥山博さんがおっしゃるには(二人とも栄週の達人)、
「新芽がキラキラと輝き、葉の緑色がパアッと変わる」のだそうなのですよ。

どんなもんだか見たいじゃないですか!!
そして「当社比」の写真を撮りたいじゃないですか!!!

しかしわたくしの畑はすでに石灰が過剰な畑、
とりあえず土壌バランスは整っているのです。
そこに過リン酸石灰…思い切り化学肥料だし。…どうしよう。うーん。

まあ、トマトが活着するまで、あと少しあるし。

とりあえず過リン酸石灰を探してみて、売ってなかったらそれは運命。
ちょうどいい1kg袋とかが売ってたら「とりあえずやってみろ!」という神様の指示
…ってことにしよう、他力本願だけど。いいんだ、それでOKだ!

gazou 006
ところどころにハーブ苗を植えて、ハーブ的生活を楽しもうと画策しています。
マジョラムは夏野菜と相性が良くて、オムレツに入れるとそりゃもうおいしいハーブ。
その他、天敵のためにカモミールも定植しております。早く繁殖してくれ、天敵君たちよ。



ついでですが、枝豆の本葉が5枚出たあたりでも過リン酸石灰をまくと
ものすごく収量が上がるらしいのでした。
でも、生長点を摘んでも収量が3倍になるんだよなあ(当社比)。

過リン酸石灰か、生長点か。
っていうか、西出さんか古郡さんか、科学的な有機農業か栄養週期かってことですよ。


「指導者は一人にするべし。

技術のつまみ食いをしてたらいいものはできない」

by 西出隆一


うーん。

悩むわたくし。


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No title

ほんたべさん、こんばんわー。チャレンジ精神がいっぱいの畑になりましたね。試されているのは、ほんたべさんよりも、野菜たちの方(苦笑)

そういえば、母や祖母も、植えた後はあまり手を加えないみたいです。
自然の力に任せるみたなことを言ってました。過保護はよくないのかもしれませんね。(という僕は過保護なので、つい水を与えてしまって、ヒョロヒョロの苗を出したことがあります)。

「手を加えるよりも、支えてあげる。」そういう気持ちが、生き物を育てるには大切なことなのかも。

指導者は、毎年一人に決めてみてはいかがでしょうか?来年もあることですし、何年も続けてゆけばいいかと思います。

Re: No title

駆動さん

こんばんは。

>試されているのは、ほんたべさんよりも、野菜たちの方(苦笑)

あははは。その通りですね~(^^ゞ

> 過保護はよくないのかもしれませんね

そうなんですよね。
わかってはいるんだけど、ついつい何かしたくなってしまうんです。

実は私は「愛しすぎる女」なんです。
水やりしすぎてサボテン枯らしたり、餌やり過ぎてらんちゅう殺したり。
限度がよくわかってないんですね~。

反面、過保護にしないと決めるとほったらかしにして枯らしたりもするんですよね。
程度がわかってないのかもしれません(苦笑)


> 指導者は、毎年一人に決めてみてはいかがでしょうか?

そうなんですよね。
一年のうちにふたつ実験してみたいという欲が良くないのかも。

実は過リン酸石灰が売ってたので、買っちゃいました。
神様は「実験しなさい」とおっしゃったのだと思っております。

「単独的効果」が、写真で見てもわかるようなものだといいな~と今から妄想しています。

No title

ほんたべさんこんばんは。

>Fuさん、なんつーか、マニアって感じがします。マニアな方だったのですね
(前記事のコメント欄)。

あの、この言葉そっくりそのままお返しさせていただいてよろしいでしょうか?
栄養周期なるものの「当社比」、明らかな違いが出てくるようならまたブログアップしてくださいね。
楽しみです。

水やりの極意→定植後1週間はほっとく、ですか。なるほど。
植物の種類、株の状態、土の状態、天気等々にも左右されるでしょうが、
なるほどまずは植物を飢餓状態にしてやる、と。
「愛しすぎる女」にとってはひどくつらい1週間なわけですね。
でも強い子を育てるためにはこのくらい鬼にならないと、ですね。

追伸。
今回の記事とは無関係ですが、
ほんたべさんが興味あるかもしれない記事を見つけましたので、お知らせします。

「欧州の有機志向、チェルノブイリで加速」
http://www.alterna.co.jp/5408

今回の原発事故が逆に有機農業・農家にとって追い風になればうれしいな、と思います。
すでにご存知でしたらすみません。

ではでは

Re: No title

Fuさん

> あの、この言葉そっくりそのままお返しさせていただいてよろしいでしょうか?

ははは、やっぱりそうですか?
そうかな~とはちょびっと思っていました(笑)

> 栄養周期なるものの「当社比」、明らかな違いが出てくるようならまたブログアップしてくださいね。

写真に写るといいんですが…。
ちなみに今回「アタシたち活着したわよ!」というのが色合いでわかりました。
観察してみるもんですね。

> 「愛しすぎる女」にとってはひどくつらい1週間なわけですね。

そうなんですよね~。
結局その後も、ナスのしおしおを見るたび、水やっちゃってます。

枝豆が芽を出しつつある感じで土が盛り上がってるんですが、
その土を掘ってのぞきたい衝動にかられて困りました。
近所のじいさまに「枝豆は水やり過ぎると腐るからね~」とか言われちゃったりして。


> 「欧州の有機志向、チェルノブイリで加速」
> http://www.alterna.co.jp/5408
>

知りませんでした。
見てみます。
ありがとうございます。

有機の方が放射能汚染の分解力が強いと少しずつ噂になってますが、
明確なデータがあるわけじゃないらしいですね~。

でも自分的にはナウシカの腐海のような、植物や自然の能力に期待してます。

プロフィール

ほんたべ

Author:ほんたべ
手島奈緒
おいしい食べものをつくる人を紹介したり応援したりしております。ブログをまとめた著書『いでんしくみかえさくもつのないせいかつ』(雷鳥社)『まだまだあった! 知らずに食べてる体を壊す食品』(アスコム)『儲かる「西出式」農法』(さくら舎)など。現在ハンター修行中。

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