チッソ不足という人災

gazou 006
どなたのサナギか存じ上げませんが、ピーマンの葉の上に正々堂々といらっしゃいました。
こんな目立つところでサナギになるなんてアホなやつ。鳥に食われるぞ~。



定植後10日経ち、さすがに活着しただろう苗たちを観察し、
ミョーに生育が悪いことに気づきました。

「なんか緑色が薄いんだよなあ。もしかしてチッソ不足?」

ナスなんかもっと新芽が真っ黒になっててもいいはずなんだけど。
いやいや、6kg入ってるはず。その前にカルス入れた時のも残ってるはず。
なぜ足りないんだ。あるのに吸えてないだけかも。

「おかしいな~」 

再度メモを見返して気づいた衝撃の事実。
1反あたりのチッソ量が、思いっ切り間違ってるではありませんか!!
思わず「うひゃおうぉおぅう」と奇声を発してしまいましたよ。

gazou 003
いつまで経っても緑が薄いトマトちゃん。小さいながらも花は咲いて着果してるのが不思議だ。
しかし6kg入っててこんなに生育悪いんじゃ、無施肥栽培ってどんななんだろ。見たいなあ。
菜っ葉はできると思うけど、果菜類をどうやって作るのかなあ。知りたいなあ。


反当たり2kg入ってればいいと、何見てそう思ったのか。
全く覚えていないわたくし。

トマトは1反あたり1トン採るのにチッソ分が2.95kg必要なのでした。
で、元肥としては10kg必要なのですよ。全然足りないのですよ。
メモのどこにも2kgとか書いてないんですよ。あああああ、全然ダメ。

もしかして、夢? 夢を見てたのか、自分?

ってことで、チョーあわてて、追肥することにいたしました。

そこで思い出した悲しい記憶。

2009年に果菜類を作った際に、15平方メートルの区民農園の面積を、
何を勘違いしたのか10平方メートルと思いこんで施肥設計したため、
やっぱり初期のチッソが足りなくて、生育不良のきゅうりに病気が発生したのでした。

gazou 001
さすが、お高いデルモンテの苗。一番生育がよく、きちんと第一花房第一果が着果しました。
自根の方が味がいいっていうけど、接木苗の方が育てやすいってのはほんとかも。
なんちて。チッソ不足を棚に上げてこんなこと言ってはいけませんね。ははは。


しかも面積間違いに気づいたのは、今年になってからでした。

「あっ、15平方メートルだったんか! そりゃあ、チッソが足りないはずだわ…」 
全体的に初期生育が悪く、追肥で盛り返すということを繰り返したのは
全部自分の思い込みのせいだったのでした。

今回もきゅうりが青息吐息になっており、着果はしたものの生育不良状態。
時折ウリハムシがたかってるのを見るにつけ、怒涛のような不安が押し寄せております。

まあ、某D社勤務時代からとりわけ算数に弱いことで有名だったからね。
数学じゃなくて算数だからね。もう小学生並みなのよ。でもね、
社会人的にはエクセル使えれば問題ないわけ。だから別に気にならなかったのね。

っていうか、今回は算数以前の問題で、メモ見間違えるなんて、
なんつーか、視力というか認知能力の末期的症状なんじゃないかしら。

よくこんなことで取材とか編集とか校正とか、請求書の起票とかやってたわよね。
ぶつくさぶつくさ…。

gazou 011
硝酸態チッソ簡易測定キット。土を水で希釈して試験紙の色合いで硝酸態チッソが測れます。
2年前にもらったのを思い出し、あちこち探しまくって見つけて「やったあ!」と思ったのも束の間、
取扱説明書に希釈倍率が書いてないのでした(泣)。やっぱECメーターが必要か…。



移植ゴテ一杯ずつ追肥をしながら、『奇跡のりんご』の木村秋則さんのように
「頼むからチッソを吸っておくれ」とトマト、ナス、きゅうりたちに話しかけるわたくし。
誰も返事をしてくれませんでした。当たり前か。

こんなことになるなら大量に肥料入れとけばよかったかなあ…とか、
科学的な農業など、そもそも算数のできない自分は向いてないんじゃないか
などという疑念がわき上がり、現在失意のどん底。

でも本日、枝豆の種を買うついでに、きゅうりが枯れた時のために、
抜け目なく「四葉きゅうり」の種を購入しました。

今のきゅうりも愛してるけど、枯れたら新しいきゅうりを愛することにするわ。
だって今年は無農薬きゅうり祭りを楽しみにしてたんだもの。

愛しすぎる割に冷めるのは早いわたくし…すまん、シャキットきゅうりたちよ。

gazou 002
トマトの脇芽が出てきたので取らなきゃいけないんだけど、晴れた日の朝がベスト。
なぜかというと、傷口が早く乾くから。植物も人間と同じで、傷ついたところから病気に感染するのでした。
ってことで、いつ取ろうか思案中。これを糖度計で測って、糖度が5度あれば正しい生育。



で、追肥をしたら梅雨入りしましたよ。

梅雨…病気となめくじの季節。日照不足で未消化のチッソが大量にたまり、
梅雨の間の晴れ間でアホほど暑くなると、病気がぐわっと広がる季節。
気圧の低下とともに血圧も下がり、一日中丸くなっていたい季節。

いや~、チッソ不足でこの梅雨を乗り切れるのかな~。

経験不足を知識で補おうとして、知識に裏切られた…っていうか、まあ、その、
全部自分の「うっかり」のせいなんですけどね。

心の底から、追肥が早急に効くことを祈っています。神様、お願い(すでに神頼み)。


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No title

ほんたべさんこんばんは。

大変失礼ながら笑ってしまいました。
「ものすごくでかい間違い」ってコレだったんですね。

この際どこかの政治家さんみたように人災ではなく「異常に巨大な天変地異」だったんだ、と思い込みましょう(笑)。
きっと気が楽になると思いますし、もしかしたら免責されるかも(←何から?)

ともあれ、お気を落とさずに。

ではでは v-22

Re: No title

Fuさん

こんばんは。

> 「ものすごくでかい間違い」ってコレだったんですね。

そうなんですよ~。
緑のカーテンの失敗なんかぶっ飛びますよ、ほんと。

何考えてたんだか…ほんとに。


> この際どこかの政治家さんみたように人災ではなく「異常に巨大な天変地異」だったんだ

あっ、これいいですね。そう思うことにしよう。
ちょうど台風の吹き返しも来てるし。

ところで今日行ってみたら、トマトとナスは盛り返してました。
でもきゅうりはダメみたいです。
なんできゅうりがダメなんだろう…いつか西出先生に聞いてみよう。

ともあれ、なぐさめの言葉が身にしみました(泣)
ありがとうございます~。
プロフィール

ほんたべ

Author:ほんたべ
手島奈緒
おいしい食べものをつくる人を紹介したり応援したりしております。ブログをまとめた著書『いでんしくみかえさくもつのないせいかつ』(雷鳥社)『まだまだあった! 知らずに食べてる体を壊す食品』(アスコム)『儲かる「西出式」農法』(さくら舎)など。現在ハンター修行中。

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