栄養週期で緑のカーテンに再チャレンジ

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6/25(土)の収穫物。シャキットきゅうり2号からきゅうり三本目。糖度は4度ありました。
大葉、パセリ、糖度検査用のトマトの脇芽。早くこのカゴいっぱいの野菜が採れるといいな。



暑いっすねー! もう!

早朝5時とかに畑に行かないと、熱中症になりそうです。

10時過ぎなんてもう、お日様にケンカ売られてしおしおになっちゃいますよ。
しかし野菜はどんどん元気になり、夏野菜が夏野菜らしくなってまいりました。

生育が悪くてやきもきしたナスもなんとか盛り返してきたですよ。

ナス&ピーマン、このお二人はチッソがとってもとっても好きなの!という野菜。
ボカシ(4:7:2)を追肥してもまだまだ足りないため、葉面散布剤を購入しました。

アミノ酸液肥「アミノマリーン」。魚のニオイがするので、猫に注意です。
チッソ分6%。有機JASでも使える資材。しかもお安かったです。

反面、それほどチッソがいらないトマトは順調に生育しており、
どういうわけだかデルモンテ君と自根トマト1号はチッソが足りなめ、
自根トマト2号と3号はチッソ過剰の樹形になっております。

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左1号、右2号。同じ畑のトマトと思えない樹形。1号は粛々と着果してるけど数が少なく、
2号は一段に4~5個の着果があるけどまだ果実が大きくなってません。同時期の定植なのに。
たぶんこの中間のチッソ量がちょうどなんだろうなあ。



追肥をする際に、2号と3号には移植ゴテ1杯分余分にしちゃったんですなあ。
でも、現在5段目まで花が見えてます。
6段目の花が咲いたら1段目が収穫ですから、収穫まで、あと2週間位かな。

2009年ほんたべ農園より、トマトは上手にできております。

やったことにたいしてちゃんと植物は返事をしてくれてますから、
ある意味コミュニケーションが取れてるんじゃないでしょうか。なんちて。

今回の教訓は、トマトとナス・ピーマンは同量のチッソ分ではダメってこと。
(きゅうりはトマトよりもちょびっと余分に必要みたいですが)
トマトは10kg(反)、ナス・ピーマンはその3倍位必要らしいです。

よく考えてみると、モミガラ投入時のチッソ分も指定どおりに入れたのですが
モミガラの量が多かったのか、チッソ飢餓を起こしていたような気もするのでした。
粗大有機物を大量に入れる際にはチッソ飢餓に要注意です。
知識としては知ってたのに…むき~っ!て感じです。

失敗は成功の母とか申しますので、来年はこの経験を糧に
すんばらしいトマトとナス・ピーマンが作れるんじゃないかと思っております。

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頼みの綱のアミノ酸資材「アミノマリーン」。グルタミン酸とかアルギン酸が入ってますよ~。
アミノ酸なのですぐたんぱく質になってくれるんですね。3週間に一度葉面散布です。
1リットル1,000円。2000倍希釈なのでけっこうお得。

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チッソが足りない色合いのナスの花。紫色がもっと濃くないといけないのです。
で、アミノマリーンを葉面散布します。どんな感じで効くのかな。興味津々。



さて、先日本庄市の瀬山明さんちへ遊びに行きましたら、
「栄養週期の考え方がちょっと間違ってるからこれで勉強したら」と、
『家庭菜園の実際』という栄養週期の本をプレゼントしていただきました。

ありがとう!!瀬山さん!!
毎日寝る前に読んでます! 瀬山さん!!

『家庭菜園の実際』は、栄養週期理論を提唱した大井上康さんが、
一般ピープル向けに書いた本で、栄養週期の考え方の基礎がわかります。

非常にシンプルでわかりやすく、さらになんと、ひとつ発見がありました。

わたくしが師匠と尊敬している西出隆一さんの考えは、
「土づくりをきちんとすることにより高品質の作物を大量に作る」ですが、
栄養週期は「土からではなくその都度単肥(※)を与えて高品質の作物を作る」理論。
※複合肥料ではなく、リン酸・カリ・カルシウム・チッソ分のみの肥料。
速効性のある化学肥料を主に使う。

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わたくしのバイブルとなりつつある『家庭菜園の実際』(農文協・大井上康著)と、
保全生物的防除研究会 代表・根本久さん著の『野菜・草花・果樹・庭木の病害虫がわかる本』
(成美堂出版)。虫・病気写真が満載で、自分の畑の病害虫同定に非常に役立ちます。
でもま、わかっても何もしないんですけどね…わたくし的には「知ること」が面白いので大変楽しいです。



通常、野菜の肥料は、元肥と追肥という考え方で行いますが、
栄養週期では、「無肥料出発」と言って無肥料の状態で作物を植え付けます。
植物の生理に合わせて、その都度必要な成分を与えるのです。

もちろん土づくりという点で堆肥など腐植成分はきちんと入れるのですが、
肥料分は毎回「単肥」。化学肥料だから有機JASは取得できません。

土に必要分肥料を入れて、植物が吸うのにまかせるのではなく、
人間が植物の成長に合わせて肥料を吸わせてやる…そんな感じでしょうか。
ある農家が「栄週は生育のコントロールが思うようにできて楽しい」と言ってたのは、
こういうことだったのです。

しかし、わたくしの畑は、右往左往しながらも西出理論で栽培しております。
(西出さんは絶対にしない計算間違いしまくってるけど)
栄養週期を取り入れると、西出理論の結果がわかんなくなっちゃうのです。

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自根トマト2号の花の先に葉っぱがついてます。こういうのチッソ過剰の証拠。
早めに摘み取り果実を充実させてやります。どうも一時的に大量にチッソが効いた様子。

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暑くなってきたらモロヘイヤの生育が良くなってきました。種まきが早いとダメなのね~。
お茶や菜っ葉に放射能が出たことから、おそらく栄養成長中に収穫する野菜が放射能をよく吸ってる、
ってことはわかってるんだけど、モロヘイヤもパセリも大葉も大好き。よく洗って食べればいっか!



で、すんばらしいことを思いついたですよ。
栄養週期はプランターでの野菜栽培に向いてるんじゃないかしらん。

そしてふとベランダを見ると、昨年大失敗した緑のカーテンのプランターが…。
失敗を思い出すのがイヤで、ほったらかしてるから草ぼうぼう。
月1位の割合で「なんとかしろ」と夫ちゃんに注意されておるのですが、
これで緑のカーテン再チャレンジってのはどうだ!

しかも、栄養週期で!

ってことで、プランターでゴーヤ栽培に取り掛かることにしました。
とりあえず微生物資材だけ入れて無肥料出発。

ゴーヤの種まきにはチョー遅すぎるってところには目をつぶって、
8月には山ほどゴーヤが採れることを信じておりますです。

うまく行ったらゴーヤチップスを大量に作って、飲んだくれちゃおうっと。


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西出隆一さん

西出隆一さんは本を出されないのですかね?
講演や指導での原稿や資料などで、
基本的な材料はすでに揃ってるでしょうし、
その知見を後世に広く伝えるべく、
ご年齢的にもぼちぼち本にまとめられたらという気がしますけども。
優秀な編集者さんがいればさくさくっと。
本にするのは嫌だとかあるんですかね?
すでにほんたべさんが打診して断られてたりしますか?

Re: 西出隆一さん

H2さん

いろいろな出版社からお話はあるみたいですよ。

最近本の話はしていないので、どのように考えられてるか知らないのですが、
以前聞いた時はまだ暇がないみたいなことをおっしゃっていました。

西出会の会員の質問に答えたり、自分の仕事もあるので。

西出会に入会すると、会報でいろいろと技術情報が得られます。
月一回会員に配布されているのですが、最近は作物別の栽培技術を連載されています。

No title

ほんたべさんこんにちは。

やっと決意されましたか、プランター de 緑のカーテン!
やっぱりやるんじゃなかろかなーと思っとったです。

栄養週期っていう実験君みたいなことで俄然やる気になったんですね。
なるほど、よーく分かります。
かくいう自分も2つのプランター並べて実験中なもんですから。
今のところ、栄養をまったくあげてない方は葉の色、大きさともに劣ってます
(当たり前か!)。

> ゴーヤチップスで飲んだくれる

う、お供いたします(じゅるっ)

根本先生のご本、自分も折に触れて開いてます。労作ですよね、これ。
最近では、「こんな害虫うちにも来てくれないかなー」なんてバカなこと考えるほどです。

ではでは

Re: No title

Fuさん

> プランター de 緑のカーテン!
> やっぱりやるんじゃなかろかなーと思っとったです。

わはははは。とうとうやってしまいましたですよ。

> 栄養週期っていう実験君みたいなことで俄然やる気になったんですね。

そうなんですよ。

せっかく土があるのに、土でやるのはなんかもったいないなあと思って。
でもプランターこそ、非常に効果が見えやすく、高品質なものができるんじゃなかろうかと。

栄養週期も高品質多収の技術なので、今から楽しみなのでございます。
幸い先生はたくさんいらっしゃるので、わかんないことは電話で聞いて、実験くんですよ~。

わくわくですよ~。

> 最近では、「こんな害虫うちにも来てくれないかなー」なんてバカなこと考えるほどです。

うひい。それはイヤ~。
食事中や寝る前にあの本を見るのは厳禁です!

わたくし、心に余裕がある昼間にしか読んでませんです。
なんかちょっと見た目グッとくる虫とかいるじゃないですか!!!

Fuさんは虫が好きなんですね~。

No title

ほんたべさん、おはようございます。こちらはずーっと雨が降っています。梅雨入りしたら、空気が水っぽく、まるで水中の中にいるよう・・・

>『家庭菜園の実際』
僕も少しだけ読んでます!人間の成長と同じような栄養の与え方だなぁとなんとなく思いました。でも、西出理論とはまた違う理論ですね。

>緑のカーテン
いいですねー♪ゴーヤがいっぱい実った姿を楽しみにしています。

熱中症にはお気をつけてー!

Re: No title

駆動さん

今日は暑かったですよ~。
蒸し暑いから、早く梅雨があけて夏も終わって、さっさと冬になって欲しいです(笑)

> >『家庭菜園の実際』
> 僕も少しだけ読んでます!

おお、購入されたのですね!
面白いですよね~。作物の生理もよくわかるし…ほんと、いい本だと思います。

>でも、西出理論とはまた違う理論ですね。

栄養成長と生殖成長という言葉を覚えると、なんだかんだわかりやすいので便利です。
西出さんもよくそう言われますよ。
理論は違うのですが、植物生理の観察力は同じなのだと思います。

> 熱中症にはお気をつけてー!

ありがとうございます。
ゴーヤのご報告ができるよう、勉強します!

プロフィール

ほんたべ

Author:ほんたべ
手島奈緒
おいしい食べものをつくる人を紹介したり応援したりしております。ブログをまとめた著書『いでんしくみかえさくもつのないせいかつ』(雷鳥社)『まだまだあった! 知らずに食べてる体を壊す食品』(アスコム)『儲かる「西出式」農法』(さくら舎)など。現在ハンター修行中。

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